ステイシリーズの中でも一番切なくて、ストーリーがしっかりしているのが
この本に収録されている「夏休みカッパと」だと思います。
(ほかのストーリーも好きなのですが、ちょっと変な部分もあるので)
読み進めていくうちに冒頭でリュータがただだらしなくベンチで寝ていたのではなく、
実は病院帰りで、コンビニの袋っぽく描かれていたレジ袋が実は薬袋だったことあとでわかるという仕掛けがあることに気づきます。
おちゃらけていて、カッパツアーを強引にすすめるリュータ。
自身の病気をかくしてリカと邦彦との普通の青春を求めふざける姿に愛おしさを感じます。
カッパのせいにした、リュータの体調の変化の描き方がなんともいえません。うまいです。そして切ないです。
こんないい感じの3人なのに、リュータだけに未来がないのが悲しく切ないです。いいやつなのに・・・
ステイ作品の中では目立たないマイナーなストーリーだと思いますが、私は一番のお気に入りです。
これと、「愛している」以外は過去の作品で、本としての一貫性が薄いのがちょっと残念です。
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STAYネクスト夏休みカッパと (フラワーコミックス) コミック – 2006/6/1
西 炯子
(著)
「わたし、カッパみつけたほうと結婚してもいい」———幼い日の約束を胸に、カッパの里・岩手県遠野(とおの)へと向かったリカ、リュータ、邦彦の3人。楽しい夏の日は、やがてくる別れの季節を予感するかのようにやさしく過ぎてゆき…。表代作ほか、青春傑作短編「愛してる」「四月にはレンゲ畑」「口笛吹いて」を収録。
- 本の長さ191ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/6/1
- ISBN-104091670172
- ISBN-13978-4091670175
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/6/1)
- 発売日 : 2006/6/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 191ページ
- ISBN-10 : 4091670172
- ISBN-13 : 978-4091670175
- Amazon 売れ筋ランキング: - 509,996位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2006年6月28日に日本でレビュー済み
これで終わりのようです。
カッパを追っかける高校生三人のお話の表題作と、
同シリーズの「少年」に出てきたカメラ小僧(?)のお話までがSTAYシリーズ、
その他結構前に書かれた短編が2つ。
一見関連ないものが詰め込まれたように見えますが、
収録作の共通点は「作者の故郷」をもとにしたものとのこと。
私はSTAYシリーズは今までの西炯子さんの作品の中でもかなり傑作だと思っています。
理由は他作品よりも短編が多く、内容も「わかりやすい」こと、
そしてその中になんともいえない「色彩」と「深さ」あること。
何度も読み返してしまうシリーズです。
是非シリーズ通して読まれることをお薦めいたします。
カッパを追っかける高校生三人のお話の表題作と、
同シリーズの「少年」に出てきたカメラ小僧(?)のお話までがSTAYシリーズ、
その他結構前に書かれた短編が2つ。
一見関連ないものが詰め込まれたように見えますが、
収録作の共通点は「作者の故郷」をもとにしたものとのこと。
私はSTAYシリーズは今までの西炯子さんの作品の中でもかなり傑作だと思っています。
理由は他作品よりも短編が多く、内容も「わかりやすい」こと、
そしてその中になんともいえない「色彩」と「深さ」あること。
何度も読み返してしまうシリーズです。
是非シリーズ通して読まれることをお薦めいたします。
2013年6月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
他の本ともまとめて購入しました。
絵がとてもきれいで好きな作家さんです。
楽しく読めました。
絵がとてもきれいで好きな作家さんです。
楽しく読めました。
2008年3月10日に日本でレビュー済み
この作品はシリーズとして発表されていますが、何故か順番通りに読んでいない為、他作品との関連がわかりません。ですが、それぞれ独立しており、この本だけでも楽しめました。時は過ぎていくけれど、過ごした時間は永遠のもの…ノスタルジックな短編集です。