2巻まで買ってみました。
最初は"また流行りのほのぼのピュアラブか"と思ってたら2巻からいい意味で裏切られました。
ピュアはピュアなんですが、その感情が単純な好きとか初々しさ一択じゃないといいますか
ピュアな感情もいろんな形でできるんだな、と。
全体的な印象としてはまさにきゅーっとなる「思春期」といった感じ、そしてすべてが対照的なもので構成されています。
主人公菜の花の"彼"とは元彼と今彼の二人のこと。
純粋な今の彼、かたや激情の昔の彼
まずこの二人の性格や恋の進め方が対照的なんですね
そして主人公は二人の彼の間で、過去の自分と現在の自分を交差させながら成長していく。
さらに、友達関係や中学時代のつたない恋愛などのシビアなリアルさと
相手の顔を見る前にその人柄で恋におちる…等のピュアさ
これもまた対照的で、それぞれのバランスがすごく絶妙。
そういう意味で絵もバランスが良いです。少女漫画の人形的綺麗さと、リアル人間的な表情。
とくに2巻の、口に出せない罪悪感と溢れ出てしまう恋心を表情で表しているところは、絵の画力とバランス感覚がうまく活かされてます。
主人公もただいい子というのでなく妙に色気があるんですよね、恋をしてる時の大胆さとのギャップも含め。
元彼を振るシーンなんかは、わざと自分が悪者になってキツい言葉を選んだりして、ドキっとしました(笑
ありがとうでもごめんね、とかいうあやふやな言葉にしないところが、この子の性格を現しているなあと。
2巻までこの全体にわたるバランスが絶妙で、ピュアでありながらどこかリアルを感じる作り。
比喩を使ったり、同時に二人の心理をクロスさせたり、話の転がし方に工夫があるのも私好みだし
それぞれの心理を丁寧に追っていて面白いです。
でも、好きキャラという観点から言えば今のところ元彼の方が圧勝!
今彼は純粋でいい子ですがまだその域を出ず、この漫画の中でただ一人まだ本気だしてない感じ。
3巻以降、このバランスがどうなっていくのか、今彼と元彼との関係性がどう変化するのか楽しみです。
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菜の花の彼―ナノカノカレ― 2 (マーガレットコミックス) コミック – 2014/7/25
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顔を見る前に告白した男の子、隼太と少しずつ距離を縮めてきた菜乃花。でも突然、中学時代の元カレ、鷹人と出会い、唇を奪われ…。恋に傷つき、恋に癒される、これは、そんな物語。
- 本の長さ176ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2014/7/25
- ISBN-104088452399
- ISBN-13978-4088452395
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2014/7/25)
- 発売日 : 2014/7/25
- 言語 : 日本語
- コミック : 176ページ
- ISBN-10 : 4088452399
- ISBN-13 : 978-4088452395
- Amazon 売れ筋ランキング: - 400,039位コミック
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2014年12月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この巻では、主人公の元彼が登場します。それによって大きくストーリーが展開していきます。過去をしっかりと見つめなおし、新たな道へと歩んで行こうとする主人公と、現実を知る元彼の心理描写が丁寧に描かれています。描写が丁寧すぎて怖すぎるシーンもありましたが、本当に感動しました。この巻では、更に友人との関係も距離が縮まって、そういったことも丁寧に描かれているので共感が持てました。この人物だけを丁寧に・・・という描き方をせず、全ての登場する人物を大事に描いているので、気持ちよく読むことができます。
2015年6月25日に日本でレビュー済み
2巻から元カレである鷹人が本格的に物語に絡んできます。
ストーリーを大きく展開させていくきっかけになるキャラだなと思いました。
しかしながら・・・、この鷹人のキャラに好感がもてるかもてないかで読み手の気持ちも
「う~ん?」となりそうな感じに思えました。
自分ははっきり言って苦手です。
この巻で、鷹人が菜乃花に「お前に言ってない」と言うシーンがあるのですが
本人に言ってなければなかったことになるの?
