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ライトノベルを書く!: クリエイターが語る創作術 ムック – 2006/8/1
巻頭には、乙一書き下ろし新作小説「UTOPIA」を掲載。イラストは中央東口が担当。同時に、最初の打ち合わせから完成までの過程を記録した「密着メイキング」22,000字を袋とじにて収録しました。
創作技法についてのロングインタビューにこたえるのは、賀東招二、川上稔、桑島由一、新城カズマ、鋼屋ジン(Nitro+)、山下卓、清水マリコ、野村美月の8名。小説の書き方を、キャラクター、プロット、世界観、文体といった観点から具体的かつ詳細に語ります。
さらに、アニメ脚本家の佐藤大、アニメ監督の神山健治、作家の冲方丁、評論家の東浩紀、ゲームプロデューサーのイシイジロウ、大槻ケンヂ、劇団ひとりらが、これから求められる小説とはどんなものか、熱い議論を繰り広げます。作家志望者必読、最強の実用書です。
- 本の長さ216ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/8/1
- ISBN-104091063144
- ISBN-13978-4091063144
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/8/1)
- 発売日 : 2006/8/1
- 言語 : 日本語
- ムック : 216ページ
- ISBN-10 : 4091063144
- ISBN-13 : 978-4091063144
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,055,369位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
1975年1月3日生まれ、東京出身。
第三回電撃ゲーム小説大賞、金賞受賞。有限会社TENKY所属。
代表作、主な著作は『神々のいない星で』『境界線上のホライゾン』『激突のヘクセンナハト』『終わりのクロニクル』『都市シリーズ』
最近、血尿出まして。病院行ったら結石とかで、つまり体内で石の錬金生成に成功した訳ですが、NYO路の結石なので、コレは土属性なのか水属性なのか解らんですね。(簡潔)
東京都出身。中央大学経済学部除籍処分。小説家・脚本家(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『フルメタル・パニック!12 ずっと、スタンド・バイ・ミー(下)』(ISBN-10:4829135530)が刊行された当時に掲載されていたものです)
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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ラノベ作家の中にも、自分の言葉を発信したい、より聴いてもらいたいと思う人たちが一定量いて、それは小説を書くことだけでは収まりきれないようだ。
ここで語られる内容は、あくまで自分語りであって鳥の目で対象を俯瞰するものではない。つまりライトノベルの教師を想像していると当てがはずれてしまうということだ。
若い人たちには、ある程度の募集要項や最低限の決まりごとを覚えたあとは、ただ好きなものをイモヅル式にどんどん追求していって欲しい。
トリッキィなものが好きであれば、そういった音楽、絵、お芝居、なんにでもその芽はあるはずだ。
自由闊達に追いかけ続けて、ふと頭をあげると、周りと自分が離れて見えるはずだ。流行ものについて、前ほどは売れ筋がわからなくなっているかもしれない。だがそれこそが、あなたのオリジナルだ。
人と同じように感じるということはそれだけで凡庸の一種であるということだ。奇ばかり焦っても仕方がないが、人の話に流されすぎるのも、情報の多いところでは一苦労だ。
それにしても田中啓文。なんという田中啓文。まるで本人の関わらないところでこんなにも彼の愛すべきキャラクターを体現しているとなると神がかったものさえ感じてしまう。
この本のオフィシャルなブログでは「作者田中啓文とありましたが田中哲弥の誤りです」と書かれていた、この文章だけでもう、いとおしい。
編集部の迅速で丁寧な対応も、またドラマを盛り上げている。
最後に私の経験を。
「ご注文の本の確認をさせていただきます」「どうぞ」
「スペシャリストの帽子と蹴りたい背中」「田中です」
「あ、これはどうもまことにアハハハすみません」「いえ仕方のないことですから」
ただ、ライトノベルを書くためのハウツーはあまりなく、ライトノベルの深みや未来を見られるインタビュー集といった実感です。あえて言えば、綴じ込みになっている乙一氏のプロットは、「プロ作家はこうやってプロットを書いている」という参考になりますが、そのために1200円は辛いところ。
ですので実感としては、ライトノベルを語りたい、読書人の方々にお勧めしたい一冊です。ライトノベル界を知りたい方には、他の本にはない、特別な魅力を持つ一冊です。
期待してた乙一の短編は中々よかった。流石乙一、ヒロインが裏切り者というだけではなく、実は現実世界から来たという話までも嘘っぱちで、しかも最後の最後で夢オチという見事なトリプルオチ。今時夢オチなんて久々に見た。
これだけの良作なら、さぞ袋綴じは内容が濃いのだろうと期待したが、中身は、まあ普通だった。
その他のインタビュー等はとても稚拙で見ていられない。編集長や佐藤の文章も意味不明だし。よくこんなの掲載したな。
劇団ひとりと大槻ケンヂのみ、面白かった(でもやっぱり佐藤はダメだ。思い込みが酷すぎ)。劇団ひとりがラノベを知りもしないくせに妙に鋭い指摘をしていて、流石だと思った。
それぞれの作家が自分の経験に即して、創作に関してのノウハウを語ってくれるので読んで無駄なことないと思う。しかし、対談を収録してあるだけなので、創作術本として一貫した内容にはなっていない。
むしろ、自分の好きなライトノベル作家が作品を生みだしたときの裏話を語ってくれるので、その類のファンブックとして読む方が面白いかもしれない。
ただ、この本には乙一の書き下ろし小説が掲載されていて、さらにそのプロットまでが乙一の解説付きで載っている。(袋とじ)私はこのおまけが一番嬉しかった。自分のプロットと比較して、プロット作りの参考に使わせてもらっている。