三巻になって、単に封印して滅するだけではないという、結界術の新たな側面が
出てきました。今までは、堅くするだけだったのに、逆の柔らかく跳ね返したり
結界を突き破ってきたものを絡め取ったり、はたまた固定位置にしか結界を作れなかった
のに、新聞紙の上に貼り付けるといった、動かせる結界だったり、様々です。
柔軟な発想には驚かされます。
三巻のメインは、それら結界師の良守と時音の話というよりも、斑尾の過去と現在について
がメインだと思います。とっても読み応えのある内容です。
斑尾もお化け妖犬だというのは既知の事実でしたが、封印されていて、本当の姿
は大きくて強い犬だとは、思いもよりませんでした。
生前に旧友だった、そして現在、敵として現れた鋼夜(こうや)との戦いです。
良守も、戦いには一矢報いますが、決め手となったのは、斑尾の死す者をも殺す
毒尾でした。ただ、戦いは、人間を恨む鋼夜を、静かに麻酔を込めた、斑尾の
別れの気持ちと一緒に、終わります。なんともいえない、気持ちになります。
ほんの少しですが、烏森の秘密、伏線みたいなものも描かれています。
単に強くなるために力を貸す烏森と、死ぬために力を貸す烏森。不思議な力が
まだまだあるようですね。
良守と時音、そして烏森。これからどうなるのか楽しみです。
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結界師 (3) (少年サンデーコミックス) コミック – 2004/6/18
田辺 イエロウ
(著)
▼第17~19話/良守の日々(前・中・後編)▼第20話/4世紀ぶりの再会▼第21話/銀露と鋼夜▼第22話/庭▼第23話/山犬たち▼第24話/別離▼第25話/再封印▼第26話/黒い悪魔●主な登場人物/墨村良守(結界師・墨村家の22代目正統継承者。14歳。時音を守るために強くなろうと決意)、雪村時音(良守の隣家に住む結界師一族の娘。16歳。家同士は犬猿の仲)●あらすじ/強い妖から身を守るため、良守は巨大な岩を使って結界の強度を上げる訓練中。そんなある日、無数の氷の破片を飛ばす妖・氷渡(ひわたり)が現れた! 修行の成果を試すチャンスと意気込む良守だが、氷渡の放った特大の一発は、良守の結界を貫通するほどの威力だった…!!(第17話)●本巻の特徴/斑尾がかつての仲間・鋼夜と、400年の時を超えて再会! まだ斑尾が生身の山犬だった頃、同じ山で育った鋼夜が、人間を憎む化け犬になった理由とは? そして鋼夜と雌雄を決するため、良守に「首輪を取ってくれ」と頼んだ斑尾の想いとは…!?●その他の登場人物/斑尾(開祖以来の墨村家付きの妖犬。約500歳。その嗅覚で妖の位置を探る)、墨村繁守(良守の祖父で、墨村家21代目当主の結界師。68歳)、白尾(開祖以来の雪村家付きの妖犬。約400歳。斑尾と仲が悪く、良守をバカにしている)、雪村時子(時音の祖母で、雪村家21代目当主の結界師。70歳)、鋼夜(約500歳の化け犬。かつては斑尾と同じ山に育った山犬だった)
- 本の長さ188ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2004/6/18
- ISBN-104091270638
- ISBN-13978-4091270634
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2004/6/18)
- 発売日 : 2004/6/18
- 言語 : 日本語
- コミック : 188ページ
- ISBN-10 : 4091270638
- ISBN-13 : 978-4091270634
- Amazon 売れ筋ランキング: - 302,624位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2010年2月24日に日本でレビュー済み
この2匹は昔、山で一緒に暮らした仲。
でも、斑尾こと銀露は餓死。
それ以降、鋼夜は、鹿ではなく人を食べ始めた。
そして・・・約300年ぶりの再開。
良守に首輪を外すように頼む斑尾。
そして・・・それを受け入れる良守。
2人(1人と1匹)の絆は必見です!
