ここでついにウランが登場し、プルートゥが登場し、原作のように二人は出会う。原作の太いレールからはそれないうまい演出だ。原作では個人的に一番好きだったエプシロンも登場し、最強のロボット7人全てが現れる。ただしエプシロンのイメージはかなり違っていて、その後の展開を期待させる。
ロボット同士の戦いとは別に、ロボットが進化して人間に限りなく近づいたときの人間との関係など、内容が深く盛りだくさんなので、原作より長くなるのは否めないが、決して間延びするような展開ではないので引き込まれていってしまう。
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PLUTO (3) (ビッグコミック) コミック – 2006/3/30
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▼第16話/ウランの巻▼第17話/機械に死を!!の巻▼第18話/ゼロニウムの巻▼第19話/エプシロンの巻▼第20話/ロボット嫌いの巻▼第21話/ウランの捜し物の巻▼第22話/プルートゥの巻▼第23話/彷徨(さまよ)える魂の巻
●主な登場人物/ゲジヒト(ユーロポール所属の特別捜査官。人間そっくりの外見を持つロボット)、アトム(日本の科学技術を結集させた、高性能の少年型ロボット)
●あらすじ/トラックで輸送中に逃げ出した猛獣から、少年を助け出したウラン。彼女は、どうやら他者の恐怖心を敏感に感じ取る特殊能力を持っているらしい。一方、妹・ウランを迎えに警視庁を訪れた兄・アトムは、出入り口のゲートですれ違ったひとりの人間から、何やら異質な感覚を感じ取っていた…(第16話)。
●本巻の特徴/通常版に加えて、今回もB5判特大サイズ&連載時のカラーページを再現した豪華版が登場! 豪華版限定の別冊付録には、浦沢直樹『まんがノート』(1976年の習作)を完全収録!!
●その他の登場人物/ブランド(トルコの格闘ロボットで、ヨーロッパ・チャンピオン)、ヘラクレス(ギリシアの格闘ロボットで、世界チャンピオン)、お茶の水博士(日本の科学省長官でアトムの後見人)、ウラン(アトムの妹でロボット)、エプシロン(ゲジヒトやアトムと並ぶ高性能ロボット)
●主な登場人物/ゲジヒト(ユーロポール所属の特別捜査官。人間そっくりの外見を持つロボット)、アトム(日本の科学技術を結集させた、高性能の少年型ロボット)
●あらすじ/トラックで輸送中に逃げ出した猛獣から、少年を助け出したウラン。彼女は、どうやら他者の恐怖心を敏感に感じ取る特殊能力を持っているらしい。一方、妹・ウランを迎えに警視庁を訪れた兄・アトムは、出入り口のゲートですれ違ったひとりの人間から、何やら異質な感覚を感じ取っていた…(第16話)。
●本巻の特徴/通常版に加えて、今回もB5判特大サイズ&連載時のカラーページを再現した豪華版が登場! 豪華版限定の別冊付録には、浦沢直樹『まんがノート』(1976年の習作)を完全収録!!
●その他の登場人物/ブランド(トルコの格闘ロボットで、ヨーロッパ・チャンピオン)、ヘラクレス(ギリシアの格闘ロボットで、世界チャンピオン)、お茶の水博士(日本の科学省長官でアトムの後見人)、ウラン(アトムの妹でロボット)、エプシロン(ゲジヒトやアトムと並ぶ高性能ロボット)
- 本の長さ202ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/3/30
- 寸法12.8 x 1.1 x 18.2 cm
- ISBN-104091802370
- ISBN-13978-4091802378
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- コミック : 202ページ
- ISBN-10 : 4091802370
- ISBN-13 : 978-4091802378
- 寸法 : 12.8 x 1.1 x 18.2 cm
- Amazon 売れ筋ランキング: - 131,496位コミック
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著者について
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1928年、大阪府豊中市生まれ。本名・治。大阪大学付属医学専門部を卒業後、医学博士号を取得。46年、『マアチャンの日記帳』でデビュー。翌年、ス トーリー漫画の単行本『新宝島』がベストセラーになり、注目される。以後、幅広い分野にわたる人気漫画を量産し、子どもたちに夢を与えつづけてきた。『ネ オ・ファウスト』など3作連載中の89年2月9日に胃ガンのため死去。無類の昆虫好きとして知られ、「オオムラサキを守る会」の理事や「日本昆虫倶楽部」 の初代会長を務めた(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『 手塚治虫の昆虫博覧会 (ISBN-13: 978-4900963474)』が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年7月22日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公の姿が徐々に現れ始めたというところです。じらしにじらしての登場ですが、退屈しません。もっと書きたいですが、理屈抜きにまずは読んでいただきたいです。
