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瞳子 (ビッグコミックス) 単行本 – 2001/6/1
吉野 朔実
(著)
▼第1話/俄か雨▼第2話/お葬式▼第3話/アイドル▼第4話/ドッペルゲンガー▼第5話/ガールフレンド▼第6話/ボーイフレンド●主な登場人物/篠田瞳子(しのだとうこ。大学を卒業後、就職もせず家でぶらぶらしている)、森澤(瞳子の高校の同級生。大学院で心理学を専攻しているクールなヤツ)、天王寺(瞳子の高校の同級生)●あらすじ/大学を卒業後、就職もせず、家でだらだらと過ごしている瞳子は、絵に描いたように平凡な専業主婦の母親と、どうもそりが合わない。今朝も食事中にささいなことから口げんかをしてしまう。浮かない気分で自分の部屋へ戻ると、近所に住む高校時代の友人・森澤から家に遊びに来るよう誘いの電話が。森澤の母親は瞳子のお気に入りだ。なぜなら、彼女は洗練されていて、自分の母親と違い、俗っぽさのかけらもなかったから…(第1話)。●本巻の特徴/実力派作家・吉野朔実の、スピリッツでは初めての作品。 自分、家族、友達…身近のいろいろな問題に悩む、若い女性の気持ちがリアルに描かれている。●その他の登場人物/篠田家の面々(根本的にポジティブ(というか、鈍感?)な母、あたりはソフトだが、妙に頑固者の父、いちいちものをはっきりと言いすぎる姉)
- 本の長さ207ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2001/6/1
- ISBN-104091793711
- ISBN-13978-4091793713
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商品の説明
出版社からのコメント
自分が一体何者なのか、何をしたいのかなんてわからない…。だから、私は考える…。大学を卒業後、ぶらぶらと毎日を過ごす瞳子(とうこ)のささやかな日常を、実力派作家・吉野朔実が優しい視点で描いた読み切り作品。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2001/6/1)
- 発売日 : 2001/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 207ページ
- ISBN-10 : 4091793711
- ISBN-13 : 978-4091793713
- Amazon 売れ筋ランキング: - 191,031位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 130,458位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2023年9月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
でも、ほんとに読んだのか?って疑われるようなレビュー、わざわざ投稿する意味あるのか?否定的なレビューのほうがまだしもましに思えます。吉野朔実さんの読者なら、もうちょっとこう…。
2021年7月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
男だけど違和感なく読める。
自分と家族、友人、バイト先のアルバーター、付き合った男との人間関係
何でもない自分、何処にも所属しない自由。
自分と家族、友人、バイト先のアルバーター、付き合った男との人間関係
何でもない自分、何処にも所属しない自由。
2018年2月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は文庫になって書店にあった時に出会ったものです。
読んでみれば、主人公の「瞳子」はちょうど就職大氷河期にあたったわたしの世代には、共感できるところが多いキャラクターだったので、比較的新しいほうの作品だったのかと思ったら、実際には80年代に描かれた作品と知って驚きました。
しかも当時は青年誌連載だあったとか。
それでも年代を超えて共感ができる「瞳子」は、ある意味で普遍的なキャラクターだと思います。
23歳(だったと思うのですが)といえば、大学を卒業していれば、就職についているとか、就職浪人なら資格取得に励みつつバイトなどをする傍らで就職活動もやっている、といったことに精をだしているのがあらかたなんですが、彼女にはそれがなく、自分が生まれてきた意味がわからない、特にやりたいこともあるわけではなく、ある意味で90年代のわたしの世代に流行った「自分探し」をしているコであり、彼女の姿に「自分の姿」が重なるような思いをもってこの20代前半という曖昧な時期を過ごした人にとっては、それだけに共感しやすいけれど、同族嫌悪みたいなところもなくはなく、というキャラクターだったんじゃないでしょうか。
特に19歳から20代前半というのは、なんとなく中途半端な状態におかれているような時期ですから、何かのタイミングで、誰もが「瞳子」のような過ごし方をしてしまうような人間になる可能性を秘めているように思うのですが、今の若い世代のコには、ただの「甘え」にしか見えない主人公にしか思えないかもしれません。
それでもこの「瞳子」は、吉野先生の作品の中でも名作だと思います。
読んでみれば、主人公の「瞳子」はちょうど就職大氷河期にあたったわたしの世代には、共感できるところが多いキャラクターだったので、比較的新しいほうの作品だったのかと思ったら、実際には80年代に描かれた作品と知って驚きました。
しかも当時は青年誌連載だあったとか。
それでも年代を超えて共感ができる「瞳子」は、ある意味で普遍的なキャラクターだと思います。
