本誌を読んでいる読者の方ならご存知だと思うが、この作品は先日終了・・というか打ち切り
という、残念な結末を迎えてしまった。なのでモチベーションが下がってる方も
いると思うが、クオリティは下がってない・・・むしろ上がってるので
最終巻まで読んで欲しい。
この巻は主人公のヒロムがようやく公式戦出場、そして覚醒するまでの話である。
前回は交代で出場、ということだったので本当に感慨深い感じだ。
ほぼこの一巻でじっくり描いた構成になった。
江尻作品には珍しいあからさまに嫌味なキャラとの対戦になるわけだが、
これはただ単に勝った時のカタルシスをあげる為ではなく(まあ実際上がったが)、
本質は「過去との決別」、それにあると感じた。
この相手と戦うことによって、いじめられてた過去から羽ばたけたのである。
で、それは乙女ちゃんも同じくしている。彼女の場合、単なるいじめではなく
特別な事情があったのだが、後になって後悔する形になっており
それに対するケジメを彼女自身もつけている。
ヒロムと乙女の2つの視点から描くことによって高揚感も感慨深さも2乗になった。
更にそれをまとめ、読みやすく構成している作者の成長も大きい。
こういう「バックボーンを感じさせる」流れというのは非常にドラマチックだ。
あと顕著なのは演出の巧さ。王華戦に続く抜群の演出がこの試合でも
十二分に見れる。特にタイトル話の蝶の演出は極上だ。
そしてこの後更にヒートアップする王華戦に続く。
その様子は来年3月に出る6・7巻でたっぷり描かれてるし、
その前に出る赤マルでも真の最終回が描かれる予定なので大いに期待だ。
いくらこの作品が打ち切りだろうと自分はこの漫画の正しさを伝えていきたい。
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P2! ―let's Play Pingpong!― 5 (ジャンプコミックス) コミック – 2007/12/4
江尻 立真
(著)
ヒロム初陣へ! 全国制覇を目指し始動した久勢北は、地区大会初戦を迎える。真新しいユニフォームに身を包み、夢への階段を上り始めたヒロムだが、対戦相手と浅からぬ因縁が…。硬直するヒロムに勝算は!?
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2007/12/4
- ISBN-104088744500
- ISBN-13978-4088744506
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登録情報
- 出版社 : 集英社 (2007/12/4)
- 発売日 : 2007/12/4
- 言語 : 日本語
- コミック : 192ページ
- ISBN-10 : 4088744500
- ISBN-13 : 978-4088744506
- Amazon 売れ筋ランキング: - 322,385位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年12月8日に日本でレビュー済み
表紙の乙女ちゃんのバットから滴っている血を見て、思わず吹いてしまった。
いや、野球じゃなくて、これは卓球漫画です。正当派スポーツ漫画です、「テニプリ」とかと一緒にしないでください。
厳しい合宿を経て、ついに始まった地区大会。今巻も読み応え抜群。特にヒロムと乙女ちゃんの過去の話にはウルっとさせられます。ヒロムの静かながら大きな成長を蝶の羽化にたとえたり、手の中に残るものを試合後の握手で分かち合う、さすがです。言葉ひとつひとつの使いかたが巧い。グッとくるシーンが多い。確かに、おもしろい。
オマケについては、アキラファンですが逆に最高でした。
今後もますます熱くなる戦いにまだまだ目が離せないぜ!
なんて、既に連載終了してしまいました。人気の状態から危惧していたことだったが、着実におもしろくなってたのに、残念です。作者が描きたかったのは、少年のリアルな成長だった気がするので、それを描けたから終わりが見えたのだろうか。けれど、正直まだ読みたかった。
人気も大事だけど、確かにおもしろいと思える「P2!」のような作品こそ残っていってほしいもんです。
いや、野球じゃなくて、これは卓球漫画です。正当派スポーツ漫画です、「テニプリ」とかと一緒にしないでください。
厳しい合宿を経て、ついに始まった地区大会。今巻も読み応え抜群。特にヒロムと乙女ちゃんの過去の話にはウルっとさせられます。ヒロムの静かながら大きな成長を蝶の羽化にたとえたり、手の中に残るものを試合後の握手で分かち合う、さすがです。言葉ひとつひとつの使いかたが巧い。グッとくるシーンが多い。確かに、おもしろい。
オマケについては、アキラファンですが逆に最高でした。
今後もますます熱くなる戦いにまだまだ目が離せないぜ!
なんて、既に連載終了してしまいました。人気の状態から危惧していたことだったが、着実におもしろくなってたのに、残念です。作者が描きたかったのは、少年のリアルな成長だった気がするので、それを描けたから終わりが見えたのだろうか。けれど、正直まだ読みたかった。
人気も大事だけど、確かにおもしろいと思える「P2!」のような作品こそ残っていってほしいもんです。
2007年12月4日に日本でレビュー済み
VS初代戦完全収録。
徐々に徐々に強くなっていったヒロムの公式戦初試合です。
ヒロムと乙女の小学校時代の過去。
これは一見の価値ありの名エピソードです。
おまけページはOTO×AKI
本編とは違った晶の魅力発見ですよ(!?)
そして表紙カバーは5巻にしてヒロイン(?)の乙女ちゃんです!
徐々に徐々に強くなっていったヒロムの公式戦初試合です。
ヒロムと乙女の小学校時代の過去。
これは一見の価値ありの名エピソードです。
おまけページはOTO×AKI
本編とは違った晶の魅力発見ですよ(!?)
そして表紙カバーは5巻にしてヒロイン(?)の乙女ちゃんです!
2007年12月4日に日本でレビュー済み
話がかなり盛り上がってきて随分と面白くなってきたなと思ったら、いつの間にか連載打ち切りに。何の脈絡もなく終わらせるのはどうかと思う。この巻もそうだけど、どんどんよくなってきいたのに非常に残念だ。完結編を載せた6、7巻が後に発売されるが、それでも納得できない。もうちょっと伏線を回収させてからでもよかったのに。