尾瀬あきらさんのコミックははずれがないところがすごいですね。
私一番好きなのは、奈津の蔵とオンサイトです。
オンサイトは続編が欲しいです。
KINDLEで買いましたが、キンドルは紛失しない、紙が古くならない
という点ですぐれています。
どんどんキンドル本を増やしてほしい。
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蔵人 (1) (ビッグコミックス) コミック – 2006/10/30
尾瀬 あきら
(著)
▼第1話/神々の住む里▼第2話/サキの味わい▼第3話/スリーとラブ▼第4話/のめない酒▼第5話/さびしい居酒屋▼第6話/一番最初のお客様▼第7話/オカンバン
●主な登場人物/クロード・バターメイカー(日系米国人。曾祖父が日本で経営していた酒蔵を再建しようとしている)、小野寺せつ(島根県松江在住。巫女のアルバイトや、実家の居酒屋の手伝いをしている。英語が苦手)、小野寺あやか(せつの母親。夫と死別し、せつと二人で居酒屋「あやか」を切り盛りしている)、宏(ヒロ。出雲の酒蔵・岩下本家酒造場の息子。せつと一時期婚約していた)、社長(岩下本家酒造場の経営責任者。ヒロの父親)
●あらすじ/島根県の出雲空港にひとりの日系米国人の青年が降り立った。彼の名はクロード・バターメイカー。自分のルーツである、曾祖父の酒蔵を探し求めてやって来たのだ。松江で実家の居酒屋「あやか」を手伝っている小野寺せつは、英語が大の苦手なのに、何の因果か彼を出迎えることになり…!?(第1話)
●本巻の特徴/ヒューマンドラマの鉄人・尾瀬あきらの新作が満を持して登場!! 祖母と自分の夢でもある、祖先の蔵を再建する…。この熱い夢を胸に、“外国人”クロード・バターメイカーの日本での奮闘が始まった!!
●その他の登場人物/鉄っちゃん(居酒屋の常連。ききかじりの英語が得意)
●主な登場人物/クロード・バターメイカー(日系米国人。曾祖父が日本で経営していた酒蔵を再建しようとしている)、小野寺せつ(島根県松江在住。巫女のアルバイトや、実家の居酒屋の手伝いをしている。英語が苦手)、小野寺あやか(せつの母親。夫と死別し、せつと二人で居酒屋「あやか」を切り盛りしている)、宏(ヒロ。出雲の酒蔵・岩下本家酒造場の息子。せつと一時期婚約していた)、社長(岩下本家酒造場の経営責任者。ヒロの父親)
●あらすじ/島根県の出雲空港にひとりの日系米国人の青年が降り立った。彼の名はクロード・バターメイカー。自分のルーツである、曾祖父の酒蔵を探し求めてやって来たのだ。松江で実家の居酒屋「あやか」を手伝っている小野寺せつは、英語が大の苦手なのに、何の因果か彼を出迎えることになり…!?(第1話)
●本巻の特徴/ヒューマンドラマの鉄人・尾瀬あきらの新作が満を持して登場!! 祖母と自分の夢でもある、祖先の蔵を再建する…。この熱い夢を胸に、“外国人”クロード・バターメイカーの日本での奮闘が始まった!!
●その他の登場人物/鉄っちゃん(居酒屋の常連。ききかじりの英語が得意)
- 本の長さ199ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/10/30
- ISBN-104091807976
- ISBN-13978-4091807977
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/10/30)
- 発売日 : 2006/10/30
- 言語 : 日本語
- コミック : 199ページ
- ISBN-10 : 4091807976
- ISBN-13 : 978-4091807977
- Amazon 売れ筋ランキング: - 377,326位コミック
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2013年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2008年6月17日に日本でレビュー済み
シリーズ途中の作品なので完結してから紹介しようかと思っていたのですが、人気が出てきたのかまだまだ続きそうので途中でいったん紹介を。
主人公のクロードは外国人。
彼の祖母はアメリカに渡った日本人で、彼はその祖母から日本の蔵のことを聞いており、日本で酒造りをするために日本に渡って来ました。しかし、すでにその蔵は日本になかったのです。しかし、それでもクロードは、酒造りの道に進み日本で酒について学び始めます。彼が学ぶ事になった蔵の若専務の宏や、その専務の元婚約者で居酒屋を母親と営む女性せつ、蔵の杜氏達、そして新聞社の記者。魅力的な人物が繰り広げる、熱い、でもどこかノスタルジックでせつない物語は、テーマが酒であるからかも知れないけれど、日本酒がよく合うような気がします。
