今回は裁判詐欺が面白い。やはり法律や社会の常識、道徳観念、正義感等々そうした
自分の信念で信じたいものと、それを踏みにじるのはやはり人間が作った「法律」という
そのむなしいほどの矛盾を人々の心にぐさりと突きつける。
正義感を貫くことの美徳を捨てるのはまた人としてひとつの魅力を失うことになるとは
思うが、やはり時と場合、状況に応じて臨機応変に立ち回れる柔軟なさはあっていいだろう。
日本のおかれた状況に似ているが、軍事力を持たない、平和を希求する理想は大事だが、
確固たる武力、戦力を持たず諸外国と有利に外交をするのは不可能である。
美徳を貫くだけではパワーバランスは保たれない。クロサギを見てふとそんな事を考えた。
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クロサギ (11) (ヤングサンデーコミックス) コミック – 2006/10/5
▼第109~111話/訪問販売詐欺(前・中・後編)▼第112~116話/裁判詐欺(I~V)▼第117~119話/生命保険詐欺(前・中・後編)▼シロサギ・データ・ファイル●主な登場人物/黒崎(人を騙し金銭を巻き上げる詐欺師の一種“シロサギ”のみを標的にする詐欺師。通称“クロサギ”)、吉川氷柱(よしかわつらら。政和大学法学部に通う検事志望の大学生。自分が住むアパートの大家・黒崎を密かに慕う)、桂木敏夫(詐欺師を裏で操る大物フィクサー。普段は「スナック桂」のマスター)●あらすじ/今回のシロサギは、訪問販売詐欺を働く猪野村香。化粧品会社の訪問販売員として、幼い子供を持つ主婦を標的に“個人的な関係”を構築することで、その心の隙間に入り込む女詐欺師である。彼女の手口は、会社の方針で詐欺まがいのことをするのではなく、会社を利用して自分一人に儲けが来るようにするのだが、果たしてその手段とは…?(第109話)●本巻の特徴/法律は正しい人間を守るためのものじゃない。シロサギに対抗するには“自分の掟”で戦うしかないんだ! 表題作「裁判詐欺」では、中小企業を罠にかけ損害賠償裁判で金を搾り取る二人組に、黒崎が真っ向から対決!!
- 本の長さ191ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/10/5
- ISBN-104091511252
- ISBN-13978-4091511256
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/10/5)
- 発売日 : 2006/10/5
- 言語 : 日本語
- コミック : 191ページ
- ISBN-10 : 4091511252
- ISBN-13 : 978-4091511256
- Amazon 売れ筋ランキング: - 428,581位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年10月9日に日本でレビュー済み
詐欺って他人からの信頼を換金する行為なんだ、と考えさせられた。自分のことを分かってくれる人だったり、弁護士だったり、医師だったり、だますためにはあらゆる物を利用して自分のことを信用させなければならない。そして、信用が得られた瞬間にそれをひっくり返す。そのときに感じるのは、寂しさなのか、金への欲望なのか、だましきった快感なのか。
いつも人を疑ってかかるのは非常に疲れる生き方だ。無意識のうちにルールは守られるという前提で生きている。でも、人が創造もしないことだからそこにチャンスが生まれる。そう考えるのが詐欺師なのだろう。3億円騙し取って懲役6年なら年収5千万円という考え方には、一瞬納得させられてしまったのが不覚だ。
いつも人を疑ってかかるのは非常に疲れる生き方だ。無意識のうちにルールは守られるという前提で生きている。でも、人が創造もしないことだからそこにチャンスが生まれる。そう考えるのが詐欺師なのだろう。3億円騙し取って懲役6年なら年収5千万円という考え方には、一瞬納得させられてしまったのが不覚だ。