彼の作品は、初期の短編集の頃からずっと読んできたが、
全ての作品になにか、一貫した小田扉という人間の、
独特の雰囲気ないし空気を感じる。
今回の10巻も、一巻から積み重ねてきた、団地の人々の様々な交流、
彼なりの匠な表現が、所々に行き渡っていて面白かった。
絵柄やコマ割りが巻を追うごとに洗練されつつも、
スポーツ大佐などが出てくる、
どこかモサモサとした作者の不思議な人間臭さ、
やはり、読み続けて行きたいという気にさせられる、
素晴らしい作品の数々だった。
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団地ともお (10) (ビッグコミックス) コミック – 2007/7/30
小田 扉
(著)
▼第1話/最後の最後にきまったなともお▼第2話/死ぬかと思ったよなともお▼第3話/キミたちに明日はないのかともお▼第4話/ジ・アンダーテイカーかよともお▼第5話/太く長~~いのがいいけどなともお▼第6話/まだ魔法だったようだともお▼第7話/休みにも上手と下手があるともお▼第8話/さて右か左か前か後かともお▼第9話/ガツンと言ってやれよともお▼第10話/気分次第が過ぎるぜともお▼第11話/死ぬかと思ったよなともお▼第12話/想像した者勝ちともお▼第13話/珍しくとは失敬だよなともお▼第14話/パンチとハングリーで最強だともお▼第15話/心は透けて見えないねともお▼第16話/ぐんぐん伸びるよなともお▼第17話/どこまでも続いていないのかよともお
●主な登場人物/ともお(子供らしさ全開の主人公。4年3組)
●あらすじ/大晦日の木下家。単身赴任の父が帰ってきて、ともおが大喜びしたのも束の間、待ち受けていたのは面倒な大そうじ。母以外は渋々ながらも淡々と進んでいくが、改めて思い知らされるのは家族の息の合わなさ。年越しの準備を終え、一家団らんのはずのテレビでも、それぞれの観たい番組はバラバラで…(第1話)。
●本巻の特徴/たまに雪が降っても、それほど多く積もるわけでもない。そんな都会の雪遊び模様や、優等生・みつおが「男らしさ」に悩んだり、ともお・ケリ子・よしのぶの0点トリオが100点の答案を拾うエピソードなどを収録!!
●その他の登場人物/母ちゃん(ともおの成績を心配する母)、姉ちゃん(ともおの将来を心配する姉)、吉本(ともおの級友。運動神経バツグン)、よしのぶ(ともおの級友。食欲旺盛)、みつお(ともおの級友。知的)、ケリ子(ともおの級友。ヒロイン?)、より子(ともおの級友。むしろヒロイン?)、根津(ライバル2組の生徒)、コンビニ兄ちゃん(たにしマート店員)、青戸さん(永遠の高校生。高2)、坂上さん(足が悪いお姉さん。青戸の親友)
●主な登場人物/ともお(子供らしさ全開の主人公。4年3組)
●あらすじ/大晦日の木下家。単身赴任の父が帰ってきて、ともおが大喜びしたのも束の間、待ち受けていたのは面倒な大そうじ。母以外は渋々ながらも淡々と進んでいくが、改めて思い知らされるのは家族の息の合わなさ。年越しの準備を終え、一家団らんのはずのテレビでも、それぞれの観たい番組はバラバラで…(第1話)。
●本巻の特徴/たまに雪が降っても、それほど多く積もるわけでもない。そんな都会の雪遊び模様や、優等生・みつおが「男らしさ」に悩んだり、ともお・ケリ子・よしのぶの0点トリオが100点の答案を拾うエピソードなどを収録!!
