もうじきドラマがはじまります。
見たいような複雑なような…。
百貨店に勤める、寝具売り場のホープだった主人公が
婦人服部門に抜擢され、バイヤーへ…と
仕事の面白さを見つけ、多くの選択に悩みつつも成長していく物語。
まだまだ続いている作品なのですが
私の中では、仕事で苦しくなったときに読みたくなるような
バイブル的コミックに既になりつつあります。
20代後半から30代くらいの女性のリアル。
等身大の姿であり、かつこんなふうに歩んでいけたらという理想です。
仕事を始めたぐらいのころは、指示された仕事をやるのがせいいっぱい。
それが数年で慣れてきて、満足にできれば充実感もある。
でも、その先の自分は?
40代になった時の自分は。50代になったら。どんな風に生きている?
一番つらいのは、先の読めない不安ではなくて、どうなりたいかがわからないということだと思うのです。
必死で仕事して、出世もして、それで幸せになれる?
結婚して、子供を生んで…それで幸せ?
どちらも得るとしたら、そのパートナーはいるの?ずっとひとりなの?
だいたい幸せってなんだ?そもそも自分はいったいどうしたい?
自分を見つめる難しさや、選択する怖さと闘いながらも、進んでいく。
そんな主人公の姿に共感しつつ、自分にも向き合わされてしまうのです。
もちろん男性だって大変なのでしょうが
女性だからこその、人生の選択も多いもの。
今は昔よりは自由に選ぶことができるようになったからこそ
しゃんとしないと進んでいけないのです。
槇村さとるさんの絵は、実は好みとは違うのですが
その世界にぐいぐい引き込まれて、そんなことは気にらなくなってしまいます。
コミックスももう8巻目、今後の展開を楽しみにしつつ
自分もがんばるぞー!とお腹にぐっとちからが入れるのでした。
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Real Clothes 8 (クイーンズコミックス) コミック – 2009/10/2
槇村 さとる
(著)
美姫様が越前屋を去る…!? 合併の影響に揺れる越前屋社内。そんな中、絹恵達に新たな任務が!!
精神的支柱であった神保美姫が越前屋を去ることのショックに打ちひしがれる絹恵に、合併相手の老舗・松越百貨店の婦人服部門再生という新たな任務が課せられた! 松越を偵察した絹恵は、婦人服フロアの空洞化と、強烈な老舗イズムに呆然とする…。
精神的支柱であった神保美姫が越前屋を去ることのショックに打ちひしがれる絹恵に、合併相手の老舗・松越百貨店の婦人服部門再生という新たな任務が課せられた! 松越を偵察した絹恵は、婦人服フロアの空洞化と、強烈な老舗イズムに呆然とする…。
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2009/10/2
- ISBN-104088655575
- ISBN-13978-4088655574
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2009/10/2)
- 発売日 : 2009/10/2
- 言語 : 日本語
- コミック : 208ページ
- ISBN-10 : 4088655575
- ISBN-13 : 978-4088655574
- Amazon 売れ筋ランキング: - 433,471位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2009年10月4日に日本でレビュー済み
8巻は合併した松越屋の再建話が中心で、新キャラ、稲村さんの登場。
7巻は話の流れが良くないせいで、リアルさの欠如が目立ち、ここまでの巻で最悪の出来だったが、8巻ではテーマが順序だっていて話がすっと流れるので、読後感はよかった。
しかし、よくよく読み返すと、このシリーズはずっとそうなのだがリアルさはない。
やっぱり主人公が仕事をしているようには見えないこと、美姫様から卒業すべきなのに、新たな「美姫様」貴子様をなぜ登場させるのかということ。
(ちなみに貴子様が作者の自画像とダブってしまって、げんなりした)
ラジオ体操の描写は、大げさすぎて引いてしまった。仕事風景を見ずにラジオ体操だけで相手の社員を判断するの?とも思った。
それでも、今回の巻はリズムに乗って読めた。思うにこの漫画は、リアルさを追及しているわけではなくて、現実とはかけ離れていてもお話として面白ければいいというスタンスなんだろうなと思った。そうなると、看板に偽りありなのだが・・・。
7巻は話の流れが良くないせいで、リアルさの欠如が目立ち、ここまでの巻で最悪の出来だったが、8巻ではテーマが順序だっていて話がすっと流れるので、読後感はよかった。
しかし、よくよく読み返すと、このシリーズはずっとそうなのだがリアルさはない。
やっぱり主人公が仕事をしているようには見えないこと、美姫様から卒業すべきなのに、新たな「美姫様」貴子様をなぜ登場させるのかということ。
(ちなみに貴子様が作者の自画像とダブってしまって、げんなりした)
ラジオ体操の描写は、大げさすぎて引いてしまった。仕事風景を見ずにラジオ体操だけで相手の社員を判断するの?とも思った。
それでも、今回の巻はリズムに乗って読めた。思うにこの漫画は、リアルさを追及しているわけではなくて、現実とはかけ離れていてもお話として面白ければいいというスタンスなんだろうなと思った。そうなると、看板に偽りありなのだが・・・。