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最終兵器彼女外伝集世界の果てには君と二人で (ビッグコミックススペシャル) コミック – 2006/7/19
カバーイラストは作者描き下ろしの「最終兵器前のちせ」。学校指定ジャージと制服で友達とおしゃべりしている、そんな素朴であどけないちせちゃんが目印です。
また特別に四コマ誌「まんがくらぶ」に連載された「私たちは~~散歩する」より、「あの二人」に似た二人が登場する「episode#4: The couple of love beginners.」をフルカラー化して収録。
今回、単行本化にあたり、「世界の果てには君と二人で。あの光が消えるまでに願いを。せめて僕らが生き延びるために。この星で。」「スター☆チャイルド」をカラー演出を含め大幅に贈ページ&リファインしました。
さらに、イラスト集「LOVE~~ SONG 2002」未収録の「最終兵器彼女」イラストレーションを集めた、豪華ギャラリーページを8p収録!
掲載時読まれていた方も未読の方も楽しめる作りになっています!!~
- 本の長さ182ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/7/19
- ISBN-104091807461
- ISBN-13978-4091807465
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商品の説明
著者からのコメント
主人公二人だけの感情にだけは嘘をつくまい、そのことだけに忠実に描いたこのラブストーリーは、幸せなことにたくさんの方に愛していただける作品になりました。
そういった作品は往々にしてアニメや映画になったときなどをきっかけに「番外編を描かないか」とのお話しをいただいたりするのですが、しかし、「最終兵器彼女」という作品は頭から終わりまでシュウジとちせという主人公二人のために存在する世界を凝縮して描いたものであり、前も後ろも番外も存在しえないストーリーでした。そこで、「Another world」という副題を付け、例えばその同じ時代、同じ場所、同じ星に生きる人たちがいて、シュウジとちせが間接的にせよその人達の人生に影響を及ぼしているとしたら、二人が生きた小さな意味のカケラには成り得るのではないかと構想を始め、最終的に三編のお話しを描きました。
番外編最後の作品となった「STAR★CHILD」は前の二編と異なり、連載が終わってから長い間経って描いたストーリーで、本編を描いていた当時の自分には描けなかったろう「最終兵器彼女」後の世界をテーマにしました。自分の中では「あの後」は、少なくとも世界は存在しないと考えていました。二人が恋をしたことと、本人達にとって世界が存在することは同義なのだという意味を含め、世界や肉体は滅んでしまっても、しかし記憶と感情だけは生き続けることがあるのではと、読者の皆さんに託したからです。ですから自分の中で「ちーちゃん」たちが生きる世界を描くことで、少なからずあのころの自分や、読者さんを裏切るような痛みがあったことは確かです。
ところが、このお話を読まれた多くの方から「世界に続きがあったことにホッとした。」というお話しをいただきました。数年間の間に自分にも読者の方の中にも「あの後」を受け止める余裕が生まれてきているのだと、嬉しいのと愛しいのと、さみしいのが綯い交ぜになったような思いで、でもやはりホッとしたのでした。
先日NHKの番組で地球の一カ所で起こる現象が地球を半周もした多くの生き物が生きる世界を支えている話を観ましたが、ある種バタフライ効果的にこの、一枚はまるで薄っぺらな原稿用紙を時間をかけ、大切に一枚一枚積み上げたことで、こうして「厚み」を持つ本となり遠く離れた街に住む皆さんの、何かしらの時間になっているという幸福を、誇りに思います。
私と皆さんのほんの一枚の出会いが、これから何千ページにも厚みを増していく皆さんというその本の、その一枚であることを誇りに思います。
「最終兵器彼女」という作品を愛してくださったたくさんの方に最後のお礼を申し上げます。
担当の小室さん、堀さん、出版関係者のみな様、書店員のみな様、アニメーション関係者のみな様、映画関係者のみな様、シュウジとちせにたくさんの世界を見せてくださいましてありがとうございました。
最後に「最終兵器彼女」の事を知らず、偶然この本を手にとって下さいました方。本当にありがとうございました。もしよろしければシュウジとちせの小さな物語の方も読んで下さると、親として嬉しく思います。
2006.初夏 高橋しん
─著者「あとがき」より─
著者について
高校時代から長距離陸上選手。山梨学院大では箱根駅伝のアンカーを経験。
1990年『好きになるひと』で「第11回スピリッツ賞」を受賞。同年漫画家デビュー。
代表作『いいひと。』『好きになるひと』『最終兵器彼女』『きみのカケラ』
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/7/19)
- 発売日 : 2006/7/19
- 言語 : 日本語
- コミック : 182ページ
- ISBN-10 : 4091807461
- ISBN-13 : 978-4091807465
- Amazon 売れ筋ランキング: - 50,168位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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やはり高橋しん先生の作品は素晴らしいです。
今まで未見ですみません、そう言いたくなるほど素晴らしい作品でした。
早速、外伝なるものがあると知りAmazonで購入し、読んだ感想です。
サイカノ本編はシュウジとちせの恋愛を中心に短いとはいえ、それなりに色々な登場人物が、
様々なドラマを見せながらある程度時間をかけてストーリが進んでいきました。
そこに読み手にとってある種の咀嚼する余裕のようなものが与えられていました。
しかしこの短編集は、短いページの中で唐突に話が始まり、そして終わります。
必然的に作品のテーマは容赦なく、露骨に読み手に突きつけられます。
サイカノ本編ではそれでも十分オブラートに包まれていたといえるほど、
現実がこの短編集ではむき出して迫ってきます。
自分がこの場にいたらどうなるか、
そんなことをリアルに感じながら読んでいる漫画というのも、
そう多くは無いと思います。それほどこの作品には心を惹きつけられました。
きっと、私がこの戦場で銃を持った一人の兵士だとしたら、
おそらくなんのためらいも無く飢えをしのぐように少女をレイプする仲間に
「やめろよ」なんて弱弱しいことを言って真っ先に撃ち殺されるんだろうと思います。
そう思いながらも、戦場において人殺し以外のことに専念する兵隊がどうしても
許せない憤りを感じています。
極限状態だからこそ、寧ろ人間らしく死にたい。最後まで人間として全うしたい。
そんなことを考えながら読み終わりました。
読むなら本編です。
外伝集なので、まあ読んでもOKかなレベルの本ですね
しかし内容は本編に匹敵するほど感動します。自分はバトル物大好きですけど…普通に戦争は嫌だな、って思っちゃいましたね…そう考えるとやっぱり、「最終兵器彼女」とセットで見たい本ですかね。
読んでて人を殺すことや戦争がどんなにいけないことか、人間はなぜこんなに馬鹿なのか。
そんな気持ちになります。
とっても悲しいでも大切な意味があるそんな1つの映画を見たような気分になりました。
戦争なくなんないかな
特に気になったのは「スターチャイルド」に出てくる大人たちの描写で、どうも世の中にはあんな「恐いから禁止しろ」みたいな弱虫な大人が多く存在する気がしてなりませんね。恐いからってそれに立ち向かわないと意味はないでしょう。