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20世紀少年 (22) (ビッグコミックス) コミック – 2006/11/30

4.5 5つ星のうち4.5 145個の評価

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▼第1話/告白のあと▼第2話/最後の歌▼第3話/東京都民の皆さん▼第4話/あんたの勝負▼第5話/あなたが生きなさい▼第6話/お面大王▼第7話/敵に渡すな▼第8話/続伝説の刑事▼第9話/何もするな▼第10話/正義の始まり▼第11話/正義を守る男▼第12話/遊びの終わり▼第13話/決着

●主な登場人物/遠藤健児(通称ケンヂ。“2000年血の大みそか”で“ともだち”の作った巨大ロボットに敢然と立ち向かった男。死んだと思われたが18年ぶりに姿を現した)、遠藤カンナ(ケンヂの姉・キリコの娘。ケンヂの意志を継ぎ“ともだち”への復讐を誓う)、ともだち(ケンヂが幼少時代に書いた“よげんの書”をもとに地球滅亡を企てた男。2015年、ローマ法王を暗殺者から救い、世界に君臨する神となる。そしてウイルスを世界中にばらまき、世界を滅亡させた)
●あらすじ/“ともだち”による世界滅亡宣言から2日後。一時は暴動や略奪などのパニックに陥った東京の市民も、今はただ空飛ぶ円盤から撒かれる最終ウイルスに怯えて自宅に閉じこもっていた。そんな中、放送局を占拠したカンナはマイクの前に立ち、人々を万博会場に集めるために“音楽祭”を開くことを宣言する!(第3話)
●本巻の特徴/全ての嘘を告白し、1週間で世界を滅ばすことを宣言した“ともだち”。唯一の避難場所が万博会場であることを突き止めたカンナたちだが、恐怖で家に閉じこもった民衆を導く術はあるのか!?
●その他の登場人物/ユキジ(ケンヂの幼なじみ。“血の大みそか”後、カンナの面倒を見ていた)、高須光代(元“ともだちランド”の従業員で、友民党の新幹事長)、小泉響子(“ともだち”のカラクリを知ってしまった、カンナの元同級生)、神様(予知能力がある老人。ホームレスから大金持ちになり、日本人初の民間宇宙旅行を実現)、マルオ(ケンヂの仲間。国民的歌手・春波夫のマネージャーをしながら仲間の行方を捜す)、ケロヨン(“血の大みそか”のとき、ケンヂの呼びかけを断った幼なじみ。その後、アメリカで移動そば屋を経営していた)、キリコ(カンナの母親。“血の大みそか”でばらまかれた細菌兵器をつくった研究者のひとり)、ヨシツネ(ケンヂの仲間。現在、ゲンジ一派を組織して“ともだち”政府に抵抗)、オッチョ(ケンヂの幼なじみ。棒術の達人。地方に隔離されたが、壁を越え東京に戻ってきた)
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2006/11/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2006/11/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 252ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4091808050
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4091808059
  • カスタマーレビュー:
    4.5 5つ星のうち4.5 145個の評価

著者について

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浦沢 直樹
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2014年3月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全巻揃えました。私たちの年代にはツボに入る作品です。映画を見て興味持ちました。
2013年2月27日に日本でレビュー済み
22巻を読み終えて「え?」
これじゃ終わってないよなあと思いつつ
別の本だと思った21世紀少年を読みました。
完結してよかった。。。

浦沢さんは天才だと思います。
周辺の方々もそういわれていますが。
でないと「MONSTER」然り、こんな収集のついてない終わらせ方しないだろうと思う。
「彼」が誰なのか読者の間ではこの作品のテーマのように追求されていたことを、作者自身がこの作品は推理漫画ではないと語っていました。それはそうだと思う。何度も読めば読むほどそう思う。
作者にとって一番言いたいことはさまざまな登場人物の生き様が魅せる「過程」であって「結末」ではないんだろうなと推察します。

「人間は何にだってなれるんだよ」
このセリフは「MONSER」にも登場します。
とくにこの「20世紀少年」においては、ケンヂたち少年が何十年も闘いを続けていく意味においてもとても重要なセリフだと感じました。

主人公たちだけ命が助かったりと都合よく進むストーリーですが、それがなんと小気味良いことか!
一人一人の個性もしっかりと描かれているのでよけいにひきつけられます。

また、少年たちが生きている昭和40年代の雰囲気が大好きです。
何ともいえないノスタルジー。
でもその中にやはり影の部分があって、貧困とかいじめとか、そういうことが社会全体の問題の縮図でもあることを直接的にみせつけられた感がありました。

確かにいろんなことが種明かしされずに終わってしまったことは確かにムズムズします。
でも、あーでもないこーでもないと読者が推察していくことを楽しませたり、
21世紀少年で明かされる「ともだち」の正体が「彼」だったことにしても
この人の力量に感服せざるを得ないでしょう。

作者に一貫してあること、ヒューマニズムとでもいうのでしょうか、
それがどんな暗澹たる場面においても救いとなって、前向きな気持ちにさせてくれます。
ボブディランが好きというのも本当に納得。カッコいいです。
作者の思いをケンヂに投影させたのだなと強く伝わってきました。