でも、斑尾こと銀露は餓死。
それ以降、鋼夜は、鹿ではなく人を食べ始めた。
そして・・・約300年ぶりの再開。
良守に首輪を外すように頼む斑尾。
そして・・・それを受け入れる良守。
2人(1人と1匹)の絆は必見です!
2011年12月27日に日本でレビュー済み
レビューを見て気付いたがキャラクター名ゲストキャラクター名を書くのはおかしいです、即刻変更、開示お願い致します、僕的には面白かったです、こね位の表現ならまだしもゲストキャラクターを書くのは間違っているかと。
2004年6月19日に日本でレビュー済み
>このマンガ、本屋さんで見つけて以来お気に入りの作品です。
>練られているのにそれを感じさせないストーリー展開と、シンプルだけどしっかりしている絵が、やはり魅力的。この物語が一体どんな方向へ向かっていくのか、ますます楽しみになる第3巻です。
>最後に掲載されているゴ○ブリの話では、普段妖怪達をバシバシ殺っているヒロイン時音さんが・・・。
>なんにしても、加速してゆく心地よさがたまらなくハートを掴むこの作品。☆5つですよ。
>練られているのにそれを感じさせないストーリー展開と、シンプルだけどしっかりしている絵が、やはり魅力的。この物語が一体どんな方向へ向かっていくのか、ますます楽しみになる第3巻です。
>最後に掲載されているゴ○ブリの話では、普段妖怪達をバシバシ殺っているヒロイン時音さんが・・・。
>なんにしても、加速してゆく心地よさがたまらなくハートを掴むこの作品。☆5つですよ。
2004年6月23日に日本でレビュー済み
幼い頃の事故から時音を守る為強くなろうとする良守は今日も修行に励む。そんな中、いつものように妖怪退治をしていると良守の結界では対処仕切れないほどの妖怪に出くわし、結局時音に協力してもらうことに。良守はやっぱりまだ修行が足りないと反省し、一方で時音は良守の底知れない力を痛感し自分の出来る最大限の事に磨きをかける。互いに尊重しあって、高めあっていることが分かります。こんな二人っていいですね。
そして今巻の最大の見所は斑尾の本当の姿。斑尾の過去の友人;銀露との見解の違いや葛藤が巧みに表現されていて、絵の上手さも際立っています。斑尾がオ○マ犬だったのにはびっくりでした!というか斑尾が結界師に仕えるようになったいきさつがシリアスな中での笑点になっていて、シリアスになりきれないのがこの作品のいいところだと思います。
そして今巻の最大の見所は斑尾の本当の姿。斑尾の過去の友人;銀露との見解の違いや葛藤が巧みに表現されていて、絵の上手さも際立っています。斑尾がオ○マ犬だったのにはびっくりでした!というか斑尾が結界師に仕えるようになったいきさつがシリアスな中での笑点になっていて、シリアスになりきれないのがこの作品のいいところだと思います。
2004年6月18日に日本でレビュー済み
3巻の内容はとても見応えがあります。いつもの妖怪退治と妖犬・斑尾の生前の過去、最後には時音の至上最強の敵であるゴOOリの話があります(笑)これは実際に買って読んで、楽しんで下さい!
斑尾の話では斑尾の幼馴染(?)の妖犬・鋼夜が出てきます。この2匹のバトルもさながら、彼らの真の姿も見れるので見た瞬間にカッコいい!!と思いました。個人的には斑尾と主人公である良守の絆が少しだけ深まったように思いました。ここも読んで感じて欲しい所です。
斑尾の話では斑尾の幼馴染(?)の妖犬・鋼夜が出てきます。この2匹のバトルもさながら、彼らの真の姿も見れるので見た瞬間にカッコいい!!と思いました。個人的には斑尾と主人公である良守の絆が少しだけ深まったように思いました。ここも読んで感じて欲しい所です。
2022年2月22日に日本でレビュー済み
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大人気漫画のデジタル版
紙の漫画を持つのに抵抗がある方などは、デジタル版で是非見てください!!
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