『東京膜』というヘンな書名から想像するのとは違って、中身はふつう。身近にいそうな人や、自分にもありそうな生活のひとコマをストレートに描いた、笑えて、しんみりして、共感できる短編集です。日々のできごとをきっかけに、昨日よりちょっとオトナになっていく、ほこらしさ、ぎこちなさ、覚悟、切なさ、みたいなものが描かれています。今を肯定して前に進んでいこうという登場人物が爽やかです。
きょうだいを描いた話が二編あります。きょうだいでも大きくなると、子どもの頃とは勝手が違って、なんとなく距離ができて…。でもこの世で一番の味方はやっぱりきょうだいかなっていう感じ、わかります。『たんの3兄妹』、この中ではいちばん好きな話です。
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東京膜 (クイーンズコミックス) コミック – 2006/1/19
渡辺 ペコ
(著)
まく【膜】物質の表面を覆っている皮。臓器・組織を覆い隔てる細胞層。ワレワレにとっての 膜 とは……? 住まいは人を映し出す。あなたはどんな部屋に住んでいますか? 未体験! 間取りまんが『東京膜』3部作ほか、読み切り『9時から5時までのチャコ』『たんの3兄弟』『リビングルーム』を収録。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2006/1/19
- ISBN-104088653238
- ISBN-13978-4088653235
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2006/1/19)
- 発売日 : 2006/1/19
- 言語 : 日本語
- コミック : 216ページ
- ISBN-10 : 4088653238
- ISBN-13 : 978-4088653235
- Amazon 売れ筋ランキング: - 305,952位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2012年7月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年7月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
余韻が良いと思います。男女問わず、登場人物の誰かには共感出来るのではないでしょうか。
2006年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
東京在住の若者にスポットをあてた、1話読みきりの短篇集です。
始めの一、二篇を読んだ感じではどうもなじめないなと思たのですが、だんだんと読み進むにつれて、作中には書かれていない背景をも読者に読ませるような、奥深さを感じて好感を抱くようになりました。
端整ながらどこか力強いものを感じさせる、絵のタッチも好感が持てます。
始めの一、二篇を読んだ感じではどうもなじめないなと思たのですが、だんだんと読み進むにつれて、作中には書かれていない背景をも読者に読ませるような、奥深さを感じて好感を抱くようになりました。
端整ながらどこか力強いものを感じさせる、絵のタッチも好感が持てます。
2006年2月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
サブカル的な小ネタあり
正統な少女漫画のリリカルさあり
笑えるギャグがあり
グッとくる切なさもある
一言でいえない魅力が詰まっている本。この妙な感じがすごくいい。
さらっと読むこともできるけど
いろんなところにフックがあるから
実はとても深い漫画だと思う。
まだ新人なのに、懐の深さを感じさせる人。
今後の活躍にも期待したいので☆は4つにしておきます。
正統な少女漫画のリリカルさあり
笑えるギャグがあり
グッとくる切なさもある
一言でいえない魅力が詰まっている本。この妙な感じがすごくいい。
さらっと読むこともできるけど
いろんなところにフックがあるから
実はとても深い漫画だと思う。
まだ新人なのに、懐の深さを感じさせる人。
今後の活躍にも期待したいので☆は4つにしておきます。
2021年7月8日に日本でレビュー済み
何年かごとに繰り返し読んでしまう漫画。独身時代も大好きな作品でしたが、結婚してみて歳を重ねて読むとまたさらに深みが増す作品です。
2008年5月24日に日本でレビュー済み
短編集。夫婦の話もあるけれど、
ほとんどは妙齢の一人で生きる女性が主人公。
振られたり、片想いしてみたり、泥棒に入られてみたり、
と、なんだかんだある中で、一人であることを噛み締めてみたり、
一人ではないんだと言うことを発見して救われたり、
というお話が多いです。
なんてかくとベタな人情物って感じですが、
主人公達がまっすぐした視線を持っているので、
べたつくことなく、抜けがよい物語たちでした。
あと、兄弟の絆の描かれ方も素敵でした。
疲れ離れずだけど、ちゃんとお互いを信頼しあっている物語は、
あたたかい気持ちになれました。
読後、気持ちがアップする、素敵な作品集だと思います。
女性だけでなく、男性も共感するところ、あるのじゃないかな?
ほとんどは妙齢の一人で生きる女性が主人公。
振られたり、片想いしてみたり、泥棒に入られてみたり、
と、なんだかんだある中で、一人であることを噛み締めてみたり、
一人ではないんだと言うことを発見して救われたり、
というお話が多いです。
なんてかくとベタな人情物って感じですが、
主人公達がまっすぐした視線を持っているので、
べたつくことなく、抜けがよい物語たちでした。
あと、兄弟の絆の描かれ方も素敵でした。
疲れ離れずだけど、ちゃんとお互いを信頼しあっている物語は、
あたたかい気持ちになれました。
読後、気持ちがアップする、素敵な作品集だと思います。
女性だけでなく、男性も共感するところ、あるのじゃないかな?
2012年10月4日に日本でレビュー済み
作者は巻末の謝辞で自分の作風のことを「地味・雑・ヘン」と言っているが、それがこの人の絵の魅力なのかもしれない。顔立ちのはっきりとした日本人顔の登場人物たちも好印象。
内容に関しては、人との繋がりという一貫したテーマを持ちつつも、様々な日常をうまく切り抜くことでそれぞれの話がしっかりとした主題を持っていて楽しめた。辛いエピソードを含みつつも、どの話もハッピーエンドなので読後感が非常にさわやかだった。
内容に関しては、人との繋がりという一貫したテーマを持ちつつも、様々な日常をうまく切り抜くことでそれぞれの話がしっかりとした主題を持っていて楽しめた。辛いエピソードを含みつつも、どの話もハッピーエンドなので読後感が非常にさわやかだった。
2006年4月2日に日本でレビュー済み
蛇にピアスを漫画化した渡辺ペコのオリジナル作品の短編集です。
デビュー作から光るものをギンギンに感じていたので、
蛇にピアスも楽しく読みつつ
彼女自身から生み出されるものを租借したいなと思っていた矢先でした。
一話完結の物語が詰まった単行本ですが
結局のところ彼女が表したいものはひとつなんじゃないかなと思いました。
財布の小銭入れをそっと覗いて
500円玉を見つけたらレジに行ってしまいましょう。
デビュー作から光るものをギンギンに感じていたので、
蛇にピアスも楽しく読みつつ
彼女自身から生み出されるものを租借したいなと思っていた矢先でした。
一話完結の物語が詰まった単行本ですが
結局のところ彼女が表したいものはひとつなんじゃないかなと思いました。
財布の小銭入れをそっと覗いて
500円玉を見つけたらレジに行ってしまいましょう。