2006年4月2日に日本でレビュー済み
原作では孤児院の子供を助けようとして破壊されたエプシロンを、
非戦主義者として登場させたのは予想通りという感じです。
ただ、原作の戦いから逃げるイメージではなく、周囲から非難を浴びようとも
義のない戦いはしないという意志の強さは、浦沢流を感じます。
そして原作でもプルートゥとボラーを造ったアブラー(ゴジ)博士。
原作では黒幕はイスラム世界のスルタンの1人だったのですが、
本作では大量破壊兵器を(表向き)持たないトラキアではないかと、
勝手な想像をしています。
反ロボット組織も登場、目が離せなくなっています。
ちなみに、ウランについてはかなり生意気な印象で(笑
結構戸惑うかもしれません。
原作でもアトムの代わりにプルートゥと戦おうとするなど、
かなり御転婆な面は強調されていますけれど。
非戦主義者として登場させたのは予想通りという感じです。
ただ、原作の戦いから逃げるイメージではなく、周囲から非難を浴びようとも
義のない戦いはしないという意志の強さは、浦沢流を感じます。
そして原作でもプルートゥとボラーを造ったアブラー(ゴジ)博士。
原作では黒幕はイスラム世界のスルタンの1人だったのですが、
本作では大量破壊兵器を(表向き)持たないトラキアではないかと、
勝手な想像をしています。
反ロボット組織も登場、目が離せなくなっています。
ちなみに、ウランについてはかなり生意気な印象で(笑
結構戸惑うかもしれません。
原作でもアトムの代わりにプルートゥと戦おうとするなど、
かなり御転婆な面は強調されていますけれど。
2007年2月25日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
手塚治虫は、映画を研究してカットやストーリーに取り入れたということを何かで読みました。浦沢氏もよく似たアプローチを行っているのではないかと今巻を読んで想像しました。アトムの妹ウランは、その愛らしさで絶大な人気がありますが、かわいらしいウランとプルートゥという姿を見せない強大な力の持ち主が出会い。この演出は実に良く考えられたものだと感じ入りました。巧みにコントラストを作り出すことによってスリル感が高まります。役者が揃ってきた感じです。
2006年5月14日に日本でレビュー済み
毎回次の巻が読みたくなる内容と演出になっております。
1巻では、最後にアトムの登場
2巻では、最後にウラン
3巻は、見てのお楽しみというようにしときます。
内容のほうも浦沢流がでてて、手塚ファンにも納得できるの内容では・・・
1巻では、最後にアトムの登場
2巻では、最後にウラン
3巻は、見てのお楽しみというようにしときます。
内容のほうも浦沢流がでてて、手塚ファンにも納得できるの内容では・・・
2006年5月1日に日本でレビュー済み
手塚治虫の原作を知らない世代の私には、今、物語がどの程度のところまで進んでいるのかわからない。
しかし、1,2巻が浦澤直樹一流の涙を誘うような珠玉の短編集のような作品であったのに対し、本書はそういった短編的な要素はなく、ようやく物語が前進をはじめたような印象を受ける。
1,2巻とのこの違いは、個人的には少しさびしい感じもしたが、だからといって本巻がつまらないというわけではない。
文句ナシに面白い!
しかし、1,2巻が浦澤直樹一流の涙を誘うような珠玉の短編集のような作品であったのに対し、本書はそういった短編的な要素はなく、ようやく物語が前進をはじめたような印象を受ける。
1,2巻とのこの違いは、個人的には少しさびしい感じもしたが、だからといって本巻がつまらないというわけではない。
文句ナシに面白い!
2006年4月8日に日本でレビュー済み
例によってスリリングな展開に拍車がかかり面白くなってきました。アトム、ウラン、御茶ノ水博士、田鷲警部、昔からおなじみの面々が浦沢直樹の手によって生き生きと甦っております。手塚治虫のヒューマニズム溢れるストーリーと東欧っぽい深い闇のミステリーとイラク紛争等の時事的な話題がどのように重なり展開されるか興味津々というところです。原作が完結しているので今回はいい展開になりそうだと思います。浦沢さんクロージングがやや苦手のようですから。
2006年4月5日に日本でレビュー済み
遂にプルートゥの正体がぁぁ?!しかし、思わぬトリックに・・・一転二転。
今回はアトムもゲジヒトもあまり活躍がないのですが、原作でも物語の「核」となった「ウランとプルートゥの出会い」を中心に、「ロボット排斥主義的秘密結社」の暗躍からもう一つの「ロボットによる殺人?」事件へと波及し、例によってグイグイと引き込まれてゆきます。
オリジナルにはない「他者の感情(主に悲しみか?)を感じる事が出来る」ウランは、おそらく原作以上に今後の展開に深く関与して行く事になるのでしょう。とても楽しみです!!
今回はアトムもゲジヒトもあまり活躍がないのですが、原作でも物語の「核」となった「ウランとプルートゥの出会い」を中心に、「ロボット排斥主義的秘密結社」の暗躍からもう一つの「ロボットによる殺人?」事件へと波及し、例によってグイグイと引き込まれてゆきます。
オリジナルにはない「他者の感情(主に悲しみか?)を感じる事が出来る」ウランは、おそらく原作以上に今後の展開に深く関与して行く事になるのでしょう。とても楽しみです!!