この作品に、不満を抱く人が、何を期待していたのかよくわからない。
確かに分析ダケする分には、代わり映えしないパターンに見えるかもしれないが。
私は、やっと、安らかな気持ちになれるような気がします。やっと。
能力が越脱しているがために、他の人には、見えないもの、聞こえないもの、考えられないもの、ができてしまうだけで、
人間の動物的本能の保身が彼らを拒絶しながら、支配しようと、一番人間の醜い感情が入り乱れ、望まなくても、巻き込まれてしまう。そっと、普通に暮らしていたかっただろうに、、、。
このストーリーでは、小さな希望が、そこら中にまき散らされている。それは、きっと静にとっても、凛にとっても、守りたかったものに違いないと、はっきり解る。
主人公が女である事で、いつかはまた、その遺伝子に苦しめられる事、戦わなければならない事、が
起るかもしれなが、今は、安らかに眠らせてあげたいと思う。良く生き抜いたねと、言ってあげたい。
そして、その魂は、決して遺伝だけではなく、確かに触れた人たちの中に伝わっていくのだと思う。私は、満足ですよ。
だって気になっていたもの、その後を。
静は壊れてしまったんじゃないか?とか、傷ついた人たちが、憎悪のうねりに飲み込まれてしまっていないか?とか・・・。
私は、1〜5刊まで買ってしまいましたが、良かった良かった!って感じです。
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イヴの眠り 5: YASHA NEXT GENERATION (フラワーコミックス) コミック – 2005/12/20
吉田 秋生
(著)
大ヒット・コミック「YASHA(やしゃ)」のスーパー・ヒーロー・有末静の遺伝子を受け継ぐ少女、アリサ。彼女を待ち受ける想像を絶する運命とは?
まんまとアリサたちの捜索の手から逃げおおせた死鬼(スー・グイ)。そんな彼の狙(ねら)いは、忌わしきウイルスを使った戦争(バイオ・テロ)だった! ウイルスのデータを守る今井(いまい)をつけ狙う死鬼。アリサはその計画をくい止めるために、静(セイ)に助けを請うが???!? DNAで繋がる物語、感動の最終巻!!
まんまとアリサたちの捜索の手から逃げおおせた死鬼(スー・グイ)。そんな彼の狙(ねら)いは、忌わしきウイルスを使った戦争(バイオ・テロ)だった! ウイルスのデータを守る今井(いまい)をつけ狙う死鬼。アリサはその計画をくい止めるために、静(セイ)に助けを請うが???!? DNAで繋がる物語、感動の最終巻!!
- 本の長さ187ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2005/12/20
- ISBN-104091380379
- ISBN-13978-4091380371
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2005/12/20)
- 発売日 : 2005/12/20
- 言語 : 日本語
- コミック : 187ページ
- ISBN-10 : 4091380379
- ISBN-13 : 978-4091380371
- Amazon 売れ筋ランキング: - 114,963位コミック
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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2005年12月21日に日本でレビュー済み
今井先生の可愛がっていたタケシが死屍に誘拐される。
追うアリサたち。今井先生は!!??
そして死屍がついに静のいる病棟に迫るクライマックス!
アリサは、静は、どうする?!
ドキドキの最終巻です。
かわいい十市の息子たちも登場(妊婦の苑ちゃんも)。
5巻で終わりなのが残念。
また違う作品で会いたくなる登場人物たちでした。
番外編も出るといいな。
追うアリサたち。今井先生は!!??
そして死屍がついに静のいる病棟に迫るクライマックス!
アリサは、静は、どうする?!
