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リアル 5 (ヤングジャンプコミックス) コミック – 2005/11/18

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リハビリを開始したものの悪戦苦闘が続く高橋、そして野宮、戸川の2人も、それぞれが目の前の現実に立ち向かっていく! 苦しみから逃げずに、向き合った者のみに見えるかすかな光明。「何もかも上手くいかねえー」それでも漢(おとこ)は前に進む!!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 集英社 (2005/11/18)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2005/11/18
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 214ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4088768825
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4088768823
  • 寸法 ‏ : ‎ 12.8 x 1.8 x 18.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.8 5つ星のうち4.8 154個の評価

著者について

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井上 雄彦
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上位レビュー、対象国: 日本

2021年2月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ナガノミツルタイガース入団。
野宮は夏美の笑顔を見ることができた。
高橋、落ちるところまで落ちる。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
健常者にはどうしてもわからない壁があるのか。歩けない奴に歩ける奴が何を言うべきなのか。必死で支えようとしている母親の姿がとても印象的だ。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年6月13日に日本でレビュー済み
車イスバスケで活躍する清春の姿に野宮は背中を押され、
野宮の勇気に夏美の心が動く。
ナガノは清春を支える決意をし、清春はナガノを心強く感じる。
かつて清春を支えたヤマが病気に負けそうになるが、清春がそれを支える。
高橋親子は上手く支え合えない自分たちに苛立つ。

リアルは、「人は支え合う」という話なんだ、
とこの巻を読んで感じました。
2006年7月12日に日本でレビュー済み
著者はずっと人間を描いてきたのだな、

ということに気づかされる作品だと思う。

スラムダンク、バガボンド、リアル。

共通しているのは、不器用ながらも常に自分自身と向き合い、

自分を磨き、成長している若者の姿なんである。

その手に持つのがバスケットボールだろうが刀だろうが変わらない。

人はそれぞれ悩みや苦悩をかかえている。

それは人によってちがう内容のものだし、程度もちがう。

他人から見れば何をそんなことで、

と思われてしまうようなことでも、

自分にとってはそれを乗り越えるのはとても困難だったりする。

でも真摯な姿で内面のそれと格闘し、乗り越えることで、

人は成長するんではないかな、と思ったりする。

人はどんな困難にたたされたときでも、それを乗り越え、

自分自身を成長させることができるのか。

著者はそれを、希望込めながらも肯定的に解して、

漫画でそれを伝えているのかな、と思った。
46人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2006年1月6日に日本でレビュー済み
いつも、勇気をもらっています。

僕は左耳の聴こえが悪く、時々壊れたスピーカーのようにザーとノイジーになり、イライラします。

なんで俺が!ってなります。

しょうがないことなのですが・・・。

そんな時、リアルに出会い、僕のみみっちい考え方が変わりました。

ここに登場する戸川くんの目の輝きに一発でやられました。

物凄いエネルギーです。

野宮くんにも勇気をもらっています。

最初の方のシーンで、免許をとることが彼にとっての第一歩っていう場面。

素直にかっこいいなぁって思いました。

人それぞれに合った目標があるんですね。

僕は野宮くんを思い起こすたび、「自分も大丈夫だ。あせるな」と言い聞かせています。
28人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2005年11月18日に日本でレビュー済み
車の免許を取り夏美に会いに行く野宮、長野との再会、そして、ヤマの病気のを目の当たりする戸川、現実をみて再び絶望に落ちる高橋。第二章のはじまりである。

他人との衝突・むきだしの感情の吐露。

現代人は、避けたいし怖いとも思っている。そんな自分は見せたくはないと思っている。

でも、リアル(現実)は甘くない。

夏美と野宮、ヤマと戸川、高橋と高橋を復帰させようとする人間。

飾りのない素の人間がここにいる。弱い人間がここにいる。

人間はひとりでは生きていけない。

だから、ときには、ありのままの自分をさらけだすのも必要なかもいれない。

野宮や戸川、そして長野ミツル。ありのままの自分をさらけだすのを恐れない。この漫画にはそのような人間がおおいように思う。

熱いことは悪いことではない、エゴイストも悪いことではない。わたしは、そう思った。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年11月20日に日本でレビュー済み
スラムダンクは高校時代、バカボンドは時代物、

そしてリアルは今を生きる人達にとってのリアル。

淡々としてどこかさみしげな印象を受ける漫画では

ありますが、そこには強い共感を受けます。

足を失いどん底まで落ちたが、這い上がり、友を得

光明の差込み始めた者、病に冒され高貴な人間性が

欠落していく者、奢り高ぶる自分と現在のどうしよう

もない状況の間でもがき続ける者、愛するものを

支えようと自分を削り続ける者、先の見えない今を

乗り越えるため逃げることなくツライところに

ぶつかっていく者・・・。

どれもこれも僕達の心に存在するリアルです。

障害者バスケが主軸ですが、これは生きるということ

そのものを描いてる漫画です。

人間ならば一度や二度必ず挫折します。

そんなときこの漫画は心にビシビシと響いてきます。

それは限りなくリアルな感情を表現しているから・・

井上さんはホント凄い。
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2005年11月20日に日本でレビュー済み
なんか1年に着実に1冊づつ出てるのが、まあゆっくりゆっくり彼らの話を読めて実に嬉しい。

やっぱり、バガボンドとの違いで読むと面白い。

バガボンドはやはり社会というより剣で戦う話なので1対1の心境描写が多い。

で、リアルの場合はもっと群衆劇で社会を描こうとしている。

様々な個人が、様々な状態でいて、ある社会の中で徐々にくっついたり、離れたりする。

ノード間で、ネットワークを形成する社会ってのが見える。

で、物語だから、徐々にそのネットワークが収束していく。

今回の話で、高橋が何度か、むやみに俺とあいつのランクがっていう話をするけど、

そんなレイヤーな階層ネットワークでは社会ってのは理解できなくて、

もっとぐちゃぐちゃしたインターネット型だと思った方が全然理解できる。

野宮や戸川が個人に惹かれてだんだん自分の社会ってのを理解して、

まあいろいろ問題はあるけど、結局自分のやりたいこと、楽しいことってのを発見していく。

ああこれって、フルッサーが「サブジェクトからプロジェクト」で言っていたことと同じ構造だなあ。

自分が何かに属しているっていうふうに考えるのではなく、

自分が何を作っているのか、それで社会がどんな風に評価してくれるのかっていう風に考える方が楽だ。

っていうのと同じ。それが井上が言う「リアル」っていうこと何だろうなあ。

いやあ面白い。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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