少女漫画の王道を短編でサックリと味わうことが出来るかと思います。
椎名先生の絵がとてもキレイですしね・・・!
お姫様ズの勝気な表情、切な気な表情、どれもいいです。
です。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
お伽話をあなたに 1 (りぼんマスコットコミックス) コミック – 2001/2/15
椎名 あゆみ
(著)
昔々、ある王国に大変気の強い美しい姫と出世欲に燃える自信家の青年がおりました。青年は娘の美しさに一瞬で心を奪われ、恋に落ちたのですが……。
- 本の長さ159ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2001/2/15
- ISBN-104088561945
- ISBN-13978-4088561943
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2001/2/15)
- 発売日 : 2001/2/15
- 言語 : 日本語
- コミック : 159ページ
- ISBN-10 : 4088561945
- ISBN-13 : 978-4088561943
- Amazon 売れ筋ランキング: - 432,023位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
カスタマーレビュー
星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
全体的な星の数と星別のパーセンテージの内訳を計算するにあたり、単純平均は使用されていません。当システムでは、レビューがどの程度新しいか、レビュー担当者がAmazonで購入したかどうかなど、特定の要素をより重視しています。 詳細はこちら
7グローバルレーティング
虚偽のレビューは一切容認しません
私たちの目標は、すべてのレビューを信頼性の高い、有益なものにすることです。だからこそ、私たちはテクノロジーと人間の調査員の両方を活用して、お客様が偽のレビューを見る前にブロックしています。 詳細はこちら
コミュニティガイドラインに違反するAmazonアカウントはブロックされます。また、レビューを購入した出品者をブロックし、そのようなレビューを投稿した当事者に対して法的措置を取ります。 報告方法について学ぶ
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年11月1日に日本でレビュー済み
国名や時代など細かい歴史設定には触れられてはいませんが、おそらくモチーフは中世ヨーロッパ。表題の「お伽話をあなたに」は姉妹それぞれの恋物語を語る2編から成り立ちます。
姉妹のお話と書きましたが、1話目の面白いところは視点が男性側であること。戦に行って手柄を立てたいという野心的な青年が主人公として描かれています。この青年がマーサという美しい娘に一目惚れするところから始まります。
2話目は、マーサの妹ルーシーのお話。純粋でだまされやすい彼女は親に不本意な結婚を決められてしまい家出。そして運命の相手に出会います。
両方とも、お姫様願望とか乙女心を凄くくすぐる作品。短編2つなので複雑な展開とか意外な結末とかはありませんが、現代では絶対言わないようなお伽話的時代特有の言い回しや設定を見てるととても良い、可愛い少女漫画です。
姉妹のお話と書きましたが、1話目の面白いところは視点が男性側であること。戦に行って手柄を立てたいという野心的な青年が主人公として描かれています。この青年がマーサという美しい娘に一目惚れするところから始まります。
2話目は、マーサの妹ルーシーのお話。純粋でだまされやすい彼女は親に不本意な結婚を決められてしまい家出。そして運命の相手に出会います。
両方とも、お姫様願望とか乙女心を凄くくすぐる作品。短編2つなので複雑な展開とか意外な結末とかはありませんが、現代では絶対言わないようなお伽話的時代特有の言い回しや設定を見てるととても良い、可愛い少女漫画です。
2002年6月4日に日本でレビュー済み
王制時代におけるラブストーリーが姉妹それぞれ1編ずつ+『無敵のビーナス』のおまけが構成要素。ただ1冊のコミックなので、方向性云々の話を淡々とするわけにはいかないが、質自体は悪くはない。王制、にみられるように気ぜわしい感じが初めてしない作品であることも言える。雑誌掲載は姉96年妹99年『無敵・・・』のふろく94年と、いわば寄せ集めである。
やはり結ばれるポイントとして、純愛がここにもあった。だが、それが不自然に感じないのは昔の王様がいた時代、というインフラの箱を自ら作ることによって、現代の時代に対する見解、常識を見事に封殺していることにある。つまり、「昔の話だからこういうのもいいでしょ」的に描きあげられたものかもしれない。実際、それがうまくいっているように思える。
ただ、椎名の方向性としてあくまでお軽く行きたいというものはこの作品にも通じて言えることであり、「ううむ」と正座して読むようなシーンはまず出てこない。そのせいか歴史の風格(語弊はあるが)による重さのようなものをこの作品に求めることはできない。
あとは作画の進歩について1つ考えるところがある。キャラ映えするか否かというものは、作画に限らず少女マンガの重大要素であることは間違いない。そこでキャプチャーした表紙や話の中で出てくるのはあ、なるほど姉妹だなと一目でわかるそれである。ここでだいぶ現代では数が少なくなってしまった時代物、メルヘン物を見事にこの話やキャラによって回帰させている。その点ですでにこの作品についての存在価値は少なからず生まれくるものがあると、私は思う。メルヘン・リアリズムの再来?とまではいかないが。
やはり結ばれるポイントとして、純愛がここにもあった。だが、それが不自然に感じないのは昔の王様がいた時代、というインフラの箱を自ら作ることによって、現代の時代に対する見解、常識を見事に封殺していることにある。つまり、「昔の話だからこういうのもいいでしょ」的に描きあげられたものかもしれない。実際、それがうまくいっているように思える。
ただ、椎名の方向性としてあくまでお軽く行きたいというものはこの作品にも通じて言えることであり、「ううむ」と正座して読むようなシーンはまず出てこない。そのせいか歴史の風格(語弊はあるが)による重さのようなものをこの作品に求めることはできない。
あとは作画の進歩について1つ考えるところがある。キャラ映えするか否かというものは、作画に限らず少女マンガの重大要素であることは間違いない。そこでキャプチャーした表紙や話の中で出てくるのはあ、なるほど姉妹だなと一目でわかるそれである。ここでだいぶ現代では数が少なくなってしまった時代物、メルヘン物を見事にこの話やキャラによって回帰させている。その点ですでにこの作品についての存在価値は少なからず生まれくるものがあると、私は思う。メルヘン・リアリズムの再来?とまではいかないが。