作者の河合さんはどういう意図で65~68ページを描いたのかなとよく考えます。特に望月さんの横顔の意味ですね。望月さんが大江君のことが好きだったかどうか最後までよくわからず、もだもだした感じが残ります。だからこの漫画を読み進めてしまう面もあるわけですが、言い方を変えれば、そこはストーリーテラーとしての河合さんのうまさだと思います。
38ページ、勅使河原君が自分の書いた二等辺三角形をながめ、無言になるコマがあります。その次のコマで、彼はその半紙を「クシャ」っと握りつぶしています。大江君が書いた二等辺三角形は36ページにあるんですが、起筆の美しさで大江君が上ですね、注意してみるとわかると思います。勅使河原君の無言の意味ですが、大江君のすごさを、2巻の競い合い(p31)に次いで意識した瞬間ではないでしょうか。
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とめはねっ! 鈴里高校書道部 (3) (ヤングサンデーコミックス) コミック – 2008/4/4
河合 克敏
(著)
文化系青春コメディー第三巻! 熱き夏合宿編!
鈴里高校書道部と鵠沼学園書道部の合同夏合宿がスタート! まだまだ初心者のユカリと望月さんは、超基本の練習で、字ではなく○や△しか書かせてもらえない。果たして、合宿最終日の寸評会の結果はいかに!? 文化系青春コメディー、合宿三昧の第三巻!!
【編集担当からのおすすめ情報】
2010年1月にNHK総合でドラマ化された原作コミック!
鈴里高校書道部と鵠沼学園書道部の合同夏合宿がスタート! まだまだ初心者のユカリと望月さんは、超基本の練習で、字ではなく○や△しか書かせてもらえない。果たして、合宿最終日の寸評会の結果はいかに!? 文化系青春コメディー、合宿三昧の第三巻!!
【編集担当からのおすすめ情報】
2010年1月にNHK総合でドラマ化された原作コミック!
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2008/4/4
- ISBN-104091513174
- ISBN-13978-4091513175
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ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2008/4/4)
- 発売日 : 2008/4/4
- 言語 : 日本語
- コミック : 224ページ
- ISBN-10 : 4091513174
- ISBN-13 : 978-4091513175
- Amazon 売れ筋ランキング: - 287,909位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年4月11日に日本でレビュー済み
鈴高と鵠沼の合同合宿。
望月や勅使河原は縁にライバル心を感じているみたいだけど、当の縁は自分と向き合っている感が強いね。
有意義な合宿だと思った。
望月や勅使河原は縁にライバル心を感じているみたいだけど、当の縁は自分と向き合っている感が強いね。
有意義な合宿だと思った。
2016年10月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
こちらのコミックス版の方が、巻末の付記やカバー扉の四コマ漫画などが充実しており、作中の書の作品もはっきりと見えます。価格にもよりますが、あまり差がないようならば、こちらのコミックス版をおすすめします。
2014年1月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
しっかり利用させていただいています。いつもながら配送確認のできる状況は、安心できますね。
2008年5月20日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
早速の合宿で望月と大江が三浦清風先生から指導してもらったのは
「線と丸と二等辺三角形」
「字さえ書かせてもらえない!」
とあせる望月ですが、地道な練習と的確な指導の成果があらわれます。
文化部の書道を扱っているのに「スポーツまんが」のように展開していくので面白いです。
練習とその成果、それによっておこる悲喜こもごもの感情が、高校生達をとおして読んでいるこちらにも伝わってきて「夏の合宿風景」を楽しませてもらいました。
「線と丸と二等辺三角形」
「字さえ書かせてもらえない!」
とあせる望月ですが、地道な練習と的確な指導の成果があらわれます。
文化部の書道を扱っているのに「スポーツまんが」のように展開していくので面白いです。
練習とその成果、それによっておこる悲喜こもごもの感情が、高校生達をとおして読んでいるこちらにも伝わってきて「夏の合宿風景」を楽しませてもらいました。
2013年12月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
書道漫画として大変面白く、書道の筆休めに最適です。筆離れが進む現代に子供達に読ませたい一冊です。
2008年4月7日に日本でレビュー済み
書道に興味が無い人でも
ちょっと「書道」って面白いかも・・・?
と思わせるマンガである。
後半の先生のウンチクは
学研「ひみつシリーズ」を思わせる
分かりやすい解説。
細かい技術も出てくるので
ちょっと久々に筆で書いてみようかなと
いう気になります。
帯に富士鷹ジュビロ、じゃなかった藤田和日郎の
推薦コメントが、なぜか載ってますww
ちょっと「書道」って面白いかも・・・?
