表紙がみんなハッピーそうな顔をしているので「まさか」と思い、裏表紙を見てみたらバッチリ書いてありました。「メルの新章完結編」・・・・・・・ってはやっ!
さっそく読んでみましたが、どうでしょう。やはり今まで張ってきた伏線を全て回収しきれていない感がありました。主人公の過去も、バッボの記憶もほとんど分からぬまま。それでも要々の部分はだされてはいましたが、読者としてはそれらをもっと明確に示してほしかったところです。何よりも「主人公と敵役との決着」におかれた完結編でした。インガとウンヴェッターとの因縁は当然のごとくスルー(泣)インガは個人的にはもっとも注目していたサブキャラクターだっただけに、無念。
第3巻では敵の要となるマスターピースがついに動きだしたり、アーム設定を生かしたバトルは前作より深みがあった(ただし人魚は除く)りと、これからどんどん話がふくらんできそうな雰囲気になっていただけにこの早期決着は非常に残念でした。
・・・・・・が、一番残念だったことは、主人公のカイが最後まで前作の主人公ギンタの「そっくりさん」的な扱いのまま物語が進んでいったことですね。元メルチームも彼を「ギンタにそっくり」といい、バッボも「ギンタのときと同じように〜」と語り、ラストシーンまでギンタと一緒。結局最後までカイはギンタの「影」でしかなかったのだなぁと感じました。カイにはもっと「カイ」としてもキャラクター性を出して欲しかったです。
もっとも感想は人それぞれです。オメガシリーズを買い続けた方にはとりあえず完結編を読むことをお勧めしますが、これからこのシリーズを買おうかどうか迷っている方は、前作より展開が狭まることは覚悟したほうがいいのかもしれません。もっとも早く完結するほうが、読みやすくていいのかもしれませんが。
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MAR Ω(オメガ) 4 (4) (少年サンデーコミックス) コミック – 2007/8/10
▼第30話/大地のスコップ▼第31話/天空への階段▼第32話/未来への扉▼第33話/方舟▼第34話/正義の味方▼第35話/仲間、独り…▼第36話/未来の選び方▼第37話/オメガシステム▼第38話/希望の光▼第39話/ワクワクは止まらない!
●主な登場人物/カイ(ギンタのようなARM使いに憧れるメルヘヴンの少年。バッボの子孫にあたり、バッボを使うことができる)、バッボ(かつてギンタが使っていた、伝説のしゃべるARM。その姿はケン玉そっくり)
●あらすじ/人魚の力によって、ひとまずマスターピースから逃れることができた一行。だが、突然カイが苦しみだして倒れてしまう! うめき声を上げるカイに、エリサは原因も分からず手を握って泣くばかりだったが、そこにひとりの男が助けに現れた。万能の秘薬になる花の種を取りだし、一瞬で開花させたその男とはまさか…?(第30話)
●本巻の特徴/アトモスとの最終決戦の中、次々と目覚めるマジックストーン! メルヘヴンの命運は、カイとバッボの手に…! ARMがいざなう激闘バトル、ここに終幕!!
●その他の登場人物/エリサ(カイと同じ町に住む、幼なじみの少女。奪われた町を取り戻すため、カイと旅に出る)、インガ(カルデアに住む少年。ウンヴェッターの一族の末裔。カイの旅の仲間に)、アトモス(ウンヴェッターのもとで、フェイクARM使いを束ねる実力者。カイたちの前に立ちはだかる)、ゲルダ(村を奪われたフェイクARM使いの少女。アトモスに忠誠を誓っている?)、ウンヴェッター(その昔、バッボがカルデアの長老だった時に倒した宿敵。フェイクARMを作り出した)、アルヴィス・ナナシ・ドロシー(かつてギンタと共に戦った仲間たち)シリーズ完結巻!!
●主な登場人物/カイ(ギンタのようなARM使いに憧れるメルヘヴンの少年。バッボの子孫にあたり、バッボを使うことができる)、バッボ(かつてギンタが使っていた、伝説のしゃべるARM。その姿はケン玉そっくり)
●あらすじ/人魚の力によって、ひとまずマスターピースから逃れることができた一行。だが、突然カイが苦しみだして倒れてしまう! うめき声を上げるカイに、エリサは原因も分からず手を握って泣くばかりだったが、そこにひとりの男が助けに現れた。万能の秘薬になる花の種を取りだし、一瞬で開花させたその男とはまさか…?(第30話)
●本巻の特徴/アトモスとの最終決戦の中、次々と目覚めるマジックストーン! メルヘヴンの命運は、カイとバッボの手に…! ARMがいざなう激闘バトル、ここに終幕!!
●その他の登場人物/エリサ(カイと同じ町に住む、幼なじみの少女。奪われた町を取り戻すため、カイと旅に出る)、インガ(カルデアに住む少年。ウンヴェッターの一族の末裔。カイの旅の仲間に)、アトモス(ウンヴェッターのもとで、フェイクARM使いを束ねる実力者。カイたちの前に立ちはだかる)、ゲルダ(村を奪われたフェイクARM使いの少女。アトモスに忠誠を誓っている?)、ウンヴェッター(その昔、バッボがカルデアの長老だった時に倒した宿敵。フェイクARMを作り出した)、アルヴィス・ナナシ・ドロシー(かつてギンタと共に戦った仲間たち)シリーズ完結巻!!
- 本の長さ192ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2007/8/10
- ISBN-104091211593
- ISBN-13978-4091211590
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2007/8/10)
- 発売日 : 2007/8/10
- 言語 : 日本語
- コミック : 192ページ
- ISBN-10 : 4091211593
- ISBN-13 : 978-4091211590
- Amazon 売れ筋ランキング: - 425,275位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2007年8月18日に日本でレビュー済み
大体予測はしていました。全作MARを打破するだけの作品になるのかひそかに不安ではありましたけど、現実になってしまったか・・・
最大のミスはやはり舞台をメルヘブンにしたことでしょう。設定が面白い、こうすればいいんじゃないか?そんな思考は当時の安西氏の頃の話であってこの時ではありません。一度ネタを使ってしまったら後は大体予測が出来てしまうんですよ。全作のキャラだってもう少し押さえた方が絶対に良かった。もう過去の人物達なのだから。ドロシーもアルヴィスも昔の話で、もう終わったんです。サブのサブのサブに扱うのが丁度なんだと思います。
イラストは綺麗でした。しかし見る気がまったくしないのは見たくて見たくてしょうがないという漫画の魅力がなかったから。
前作の読者全員が予測したように、このおとぎ話もどきの続編はやはり駄目でした。
最大のミスはやはり舞台をメルヘブンにしたことでしょう。設定が面白い、こうすればいいんじゃないか?そんな思考は当時の安西氏の頃の話であってこの時ではありません。一度ネタを使ってしまったら後は大体予測が出来てしまうんですよ。全作のキャラだってもう少し押さえた方が絶対に良かった。もう過去の人物達なのだから。ドロシーもアルヴィスも昔の話で、もう終わったんです。サブのサブのサブに扱うのが丁度なんだと思います。
イラストは綺麗でした。しかし見る気がまったくしないのは見たくて見たくてしょうがないという漫画の魅力がなかったから。
前作の読者全員が予測したように、このおとぎ話もどきの続編はやはり駄目でした。