絵も好きですが、このうねりのある壮大なストーリーを描ける作者はやっぱり天才です。

あまり漫画は読まないんですが、図書館で誰かが頼んだものが予約棚に置いてありました。そのおかげで気になって手にしてみました。たぶん一生出会うことのない人へ、ありがとうございましたと言いたいです。
この作品を読み終えるまで死なないでホントによかった!
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年4月14日に日本でレビュー済み
僕もNHKの「プロフェッショナルの流儀」を観たのですが、浦沢さんの

身にこんなことが起きていたとは驚きでした。脱臼だけじゃなく、創作する

ということ自体の苦悩。ブレーンの方との話での意見の対立など、この壮大

な『20世紀少年』という物語を完結するためにやらなければならないこと

というものがどれだけ大変なのか。ファン、読者に求められているものは、

「ともだち」の正体は誰か、というミステリー要素の解決、伏線の回収による

衝撃。そのような方向に進んでしまったことを浦沢さんは危惧していた。

この漫画はあくまでサブタイトルにある通り「本格化学冒険漫画」であり、

「サスペンス・ミステリー」ものであったり「推理」ものではないということ。

それはわかっているけど、やっぱり「ともだち」の正体は気にしてしまう…

他のレビュアーの方も書かれていますが、僕も「ともだち」の正体はカツマタ

くんなのではないかと思っていたり…

僕は今集中連載されているという最終章を読んでいません。

僕は単行本になっているところからこの漫画を知ったので、23巻が出るのを

楽しみにしたいと思います。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2007年1月19日に日本でレビュー済み
NHK、プロフェッショナル拝見させていただきました。

以前に出版されたKINOとゆうムックと対で浦沢先生を擁護する布陣が整った・・とゆう感じですかね。

でも、ひとつひとつのエピソードを回収していく事もそうですが、全編を通してあれだけ読者を煽り続けているのだから、"ともだち"が誰だか"推理"する事がメインに置かれても仕方がないのではないでしょうか?

たとえそれが"作風"なのだとしても、「狙っていなかった」なんて言い訳は通用しないはずです。

図らずも・・まさに、"How does it feel?"とゆう感じですが、そんならそれで・・ マジかっこええじゃないですか!!

いまはただ、この22巻が無事出版された事と、浦沢先生が再び自身の"戦いの場"に帰ってきた事に、惜しみなくエールを送りたいです。
19人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2021年1月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
作中では、ともだちの正体はわからないまま。少なくとも22巻ではわからない。
2008年8月26日に日本でレビュー済み
ここまで来ても、まだ良くわかりません。最終巻までようやく辿りついたのですが、まだ話は続いています。少し凝り過ぎてしまったのかもしれません。この巻は、これまでに比べて、話の展開が速くなっています。納め切れなかったものが残ってしまったような印象です。面白いですけど。
2008年11月4日に日本でレビュー済み
 この作品は「記憶のあいまいさ」がキーワードで、なぜ曖昧なのかを辿っていくと、その時の自分や社会の生き方や考え方や時代性やいろいろなものが曖昧だったからで、それは時に残酷な記憶だったり、いとおしい記憶だったりするものです。過去の真実をそのままその通りに受け止めることは結構大変で、僕なんかは自分の都合のいいように解釈して、今現在や将来を組み立てているようなところがあります。

 作者の浦沢直樹も、もしかしたら後半そうなってしまって、もともとの設定を微妙に変えざるを得なくなってしまって、ちょっと込み入って混乱してしまったのかなぁと思います。ラストの持っていき方はいろいろな意見があって、実はスッとふにおちないラストだったりするのですが、話の広がりやキャラクターへの思い入れやすさなどは、本当に力量のある漫画家だなぁと感心します。

 この作品の最初のコンセプトが「記憶のあいまいさ」なのですから、ラストもいろいろあっていいのでは。ケンジの思うラスト、オッチョの思うラスト、カンナの願うラスト…などなど。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2006年12月28日に日本でレビュー済み
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 スピリッツでいったん連載を休止したことで,賛否両論渦巻いた『20世紀少年』の第22巻を購入しました。連載休止前の第2章が最後まで掲載された巻です。

 休止の理由についてはもういろいろ言い尽くされていますが,私としては単に行き詰まったからとは捉えていません。理由がなんなのかは分かりませんが,まだ伏線がきちんと残っているので,話しの収拾が付かなくなったようには思えないんですよね。

 ただ,「ともだち」の正体は今までに出てきた人物の中にはいないかなと思っています。こんなに長くやってきて今更新しい登場人物にするのはズルイという声もありますが,16巻のフクベエのように納得のできる動機・背景を描いてくれれば,それで私は十分かなと思います。もちろん,「今までの主要人物かつ納得できる理由あり」だったら,より作品の評価が高まることは間違いなしですが。

 最後に,22巻自体の評価ですが,正直この巻はあんまりおもしろくないかもしれません。話を進めようと急いでいるような,それでいて話が進んでいないような。時間は進んでいますが,その中身が描かれていないような感じでちょっと残念です。
40人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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