今の漫画家にはこういう妖しく切ない雰囲気が流れ続ける漫画を描ける人はいないんじゃなかろうか。
唯一無二の絵柄で織り成す切なく笑えるストーリー。
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人魚の森 (るーみっくわーるど) コミック – 1992/12/1
高橋 留美子
(著)
▼第1話/人魚は笑わない 前編▼第2話/人魚は笑わない 後編▼第3話/闘魚の里 前編▼第4話/闘魚の里 後編▼第5話/人魚の森 前編▼第6話/人魚の森 後編
- 本の長さ260ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日1992/12/1
- ISBN-104091218547
- ISBN-13978-4091218544
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商品の説明
出版社からのコメント
神無木家の森の、どこかに、人魚が埋まっているという…人魚の肉は、不老長寿の妙薬か!?表題作「人魚の森」ほか2話収録!!
登録情報
- 出版社 : 小学館 (1992/12/1)
- 発売日 : 1992/12/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 260ページ
- ISBN-10 : 4091218547
- ISBN-13 : 978-4091218544
- Amazon 売れ筋ランキング: - 86,130位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年9月27日に日本でレビュー済み
この『人魚の森』だけでなく『人魚シリーズ』は不老不死が果たして良いものなのかを訴えた物語である。
俺は既に子供の時から『人魚シリーズ』を読んでいたが、つい最近になって『人魚シリーズ』が不老不死についてを問いただしているだけの作品でないと思った。『人魚シリーズ』は不老不死についてを問いただしているだけでなく、人間の中に潜むいびつな面をさらけ出した物語である。
人間の中に潜むいびつな面をさらけ出した物語は『人魚シリーズ』に問わず、他の漫画や映画等にもある。
さて、話を戻すが、この『人魚の森』で人間の中に潜むいびつな面をさらけ出した物語は『人魚は笑わない』と『人魚の森』であろう。
この二つの内容についてはあえて省略するが、俺は『人魚は笑わない』と『人魚の森』は人間の中に潜むいびつな面をさらけ出した物語だと思う。
物語の中で何が人間の中に潜むいびつな面をさらけ出させているのか? 答えは簡単。人魚の肉である。
物語の中には主人公とヒロインの他に様々な人間が現れるが、中には不老不死に憧れを抱いている人物も存在する。
物語のお約束という訳ではないと思うが、不老不死に憧れを抱いている人間の心は歪んでいる。
とにかく『人魚シリーズ』という作品に登場した人間は主人公とヒロイン以外、内面に潜むいびつな面をさらけ出している。
話がズレるが、俺は『人魚シリーズ』を読んでいて「何か『アイランド』に似ているな」と、思った。『アイランド』はジャンル的に近未来映画であって、『人魚シリーズ』とは違うのだが、共通している部分が一つだけある。
それは永久の命である。
『アイランド』に人魚は登場しないが、不老不死のカテとなっているのがクローン人間。そして、『人魚シリーズ』の不老不死のカテは人魚ということだ。
話を戻すが、何故永久の命を求める人間は内面に潜む闇の部分が大きいのか。その答えは力と権力を持っているからである(その動機はそれだけでないが)。
例えば『闘漁の里』に出てきた海賊の頭は誰よりも不老不死になることを望んでいる(部下達も含めて)。
彼は組織の中では絶対的な存在であり、また家具を片手で持ち上げるほどの腕力もある。このような人間が不老不死に憧れを抱くのは己の権力を維持したいからである。
漫画の世界だけでなくノンフィクションの世界にも権力を維持し、この世の支配者になりたいと思っている人間は少なくはない。
それは闇の社会に生きている人物に限らず政治家や一般の人間にもいる。
『人魚シリーズ』は「不老不死なんて良いじゃない」と言っているだけの物語でなく、人間の心に潜むいびつな面をさらけ出した物語なのだ。
物語の作者、高橋留美子氏は『人魚シリーズ』以外に名作を多く生み出している。そのほとんどがアニメ化しているのだから凄いものである。
氏の作品はラブコメディが多いが、こんな人間の心に潜むいびつな面をさらけ出した物語まで生み出すとは…。いやはや(笑)。
俺は既に子供の時から『人魚シリーズ』を読んでいたが、つい最近になって『人魚シリーズ』が不老不死についてを問いただしているだけの作品でないと思った。『人魚シリーズ』は不老不死についてを問いただしているだけでなく、人間の中に潜むいびつな面をさらけ出した物語である。
人間の中に潜むいびつな面をさらけ出した物語は『人魚シリーズ』に問わず、他の漫画や映画等にもある。
さて、話を戻すが、この『人魚の森』で人間の中に潜むいびつな面をさらけ出した物語は『人魚は笑わない』と『人魚の森』であろう。
この二つの内容についてはあえて省略するが、俺は『人魚は笑わない』と『人魚の森』は人間の中に潜むいびつな面をさらけ出した物語だと思う。
物語の中で何が人間の中に潜むいびつな面をさらけ出させているのか? 答えは簡単。人魚の肉である。
物語の中には主人公とヒロインの他に様々な人間が現れるが、中には不老不死に憧れを抱いている人物も存在する。
物語のお約束という訳ではないと思うが、不老不死に憧れを抱いている人間の心は歪んでいる。
とにかく『人魚シリーズ』という作品に登場した人間は主人公とヒロイン以外、内面に潜むいびつな面をさらけ出している。
話がズレるが、俺は『人魚シリーズ』を読んでいて「何か『アイランド』に似ているな」と、思った。『アイランド』はジャンル的に近未来映画であって、『人魚シリーズ』とは違うのだが、共通している部分が一つだけある。
それは永久の命である。
『アイランド』に人魚は登場しないが、不老不死のカテとなっているのがクローン人間。そして、『人魚シリーズ』の不老不死のカテは人魚ということだ。
話を戻すが、何故永久の命を求める人間は内面に潜む闇の部分が大きいのか。その答えは力と権力を持っているからである(その動機はそれだけでないが)。
例えば『闘漁の里』に出てきた海賊の頭は誰よりも不老不死になることを望んでいる(部下達も含めて)。
彼は組織の中では絶対的な存在であり、また家具を片手で持ち上げるほどの腕力もある。このような人間が不老不死に憧れを抱くのは己の権力を維持したいからである。
漫画の世界だけでなくノンフィクションの世界にも権力を維持し、この世の支配者になりたいと思っている人間は少なくはない。
それは闇の社会に生きている人物に限らず政治家や一般の人間にもいる。
『人魚シリーズ』は「不老不死なんて良いじゃない」と言っているだけの物語でなく、人間の心に潜むいびつな面をさらけ出した物語なのだ。
物語の作者、高橋留美子氏は『人魚シリーズ』以外に名作を多く生み出している。そのほとんどがアニメ化しているのだから凄いものである。
氏の作品はラブコメディが多いが、こんな人間の心に潜むいびつな面をさらけ出した物語まで生み出すとは…。いやはや(笑)。
2018年3月21日に日本でレビュー済み
”肉を食べれば永遠の命が得られるという人魚。その肉を食べて不老不死となってしまった湧太と真魚の2人の旅を物語の主軸とし、“永遠に生き続けることの苦悩”“不老不死を求める人間の愚かさ”“命の意味”などがメインテーマとなっている。”
ギャグ要素なくシリアスなるーみっくわーるど。好き。
ギャグ要素なくシリアスなるーみっくわーるど。好き。
2024年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大昔な読んで良かったからまた読みたい!と思って買いましたが思い出補正がかかっていたらしく思ってたのと違う…となってしまいました
2004年5月26日に日本でレビュー済み
高橋留美子作品の中で最も秀作だと思っています。
作者は「うる星」や「らんま」で知られていますが、
短編集は内容が濃く、おもしろいです。
中でも人魚シリーズは抜きんでています。
食べると不老不死になる伝説の人魚をめぐる様々な人間模様。
不老不死になった人間は、唯一首を切り落とせば死ねるのだが
主人公はあくまで老衰でちゃんと歳をとって死にたいと願う…。
内容は暗めです。読むと暗くなります(笑)
少々過激な場面もあるので、子供には向きません。
作者は「うる星」や「らんま」で知られていますが、
短編集は内容が濃く、おもしろいです。
中でも人魚シリーズは抜きんでています。
食べると不老不死になる伝説の人魚をめぐる様々な人間模様。
不老不死になった人間は、唯一首を切り落とせば死ねるのだが
主人公はあくまで老衰でちゃんと歳をとって死にたいと願う…。
内容は暗めです。読むと暗くなります(笑)
少々過激な場面もあるので、子供には向きません。
2004年10月14日に日本でレビュー済み
「不老不死を求める」というストーリなら沢山あると思います。
けれど「普通の人間に戻る」という設定の話は初めてでした。
ゆっくりと流れている時代を昔から経験し見てきた湧太がこのシリーズの主人公です。
不老不死という誰もが一度は憧れる呪いに囚われ、はたまた信頼していた家族や村人に騙されその禁忌の道に歩む登場人物達。
それでもたった一人の大切な人の為に生きる人も居れば、復讐の為だけに何十年も生きる人も居る。
そんな物語を見て、与えられた時間以上に必要なものが本当にあるのかと思えてきます。
この漫画は本当にお勧めです。
けれど「普通の人間に戻る」という設定の話は初めてでした。
ゆっくりと流れている時代を昔から経験し見てきた湧太がこのシリーズの主人公です。
不老不死という誰もが一度は憧れる呪いに囚われ、はたまた信頼していた家族や村人に騙されその禁忌の道に歩む登場人物達。
それでもたった一人の大切な人の為に生きる人も居れば、復讐の為だけに何十年も生きる人も居る。
そんな物語を見て、与えられた時間以上に必要なものが本当にあるのかと思えてきます。
この漫画は本当にお勧めです。
2003年4月21日に日本でレビュー済み
ギャグ作品と思われている「うる星やつら」等でも見られるが、ホラーやシ
リアスタッチなストーリーを描いても、面白い作品を描く高橋留美子先生。
その中でも、特に際立っている作品だと思う。
人魚といえば、空想の生き物でなにか夢のある感じがするが、そうではなく
人を食うのだという設定が面白い。「うる星やつら」でも、同じような話し
があったが、高橋留美子先生の人魚に対するイメージは、不老不死の化け物
というイメージがあるのだろうか?
しかし、寿命のある人間という対比させることによって、生きている事に感
謝しているという価値観が、暖かく描かれていて、読んだあとに爽やかな気
持ちがすると思う。
リアスタッチなストーリーを描いても、面白い作品を描く高橋留美子先生。
その中でも、特に際立っている作品だと思う。
人魚といえば、空想の生き物でなにか夢のある感じがするが、そうではなく
人を食うのだという設定が面白い。「うる星やつら」でも、同じような話し
があったが、高橋留美子先生の人魚に対するイメージは、不老不死の化け物
というイメージがあるのだろうか?
しかし、寿命のある人間という対比させることによって、生きている事に感
謝しているという価値観が、暖かく描かれていて、読んだあとに爽やかな気
持ちがすると思う。
他の国からのトップレビュー
TC
5つ星のうち4.0
The first collected printing
2014年2月20日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
This is the original. Viz did reprint these again but this is the first. This is the setup and explanation of the problems with mermaids.