グラスホッパー決起集会が当日に迫るも、開催場所や参加者を誘導する方法など
何も分からず、学校でも孤立するなど圧倒的に不利な安藤。
今回グラスホッパーの意外な人物が、学校でグラスホッパーの私刑を受けた人物に
あっさり殺されてしまいますが、グラスホッパーが彼を英雄視して大衆を団結させることに
利用している場面は、私たち現実世界に当てはまるような気がして怖かったです。
そしてマスターが決起集会を確実なものにするため安藤を殺しにかかります。
しかし安藤も決起集会を失敗させるにはマスターを倒すことは必須と思っていたようで
策を練っていたようです。
しかし圧倒的にマスターの能力の方が強く、苦戦を強いられる安藤。
安藤は、蝉と対峙した時や火事現場に突入した時もそうでしたが、恐怖しています。
普通少年漫画の主人公といえばいつも、どこかで死んでもいいという覚悟があるのでしょうか、
あまり恐怖心が伝わってくるということはないのですが、
安藤が震えながら、泣きながら、必死に逃げながら果敢に挑んでいく姿勢は、
普通の勇気のある少年漫画の主人公以上に胸が熱くなり、共感し、勇気を感じてしまうのです。
そして特筆すべきはこの巻のラスト。大げさすぎて笑っちゃうかもしれませんが、
安藤の必死さが伝わってきて圧倒されます。歴史に残る名シーンかと。
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魔王 JUVENILE REMIX (6) (少年サンデーコミックス) コミック – 2008/11/18
▼第48話/未来圏からの風▼第49話/注文の多い料理店▼第50話/前夜▼第51話/別れ路▼第52話/計略▼第53話/スタンス▼第54話/片鱗▼第55話/逃亡者の悟り▼第56話/最後の賭▼第57話/20歩のタクティクス
●主な登場人物/安藤(高校2年生。両親を亡くし、弟と2人暮らし。他人に自分の考えた言葉を話させる能力“腹話術”を持つ)、犬養(自警団「グラスホッパー」を率いる青年。絶大なカリスマ性を持つが、裏には不穏な気配がつきまとう)
●あらすじ/前市長の自殺により行われる次期市長選挙。安藤は犬養の協力者で選挙候補者である辰美の演説会場で、犬養を腹話術で失脚させるため待ちかまえるが、一向に現れない。失望しかけた安藤に、6日後の決起集会に犬養が現れるとの情報が入り、運命のカウントダウンが刻み始めた! しかし、開催場所についてはチラシにも全く書かれておらず…(第48話)。
●本巻の特徴/グラスホッパー決起集会当日。その開催数時間前、安藤の命を狙ってマスターがついに動きだす! マスターの恐るべき能力の正体とは? そして安藤の腹話術は、マスターを倒す力となるのか…!?
●その他の登場人物/潤也(安藤の弟。楽観的な性格。高校1年生)、マスター(喫茶店「ドゥーチェ」を営む男。犬養の協力者で、強大な能力を持つ)、要(安藤のクラスメート。犬養に心酔し、それを否定する安藤に敵意を持つ)
●主な登場人物/安藤(高校2年生。両親を亡くし、弟と2人暮らし。他人に自分の考えた言葉を話させる能力“腹話術”を持つ)、犬養(自警団「グラスホッパー」を率いる青年。絶大なカリスマ性を持つが、裏には不穏な気配がつきまとう)
●あらすじ/前市長の自殺により行われる次期市長選挙。安藤は犬養の協力者で選挙候補者である辰美の演説会場で、犬養を腹話術で失脚させるため待ちかまえるが、一向に現れない。失望しかけた安藤に、6日後の決起集会に犬養が現れるとの情報が入り、運命のカウントダウンが刻み始めた! しかし、開催場所についてはチラシにも全く書かれておらず…(第48話)。
●本巻の特徴/グラスホッパー決起集会当日。その開催数時間前、安藤の命を狙ってマスターがついに動きだす! マスターの恐るべき能力の正体とは? そして安藤の腹話術は、マスターを倒す力となるのか…!?