大人ならではの挫折や、こだわりや、打算があったりして、高校生たちの青春ものとは深さが全然違うけれど根底には素晴らしい酒を作りたいというその一点に向けて協力したり悩んだり苦しんだりする姿はやはり青春ものなのだなと感じる作品です。
同じビックコミックオリジナルでは、さきに「あんどーなつ」の方が貫地谷しほりさん主演でドラマ化するようですが、こちらも注目をもっと浴びていい作品だと思います。
主人公のクロードは外国人。
彼の祖母はアメリカに渡った日本人で、彼はその祖母から日本の蔵のことを聞いており、日本で酒造りをするために日本に渡って来ました。しかし、すでにその蔵は日本になかったのです。しかし、それでもクロードは、酒造りの道に進み日本で酒について学び始めます。彼が学ぶ事になった蔵の若専務の宏や、その専務の元婚約者で居酒屋を母親と営む女性せつ、蔵の杜氏達、そして新聞社の記者。魅力的な人物が繰り広げる、熱い、でもどこかノスタルジックでせつない物語は、テーマが酒であるからかも知れないけれど、日本酒がよく合うような気がします。
大人ならではの挫折や、こだわりや、打算があったりして、高校生たちの青春ものとは深さが全然違うけれど根底には素晴らしい酒を作りたいというその一点に向けて協力したり悩んだり苦しんだりする姿はやはり青春ものなのだなと感じる作品です。
同じビックコミックオリジナルでは、さきに「あんどーなつ」の方が貫地谷しほりさん主演でドラマ化するようですが、こちらも注目をもっと浴びていい作品だと思います。
2015年5月17日に日本でレビュー済み
尾瀬あきらさんの日本酒造りをテーマにした名作『夏子の酒』や『奈津の蔵』と大きく異なるのは、主人公にカリスマ性がないことだと思います。言い換えれば、日本人の血を引くアメリカ人のクロードや父の残した居酒屋を母と切り盛りする小野寺せつが我々と同じ等身大のふつの人間であり、それが後半には主人公が半ば神がかる『夏子の酒』、『奈津の蔵』との大きな違いではないでしょうか。
実は心に影を持つクロードは祖母の言葉を頼りに、自らのルーツである日本の出雲へ、言わば自分探しのためにやってきます。
彼はそこで先祖が営んでいた酒造りと小野寺せつという日本人女性に出会います。
父子関係で心に闇を持つクロードと自らの意志で幼馴染との婚約を破棄し、婚約者や家族を傷つけた不甲斐ない何もない自分に悩んできたせつの等身大の姿に読者は自分を重ね合わせ、1巻以降最終巻まで、彼らが酒造りや居酒屋の運営、そして恋愛で、人間性を成長させるのと同時に、読者もまた大きな学びを得られるように感じます。
『夏子の酒』、『奈津の蔵』には及ばずとも、歴史ある日本の酒造りの奥深さや人の人情、人の運命・使命といったものについて、深く思いを至らせてくれる素晴らしい漫画です。
実は心に影を持つクロードは祖母の言葉を頼りに、自らのルーツである日本の出雲へ、言わば自分探しのためにやってきます。
彼はそこで先祖が営んでいた酒造りと小野寺せつという日本人女性に出会います。
父子関係で心に闇を持つクロードと自らの意志で幼馴染との婚約を破棄し、婚約者や家族を傷つけた不甲斐ない何もない自分に悩んできたせつの等身大の姿に読者は自分を重ね合わせ、1巻以降最終巻まで、彼らが酒造りや居酒屋の運営、そして恋愛で、人間性を成長させるのと同時に、読者もまた大きな学びを得られるように感じます。
『夏子の酒』、『奈津の蔵』には及ばずとも、歴史ある日本の酒造りの奥深さや人の人情、人の運命・使命といったものについて、深く思いを至らせてくれる素晴らしい漫画です。
2008年11月29日に日本でレビュー済み
この漫画は連載のほうでずっと読んでましたが、つい最近、6巻までまとめて買いました。その感想を。
やっぱりすごくいいです。心とチカラのある、今では数少ない良質の漫画の1つだと思います。
ともすれば重くなりそうなテーマを、軽い笑いを絡めながら読者に語りかける匙加減が絶妙です。
この漫画のキャラクターたちは、酒を飲んだ時、その味についていちいちボキャブラリー豊かな解説をしたりはしません。ただ「うまいです……」と言うだけ。でもそれがかえってリアルで、その表情から酒の旨さが十分に伝わってきます。大して酒の飲めない私にすらです。
もっと評価されていい漫画だと思うのですが、絵柄が地味ということで敬遠している方が多いのでしょうか。せめてこの一巻だけでも読んでもらいたいですね。この漫画の基本的な要素はだいたい入っていますので。
ちなみに私は、毒舌家の酒屋、安本さんのファンです(笑)。理想や夢だけでは酒造りや店の経営はやっていけない、という現実的側面をシビアに代弁してくれるキーパーソンでしょう。実際に身近にいたら、仲良くなれるか自信がないですが……。
やっぱりすごくいいです。心とチカラのある、今では数少ない良質の漫画の1つだと思います。
ともすれば重くなりそうなテーマを、軽い笑いを絡めながら読者に語りかける匙加減が絶妙です。
