以前、紙で所有し引越し時に処分したものの、電子版を購入しほぼ10年ぶりに再読。10年の加齢が、感情移入に拍車をかけ、「みさかいもなく」で自己嫌悪に陥る玉の輿にのりかけて乗れなかった主人公など、みんな傷があるところ、それを自分なりに消化し生きていく姿に励まされます。
他の原作付きシリーズでも、これが一番絵柄とストーリーの雰囲気があっていると思います!
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金魚のうろこ 〜田辺聖子原作シリーズ〜 (田辺聖子原作シリーズ) (クイーンズコミックス) コミック – 2007/2/19
愛とか恋とか人生とか煩わしいのが、面白い。
身長がコンプレックスな主婦の変身、超モテモテ33歳OLの七転び八起き人生、金持ちの彼女に振り回される大学生の体験、傍若無人なおじいちゃん80歳の人生の達人ぶり、「せえへん仲」を謳歌する中年のふたり……。『あんたが大将』『見さかいもなく』『金魚のうろこ』『達人大勝負』『夢笛』の5つの短編を漫画化。
身長がコンプレックスな主婦の変身、超モテモテ33歳OLの七転び八起き人生、金持ちの彼女に振り回される大学生の体験、傍若無人なおじいちゃん80歳の人生の達人ぶり、「せえへん仲」を謳歌する中年のふたり……。『あんたが大将』『見さかいもなく』『金魚のうろこ』『達人大勝負』『夢笛』の5つの短編を漫画化。
- 本の長さ232ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2007/2/19
- ISBN-104088653882
- ISBN-13978-4088653884
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2007/2/19)
- 発売日 : 2007/2/19
- 言語 : 日本語
- コミック : 232ページ
- ISBN-10 : 4088653882
- ISBN-13 : 978-4088653884
- Amazon 売れ筋ランキング: - 423,134位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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1928年3月27日大阪生まれ。樟蔭女専国文科卒。56年「虹」で大阪市民文芸賞。64年「感傷旅行」で第50回芥川賞、『花衣ぬぐやまつわる…』で女流文学賞、『ひねくれ一茶』で吉川英治文学賞をそれぞれ受賞する。2008年文化勲章受章(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 愛してよろしいですか? (ISBN-13: 978-4087465785 )』が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年12月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
基本的に、原作ありきの漫画はおもしろくないし、話の展開もわかっていて予定調和な感じがあるものですが、この田辺聖子原作シリーズは 田辺ファンもうれしく、鴨居ファンもうれしく、関西地区の独特のゆるさファン(いるかな?)にも肌なじみのよい、とても”いい感じ”のできあがりです。
人生の楽しさ幅広さ、人間のおもしろさ、情けなさ、、、でも その良さ。読後の なんとはなしに優しく明るい感じが作者二人それぞれの個性の共振を思わせる、、、
今後もシリーズは続くとのこと。次の作品も楽しみです。
人生の楽しさ幅広さ、人間のおもしろさ、情けなさ、、、でも その良さ。読後の なんとはなしに優しく明るい感じが作者二人それぞれの個性の共振を思わせる、、、
今後もシリーズは続くとのこと。次の作品も楽しみです。
2007年3月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
鴨居さんの作品には鴨居節とも言うべき独特の味わいがあり、それは原作付きとなっても変わりません。
この短編集では関西(神戸)が主な舞台になっており、やんわりとしていながらも割りとツケツケ(「ズケズケ」ではない)とした物言いが心地良いのです。
各話の主人公達は本っ当にどこにでも居そうな、市井の人々です。
そんな人々がただ日常を送っているだけなのに、そこには小さなドラマがあり、様々な喜怒哀楽があるのだと、当たり前の事に気づかされます。
田辺先生の柔らかくも鋭い人間観察に、どことなくとぼけた鴨居節が合わさった、素敵な作品です。
この短編集では関西(神戸)が主な舞台になっており、やんわりとしていながらも割りとツケツケ(「ズケズケ」ではない)とした物言いが心地良いのです。
各話の主人公達は本っ当にどこにでも居そうな、市井の人々です。
そんな人々がただ日常を送っているだけなのに、そこには小さなドラマがあり、様々な喜怒哀楽があるのだと、当たり前の事に気づかされます。
田辺先生の柔らかくも鋭い人間観察に、どことなくとぼけた鴨居節が合わさった、素敵な作品です。
2007年3月12日に日本でレビュー済み
帯に「煩わしいのが、面白い」とあるように、恋愛や家族関係における何とも微妙な機微、そして思わず笑ってしまう大胆な展開が、柔らかい絵で描かれており、非常に面白く読めました。田辺聖子さんの本は未だ読んだ事がないのですが、こんなに面白い話を書かれるとは・・・と田辺さんの原作も読んでみようという気になりました。短編5作収録。