●芝が●芝セラミックのMBOを進めて、ほぼ前後してアメリカの原発プラント会社を買ったりとか、わりと最近に見たり聞いたりしたいろんなことが思わず(笑)頭をよぎりますが、たしかに著者の履歴が気になりますね。「業界人必読・大反響」なるキャッチコピーも納得です。しかし、アマゾンの売上ランキング、落ちていくのが早すぎませんか?現時点で一万位以下?ここまで面白いのに。。
【2014年4月16日追記】
2014年4月11日付の東洋経済オンラインの記事で著者ご本人がカミングアウトされているのでここにも明記しておきますが、実はこの本の著者は現・「経営共創基盤マネージングディレクター・パートナー」の「塩野誠」さんです。シティバンク、ゴールドマンサックス、ベインアンドカンパニーからワシントン大学に留学され(おそらくこの前後の時期にこの本をペンネームでお書きになったようですが)、その後ライブドア証券副社長などを歴任したM&Aアドバイザリーの専門家でいらっしゃいます。備忘がてら。
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東京ディール協奏曲 単行本 – 2007/7/30
栗山 誠
(著)
買うか、買われるか。巨大外資vs.若者3人!
企業買収を画策する巨大外資系金融機関の前に立ちはだかったのは3人の若者だった! 表参道、香港、ドバイ、ニューヨークを舞台に圧倒的なリアリティで描く新世代ビジネス・エンターテイメント。
企業買収を画策する巨大外資系金融機関の前に立ちはだかったのは3人の若者だった! 表参道、香港、ドバイ、ニューヨークを舞台に圧倒的なリアリティで描く新世代ビジネス・エンターテイメント。
- 本の長さ256ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2007/7/30
- ISBN-104087804720
- ISBN-13978-4087804720
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2007/7/30)
- 発売日 : 2007/7/30
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 256ページ
- ISBN-10 : 4087804720
- ISBN-13 : 978-4087804720
- Amazon 売れ筋ランキング: - 967,102位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 21,997位日本文学
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2011年8月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とりあえず普通に面白かった。経済小説等好きな人にはお奨めする。
専門用語や業界で良く使う略語も出てくるが、読み続けるのに支障はない程度。
ただ、残念なのは、回収されていない伏線があることと、主要なストーリーが、
半分ノンフィクション的なリアリティのある話にもかかわらず、やや無理のある展開があることぐらいか。
なので星一つ減らして4とさせていただいた。
専門用語や業界で良く使う略語も出てくるが、読み続けるのに支障はない程度。
ただ、残念なのは、回収されていない伏線があることと、主要なストーリーが、
半分ノンフィクション的なリアリティのある話にもかかわらず、やや無理のある展開があることぐらいか。
なので星一つ減らして4とさせていただいた。
2007年7月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昨日、アマゾンから届き、一気に読みました。
結論からいうと、確かにスピード感と市井からの現実離れ度は心地よい部分はありましたが、
登場人物の描写や、全体の背景描写などはイマイチな感があります。
このような「転」な部分がないと、小説として売りづらいのでしょうか。
あまりに、現実から離れた、ああこれはフィクションなんだなというパートがあると、個人
的には少し興醒めしてしまったというところです。
ただ、レバレッジ性を持たせた金融商品の開発や考え方、資金の調達(文中ほどグローバル
なものは実際はどうなんでしょうか・・・)など、架空とはいえ具体的なシーンをベースと
して話が進みますので、そういう点は面白かったと思います。
登場人物のキャラが、もう少し詳細かつ深く書いてあれば・・・・・。
結論からいうと、確かにスピード感と市井からの現実離れ度は心地よい部分はありましたが、
登場人物の描写や、全体の背景描写などはイマイチな感があります。
このような「転」な部分がないと、小説として売りづらいのでしょうか。
あまりに、現実から離れた、ああこれはフィクションなんだなというパートがあると、個人
的には少し興醒めしてしまったというところです。
ただ、レバレッジ性を持たせた金融商品の開発や考え方、資金の調達(文中ほどグローバル
なものは実際はどうなんでしょうか・・・)など、架空とはいえ具体的なシーンをベースと
して話が進みますので、そういう点は面白かったと思います。
登場人物のキャラが、もう少し詳細かつ深く書いてあれば・・・・・。
2007年8月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
幾つもの湧き水が小流を作りそれらが次第に大きく力強い流れを創っていく。M&Aに携わるプレーヤーでしか描くことの出来ない読者に実感を与える描写と、血の通った登場人物の会話。リアリティとダイナミックさを肌で感じる。本を読み終わると、著者が創るこの世界から離れがたく、この世界で生きる架空の人物との別れは辛かった。
2014年9月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大手銀行をやめ失業中の水原はハローワークから紹介得たフィナンシャルアドバイザーファイラボ。社員たった二人の会社。
勢いで入ってしまった水原は社長の霧谷の足でまといになりながらも必死についていく。
MBOを成功させるためにいろいろ学びながら成長していく。
MBO成功後会社は解散。
