★許可が降りなかったのかもしれないが、島根の製鉄関連の名字でカゲヤマを使うなら、景山よりも「影(さんぼんかげ)」の影山が良いと思う。未だに影響を与えるカゲヤマ一族は「さんぼんかげ」。
★忌部を「いむべ」と読ませるのは止めて欲しい。出雲の忌部は「いんべ」ですから。
あと祭祀氏族とは元は尊敬の対象だったでしょうが、穢れに関わる仕事ですからだんだんと畏れられ距離を置かれる対象に変わっていったと思います。忌部出身の方が「あまり大きな声で言ってくれるな」と声を潜められたので、おそらくそうだと思います。現代ではなかなか胸を張って「忌部氏です!」って言う様な雰囲気じゃないと思います。
★雨月物語を引用するくだりで「おびただしい血だけが残されていた」という描き方だったが、「軒に髻がかかっている」が抜けている。ただ血だまりがあったと言うより、その描写のおかげでリアルな凄惨さが一層際立つので、ちゃんと描いて欲しかった。
★吉備津彦神社の鳴る釜、デザイン学部の課題で神社の写真を撮って廻っていた時、お世話をされている老婦人に音を聞かせて頂いた。ちょっと触らせてもらったし。懐かしいなあ。
★私が育った町の高校の裏の桜並木に「温羅」が出るから近づくなって言う小学校の先生が居たなあ。
不良の高校生達がタバコを吸っていたりするから脅す為だったと思うけど。
誰も恐ろしい鬼としての認識はしていなかったと思う。「温羅太鼓」って名前をつけている和太鼓集団も居るよ。
みんな、忘れないで。日本ではほとんどの人がヤマトに征服された人々の血をひいている。
神楽でご先祖様が倒されるラストで喜ばないで。哀しいよ。

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宗像教授異考録 (7) (ビッグコミックススペシャル) コミック – 2008/2/29
星野 之宣
(著)
▼第1話/赤の記憶▼第2話/砂鉄八犬伝▼第3話/吉備津の釜
●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝説の謎や由来を解明している)
●あらすじ/誰もが知っている童話「赤ずきん」。ハッピーエンドとして伝えられるこの話だが、グリムが脚色するより前の話では、残酷で血なまぐさいものだった。宗像たちは「赤ずきん」に似た話を伝えるという老婆を訪ね、東北の山深い村を訪れる。だが、奇しくもその老婆は亡くなった直後で、村内には異様な空気が漂っていて…(第1話)。
●本巻の特徴/「赤ずきん」と「カチカチ山」の恐ろしい話、ヤマトタケルの進攻ルートと砂鉄産地の関連性…。宗像が真実の扉を開く第7集!!
●その他の登場人物/忌部捷一郎(宗像を目の敵にしている歴史研究家)、忌部神奈(女性史研究家であり、また神木鑑定家、温泉評論家でもある。忌部捷一郎の妹)、宗像瀧(宗像の姪。巫女をしていたが現在は宗像の研究を手伝っている。三姉妹の末っ子)、宗像樹・瑞(いつき・たぎり。宗像の姪で瀧の姉たち。実家の海照火明神社で巫女をしながら神社を守っている)
●主な登場人物/宗像伝奇(むなかた・ただくす。東亜文化大学で民俗学の教鞭を執るかたわら、日本各地に伝わる神話、伝説の謎や由来を解明している)
●あらすじ/誰もが知っている童話「赤ずきん」。ハッピーエンドとして伝えられるこの話だが、グリムが脚色するより前の話では、残酷で血なまぐさいものだった。宗像たちは「赤ずきん」に似た話を伝えるという老婆を訪ね、東北の山深い村を訪れる。だが、奇しくもその老婆は亡くなった直後で、村内には異様な空気が漂っていて…(第1話)。
●本巻の特徴/「赤ずきん」と「カチカチ山」の恐ろしい話、ヤマトタケルの進攻ルートと砂鉄産地の関連性…。宗像が真実の扉を開く第7集!!
