子供に読ませるには、抵抗があります。
が、大変興味深く読みました。
昔読んだ神話の世界が、色鮮やかに浮かび上がって見えます。
こんなふうに、一つの話から背景に有る心模様がふわりと自分の中に降って来る感じは、とても楽しめました。
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スフィンクス (flowers comicsシリーズここではない・どこか 2) コミック – 2009/12/10
萩尾 望都
(著)
「山へ行く」に続く”ここではない★どこか”シリーズ第2弾。二年ぶりに萩尾望都の本格SF作品が発刊になります。
- 本の長さ194ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2009/12/10
- ISBN-104091670393
- ISBN-13978-4091670397
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2009/12/10)
- 発売日 : 2009/12/10
- 言語 : 日本語
- コミック : 194ページ
- ISBN-10 : 4091670393
- ISBN-13 : 978-4091670397
- Amazon 売れ筋ランキング: - 274,596位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年11月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やはり萩尾望都さんの作品は素晴らしいです。心にグサッと突き刺さります。
2013年7月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
あちこちのレビューを見ると萩尾望都らしくないとか、手抜きだとか書いてありましたが
そういうのも彼女の味のうちだと思います。
作品の良い悪しはその人の思いですが、作者をこよなく愛しているならこの本も愛せるはずです。
作者の色んな面が出ていて私は好きです。
そういうのも彼女の味のうちだと思います。
作品の良い悪しはその人の思いですが、作者をこよなく愛しているならこの本も愛せるはずです。
作者の色んな面が出ていて私は好きです。
2019年8月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
怪しい老婆(ほぼ主人公)が出てきて途中まで退屈な感じで話もよく分からなくなってきたところでいつも通り美しい盛り上がりを見せる。
読み返すと首を隠した怪しい恰好や会話の内容がよくわかる。
他の作品の印象が薄いので星4です。
読み返すと首を隠した怪しい恰好や会話の内容がよくわかる。
他の作品の印象が薄いので星4です。
2013年3月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
萩尾望都先生はまぎれもない天才です。計算はするのだろうけれど、ほとんど無意識に手を動かしてたらこんなんができました、と出される作品がすごすぎる。まずまったく無駄のない構成、それもレイヤーのような多重化した立体構成は、どうあがいても真似できない。舞台化や、映像化されるとごく表面をなぞったうすっぺらいものになってしまう。萩尾先生の作品は自身の漫画が一番最高です。
2019年9月18日に日本でレビュー済み
最後に小説家・生方さんシリーズがあります。
書店で購入後読んだ時は、特に印象に残りませんでした。
が、しばらくして読み返すと・・・。
高齢の女性の画家のお話になります。
かなり苦労したと思われる女性。(ネタバレ注意)。
旅立つ前に遺言を残していて、二枚の絵のうち一つを若い男性の弟子(?)、もう一枚を十歳若い男性に贈与という内容のようです。
この女性画家は、当時であれば、かなわぬ想いにとらわれていたようです。
想う相手に贈与する絵は海の絵。それを見た生方さんは思わず涙を流します。
それほど、海の絵には、女性画家の切ない想いがこめられていたのだと私は思います。
海の絵を贈られた男性は「要らない」と言います。が、結局、娘さんが気に入ってもらうことにします。
それだけなのですが、読んだ後に、何ともいえないものが心にわきあがります。
絵を描く人はなぜ描くのでしょう。ただ描きたいからでしょう。なぜ描きたいのでしょう。行き場のない想いを絵にしたいからでしょうか。名作です。この物語は。
他の二つの作品にも、生方さんは登場します。ドアを青に塗ったり、リフォームする妻を持つ男性のお話。この男性は生方さんの後輩らしい。「人の縁は業」という生方さん。なるほど。業・・・なのかぁ。お話自体はわかりやすい単純なものですが。面白いお話でした。
書店で購入後読んだ時は、特に印象に残りませんでした。
が、しばらくして読み返すと・・・。
高齢の女性の画家のお話になります。
かなり苦労したと思われる女性。(ネタバレ注意)。
旅立つ前に遺言を残していて、二枚の絵のうち一つを若い男性の弟子(?)、もう一枚を十歳若い男性に贈与という内容のようです。
この女性画家は、当時であれば、かなわぬ想いにとらわれていたようです。
想う相手に贈与する絵は海の絵。それを見た生方さんは思わず涙を流します。
それほど、海の絵には、女性画家の切ない想いがこめられていたのだと私は思います。
海の絵を贈られた男性は「要らない」と言います。が、結局、娘さんが気に入ってもらうことにします。
それだけなのですが、読んだ後に、何ともいえないものが心にわきあがります。
絵を描く人はなぜ描くのでしょう。ただ描きたいからでしょう。なぜ描きたいのでしょう。行き場のない想いを絵にしたいからでしょうか。名作です。この物語は。
他の二つの作品にも、生方さんは登場します。ドアを青に塗ったり、リフォームする妻を持つ男性のお話。この男性は生方さんの後輩らしい。「人の縁は業」という生方さん。なるほど。業・・・なのかぁ。お話自体はわかりやすい単純なものですが。面白いお話でした。
2010年4月23日に日本でレビュー済み
長編の連載物が続いた後で、底知れない創作力をもって短編集「ここではない☆どこか」を上梓された著者。
2巻目は、中編、続き物が増えています。また、もしかして次は連載かな。。?
