無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
SIDOOH ―士道― 5 (ヤングジャンプコミックス) コミック – 2006/6/19
高橋 ツトム
(著)
水戸の同志を犠牲にしながらも、幕府の追手をかわした“白連隊"。燃える復讐心を胸に秘め、黒船への潜入計画を実行に…。ところが、先陣を切った百舌に思わぬ事態が…!? 宴の船中を舞台に、混沌と動乱の夜が幕を開ける!
- 本の長さ226ページ
- 言語日本語
- 出版社集英社
- 発売日2006/6/19
- ISBN-10408877096X
- ISBN-13978-4088770963
登録情報
- 出版社 : 集英社 (2006/6/19)
- 発売日 : 2006/6/19
- 言語 : 日本語
- コミック : 226ページ
- ISBN-10 : 408877096X
- ISBN-13 : 978-4088770963
- Amazon 売れ筋ランキング: - 493,998位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年9月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高橋つとむさんの作品が大好きでまとめ買いしました。とっても面白いです。幕末の舞台が好きなのもあり、かなり早く読んじゃいました。おすすめです!
2006年6月19日に日本でレビュー済み
自分にとって、“先が読めない”ことがこんなにも楽しいマンガは久しぶりだ
このマンガでは人が沢山死ぬ。それは主人公の仲間だからといって、長く重要なサブキャラクタだからといっても関係なく、死ぬ。どたんばになって正義の味方の助けがはいったり、もはや漫画界では陳腐化された“どんでんがえしの王道”なんてものもまるでない。この作品では人は死ぬときはあっさり死ぬ、それを陳腐化することなく真正面から描いているのである。ともすればメリハリや情緒がなくなって物語が破綻してしまうこの書き方だが、これで読ませてしまうのは作者の力量だ。読み手の予想や思惑をすべて踏まえた上で真正面から裏切っているだけに“直”の展開がこれでもかっというぐらいに伝わってくる。(だからこそ先の予測もクソもなしにただただ現実的に人が死ぬシーンでは逆に大ゴマが使われている)
また、“生き延びるために汚れる”ということに対してとても真摯である。この作品の主人公達はもともとは善良な孤児だったが、生き延びるために(自分が殺される前に)なにかをふっきって卑怯なマネもすれば、人を殺したり、騙したりもする。そしてそれは幼い弟をたった一人で育てようとするけなげで純粋な少年がとる選択なのである。彼は誰よりも正気なのだ。もはやここには『自分は散々されておいて、相手を戦意喪失させたり改心させたらあとは友達』なんてわけのわからないロジックはない。そしてそんな自分の傷さえも生きていくためには道具にする、という現実が読み手だれもが持つ甘い幻想を裏切るだろう
このマンガでは書き手が読み手に媚びることもなく、書き手が自分の理想を読み手に押し付けることもなく、たぶん作者も読者とおなじくこのテーマのなかでこの作品のテーマである『生きる』ということの答えを暗中模索しようと格闘しているのがよくわかる。かといって安易なカタルシスやアート路線にも逃げないあたりもさすがだ
このマンガでは人が沢山死ぬ。それは主人公の仲間だからといって、長く重要なサブキャラクタだからといっても関係なく、死ぬ。どたんばになって正義の味方の助けがはいったり、もはや漫画界では陳腐化された“どんでんがえしの王道”なんてものもまるでない。この作品では人は死ぬときはあっさり死ぬ、それを陳腐化することなく真正面から描いているのである。ともすればメリハリや情緒がなくなって物語が破綻してしまうこの書き方だが、これで読ませてしまうのは作者の力量だ。読み手の予想や思惑をすべて踏まえた上で真正面から裏切っているだけに“直”の展開がこれでもかっというぐらいに伝わってくる。(だからこそ先の予測もクソもなしにただただ現実的に人が死ぬシーンでは逆に大ゴマが使われている)
また、“生き延びるために汚れる”ということに対してとても真摯である。この作品の主人公達はもともとは善良な孤児だったが、生き延びるために(自分が殺される前に)なにかをふっきって卑怯なマネもすれば、人を殺したり、騙したりもする。そしてそれは幼い弟をたった一人で育てようとするけなげで純粋な少年がとる選択なのである。彼は誰よりも正気なのだ。もはやここには『自分は散々されておいて、相手を戦意喪失させたり改心させたらあとは友達』なんてわけのわからないロジックはない。そしてそんな自分の傷さえも生きていくためには道具にする、という現実が読み手だれもが持つ甘い幻想を裏切るだろう
このマンガでは書き手が読み手に媚びることもなく、書き手が自分の理想を読み手に押し付けることもなく、たぶん作者も読者とおなじくこのテーマのなかでこの作品のテーマである『生きる』ということの答えを暗中模索しようと格闘しているのがよくわかる。かといって安易なカタルシスやアート路線にも逃げないあたりもさすがだ