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熱病加速装置 コミック – 2009/11/30
- 本の長さ208ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2009/11/30
- ISBN-104091828108
- ISBN-13978-4091828101
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2009/11/30)
- 発売日 : 2009/11/30
- 言語 : 日本語
- コミック : 208ページ
- ISBN-10 : 4091828108
- ISBN-13 : 978-4091828101
- Amazon 売れ筋ランキング: - 483,412位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
漫画家。東京都出身。
2000年、『橙』でアフタヌーン四季賞春のコンテスト四季大賞を受賞しデビュー。
著作に、
『中央線ドロップス』双葉社<アクションコミックス>
『熱病加速装置』小学館<ビッグコミックス>
『あねおと』全4巻 双葉社<アクションコミックス>
『ふわり!』全2巻 小学館<ビッグコミックス>
『蜜ノ味』祥伝社<FEELコミックス>
『夏服に着がえれば』祥伝社<FEELコミックス>
『東京を脱出してみたよ!』小学館<ビッグコミックス>
『南紀の台所』全4巻 集英社<ヤングジャンプコミックスGJ>
『虹浜ラブストーリー』(原作・柴門ふみ)全2巻 講談社<モーニングKC>
『紀伊半島海町ごはん』<芳文社コミックス>
『卍』(原作・谷崎潤一郎)全2巻 集英社<ヤングジャンプコミックスGJ>
『14歳の里山レシピ 東吉野で、いただきます。』既刊2巻 <ぶんか社グルメコミックス>
など。
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
変遷が見れるような作りになっています。
巻末の「橙」は所収作品中で最も初期のもの。初めてGペン
使った作品らしく、トーンもほとんど貼られず荒削りですが、
作者の若いみずみずしい感性を感じさせる作品。
表題の「熱病加速装置」はまごうことなき秀作!青春の熱っ
ぽさと唐突な展開がまるでインドの青春映画を見てるよう。
ガロに載りそうな作家としての成長が見て取れます。
上記に対し「てんねんかじつ」は最新かつ最もページ数を割
いた作品ですが、技術を十分積み上げられず年を重ね感性を
失った職人にありがちな出来栄えで、少々がっかり。
表題作品の「熱病加速装置」がとてもいい作品だけに、もう
ちょっと「てんねんかんじつ」は捻って欲しかった。
絵は全編通して率直に下手です。こういう作風なので画力は
あまり問題ではないんですが、ジャケ買いされる方はその点
気をつけた方がいいとおもいます。
話の構成を見ても、
てんねんかじつ:義姉弟における近親相姦
包帯:憧れの先生の情事の目撃
熱病加速装置:反抗期の少年が感じる家庭崩壊(母と元担任の不倫・兄との摩擦etc)
と一見すると衆目を集める内容だが密度が薄い。窒息しそうだ。何気ないことを描くのは本当に大変だ。空想でありでも、現実には置き換えられないところがある。その一歩先、まさに虚構とリアルの狭間を描き切れれば元町さんは一流だった。
この本はいつかきっと忘れ去られる。私は確信できる。ホンモノは中々見受けられない。
この人の作品の魅力は、現実では目を背けてしまうような、嫌な感情を直視させ、
それを嫌なもので終わらせず、ちゃんとその感情の落とし所を提示してくれる事にある。
そして、満面の笑顔を描きながら、心の中が泣いているというシーンを表現できる巧みさがそれを引き立てている。
作品はどれも痛々しいほど残酷な状況が、主人公の前に提示される。
それは、他の登場人物のある種の裏切りであり、他人は自分以外も見ているのだという、主人公の自己中心的な感情への、否定となって多くが現れる。
しかし、元町夏央作品の主人公は、悩みながらも、そのハードルを乗り越えて見せる。
人生を悲観したりせずに、成長していくのだ。
「てんねんかじつ」のラストシーンは、このハードルを乗り越える事のうちでも、
ひとつの納得できる結末を提示したという事で、秀逸。
星を一つ減らしたのは、作画の完成度が低いものが収録されているため。
荒削りの魅力を感じるには十分だが、読みにくく残念だった。
シナリオとしては、それでも元町夏央らしい組み立て方にはなっている。
この本は,4話それぞれのレベルが違いすぎ。
ものすごく違和感があります。
思春期真っ盛りの少年の、自分でもどうにもならない劣情、欲望。泥まじりの汗のにおい。
漫画で、ここまで迫って来るものは初めてでした。
やっぱり、表題作である、「熱病加速装置」は飛びぬけてると思ういます。でも、個人的には「橙」が好きです。これだけ少年が主人公ではないのだけれど、小さいときの、幼いながらも幼心に嫉妬とか、両親の間の微妙なずれとかを感じたりしてやきもきしたり、泣いたりしたなあ、と、ちょっと思い出して、鼻の奥がツーンとしました。
たぶん苦手な人は苦手だと思います。性描写あるし、血がどぎついとこもあるので。 でも、私はこのマンガかなり好きです。
まず表紙の第一印象を裏切る。 もっとあっさりしているものだと思っていたのだが。
絵は下手、幼稚な心理描写。読む気が失せる。
ただ自分に合わなかったのだといえばそこまでだが、表紙で買ってしまったのだから落胆させるような表紙を描いてはいけないのではないかと思う。
嫌な裏切りだ。
読み始めるとあっという間だった。濃密で、思春期の頃のどうしようもない位の内燃機関の爆発をこれ程までに描き切ったものを私は知らない。読んでいる間はすっかり自分が少年(中学生)になったかのような目眩を感じた。自分には圧倒的な表現に思えたが、この時期から十分に時間が経っていないと(つまり、オジサンの年齢にならないと)その素晴らしさは分からないのかもしれない。また、作者が女性だという事を後で知って、非常に驚いた。完全にオトコの子の視点だと思っていたのに。今後どのような作品を描いてくれるのか、大変楽しみである。