「オイディプス王の悲劇シリーズ」
・オイディプス 悲劇のさなかで、1巻でも出てきた「黒髪の男」(百億の。。あの登場人物を思い出しますが)の問いかけ。
コレは多分萩尾氏がずっと、思い続けていつか書きたいと思っていた世界なのでしょうね。ソポクレスの戯曲の部分のみです。
・スフィンクス 表題作。「オイディプス」はこの後に続く話と考えてください。つまりオイディプス王の悲劇をちゃんと時系列で描いた作品です。こちらが戯曲の元となった神話ですね。昔ギリシア神話がはやったことがありますが、今はサッパリだと思うので、是非導入として若い読者に読んでもらいたいですね。
・海の青
そんな作品やあんな作品を書いておいて、まだ青春をかけるのが氏のすごいところですw。イケメン君とメガネちゃん、最後にイケメン君が割りとほのぼのした人であることがわかってほっとする作品です。
・青いドア
微妙な女性心理を描いた作品。このシリーズらしいです。
・世界の終わりにたった一人で
作家生方シリーズで、前後編となった中編です。とある大作家の、永遠に報われない想い。。。
時は人を飲み込み、男女関係には新たな命が生まれ、悲しみだけでなく未来への光が見える。そして人の命は続く。
悲劇だけでなく、その周囲にいる人人まで描ききった、今の氏でなければかけない作品だと思います。
「会いたいとか 帰ってほしいとか もういいの
わたし そういう気持ちをみんなこの海に沈めたの
わたしも死んだら この海に沈むから それでいいのよ」
この言葉。。なかなかいえませんよ。
深くて広くて泣いて笑って 海のような人の生き様です。
2巻目は、中編、続き物が増えています。また、もしかして次は連載かな。。?
「オイディプス王の悲劇シリーズ」
・オイディプス 悲劇のさなかで、1巻でも出てきた「黒髪の男」(百億の。。あの登場人物を思い出しますが)の問いかけ。
コレは多分萩尾氏がずっと、思い続けていつか書きたいと思っていた世界なのでしょうね。ソポクレスの戯曲の部分のみです。
・スフィンクス 表題作。「オイディプス」はこの後に続く話と考えてください。つまりオイディプス王の悲劇をちゃんと時系列で描いた作品です。こちらが戯曲の元となった神話ですね。昔ギリシア神話がはやったことがありますが、今はサッパリだと思うので、是非導入として若い読者に読んでもらいたいですね。
・海の青
そんな作品やあんな作品を書いておいて、まだ青春をかけるのが氏のすごいところですw。イケメン君とメガネちゃん、最後にイケメン君が割りとほのぼのした人であることがわかってほっとする作品です。
・青いドア
微妙な女性心理を描いた作品。このシリーズらしいです。
・世界の終わりにたった一人で
作家生方シリーズで、前後編となった中編です。とある大作家の、永遠に報われない想い。。。
時は人を飲み込み、男女関係には新たな命が生まれ、悲しみだけでなく未来への光が見える。そして人の命は続く。
悲劇だけでなく、その周囲にいる人人まで描ききった、今の氏でなければかけない作品だと思います。
「会いたいとか 帰ってほしいとか もういいの
わたし そういう気持ちをみんなこの海に沈めたの
わたしも死んだら この海に沈むから それでいいのよ」
この言葉。。なかなかいえませんよ。
深くて広くて泣いて笑って 海のような人の生き様です。
2009年12月27日に日本でレビュー済み
と著者に教わったと記憶しています。
その意味で、「オイディプス」と「スフィンクス」とは、鮮やかな連作になっていると思います。
ユーリ、阿修羅、オイディプス。何かに気付かなくてはならないし、気付いた後も生き続けなくてはならない歩行者ですね。
もののあはれ、かなあ。
その意味で、「オイディプス」と「スフィンクス」とは、鮮やかな連作になっていると思います。
ユーリ、阿修羅、オイディプス。何かに気付かなくてはならないし、気付いた後も生き続けなくてはならない歩行者ですね。
もののあはれ、かなあ。