ひっそりととても悲しい、そして大変素晴らしい作品。
昔読み、西原理恵子さんの作品の中で一番好きな作品です。
図書館で見つけて再度読破し、どうしても手元に置きたくて探しました。
自分とは全く対極のエリアにいる女の子たちの人生、ラストで必ず涙がスーッと流れます。
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女の子ものがたり 単行本 – 2005/4/13
西原 理恵子
(著)
とある田舎町に、ひとりの女の子が引っ越してきた。女の子は、ふたりの女の子に出会い、そして三人の物語が始まる…。 女の子たちが大人になっていくまでを幼児期から描いた、おかしくもせつないサイバラ・ワールドの傑作!! ●本巻の特徴/登場人物が1話ごとに1歳ずつ加齢されていく、前代未聞の新形式ストーリーまんが。オールカラー単行本で登場!!
- 本の長さ88ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2005/4/13
- ISBN-104091792758
- ISBN-13978-4091792754
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2005/4/13)
- 発売日 : 2005/4/13
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 88ページ
- ISBN-10 : 4091792758
- ISBN-13 : 978-4091792754
- Amazon 売れ筋ランキング: - 539,746位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 3,229位漫画・アニメ・BL(イラスト集・オフィシャルブック)
- - 266,041位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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1964年高知県生まれ。武蔵野美術大学卒。97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。2004年『毎日かあさん カニ母編』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を、05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞を受賞。著者に『ゆんぼくん』『鳥頭紀行』『できるかな』『女の子ものがたり』『営業ものがたり』『いけちゃんとぼく』『パーマネント野ばら』『この世でいちばん大事な「カネ」の話』など多数。2010年7月には絵本『きみのかみさま』も発売になった。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2017年9月2日に日本でレビュー済み
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マンガのタッチは、小学生低学年向けに思える。 しかし、内容は、昭和の子ども。
都会育ちの子どもには、理解できないかもしれない。 野原で遊ぶなんて。バッタやコオロギやトンボが、素手で採れた。おもちゃ・人形なんて誰も持ってない田舎の子どもの話。
懐かしい気持ちになった。あの当時、いっしょに遊んだ友達は、いまどうしてるのだろう。
都会育ちの子どもには、理解できないかもしれない。 野原で遊ぶなんて。バッタやコオロギやトンボが、素手で採れた。おもちゃ・人形なんて誰も持ってない田舎の子どもの話。
懐かしい気持ちになった。あの当時、いっしょに遊んだ友達は、いまどうしてるのだろう。
2017年10月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
過酷な環境な中で這い上がって幸せな生活を手に入れた作者の西原さん、尊敬します
2009年5月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
西原理恵子さんの自伝的作品らしいですが、あまりにもしょっぱくてどうしようもない。
読みながら自分の友達を想った。
幸せになれる子もいるし、なれない子もいて、それが宿命なのかとも思う。
自分が子供の頃感じていたことが甦ってきたりもした。
何度読んでも涙が出る。
情緒的で胸をえぐられるような切なさを覚える。
痛いけれど大切に何度も読みたい作品です。
読みながら自分の友達を想った。
幸せになれる子もいるし、なれない子もいて、それが宿命なのかとも思う。
自分が子供の頃感じていたことが甦ってきたりもした。
何度読んでも涙が出る。
情緒的で胸をえぐられるような切なさを覚える。
痛いけれど大切に何度も読みたい作品です。
2014年7月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
レビューを読んで、期待して買いましたが、物語性は他作品よりやや弱いかなと感じました。⭐ひとつマイナスの理由は、そこです。
「女の子」から「おんな」になっていく過程を追う中で、こども時代の苦しさ切なさや、居場所をくれる救世主「ともだち」のこと、依存と自立、自由について語られ、考えさせれる。とはいえ、ストーリーは淡々と進行するため、テーマの重さとのギャップが作品に深みを与えているように感じられた。
物足りなさの原因は、すでに他の作品で語られたサイバラさんの上京前の話を、あまり加工せずに描かれているような印象だったこと(作品の発表順に読んでいる方は違う印象もつでしょうが…)。