付き合ってた時に、菜乃花はたまたま、鷹人が友人に「思ってたのと違った」、「こっちから振った」と言ったのを聞いてしまったけど
偶然聞いてなくても、もしかしたら噂になって菜乃花の耳に入るかもしれないし
二人が一緒にいるところを見て、「別れたんじゃなかったのか?」と言われる可能性だってある訳で
そういうことを全然考えなかったのかな?
何かこういった部分が不器用っていうだけじゃなくて、自分勝手に思えてしまうんです。
優しさが見えにくい。
どのキャラもどこかしら欠点ってあるのでしょうが、好感が持てるキャラにはそれと匹敵するくらいの
魅力があるのですが、その魅力がいまいち自分には伝わってこないのが残念です。
鷹人のファンの方もいらっしゃると思いますが、一読者の感想ということで。
ストーリーを大きく展開させていくきっかけになるキャラだなと思いました。
しかしながら・・・、この鷹人のキャラに好感がもてるかもてないかで読み手の気持ちも
「う~ん?」となりそうな感じに思えました。
自分ははっきり言って苦手です。
この巻で、鷹人が菜乃花に「お前に言ってない」と言うシーンがあるのですが
本人に言ってなければなかったことになるの?
付き合ってた時に、菜乃花はたまたま、鷹人が友人に「思ってたのと違った」、「こっちから振った」と言ったのを聞いてしまったけど
偶然聞いてなくても、もしかしたら噂になって菜乃花の耳に入るかもしれないし
二人が一緒にいるところを見て、「別れたんじゃなかったのか?」と言われる可能性だってある訳で
そういうことを全然考えなかったのかな?
何かこういった部分が不器用っていうだけじゃなくて、自分勝手に思えてしまうんです。
優しさが見えにくい。
どのキャラもどこかしら欠点ってあるのでしょうが、好感が持てるキャラにはそれと匹敵するくらいの
魅力があるのですが、その魅力がいまいち自分には伝わってこないのが残念です。
鷹人のファンの方もいらっしゃると思いますが、一読者の感想ということで。
2014年10月15日に日本でレビュー済み
最近のマーガレット系の少女漫画は、主人公や周りの登場人物までもがいい子、いい人過ぎたりで癒されはするものの物足りない感じでしたが
「菜の花の彼」はそういった意味ではリアリティのあるキャラが多く、また臨場感のある描き方をされるので
ページをめくる手が止まらず一気に読み終わるほどの面白さでした。
2巻は鷹人の出番が多めで始終ハラハラさせられました。
ラストでやっと隼太が登場し一安心(?)したりと、キャラの出し方というか緩急が上手いなと思いました。
絵柄もほんわかしていてとても可愛らしいです。
この先どうなるのか続きが楽しみな作品です。
「菜の花の彼」はそういった意味ではリアリティのあるキャラが多く、また臨場感のある描き方をされるので
ページをめくる手が止まらず一気に読み終わるほどの面白さでした。
2巻は鷹人の出番が多めで始終ハラハラさせられました。
ラストでやっと隼太が登場し一安心(?)したりと、キャラの出し方というか緩急が上手いなと思いました。
絵柄もほんわかしていてとても可愛らしいです。
この先どうなるのか続きが楽しみな作品です。
2014年9月18日に日本でレビュー済み
今までにないあまりないストーリーかと思います。
ただのほのぼのじゃない〔お決まりほのぼの仲良しカップル系はもう読み飽きたし〕
漫画なんだからちょっと怖いくらいのドロドロがあってもいいと思う。
元彼いいね。自分は好きです。
続きがとても気になるコミックです。
ただのほのぼのじゃない〔お決まりほのぼの仲良しカップル系はもう読み飽きたし〕
漫画なんだからちょっと怖いくらいのドロドロがあってもいいと思う。
元彼いいね。自分は好きです。
続きがとても気になるコミックです。
2014年8月27日に日本でレビュー済み
一巻が面白かったので二巻も即購入しましたがちょっとガッカリ。ほんわかしたキャラクターとストーリーが魅力的で桃森×鉄骨コンビは良いと思いますが二巻で出てくる元彼…性格こじらせすぎな気が…。中2病かってぐらいの性格で引き気味に見てしまいました。これからの展開で登場回数も増えるかと思うと3巻の購入も考えてしまいます…他の登場人物が魅力的なだけにガッカリです。