莫大な報酬を受け取りMBOの会社に入社する成功物語の一種。たかが3人の会社でいくら霧谷ができるからといってでき過ぎのストーリー。
M&AやMBOを扱う会社にはこの手の会社もあるが作品はどうもしっくり来ない。
一般文学通算1268作品目の感想。2014/09/01 18:10
勢いで入ってしまった水原は社長の霧谷の足でまといになりながらも必死についていく。
MBOを成功させるためにいろいろ学びながら成長していく。
MBO成功後会社は解散。
莫大な報酬を受け取りMBOの会社に入社する成功物語の一種。たかが3人の会社でいくら霧谷ができるからといってでき過ぎのストーリー。
M&AやMBOを扱う会社にはこの手の会社もあるが作品はどうもしっくり来ない。
一般文学通算1268作品目の感想。2014/09/01 18:10
2007年10月23日に日本でレビュー済み
人間暗いうちは滅びないとはよく言ったもので、登場人物のひとりである水原が底辺から世
界を見るところから物語りは始まる。そしてその水原をすくい上げるのが怖いもの知らずの主
人公、霧谷。自分のディール(老舗日系メーカーの有力子会社の買収)に彼を強引に巻き込む。
そしてその渦に水原は逆らえない。いや逆らわないのか。本物には有無を言わせぬ説得力や強
制力があるということだろう。
仕事は楽しいからやる。気に入った人間と一緒に。そしてもちろんたんまり稼ぐ。この小説
を読んでいて感じたのは、登場人物の思考や嗜好がシンプルであること。そして節々にある言
葉がキャッチーでこれもまたたまらない。霧谷のよさは背負っている荷物が軽く、身軽だから
こそ、思う存分ちからを発揮しているところだろうと思う。そこが爽快に見えるのだ。
だからこそ、「この世界、動けるものが勝つんだよね」という帯にある言葉は、読んだあと
に見事な納得感を与えてくれる。
現代人が陥りがちな虚無感が一欠けらも見えず、躍動感と開放感、そしてワクワク感が自然に出てくる素敵な企業買収エンターテイメントでした。そしてやっぱりヒーローは殺しても死
なない。
最後に、続編を心から楽しみにしております。
界を見るところから物語りは始まる。そしてその水原をすくい上げるのが怖いもの知らずの主
人公、霧谷。自分のディール(老舗日系メーカーの有力子会社の買収)に彼を強引に巻き込む。
そしてその渦に水原は逆らえない。いや逆らわないのか。本物には有無を言わせぬ説得力や強
制力があるということだろう。
仕事は楽しいからやる。気に入った人間と一緒に。そしてもちろんたんまり稼ぐ。この小説
を読んでいて感じたのは、登場人物の思考や嗜好がシンプルであること。そして節々にある言
葉がキャッチーでこれもまたたまらない。霧谷のよさは背負っている荷物が軽く、身軽だから
こそ、思う存分ちからを発揮しているところだろうと思う。そこが爽快に見えるのだ。
だからこそ、「この世界、動けるものが勝つんだよね」という帯にある言葉は、読んだあと
に見事な納得感を与えてくれる。
現代人が陥りがちな虚無感が一欠けらも見えず、躍動感と開放感、そしてワクワク感が自然に出てくる素敵な企業買収エンターテイメントでした。そしてやっぱりヒーローは殺しても死
なない。
最後に、続編を心から楽しみにしております。
2007年8月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最近流行のM&Aを題材にした経済小説です。一味違うのは、情報漏洩事件でサスペンス性を加えたところ。物語は、ボスの霧谷の軽めのキャラもあって軽快に流れます。難しい経済用語もなんとなく雰囲気で理解できます。ひょっとしたら理解しているのではなく、この物語を読むのに経済知識は必要ないのかもしれません。
でも、登場人物の設定が弱いような気がします。なぜ、霧谷は、ファイラボ社を起こしたのか、多分今回のMBOのためだけに?かなり興味を惹かれたのですが、答えはありません。また、谷崎のリンに寄せる思いも、すべてを失うことも厭わない何かがあったはずですが、本社での派閥抗争に破れ、出向先でも、その流れが断ち切れなかったことになっています。軽快さにもう一段の心理描写が欲しかったです。全体的には、よくできた作品だと思います。
でも、登場人物の設定が弱いような気がします。なぜ、霧谷は、ファイラボ社を起こしたのか、多分今回のMBOのためだけに?かなり興味を惹かれたのですが、答えはありません。また、谷崎のリンに寄せる思いも、すべてを失うことも厭わない何かがあったはずですが、本社での派閥抗争に破れ、出向先でも、その流れが断ち切れなかったことになっています。軽快さにもう一段の心理描写が欲しかったです。全体的には、よくできた作品だと思います。
2007年8月16日に日本でレビュー済み
オススメの本である。
M&Aや資金調達、それにまとわりつく人々のいやらしさと狡猾さと人間的な弱さ。
非常に読み応えがあって面白かった。最後まで一気に読んでしまったのはおそらくリアルさが原因だろう。
他の読者は自分をこの小説の誰の立場にたって読むのだろう。私は主人公ではない人に感情移入していた。
これまで投資銀行関連の経済小説は数冊読んできたが、やや浮世離れした感があったり規模感が大きすぎたりして「遠い世界」のような気がしていた。だが、この本はあまりにリアルなので吸い込まれていきそうになる。
この著者はおそらく、投資銀行の世界で割りと活発に活躍していた方と思う。むしろどうしてこのような小説を書きたくなったのかを聞いてみたい。著者名で検索しても他の本がでてこないのだが、もし2冊目を書かれるのであればまた読みたいと思う。
M&Aや資金調達、それにまとわりつく人々のいやらしさと狡猾さと人間的な弱さ。
非常に読み応えがあって面白かった。最後まで一気に読んでしまったのはおそらくリアルさが原因だろう。
他の読者は自分をこの小説の誰の立場にたって読むのだろう。私は主人公ではない人に感情移入していた。
これまで投資銀行関連の経済小説は数冊読んできたが、やや浮世離れした感があったり規模感が大きすぎたりして「遠い世界」のような気がしていた。だが、この本はあまりにリアルなので吸い込まれていきそうになる。
この著者はおそらく、投資銀行の世界で割りと活発に活躍していた方と思う。むしろどうしてこのような小説を書きたくなったのかを聞いてみたい。著者名で検索しても他の本がでてこないのだが、もし2冊目を書かれるのであればまた読みたいと思う。