と思わせるマンガである。
後半の先生のウンチクは
学研「ひみつシリーズ」を思わせる
分かりやすい解説。
細かい技術も出てくるので
ちょっと久々に筆で書いてみようかなと
いう気になります。
帯に富士鷹ジュビロ、じゃなかった藤田和日郎の
推薦コメントが、なぜか載ってますww
2008年4月6日に日本でレビュー済み
河合克敏の最新作、書道漫画「とめはねっ!」の最新刊。
この最近のトレンドである4文字+ひらがなのタイトルといい、
以前よりもシャープでシンプルになった(と、思う)絵柄といい河合克敏という作家は
デビューから20年近くたっても変わらず「みずみずしい」なあ、と思う。
1〜2巻は河合克敏の作品なら御馴染みの、基礎体力を付ける部分というか
キャラを安定させ、発展に備えるような感じだったんだと個人的には思える。
しかし、そのバックボーンの部分でも書道の面白さ・変わった部分を堅実に伝えたり
彼の漫画ではおなじみ、恋愛の部分もしっかり描いたりと非常に「カチッ」とした、いい滑りだしだったように思う。
そしてこの3巻では、いよいよもって河合漫画の面白さ「本格的になった時の、キャラの真剣具合」が楽しめる仕様になった。
内容としては合宿の続きから始まり、そこから主人公の高校「鈴里高校」とライバル校「鵠沼高校」の全員で寸評会を行う展開。
それをきっかけにして「書の甲子園」、国際高校選抜書展(いわゆる書道の全国大会?)みたいな
ものへ参加するといった、王道の部活漫画へと成長していく。
河合克敏の漫画だと、大体こういう大舞台になってから真骨頂というイメージ、というか期待があるので
個人的にはそこを楽しみにしつつ、幕間のコメディもしっかり楽しめた次第。
そう、この作品では「学生生活の楽しさ」も存分に描かれている。
書道という題材のせいか、食わず嫌いで読まない人もいるかもしれないが
この作品は「青春時代」の甘さや苦さにもしっかりと着手しており、どちらの切り口からも楽しめる良作なのである。
そしてこれからの展開次第では名作になる可能性も十分ありえる。
ということで今のうちに是非チェックして楽しんでもらいたい。
こういうマイナーな題材を選んでもコアになりすぎたり、一見さんお断りな雰囲気がしないのは
そういった下地の部分をしっかり描いたり、遊び心が感じられるからであろう。
マイナー漫画を描く作家の中では一番信頼できる作家といっても過言ではないかも。
ちなみに鎌倉・某お寺のO塚さん(おまけページ参照)は三輪ちゃんが好きだということだが
個人的に私が好きなのは加茂ちゃんと日野シスターズである。
この最近のトレンドである4文字+ひらがなのタイトルといい、
以前よりもシャープでシンプルになった(と、思う)絵柄といい河合克敏という作家は
デビューから20年近くたっても変わらず「みずみずしい」なあ、と思う。
1〜2巻は河合克敏の作品なら御馴染みの、基礎体力を付ける部分というか
キャラを安定させ、発展に備えるような感じだったんだと個人的には思える。
しかし、そのバックボーンの部分でも書道の面白さ・変わった部分を堅実に伝えたり
彼の漫画ではおなじみ、恋愛の部分もしっかり描いたりと非常に「カチッ」とした、いい滑りだしだったように思う。
そしてこの3巻では、いよいよもって河合漫画の面白さ「本格的になった時の、キャラの真剣具合」が楽しめる仕様になった。
内容としては合宿の続きから始まり、そこから主人公の高校「鈴里高校」とライバル校「鵠沼高校」の全員で寸評会を行う展開。
それをきっかけにして「書の甲子園」、国際高校選抜書展(いわゆる書道の全国大会?)みたいな
ものへ参加するといった、王道の部活漫画へと成長していく。
河合克敏の漫画だと、大体こういう大舞台になってから真骨頂というイメージ、というか期待があるので
個人的にはそこを楽しみにしつつ、幕間のコメディもしっかり楽しめた次第。
そう、この作品では「学生生活の楽しさ」も存分に描かれている。
書道という題材のせいか、食わず嫌いで読まない人もいるかもしれないが
この作品は「青春時代」の甘さや苦さにもしっかりと着手しており、どちらの切り口からも楽しめる良作なのである。
そしてこれからの展開次第では名作になる可能性も十分ありえる。
ということで今のうちに是非チェックして楽しんでもらいたい。
こういうマイナーな題材を選んでもコアになりすぎたり、一見さんお断りな雰囲気がしないのは
そういった下地の部分をしっかり描いたり、遊び心が感じられるからであろう。
マイナー漫画を描く作家の中では一番信頼できる作家といっても過言ではないかも。
ちなみに鎌倉・某お寺のO塚さん(おまけページ参照)は三輪ちゃんが好きだということだが
個人的に私が好きなのは加茂ちゃんと日野シスターズである。