この漫画のキャラクターたちは、酒を飲んだ時、その味についていちいちボキャブラリー豊かな解説をしたりはしません。ただ「うまいです……」と言うだけ。でもそれがかえってリアルで、その表情から酒の旨さが十分に伝わってきます。大して酒の飲めない私にすらです。
もっと評価されていい漫画だと思うのですが、絵柄が地味ということで敬遠している方が多いのでしょうか。せめてこの一巻だけでも読んでもらいたいですね。この漫画の基本的な要素はだいたい入っていますので。
ちなみに私は、毒舌家の酒屋、安本さんのファンです(笑)。理想や夢だけでは酒造りや店の経営はやっていけない、という現実的側面をシビアに代弁してくれるキーパーソンでしょう。実際に身近にいたら、仲良くなれるか自信がないですが……。
2006年11月12日に日本でレビュー済み
舞台は島根県。
そこにある日本酒を作っている蔵に外国人が訪れます。
彼の祖母は、外国に渡った日本人で、昔、日本で日本酒を造っていた父親の蔵を想いながら孫である彼に伝えます。
近年、日本酒離れが多い日本で、外国人が日本酒の作りに参加するという観点は
「夏子の酒」を書いた原作者ならではの作品だと思います。
無くなってしまった、自分の蔵を巡る修行の日々。日本語もわからない異文化の中
どうやって酒作りにクロードが携わっていくのか楽しみな一巻です。
そこにある日本酒を作っている蔵に外国人が訪れます。
彼の祖母は、外国に渡った日本人で、昔、日本で日本酒を造っていた父親の蔵を想いながら孫である彼に伝えます。
近年、日本酒離れが多い日本で、外国人が日本酒の作りに参加するという観点は
「夏子の酒」を書いた原作者ならではの作品だと思います。
無くなってしまった、自分の蔵を巡る修行の日々。日本語もわからない異文化の中
どうやって酒作りにクロードが携わっていくのか楽しみな一巻です。
2007年3月5日に日本でレビュー済み
20数年来の我が愛読誌『ビッグコミックオリジナル』にこの作品の連載が始まり、しばらくは「どうなることか」と固唾を呑んで見守っていました。と言うのも、僕には尾瀬あきらさんの名作『夏子の酒』を読んで大いに感動した過去があるので、再び酒造りを主題にした作品で前作同様に酔えるだろうかと思ったからです。
しかし、その心配は杞憂でした。出雲の酒蔵で日本酒造りに挑む日系3世のアメリカ人男性クロードを軸に、母親と共に居酒屋を経営する女性・せつ、クロードの親友で酒造家の若専務・宏、こだわりの酒屋店主・安本、そして戦前に生酛にこだわり酒を造っていた老杜氏・正司、その息子で米作りに丹精を込める勝弘など、出揃った役者たちがうまく絡み始めて俄然物語が面白くなってきたのです。
『蔵人』も『夏子の酒』と同様に、お酒を「作る」「売る」「供す」ことや、その原料となる米を作ることに対して、真摯なこだわりと深い愛情を持つ個性的な人たちがぶつかり合い、互いを高め合い、そして支え合って生きていくという展開になっています。そこには労働の喜びや、自然との関わりの荘厳さ、人間同士のつながりの素晴らしさなど、僕たちの人生において最も基本的で重要なことがストレートに描かれています。でも雰囲気が重くならないのは、尾瀬さんの描く人物や風景の絵の線が柔らかいことと、頑張り屋でとても魅力的だけど、どこかズッコケたところのある爽やかな女性・せつの存在があるからでしょう。
こういう作品を読むと、また美味しいお酒が飲みたくなってくるから困りものです(笑)。連載中の作品は評価するのが難しいのでレビューは書かないつもりだったのですが、今回は作品へのエールのつもりで書かせていただきました。
しかし、その心配は杞憂でした。出雲の酒蔵で日本酒造りに挑む日系3世のアメリカ人男性クロードを軸に、母親と共に居酒屋を経営する女性・せつ、クロードの親友で酒造家の若専務・宏、こだわりの酒屋店主・安本、そして戦前に生酛にこだわり酒を造っていた老杜氏・正司、その息子で米作りに丹精を込める勝弘など、出揃った役者たちがうまく絡み始めて俄然物語が面白くなってきたのです。
『蔵人』も『夏子の酒』と同様に、お酒を「作る」「売る」「供す」ことや、その原料となる米を作ることに対して、真摯なこだわりと深い愛情を持つ個性的な人たちがぶつかり合い、互いを高め合い、そして支え合って生きていくという展開になっています。そこには労働の喜びや、自然との関わりの荘厳さ、人間同士のつながりの素晴らしさなど、僕たちの人生において最も基本的で重要なことがストレートに描かれています。でも雰囲気が重くならないのは、尾瀬さんの描く人物や風景の絵の線が柔らかいことと、頑張り屋でとても魅力的だけど、どこかズッコケたところのある爽やかな女性・せつの存在があるからでしょう。
こういう作品を読むと、また美味しいお酒が飲みたくなってくるから困りものです(笑)。連載中の作品は評価するのが難しいのでレビューは書かないつもりだったのですが、今回は作品へのエールのつもりで書かせていただきました。