●その他の登場人物/潤也(安藤の弟。楽観的な性格。高校1年生)、マスター(喫茶店「ドゥーチェ」を営む男。犬養の協力者で、強大な能力を持つ)、要(安藤のクラスメート。犬養に心酔し、それを否定する安藤に敵意を持つ)
- 本の長さ119ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2008/11/18
- ISBN-104091215076
- ISBN-13978-4091215079
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2008/11/18)
- 発売日 : 2008/11/18
- 言語 : 日本語
- コミック : 119ページ
- ISBN-10 : 4091215076
- ISBN-13 : 978-4091215079
- Amazon 売れ筋ランキング: - 442,852位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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1971(昭和46)年千葉県生れ。
1995(平成7)年東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、新潮ミステリー倶楽部賞を受賞し、デビュー。
2002年刊行の『ラッシュライフ』が各紙誌で絶賛され、好評を博す。2003年に発表した『重力ピエロ』は、ミステリファン以外の読者からも喝采をもって迎えられ、一気に読者層を広げた。また『重力ピエロ』で、1970年代生れとしては、初の直木賞の候補となる。
2004年『チルドレン』、2005年『グラスホッパー』、2006年『死神の精度』が直木賞候補に。2004年『アヒルと鴨のコインロッカー』で吉川英治文学新人賞受賞。洒脱なユーモアと緻密な構成で読む者を唸らせ、近年稀にみる資質の持ち主として注目を浴びている。
2008年『ゴールデンスランバー』で第5回本屋大賞と山本周五郎賞を受賞した。
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年11月18日に日本でレビュー済み
ついにグラスホッパー決起集会の開催
腹話術のみを武器に戦うことを決めた
安藤。
そして今回の巻では
ドゥーチェのマスターとの戦いがメインです
感想としては原作と同じく
ムードや流行に支配される
民衆をとても恐ろしく感じました
また、マスターと戦う安藤の姿勢に
すごく胸を打たれました
あぁ本当は怖いんだろうなぁ
独りで洪水に立ち向かうには
心細くて堪らないだろうと
思いました
それでも
自分の考えを信じて
たとえデタラメでも
対決すると決めた安藤は
終末へ向け動き出します
激動の6巻です。
腹話術のみを武器に戦うことを決めた
安藤。
そして今回の巻では
ドゥーチェのマスターとの戦いがメインです
感想としては原作と同じく
ムードや流行に支配される
民衆をとても恐ろしく感じました
また、マスターと戦う安藤の姿勢に
すごく胸を打たれました
あぁ本当は怖いんだろうなぁ
独りで洪水に立ち向かうには
心細くて堪らないだろうと
思いました
それでも
自分の考えを信じて
たとえデタラメでも
対決すると決めた安藤は
終末へ向け動き出します
激動の6巻です。
2008年11月20日に日本でレビュー済み
表紙、見ても誰か分かりませんでした。読んでようやく思い出しました。確かにこの漫画女性キャラ少ないですから、仕方ないかもしれませんが。
6巻の前半は決戦の日までの学校や家での光景、そしてグラスホッパーの動き。後半は決戦日当日、決起集会開始時間前に行われる安藤VSマスターの戦いという構成。
他の方がレビューで既に書いているように、主人公の安藤は何度もこの恐怖から逃げ出したいと思う人間です。その都度「考えろ」と呟き、自分を鼓舞し立ち向かう。そうやって能力の応用も有効範囲も上のマスターと戦い、諦めず活路を見出すその様子は必見です。
マスターの能力の正体が書かれていていたのが意外でした。確か小説では特に触れられてなかったように思うのですが。
実は1巻と2巻の頃はあまり面白いと思っていませんでした。小説の『魔王』と『グラスホッパー』、ここまで違和感無く関連させたのがすごいなという程度しか印象が。ところが巻が進むにつれ魅力が増し、その魅力がこの巻で爆発したように思えます。学校での「事件」とその後の光景や安藤とマスターの会話、背筋がぞくっとしました。7巻で第1章が終わるようなので、今から来年2月の発売が楽しみです。
そういや決起集会当日の安藤が着ている服の柄、もしかして伊坂作品のあのキャラ? 彼の言葉は前に(3巻だっけ?)出たけど、こういった細かいところにまで……。大須賀さんによる小ネタでしょうか? 他にもあるのかもしれません
6巻の前半は決戦の日までの学校や家での光景、そしてグラスホッパーの動き。後半は決戦日当日、決起集会開始時間前に行われる安藤VSマスターの戦いという構成。
他の方がレビューで既に書いているように、主人公の安藤は何度もこの恐怖から逃げ出したいと思う人間です。その都度「考えろ」と呟き、自分を鼓舞し立ち向かう。そうやって能力の応用も有効範囲も上のマスターと戦い、諦めず活路を見出すその様子は必見です。
マスターの能力の正体が書かれていていたのが意外でした。確か小説では特に触れられてなかったように思うのですが。
実は1巻と2巻の頃はあまり面白いと思っていませんでした。小説の『魔王』と『グラスホッパー』、ここまで違和感無く関連させたのがすごいなという程度しか印象が。ところが巻が進むにつれ魅力が増し、その魅力がこの巻で爆発したように思えます。学校での「事件」とその後の光景や安藤とマスターの会話、背筋がぞくっとしました。7巻で第1章が終わるようなので、今から来年2月の発売が楽しみです。
そういや決起集会当日の安藤が着ている服の柄、もしかして伊坂作品のあのキャラ? 彼の言葉は前に(3巻だっけ?)出たけど、こういった細かいところにまで……。大須賀さんによる小ネタでしょうか? 他にもあるのかもしれません