●その他の登場人物/忌部捷一郎(宗像を目の敵にしている歴史研究家)、忌部神奈(女性史研究家であり、また神木鑑定家、温泉評論家でもある。忌部捷一郎の妹)、宗像瀧(宗像の姪。巫女をしていたが現在は宗像の研究を手伝っている。三姉妹の末っ子)、宗像樹・瑞(いつき・たぎり。宗像の姪で瀧の姉たち。実家の海照火明神社で巫女をしながら神社を守っている)
- 本の長さ222ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2008/2/29
- ISBN-104091818285
- ISBN-13978-4091818287
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著者について
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1954年1月29日、北海道帯広に生まれる。愛知県立芸術大学日本画科中退。1975年「鋼鉄のクイーン」でマンガ家デビュー。平成20年度文化庁メディア芸術祭でマンガ部門優秀賞受賞(「BOOK著者紹介情報」より:本データは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア〈中篇〉』(ISBN-10:4199080058)が刊行された当時に掲載されていたものです)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2019年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2013年5月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
シリーズものでつい買ってしまう。しかしこのごろ出版社を変えて出ているようで混乱の極みだ。新作なのかどうか悩ましい。判るようにして貰えないものか
2019年4月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
民俗学の話なので、各地の民話や伝説などが多数紹介されています。
この為、国内旅行のときに事前に関連する話を読んでおくと予備知識として役に立ち、興味や面白さが大きく増します。
特に神社や史跡系。
この巻は南総里見八犬伝と桃太郎伝説なので千葉や岡山に行く人にお勧め。
この為、国内旅行のときに事前に関連する話を読んでおくと予備知識として役に立ち、興味や面白さが大きく増します。
特に神社や史跡系。
この巻は南総里見八犬伝と桃太郎伝説なので千葉や岡山に行く人にお勧め。
2008年3月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
宗像教授シリーズは昔から大好きなんですが、
今回の本も面白かったです。
●赤の記憶
「赤頭巾ちゃん」と山村のタブーを絡めた話で意外性がよかった。
山村でタブーに触れてしまい、アクションが始まります。
●砂鉄八犬伝
古代の鉄の話と大学再編を絡めた話。
現実的な話を出そうとしたのは判るんだけど
ちょっと子供っぽかったかな。
●吉備津の釜
古代の鉄の話と修験道、さらに大和朝廷まで絡めて、
ダイナミックな話です。
でもアクションは無しで、替わりに忌部神奈さんが出てきます。
宗像教授と少し良い雰囲気になる場面もあったりするけど?
次の巻で、いきなり結婚してたりして。
今回の本も面白かったです。
●赤の記憶
「赤頭巾ちゃん」と山村のタブーを絡めた話で意外性がよかった。
山村でタブーに触れてしまい、アクションが始まります。
●砂鉄八犬伝
古代の鉄の話と大学再編を絡めた話。
現実的な話を出そうとしたのは判るんだけど
ちょっと子供っぽかったかな。
●吉備津の釜
古代の鉄の話と修験道、さらに大和朝廷まで絡めて、
ダイナミックな話です。
でもアクションは無しで、替わりに忌部神奈さんが出てきます。
宗像教授と少し良い雰囲気になる場面もあったりするけど?
次の巻で、いきなり結婚してたりして。
2008年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
いくつかのキーワードを元にパズルのように古代史を駆け巡る
伝奇ロマン。強引な部分もあるが、考えさせられる部分もある。
伝奇ロマン。強引な部分もあるが、考えさせられる部分もある。
2008年3月15日に日本でレビュー済み
日本の歴史の謎を、宗像教授が仮説をたてて探っていく民俗学ミステリ・マンガ。宗像教授=作者が紡ぐ悠久のロマンの調べが、いいですねぇ。毎回、頁をめくるのが楽しみなマンガです。
西洋の赤ずきんの話と、日本の昔話の底にひそむ残酷味という共通項から、歴史の闇が浮かび上がってくる・・・・・・「赤の記憶」
日本古代の砂鉄の産地に、八犬伝の伝奇をからめ、さらに、宗像教授が講義を受け持っている東亜文化大学の合併話が重なる・・・・・・「砂鉄八犬伝」
岡山県を舞台に、忌部神奈(いみべ かな)と宗像伝奇(むなかた ただくす)が、吉備津の釜の話と、温羅(うら)の伝説の話のつながりをひもといていく・・・・・・「吉備津の釜」
半年ぶりに出た最新刊の本書には、以上、三つの作品が収められています。
なかでも、質・量ともに厚みがあり、「面白いなあ」と読みごたえがあったのが、真ん中に置かれた「砂鉄八犬伝」の話。
硬骨漢の宗像教授の人柄、個性の磁力に、次第に引きつけられていく八人の学生たち。「知りたい」「謎を解き明かしたい」という彼らの探究心にふれて、我が意を得たりという表情を宗像が浮かべるシーン。胸にしみわたる銘酒の旨味と言ってもいいかなあ。そのシーンが、とてもよかったです。
西洋の赤ずきんの話と、日本の昔話の底にひそむ残酷味という共通項から、歴史の闇が浮かび上がってくる・・・・・・「赤の記憶」
日本古代の砂鉄の産地に、八犬伝の伝奇をからめ、さらに、宗像教授が講義を受け持っている東亜文化大学の合併話が重なる・・・・・・「砂鉄八犬伝」
岡山県を舞台に、忌部神奈(いみべ かな)と宗像伝奇(むなかた ただくす)が、吉備津の釜の話と、温羅(うら)の伝説の話のつながりをひもといていく・・・・・・「吉備津の釜」
半年ぶりに出た最新刊の本書には、以上、三つの作品が収められています。
なかでも、質・量ともに厚みがあり、「面白いなあ」と読みごたえがあったのが、真ん中に置かれた「砂鉄八犬伝」の話。
硬骨漢の宗像教授の人柄、個性の磁力に、次第に引きつけられていく八人の学生たち。「知りたい」「謎を解き明かしたい」という彼らの探究心にふれて、我が意を得たりという表情を宗像が浮かべるシーン。胸にしみわたる銘酒の旨味と言ってもいいかなあ。そのシーンが、とてもよかったです。