23歳(だったと思うのですが)といえば、大学を卒業していれば、就職についているとか、就職浪人なら資格取得に励みつつバイトなどをする傍らで就職活動もやっている、といったことに精をだしているのがあらかたなんですが、彼女にはそれがなく、自分が生まれてきた意味がわからない、特にやりたいこともあるわけではなく、ある意味で90年代のわたしの世代に流行った「自分探し」をしているコであり、彼女の姿に「自分の姿」が重なるような思いをもってこの20代前半という曖昧な時期を過ごした人にとっては、それだけに共感しやすいけれど、同族嫌悪みたいなところもなくはなく、というキャラクターだったんじゃないでしょうか。
特に19歳から20代前半というのは、なんとなく中途半端な状態におかれているような時期ですから、何かのタイミングで、誰もが「瞳子」のような過ごし方をしてしまうような人間になる可能性を秘めているように思うのですが、今の若い世代のコには、ただの「甘え」にしか見えない主人公にしか思えないかもしれません。
それでもこの「瞳子」は、吉野先生の作品の中でも名作だと思います。
2016年1月2日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
吉野朔実先生らしい、楽しい仲間や家族の登場するお話です。
もっと続きが読みたい。
特に、都のお父さんとどうやって出会ったのかとか、都のお兄ちゃんの事とか。
もっと続きが読みたい。
特に、都のお父さんとどうやって出会ったのかとか、都のお兄ちゃんの事とか。
2019年10月4日に日本でレビュー済み
ここまで理性的で苛つかない少女漫画は初めてです。瞳子のもの思わしげな顔アップがたまりません。贅沢を言うなら、他の短編を入れずに、瞳子だけを収めてほしかったです。
2006年6月14日に日本でレビュー済み
吉野氏の作品を読むと、感じることは
「“自分”という“個”は他人と相対する中で生まれ育つ」
と言うことだ。
この作品「瞳子」でも同じことを感じた。
瞳子は狭い人間関係(家族、2人の男友達、従業員の少ないバイト先)
の中で、モノトリアムを漂っている少女だ。年齢的には、もう大人で
あろう。しかし、心の未熟度は少女のそれだ。
この話は、大人の前で踏みとどまってっている瞳子が、母・父・姉・友
人・バイト先のライバル・恋人候補の青年、とそれぞれの関係の中で、
自分というものを知っていく、短編集である。
見事だと感じるのは、その一話一話の短編に登場人物の生き方が具間見
えること。そして視点が瞳子からぶれず、一人称の文章を読んでいるか
のように語られることだ。
作中で個人的に印象だったのは、これだ。
「人はその人にふさわしい人生を生きる。必要の無い能力は開発されない」
不器用な瞳子はこれからどんな大人になるのだろうか?
そして、瞳子という架空の他人と相対して、読者はどんな“自分”を発見
するのだろうか?聞いてみたいところである。
※なお表紙の女性と瞳子は違うので、表紙にて本を買う方はご注意を
「“自分”という“個”は他人と相対する中で生まれ育つ」
と言うことだ。
この作品「瞳子」でも同じことを感じた。
瞳子は狭い人間関係(家族、2人の男友達、従業員の少ないバイト先)
の中で、モノトリアムを漂っている少女だ。年齢的には、もう大人で
あろう。しかし、心の未熟度は少女のそれだ。
この話は、大人の前で踏みとどまってっている瞳子が、母・父・姉・友
人・バイト先のライバル・恋人候補の青年、とそれぞれの関係の中で、
自分というものを知っていく、短編集である。
見事だと感じるのは、その一話一話の短編に登場人物の生き方が具間見
えること。そして視点が瞳子からぶれず、一人称の文章を読んでいるか
のように語られることだ。
作中で個人的に印象だったのは、これだ。
「人はその人にふさわしい人生を生きる。必要の無い能力は開発されない」
不器用な瞳子はこれからどんな大人になるのだろうか?
そして、瞳子という架空の他人と相対して、読者はどんな“自分”を発見
するのだろうか?聞いてみたいところである。
※なお表紙の女性と瞳子は違うので、表紙にて本を買う方はご注意を
2008年1月1日に日本でレビュー済み
初めて読む吉野作品ですが、本作の世界観はスキです。社会になじめない女の子。文学と音楽の好きな女の子。それを取り囲む家族と男友達。バイト先の同僚。いいじゃないですか、こんな感じ。私の理想系の一つです。ほんと主人公のセレクトが胸いっぱいです。バイト代で尾崎翠全集(箱入)買っちゃうし、コンサートはクリムゾンだし、フツー、ブライアン・イーノなんて、いたいけな女の子は聞かないんじゃない。それも友達のおかーさんも聞きたがるし。
そんな女の子がいたら大好きです。物語の世界観にあっています。
上手く生きていくことの出来ない女の子。社会の常識に適合できない彼ら。家族の中で居場所のない女の子。解決法は無いけど、希望はある。そんなことが重要なのではないですか。希望すら失ってしまったらどうなってしまうのでしょうか。
そんな女の子がいたら大好きです。物語の世界観にあっています。
上手く生きていくことの出来ない女の子。社会の常識に適合できない彼ら。家族の中で居場所のない女の子。解決法は無いけど、希望はある。そんなことが重要なのではないですか。希望すら失ってしまったらどうなってしまうのでしょうか。
2006年5月11日に日本でレビュー済み
作者の恥ずべき一面が露呈された作品。
他者ときちんと関われない主人公が、他者を見下す位置に
立とうとする姑息さには反吐が出ます。
そういう主人公のあり方に対し、たしかに作品中では何らかの
疑問符は示されるのですが。主人公には若い頃の作者がかなり
投影されているようで、今まで吉野朔実の作品を読んで、
面白いと思うこともあったものの、なんだか鼻について不快だった
理由が、自分なりにはっきりしました。
他者ときちんと関われない主人公が、他者を見下す位置に
立とうとする姑息さには反吐が出ます。
そういう主人公のあり方に対し、たしかに作品中では何らかの
疑問符は示されるのですが。主人公には若い頃の作者がかなり
投影されているようで、今まで吉野朔実の作品を読んで、
面白いと思うこともあったものの、なんだか鼻について不快だった
理由が、自分なりにはっきりしました。