ドキドキの最終巻です。
かわいい十市の息子たちも登場(妊婦の苑ちゃんも)。
5巻で終わりなのが残念。
また違う作品で会いたくなる登場人物たちでした。
番外編も出るといいな。
2006年5月8日に日本でレビュー済み
YASHAの続編であったが故のストーリーなのかなと。
吉田作品が好き、と言うのであればそこそこの満足感もあるかと思います。
ただ、BANANA FISH、YASHAに人並みならぬ思入れがある人には不満とか物足りなさが残るのではないでしょうか。
これはあくまでも個人の感想であることを理解していただけることを祈って語ります。
吉田作品はどれも秀逸であると思われるが、BANANA FISH、YASHAは頭ひとつ抜けて印象的過ぎる作品ではないでしょうか。これを読むと、かな〜り乱暴な表現になってしまうが、吉田作品の美少年が主人公な場合、20までは生きていられない、これ基本、という気がしてくる。
(というか、美少年は老いちゃいけない、ってことなのかも)
そうするとつまり、生き残ってしまった静が死ぬために出来上がった作品なのかなと。
そう考えると女が主人公なことも、十市がおっさんになっていることも、YASHAでのあの戦いに関わった人たちが年をくっていたとしても、全部納得できてしまえる。
静が意味ある死を迎える為の『その後』の話だと思えば…五巻でも十分だと思う。
吉田作品が好き、と言うのであればそこそこの満足感もあるかと思います。
ただ、BANANA FISH、YASHAに人並みならぬ思入れがある人には不満とか物足りなさが残るのではないでしょうか。
これはあくまでも個人の感想であることを理解していただけることを祈って語ります。
吉田作品はどれも秀逸であると思われるが、BANANA FISH、YASHAは頭ひとつ抜けて印象的過ぎる作品ではないでしょうか。これを読むと、かな〜り乱暴な表現になってしまうが、吉田作品の美少年が主人公な場合、20までは生きていられない、これ基本、という気がしてくる。
(というか、美少年は老いちゃいけない、ってことなのかも)
そうするとつまり、生き残ってしまった静が死ぬために出来上がった作品なのかなと。
そう考えると女が主人公なことも、十市がおっさんになっていることも、YASHAでのあの戦いに関わった人たちが年をくっていたとしても、全部納得できてしまえる。
静が意味ある死を迎える為の『その後』の話だと思えば…五巻でも十分だと思う。
2008年7月27日に日本でレビュー済み
シン・スウリンの息子、烈。バナナフィッシュの頃の父親を彷彿とさせます。なぜか、肝心なところでキメる、頼りなくも、頼れる奴。強大な敵を倒さなければならず、また、そこに生まれる様々な葛藤。なぜか、ジョジョの奇妙な冒険を思い出しました。( ̄ω ̄) 静と凜、やっと二人一緒になれたのかな?母、比佐子の愛情を受けてやすらぎの地にたどり着いたのか?安らぐには、この世では無理だったのか?いろいろなことを考えさせる作品です。アリサの、穏やかな将来を祈ります。
2005年12月31日に日本でレビュー済み
もっと続くかと思われたストーリーも5巻で完結。
読む前は、ちょっと物足りなくなりそうで寂しいと思ったものの、内容は疾走感と緊張感に溢れ、充実しており、一気に読み終えた。
読む前は、ちょっと物足りなくなりそうで寂しいと思ったものの、内容は疾走感と緊張感に溢れ、充実しており、一気に読み終えた。
2005年12月29日に日本でレビュー済み
僕は吉田秋生の大ファンだし、大好きなBANANAFISHのスピンオフストーリーというか、、、『ぼくの地球を守って』における『ボクを包む月の光』 みたいな次世代の物語なので、すごく内的評価は高い。が、物語としては、吉田秋生のコアは、『吉祥天女』、『BANANFISH』、『カリフォルニア物語』あたりで、書ききられてしまっているので、そのテーマの本質の、めちゃめちゃ洗練された同工異曲といえよう。それについては『ラヴァーズキス』の書評 で少し書きました。・・・・・・・・・・・ちなみに、これ、続編がありそうな気配だなぁ。だって、シン・スウ・リンの息子の物語が、ぜんぜん動いていないんだから。おれ、こいつ(シンもだけど)めっちゃ好きなんだよなー。光の庭も最高に良かったけど。やっぱ好きだーうふ
2020年11月10日に日本でレビュー済み
この漫画は、吉田の趣味なのか、首切断シーンがあまりにも多すぎる。
イスラム教徒なのかと疑います。
イスラム教徒なのかと疑います。
2006年2月11日に日本でレビュー済み
おそらく筆者が生み出したもう一人の「セイ」の壮絶な存在と、凛として生きる静の苦渋に、アリサが翻弄されるのを描きたくなかったんじゃないかなあと思った。「イブの眠り」のタイトル通り、主人公を女性に据えた段階から、連載は長続きしないだろうなあと思っていた。予感的中したのは哀しかったけれど、「バナナフィッシュ」「YASHA」と続いて、これ以上血なまぐさい展開にしたくない、それこそ女性としての「何か」が働いたんではないかと思う。
救われない存在が余りにも多い登場人物たち。この3つのシリーズの最終編では、魂鎮めの儀式が必要なのだと思う。アリサは物語の中で、「樹下美人」の構図よろしく、巫女として捧げられた存在にならなければならない。尊属殺人にならないためにも、心に傷を残さないためにも、自らの手で幕を引くのは「静」だったというのは、最初から予定された調和だったのだろう。
結末を見届け、更に生きていかなければならないものの人生は重い。しかし、生かされていることの大切さがしみじみと味わえるラストであり、「吉祥天女」に続く戦う女性である事を脱却し始めた、秋吉作品における新しい「女性像」の一つを示す作品だと思う。
救われない存在が余りにも多い登場人物たち。この3つのシリーズの最終編では、魂鎮めの儀式が必要なのだと思う。アリサは物語の中で、「樹下美人」の構図よろしく、巫女として捧げられた存在にならなければならない。尊属殺人にならないためにも、心に傷を残さないためにも、自らの手で幕を引くのは「静」だったというのは、最初から予定された調和だったのだろう。
結末を見届け、更に生きていかなければならないものの人生は重い。しかし、生かされていることの大切さがしみじみと味わえるラストであり、「吉祥天女」に続く戦う女性である事を脱却し始めた、秋吉作品における新しい「女性像」の一つを示す作品だと思う。