それと、小さいころからの、「みっともないところで深まる友情(パーマネント野ばらより)」を描き、ラストで「あんなともだちはもうできない」としているが、個人的にはどうもしっくりこなかったことだ。わかるような、わかんないような。私がサイバラさんのような深い愛情をもってないからかもしれないけど、人生が分岐してまったく話もあわなくなっちゃったであろう友人を迷いなくだいすきと断言する気にはなれない…。
ただ、強烈だったのは、生き方の選択というか、生きる場所の選択というか、の話。わたし自身、東北の田舎出身で生まれ育ったので、狭い価値観の窮屈な世界で、ある種の諦めと思考停止(ここでいきるためには、見ない、聞かない、考えないようにするしかない)を強いられる感は痛いほどよくわかった。当時のことを思うと、かなり辛い。しかたなく、そこでしか生きられない辛さ…。
そういう中からの脱出というか、生きる場所を変えることで連鎖を断ち切り、自分のために自分の人生を歩み始めることができた主人公と、出来なかったともだち…。なんとも言い難い感情を抱いたが、思考停止との闘いと、自由に生きるための独立戦争は人生には不可欠なんだよなぁ、なんて考えたりしました。それが、この作品から読み取ったメッセージです。
生まれる場所はえらべない。生き方も、選べるようで選べない。でもしあわせになりたい、なれない。しらずしらずのうちに、おおきな流れに流されて生きて死ぬ。その中にどうか、安らぎや救いがありますようにという祈りに似た作者の気持ちも感じられた。
「女の子」から「おんな」になっていく過程を追う中で、こども時代の苦しさ切なさや、居場所をくれる救世主「ともだち」のこと、依存と自立、自由について語られ、考えさせれる。とはいえ、ストーリーは淡々と進行するため、テーマの重さとのギャップが作品に深みを与えているように感じられた。
物足りなさの原因は、すでに他の作品で語られたサイバラさんの上京前の話を、あまり加工せずに描かれているような印象だったこと(作品の発表順に読んでいる方は違う印象もつでしょうが…)。
それと、小さいころからの、「みっともないところで深まる友情(パーマネント野ばらより)」を描き、ラストで「あんなともだちはもうできない」としているが、個人的にはどうもしっくりこなかったことだ。わかるような、わかんないような。私がサイバラさんのような深い愛情をもってないからかもしれないけど、人生が分岐してまったく話もあわなくなっちゃったであろう友人を迷いなくだいすきと断言する気にはなれない…。
ただ、強烈だったのは、生き方の選択というか、生きる場所の選択というか、の話。わたし自身、東北の田舎出身で生まれ育ったので、狭い価値観の窮屈な世界で、ある種の諦めと思考停止(ここでいきるためには、見ない、聞かない、考えないようにするしかない)を強いられる感は痛いほどよくわかった。当時のことを思うと、かなり辛い。しかたなく、そこでしか生きられない辛さ…。
そういう中からの脱出というか、生きる場所を変えることで連鎖を断ち切り、自分のために自分の人生を歩み始めることができた主人公と、出来なかったともだち…。なんとも言い難い感情を抱いたが、思考停止との闘いと、自由に生きるための独立戦争は人生には不可欠なんだよなぁ、なんて考えたりしました。それが、この作品から読み取ったメッセージです。
生まれる場所はえらべない。生き方も、選べるようで選べない。でもしあわせになりたい、なれない。しらずしらずのうちに、おおきな流れに流されて生きて死ぬ。その中にどうか、安らぎや救いがありますようにという祈りに似た作者の気持ちも感じられた。
2010年11月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「女の子」「上京」「営業」と、「ものがたり」3部作のうち、最も素晴らしい出来。作者の厳しい自伝なのだけれども、いじめ、貧困、DVなど、社会性をも感じる作品。
2010年10月19日に日本でレビュー済み
作者の自伝的物語です。
作者の毎日かあさんとつながっているところも多く、クスリとさせられました。
'@ 雨上がりの鉄棒をなめるのが好きだった
→公園の鉄棒をなめると地の味がするよ!教えは正しく母から息子へ。
'A 拾った子猫を3日後に殺してしまう
→ 「おばちゃんは子供の頃子猫を殺す名人だったのよ〜」
などなど。
全体的に悲しいお話でしたが、クスリとさせられるところも多くあり、満足です。
作者の毎日かあさんとつながっているところも多く、クスリとさせられました。
'@ 雨上がりの鉄棒をなめるのが好きだった
→公園の鉄棒をなめると地の味がするよ!教えは正しく母から息子へ。
'A 拾った子猫を3日後に殺してしまう
→ 「おばちゃんは子供の頃子猫を殺す名人だったのよ〜」
などなど。
全体的に悲しいお話でしたが、クスリとさせられるところも多くあり、満足です。
2008年12月24日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
西原理恵子の作品はあまり知らずに読んでみたけれど、こんなに心がゆさぶられた作品はそうそうない。
子供に罪はなく、置かれた環境の中でなにを思いなにを感じて成長していったのか、その過程に心が痛い。
みんな一生懸命生きていて、それだけではどうしようもない現実もそこにある。
自分の一歩を踏み出した主人公(作者)をただただ応援したい。上京ものがたりもあわせて読みたい。
子供に罪はなく、置かれた環境の中でなにを思いなにを感じて成長していったのか、その過程に心が痛い。
みんな一生懸命生きていて、それだけではどうしようもない現実もそこにある。
自分の一歩を踏み出した主人公(作者)をただただ応援したい。上京ものがたりもあわせて読みたい。