少年のお話。
2つのカケラのうちの1つが、刃物を持ち、左目を光らせて暴れます。
もう1つのカケラが自らの胸を突き刺す言葉を吐いて、止めます。
暴れたほうのカケラは、記憶を失くしますが、最後にかつての敵を助けます。
少女のお話。
2つのカケラのうちのひとつが、殺されそうになりながら、殺人者たちを「かわいそうだ」と言って激しく泣きます。謝罪します。
もう1つのカケラと交わした約束を果たすことを決意します。
「かわいそうだ」と言って激しく泣いたほうのカケラは、自らが囚われている建物を爆破しますが、最後にナマズの腹の中の神を奪い返すために舞い上がります。
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きみのカケラ 3 (少年サンデーコミックス) コミック – 2004/8/6
高橋 しん
(著)
▼第5~6章●主な登場人物/イコロ(王家の長女。一度も笑ったことがない表情の欠けた子=「ヒトガタ」)、シロ(過去の記憶をなくし、自分の名前も思い出せない少年。髪の毛が“白い”ので、イコロに命名される。痛みを感じない体をもつ)●あらすじ/成り行きでレジスタンスたちのアジトにかくまわれたイコロとシロ。だが、レジスタンスが大切に祭っていた「聖なる勇者の面」を、シロが勝手に持ち出したため彼らの怒りを買ってしまう。しかも「ヒトガタ」を追ってきた少佐の部隊まで現れ、事態はますます不利な状況に…。そんな中、慌てたイコロが手元にあった剣をシロに手渡すと、突如シロの様子がおかしくなり、猛然と暴れ始めた!(第5章)●本巻の特徴/ついにイコロの身が戦族(いくさぞく)の手に落ちた! 駐屯地に連行されたイコロは、そこで科学の粋を集めた巨大な飛行体“ナマズ”を目撃する。一方、レジスタンスはナマズの中にある「ご神体」を奪還すべく、無謀な突撃計画を立てていたが…!?●その他の登場人物/クロ(王家に代々伝わる愛玩人形。わりと皮肉屋)、エリザベス少佐(戦族の将軍の娘。イコロの持ち物である王族の“カケラ”(=ペンダント)を伝説の「ヒトガタ」だと思い込んでいる)、レジスタンス(ナクチャ街の子供たち。独裁を企む“政族(まつりぞく)”や“戦族”に抵抗して戦っている)
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2004/8/6
- ISBN-104091266134
- ISBN-13978-4091266132
商品の説明
出版社からのコメント
高いカベに囲まれ、ただ雪に埋まって死んでしまうことを待っているそれだけの国。そんななかで、必死に輝きを見つけようとする少女・イコロと、記憶をなくした少年・シロの冒険物語。
著者について
1967年9月、北海道出身。
高校時代から長距離陸上選手。山梨学院大では箱根駅伝のアンカーを経験。
1990年『好きになるひと』で「第11回スピリッツ賞」を受賞。同年漫画家デビュー。
代表作『いいひと。』『好きになるひと』『最終兵器彼女』
高校時代から長距離陸上選手。山梨学院大では箱根駅伝のアンカーを経験。
1990年『好きになるひと』で「第11回スピリッツ賞」を受賞。同年漫画家デビュー。
代表作『いいひと。』『好きになるひと』『最終兵器彼女』
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2004/8/6)
- 発売日 : 2004/8/6
- 言語 : 日本語
- コミック : 206ページ
- ISBN-10 : 4091266134
- ISBN-13 : 978-4091266132
- Amazon 売れ筋ランキング: - 605,812位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2005年4月1日に日本でレビュー済み
この本は4巻からさかのぼって読みましたが、初めて買った4巻は「表紙買い」でした。
表紙がとてもきれいで幻想的、しかも大幅加筆でほとんど書き下ろしとあって、
クオリティの高さを期待してつい買ってしまったのです。
実際に読んでみると、とても効果的に構成されていて、まるで映画を見ているような心持ちです。
また、絵柄やアプローチ方法は「マニア向け?」とも思わなくもないのですが、内容はとても深いものを感じました。
登場するすべてのキャラクター達が、それぞれの場所から真剣に、非常に切なる想いをこめて訴えています。
特にこの3巻でイコロが訴えるものや、登場人物たちの行動・想いには、本当に心動かされるものがありました。
このマンガの中では今わたしたちの世界でごく当たり前なことが当たり前ではありません。
でも、心の面ではなんだか同じような状況なのかもしれない。
現代に生きるわたしたち、ここまで強い想いと責任感を持ったことがあったろうかと、
このシリーズを読んでいてつくづく思わされました。
今後の展開にも期待大です。
表紙がとてもきれいで幻想的、しかも大幅加筆でほとんど書き下ろしとあって、
クオリティの高さを期待してつい買ってしまったのです。
実際に読んでみると、とても効果的に構成されていて、まるで映画を見ているような心持ちです。
また、絵柄やアプローチ方法は「マニア向け?」とも思わなくもないのですが、内容はとても深いものを感じました。
登場するすべてのキャラクター達が、それぞれの場所から真剣に、非常に切なる想いをこめて訴えています。
特にこの3巻でイコロが訴えるものや、登場人物たちの行動・想いには、本当に心動かされるものがありました。
このマンガの中では今わたしたちの世界でごく当たり前なことが当たり前ではありません。
でも、心の面ではなんだか同じような状況なのかもしれない。
現代に生きるわたしたち、ここまで強い想いと責任感を持ったことがあったろうかと、
このシリーズを読んでいてつくづく思わされました。
今後の展開にも期待大です。
2004年8月17日に日本でレビュー済み
滅びを痛いほどに感じながら、無限に続く痛みに耐え、それでも希望へ向かってひたむきに生きる子供達。思わず「もういいんだよ」と言って手を差しのべ、抱きしめたくなる、そんな話。
時に貪欲にさえ思える子供達の希望へのひたむきさは、一種狂気すら感じます。特に前巻に続き、本巻にも登場するレジスタンスの子供達の狂気的純粋さは、本作全体に漂うもの悲しい雰囲気をより一層引き立てます。
作者の高橋しん氏の作品を読むのは本作が初めてですが、本作は素直に良作と言いたくなる作品です。
時に貪欲にさえ思える子供達の希望へのひたむきさは、一種狂気すら感じます。特に前巻に続き、本巻にも登場するレジスタンスの子供達の狂気的純粋さは、本作全体に漂うもの悲しい雰囲気をより一層引き立てます。
作者の高橋しん氏の作品を読むのは本作が初めてですが、本作は素直に良作と言いたくなる作品です。