中古品:
¥26 税込
配送料 ¥250 6月1日-3日にお届け(19 時間 1 分以内にご注文の場合)
詳細を見る
中古商品: 良い | 詳細
コンディション: 中古商品: 良い
コメント: 漫画喫茶落ち、レンタル落ち商品ではございません。中古品の為、使用感等がございます。
Kindleアプリのロゴ画像

無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません

ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。

携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。

KindleアプリをダウンロードするためのQRコード

何か問題が発生しました。後で再度リクエストしてください。

萩尾望都作品集 (〔第2期〕-8) 訪問者 (プチコミックス) コミック – 1985/5/1

4.6 5つ星のうち4.6 139個の評価

登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (1985/5/1)
  • 発売日 ‏ : ‎ 1985/5/1
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 214ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4091780288
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4091780287
  • カスタマーレビュー:
    4.6 5つ星のうち4.6 139個の評価

著者について

著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
萩尾 望都
Brief content visible, double tap to read full content.
Full content visible, double tap to read brief content.

著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう

カスタマーレビュー

星5つ中4.6つ
5つのうち4.6つ
139グローバルレーティング

この商品をレビュー

他のお客様にも意見を伝えましょう

上位レビュー、対象国: 日本

2023年5月18日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「訪問者」はいかにも萩尾さんらしい人生の苦さと哀感がいい。何度も読み返して余韻を楽しんでいます。そして「エッグスタンド」は、これまでの萩尾作品から一歩先に踏み出したものを感じます。間違えないで欲しいのですが、それ以前の作品より進んでいるとかいう意味とは違う。ただ、深さ、苦さにおいて、年齢とともに積み重ねられた成熟が加わったという意味です。どちらが好きかと聞かれれば、それ以前の作品と答えるかも知れない。しかしどちらも萩尾さんらしさなのだ。決して他の人には描けない彼女だけの世界です。やはり両方とも好きかな。ともかく彼女の世界観は唯一無二のものだ。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「城」
子供の頃読んでいましたが、中高年になった今読み返してもその深い内容に驚かされます。
自分の中の負の感情、弱さや愚かさ、そして愛もすべて受け入れ自己を確立すること。
今の私にとってもまだ道半ばであり考えさせられる内容です。

「エッグ・スタンド」
人間の哀しさや不可思議さ、人間模様や戦争の残酷さを淡々と描いでいます。
ヨーロッパの名作映画を彷彿とさせる内容であり、現地の名監督が映画化したらきっと良いものになるだろうにと夢想してしまいます。

「天使の擬態」
死後の世界を信じてはいなくても、死んでいった弱き者たちがどうか幸せになってほしいと願うことはよくあります。
それは私たちの深い心の傷であり、大小の違いはあれ多くの人が心の内に持っているものではないでしょうか。
その心の傷を主人公が明かした時の教師の言葉、シチュエーションがまた非常に心憎い。
なんでこんなものが描けるのだろうと唸ってしまいます。
あ、だから天才って呼ばれてるんですね。
9人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年6月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
亡くなった母が萩尾望都先生の漫画が好きで、うちにたくさんあったので、中高生の頃かなり読んでました。
40過ぎて、もう何十年も漫画なんて読んでなかったんだけど、大好きだった訪問者のKindle版があったので思わず購入。
もう一ページめくるごとに泣けちゃって…。オスカー…。切なすぎます。
会社の休憩中に読んだけどあんまり泣けるからヤバかった。
萩尾先生ホント天才です。
アロイスもKindle版出てほしい。
20人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
萩尾望都のある作品を探して昔の作品を色々買っている
うちにこの作品に出会いました。

「なんじゃこれ重いわっ!」「なるほどわからん」と逆切れしつつ読了

絶賛レビューの中、違和感を書いてみます。

プライドが高く頑固な父、美人で不安定な母
母を亡くしたオスカーを無条件で気の毒がる人々
有能なんだか無能なんだかわからない中年の刑事
主人公をとりまく周辺人物はそれなりに掴めるのだが
薄幸な運命を背負わされた主人公だけがよくわからない。

別に孤独な少年の心理がわからないという意味ではなく
わたしが今まで出会った男性との乖離がはげしく
少年ってこんなだっけ?こんなに弱々しく繊細一方だけの存在だったっけ…?
と、空をつかむような感覚におちいってしまうからである。

まーはっきり言うとこの主人公は気に食わない母を消して
まんまと父親を独占することに成功した娘、または「あかの他人の女」ではないか?
ということです
そこに私は非常に気味の悪いものを感じとってしまう。
父子の対立と和解、母と息子の関係など、男性の永遠のテーマがこの作品からは
すっぽりぬけおちている、書く気すらないらしい
そのためそう感じるのです、それが残念です。

そういえばBLって男性を女性の心理で描くものだっけな…
と思い出しつつ

宮崎駿がいうように、クリエイターが自分のダークサイドを
同性のキャラで描くことはそれほどハードルが高いのだろう、ということで納得するしかなかった。

それでも随所に折り込まれるエピソードの隠喩にみちた
奥深さには抜群の冴えがある。

オスカーにとって念願の親子水入らずの冬の旅は
少年にとっては成長の
父親にとっては自滅の旅である。
太陽の無い寒空の下、押し殺された小さな人間の逃避行
その対比の鮮やかさ

嘘でかためられた結婚生活の象徴である白いチョコレートケーキが父の銃撃で粉砕され
やがてぬかるみに姿を変えて親子の足を奪うが
一転して旅先の人情で救われる、その暖かさ

キリスト教の説話が盛り込まれ、裁きの神の足取りにのせて
じょじょに主人公の秘密が暴かれていく過程
家の中の罪人のみどりごがオスカー自身であったと
判明するカタルシス

等々、ヨーロッパ的なエピソードを駆使した構成は
みごととしか言いようが無い

古い作品ではあるが
人生の洞察や世界の断片が確実な手触りで
えがかれているからこそ
この作者は何十年も支持されているのだろう

読んでよかったとは思うが、苦悩と救済を求めてもがく人間ドラマが
もっと誠実な設定で作られていたら日本史上に残る
凄い名作になったのに
…と思うと
残念な気がする。
4人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
やっぱり、萩尾望都さんはすごい!
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年1月31日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
30年ぶりに読みました。繊細な心理描写、複雑な人間関係、そして魅力的なオスカー少年。中学生の時読んだ頃より、より深く心に沁みました。短編漫画なのに2時間のヨーロッパ映画見たような味わいです。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2018年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔、購入した本がぼろぼろにくたびれて処分してしまったのですが、どうしても「城」を読み返したくなり購入しました。タイトルとなるメインの「訪問者」はもちろんなのですが、とにかく収録されている短編「城」が秀逸で、大人になるということはどういうことなのか、を考えさせられます。
14人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2014年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「愛したほうが殺しやすい」というよりも「愛されたから(束縛の鎖を断つために)殺しやすい」と考えると少年の行動が腑に落ちます。
母親も、パピヨンもその他の殺人も、ほぼ同じ心理で行われたのかもしれません。

愛したのはルイーズで、彼女を殺された憎しみからはじめて復讐殺人を行ったように感じます。
「束縛を断つ=殻を割る」行為と違う殺意。

「みんな戦争に愛されているみたいだ」

戦争を断ち切るために、殺人に手を染める――そんなふうにも読めますし、
やはり「愛されながら愛していた」「孵化しない黒いヒヨコのような、血を流す時代に共感し愛おしんだ」
とも読めます。

本当に良質な映画を観たような感慨に浸れます。
16人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート