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宗像教授異考録 (2) (ビッグコミックススペシャル) コミック – 2006/6/30
星野 之宣
(著)
▼第1話/花咲爺(はなさかじい)の犬▼第2話/割られた鏡▼第3話/織女(しょくじょ)と牽牛(けんぎゅう)
●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝説の謎や由来を解明している)
●あらすじ/犬を拾ってから、本業の造園事業が好調になったという歴史研究家・花崎。その話がまるで「花咲爺」のようだと感じた宗像は、その話の元になったという中国の「狗耕田」という民話を思い出す。しかしふたつを比べてみると、「花咲爺」は登場する主人公たちが赤の他人であるのに対し、「狗耕田」は兄弟の話。このすり替わりがなぜ起きたか不思議に思った宗像の脳裏には、古代日本で起きたある事象がよぎり…(第1話)。
●本巻の特徴/民俗学研究の第一人者・宗像伝奇教授が、神話・伝承に隠された更なる謎を解く! 邪馬台国の秘密の鍵となる“銅鏡”について語られる「割られた鏡」など、重厚な歴史ミステリーロマンを3編収録!!
●その他の登場人物/忌部捷一郎(宗像を目の敵にしている歴史研究家)、忌部神奈(女性史研究家であり、また神木鑑定家、温泉評論家でもある。忌部捷一郎の妹)
●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝説の謎や由来を解明している)
●あらすじ/犬を拾ってから、本業の造園事業が好調になったという歴史研究家・花崎。その話がまるで「花咲爺」のようだと感じた宗像は、その話の元になったという中国の「狗耕田」という民話を思い出す。しかしふたつを比べてみると、「花咲爺」は登場する主人公たちが赤の他人であるのに対し、「狗耕田」は兄弟の話。このすり替わりがなぜ起きたか不思議に思った宗像の脳裏には、古代日本で起きたある事象がよぎり…(第1話)。
●本巻の特徴/民俗学研究の第一人者・宗像伝奇教授が、神話・伝承に隠された更なる謎を解く! 邪馬台国の秘密の鍵となる“銅鏡”について語られる「割られた鏡」など、重厚な歴史ミステリーロマンを3編収録!!
●その他の登場人物/忌部捷一郎(宗像を目の敵にしている歴史研究家)、忌部神奈(女性史研究家であり、また神木鑑定家、温泉評論家でもある。忌部捷一郎の妹)
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/6/30
- ISBN-104091805191
- ISBN-13978-4091805195
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/6/30)
- 発売日 : 2006/6/30
- 言語 : 日本語
- コミック : 222ページ
- ISBN-10 : 4091805191
- ISBN-13 : 978-4091805195
- Amazon 売れ筋ランキング: - 65,080位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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1954年1月29日、北海道帯広に生まれる。愛知県立芸術大学日本画科中退。1975年「鋼鉄のクイーン」でマンガ家デビュー。平成20年度文化庁メディア芸術祭でマンガ部門優秀賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア〈中篇〉』(ISBN-10:4199080058)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「割られた鏡」は卑弥呼と邪馬台国についての作品だが、九州説に基づいており、最新の考察では福井県となっているので説得力が薄いと思ってしまう。
この作品の発表から18年も経っているので、星野先生にも最新考察にて邪馬台国の卑弥呼を再構築して頂きたいところ。
この作品の発表から18年も経っているので、星野先生にも最新考察にて邪馬台国の卑弥呼を再構築して頂きたいところ。
2017年12月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
歴史ミステリー作品は何かと「荒唐無稽」という批判を受けがちだが、
独実の構成力が生む説得力に納得させられる。
エンターテイメントとして一級。
独実の構成力が生む説得力に納得させられる。
エンターテイメントとして一級。
2013年8月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
織姫彦星と中国の伝説、ギリシャ神話のミノタウロスが結びついていくところが意外。
2021年10月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
古代人と犬との関係性の変化を追う「花咲爺の犬」、邪馬台国の畿内説、九州説を軸に推理を巡らせる「割られた鏡」、「織女と牽牛」では宗像の押し掛け助手を務める姪っ子の瀧のほのかな慕情が描かれます。それにしてもニコスの父親って、あいつなのか(笑)
2010年2月4日に日本でレビュー済み
この巻もいいですねぇ。辻褄を考えたことがないことに、歴史的、民俗学的な見地から辻褄を説明するというのは、ホント斬新です。
この巻は、花咲じいさんや邪馬台国を扱うが、どちらの考察もすばらしい。
花咲じいさんは、根っこは中国の「狗耕田」にあると考えられるが、日本に来てその内容が変質している。
その背景には、犬に対する縄文人と弥生人の姿勢の違いがあるが、江戸時代に日本人は内なる縄文人の要素に覚醒すると言う指摘は戦慄もの。
また、邪馬台国について戦慄したのは、九州と近畿の地名と位置関係の相似である(笠置、三笠、田原など)。全く無関係とは思えないと正直思える。
「鏡を割る」ことについても意味づけされている(二度と生き返らないための呪い)。
「牽牛と織女」の話は2つに比べると難しい。むしろ、ミノタウロスとは何か、ミノタウロスを退治したテセウスとは何かに興味が湧いた。
この巻は、花咲じいさんや邪馬台国を扱うが、どちらの考察もすばらしい。
花咲じいさんは、根っこは中国の「狗耕田」にあると考えられるが、日本に来てその内容が変質している。
その背景には、犬に対する縄文人と弥生人の姿勢の違いがあるが、江戸時代に日本人は内なる縄文人の要素に覚醒すると言う指摘は戦慄もの。
また、邪馬台国について戦慄したのは、九州と近畿の地名と位置関係の相似である(笠置、三笠、田原など)。全く無関係とは思えないと正直思える。
「鏡を割る」ことについても意味づけされている(二度と生き返らないための呪い)。
「牽牛と織女」の話は2つに比べると難しい。むしろ、ミノタウロスとは何か、ミノタウロスを退治したテセウスとは何かに興味が湧いた。
2006年7月2日に日本でレビュー済み
舞台をビッグコミックに移して復活した宗像教授シリーズの第2冊目は、昔話、伝説、史実それぞれの独自解釈が描かれています。
舞台が移ってからなのか、時間が経過して宗像教授も歳を取ったからなのか、どうも荒々しさが背景にしりぞき、優しさが滲み出ることが多くなっているようです。
舞台が移ってからなのか、時間が経過して宗像教授も歳を取ったからなのか、どうも荒々しさが背景にしりぞき、優しさが滲み出ることが多くなっているようです。
2016年2月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
わずかな記述からここまで膨らませる力が凄い。
そして説得力がある。
このシリーズに広がるファンタジーは最高です。
そして説得力がある。
このシリーズに広がるファンタジーは最高です。