●その他の登場人物/母ちゃん(ともおの成績を心配する母)、姉ちゃん(ともおの将来を心配する姉)、吉本(ともおの級友。運動神経バツグン)、よしのぶ(ともおの級友。食欲旺盛)、みつお(ともおの級友。知的)、ケリ子(ともおの級友。ヒロイン?)、より子(ともおの級友。むしろヒロイン?)、根津(ライバル2組の生徒)、コンビニ兄ちゃん(たにしマート店員)、青戸さん(永遠の高校生。高2)、坂上さん(足が悪いお姉さん。青戸の親友)
- 本の長さ184ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2007/7/30
- ISBN-104091813674
- ISBN-13978-4091813671
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2007/7/30)
- 発売日 : 2007/7/30
- 言語 : 日本語
- コミック : 184ページ
- ISBN-10 : 4091813674
- ISBN-13 : 978-4091813671
- Amazon 売れ筋ランキング: - 350,869位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年8月1日に日本でレビュー済み
今回10巻の発売となる。
当初は地味に面白いなという印象であったが、
読み続けていくうちに、もっと深いものを感じるようになった。
「ともお」は主人公ではあるがそれを取り巻く人々の人間模様(時に動物や虫)
がシュールに描かれている。
個人的には、青戸さんの大ファンである。
ほっとけない危うさに惹かれるものを強く感じる。
第16話の「ぐんぐんのびるよなともお」では青戸さんの意に反して、
青戸さん炸裂です。
当初は地味に面白いなという印象であったが、
読み続けていくうちに、もっと深いものを感じるようになった。
「ともお」は主人公ではあるがそれを取り巻く人々の人間模様(時に動物や虫)
がシュールに描かれている。
個人的には、青戸さんの大ファンである。
ほっとけない危うさに惹かれるものを強く感じる。
第16話の「ぐんぐんのびるよなともお」では青戸さんの意に反して、
青戸さん炸裂です。
2011年5月28日に日本でレビュー済み
優れた漫画家が数多くいる日本ですが、
小田扉はやっぱり 唯一無二!!
天才!
小田扉はやっぱり 唯一無二!!
天才!
2020年4月11日に日本でレビュー済み
ナイスさんの話がすごく好きです
雪の話のラストのコマもすごい。
すごい漫画だと思います。
雪の話のラストのコマもすごい。
すごい漫画だと思います。
2009年8月19日に日本でレビュー済み
9巻とうって変わって10巻は全体的にすごくつまらないです。
クモやミミズが主人公の回が何度かあるのですが、単に気持ち悪いだけです。
気持ち悪いとの感情は人間の見方から来るモノなので、本来は気持ち悪いものではないと考え、すべての生き物は人間と同じような感情を持っているものと作者は捉えたいのでしょうが、その二つはどこか矛盾しているようで、上手く描かれていません。
クモがディープキス?するシーンなどは吐き気がするほどでした。
人間の感情はすごくよく捉えることが出来るのでしょうが、それをそのまま動物に転写すること自体が私には間違っているように思います。
ともおになでられて「ヒー」と言っている犬がよく出てきますが、あれこそが犬であり、動物に深い思考を無理矢理おぼえさせるのはナンセンスです。
クモやミミズが主人公の回が何度かあるのですが、単に気持ち悪いだけです。
気持ち悪いとの感情は人間の見方から来るモノなので、本来は気持ち悪いものではないと考え、すべての生き物は人間と同じような感情を持っているものと作者は捉えたいのでしょうが、その二つはどこか矛盾しているようで、上手く描かれていません。
クモがディープキス?するシーンなどは吐き気がするほどでした。
人間の感情はすごくよく捉えることが出来るのでしょうが、それをそのまま動物に転写すること自体が私には間違っているように思います。
ともおになでられて「ヒー」と言っている犬がよく出てきますが、あれこそが犬であり、動物に深い思考を無理矢理おぼえさせるのはナンセンスです。
2007年9月7日に日本でレビュー済み
この作者、短編集の方が秀逸だと思います。
「団地ともお」は1巻が面白かったので、以降買い続けておりましたが、2巻以降は
話の設定がわざとらしく、読んでいて白けることしばしば。。今回は最後まで読み切る
のが苦痛なほどでした。はっきり言って面白くない。。それだけです。
「団地ともお」は1巻が面白かったので、以降買い続けておりましたが、2巻以降は
話の設定がわざとらしく、読んでいて白けることしばしば。。今回は最後まで読み切る
のが苦痛なほどでした。はっきり言って面白くない。。それだけです。