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MONSTER: 終わりの風景 (18) (ビッグコミックス) コミック – 2002/2/28
浦沢 直樹
(イラスト)
▼第1話/架空の人間▼第2話/休暇の終わり▼第3話/グリマーの叫び▼第4話/超人シュタイナーの怒り▼第5話/名前のない男▼第6話/描けない絵▼第7話/泣かないで▼第8話/終わりの風景▼第9話/命ある者たち▼第10話/明日はくる▼最終話/本当の怪物●登場人物/天馬賢三(テンマ。脳神経外科医)、ヨハン・リーベルト(他人の命をもてあそぶように奪う“怪物”)、ニナ・フォルトナー(=アンナ・リーベルト、ヨハンの双子の妹)●あらすじ/ついに南ドイツの小さな田舎町・ルーエンハイムへたどり着いたテンマ。町ではすでに惨劇が始まっていると知り、テンマは逃げ遅れた人々の救出へ急ぐ。一方、この町のホテルのオーナーがフランツ・ボナパルタであることを突きとめたルンゲとグリマーは、ヨハンが彼を消そうとしていることを告げると「死ぬのは怖くない」と言う。そんなボナパルタにグリマーは……(第1話)。▼ホテル・フェアシュテックに残り、守りを固めるグリマーたち。一方ルンゲは、銃を手に、雨の中をひとり戦いへ向かう。町へ出たルンゲは、保護した若い女から、惨劇の指示を出している人間がホテル・ベルクバッハにいるとの情報を得る。そこへ、ボナパルタの居所を突きとめたテンマが現れて……(第2話)。●本巻の特徴/フランツ・ボナパルタを追って、テンマ、そしてニナもルーエンハイムへ!! ヨハンの引き起こした惨劇の結末は!? “怪物”誕生の理由とは!? すべての謎がついに明かされる!!
- 本の長さ254ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2002/2/28
- ISBN-104091852785
- ISBN-13978-4091852786
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商品の説明
出版社からのコメント
人の命を助けるはずのメスが、怪物を産み出すことになろうとは!! 激動のヨーロッパを舞台にした、戦慄のサイコ・サスペンスいよいよ発進。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2002/2/28)
- 発売日 : 2002/2/28
- 言語 : 日本語
- コミック : 254ページ
- ISBN-10 : 4091852785
- ISBN-13 : 978-4091852786
- Amazon 売れ筋ランキング: - 241,624位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2022年6月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔読んだ方も今一度、是非是非読んでみてください!オススメです♪
2016年1月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アニメで「Monster」のとりこになり原作はどうなっているのか気になり17巻18巻と購入いたしました。浦沢作品のファンです。
2006年4月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
全巻をジェットコースターのように一気に読んでしまわないと気が済まなかった作品でした。複数の殺人容疑の濡れ衣を着せられ逃亡生活を余儀なくされ「ヨハン」ともう一度殺すということが使命にもなったテンマ、死から蘇り存在した証拠を消去してはまた存在することを繰り返して生きてきた悪魔のようなヨハン、ヨハンが唯一心を許した彼の双子の妹でありヨハンを2度殺そうとするニナ、、、、彼らが辿り着いた先には一体何があったのか今だに疑問です。何故か全員の問題が解決した気分が感じられないのは私だけでしょうか?
テンマが逃亡中に出会った人々の交流は私達でさえ感動しテンマが一体何をしたのかと憤りを覚えたり、ヨハンの容姿端麗さからは思えないほどの悪魔の仕業、しかしヨハンとニナの出生の秘密と生い立ちを解き明かすと何とも言われない悲しい真実に突き当たったりそのせいで命を落としてしまう人々がいる。確かにヨハンがしていることは決して許されるべきではないと思うが愛情の欠片も育たない場所ではモンスターが生まれるのは当たり前でむしろそうならなくては生きては生けない悲しい子供だった。子供にとって一番の恐怖は何かと考えればそれはやっぱり、、母親の手から引き離されることです。ヨハンの母親がしたことはどんな罪よりも重く最後に彼女が言った 「本物の怪物は誰、、?」 が全てを単的に物語っていると思いました。
ただただ残念なのは幕の引き方でそれはないでしょうと思いました。確かに読み手がこれからのヨハンはどうするのか、何事も無く暮らすのか、または再びあのように足掻きつづけるのか、議論できるオープンな感じですが個人的には生死をはっきりさせて欲しかったです。あれだけ波瀾万丈な展開だったのにストーンと気抜けした感じでちょっとがっかりでした。むしろ最後は読まない方がいいかもなんて思ったり。
が、やっぱり驚かせてくれ目一杯楽しませてくれたので☆5つです。
テンマが逃亡中に出会った人々の交流は私達でさえ感動しテンマが一体何をしたのかと憤りを覚えたり、ヨハンの容姿端麗さからは思えないほどの悪魔の仕業、しかしヨハンとニナの出生の秘密と生い立ちを解き明かすと何とも言われない悲しい真実に突き当たったりそのせいで命を落としてしまう人々がいる。確かにヨハンがしていることは決して許されるべきではないと思うが愛情の欠片も育たない場所ではモンスターが生まれるのは当たり前でむしろそうならなくては生きては生けない悲しい子供だった。子供にとって一番の恐怖は何かと考えればそれはやっぱり、、母親の手から引き離されることです。ヨハンの母親がしたことはどんな罪よりも重く最後に彼女が言った 「本物の怪物は誰、、?」 が全てを単的に物語っていると思いました。
ただただ残念なのは幕の引き方でそれはないでしょうと思いました。確かに読み手がこれからのヨハンはどうするのか、何事も無く暮らすのか、または再びあのように足掻きつづけるのか、議論できるオープンな感じですが個人的には生死をはっきりさせて欲しかったです。あれだけ波瀾万丈な展開だったのにストーンと気抜けした感じでちょっとがっかりでした。むしろ最後は読まない方がいいかもなんて思ったり。
が、やっぱり驚かせてくれ目一杯楽しませてくれたので☆5つです。
2006年11月16日に日本でレビュー済み
ラストについて議論が起こるのは浦沢先生の勝ちってことでしょう。それを狙ってたと思います。
謎を残したまま放棄した作品だなんて声もあったけど、私はこの答えは浦沢先生もわかってないんじゃないかと。
浦沢マンガはまず、主人公達が中心ではないというコト。
マンガにありがちな、世界の中心は私たち のご都合主義 がなく、
主人公達から始まるのではなく、あった「モノ」に巻き込まれてゆく。そのあった「モノ」が主人公という感じ。
テンマはただの駒だったのでは・・・。
そして凄くリアル。なにがって恐怖がリアルとかじゃなくて人生が。
マンガの中盤になると、毎日が銃撃戦なワケではなく、長々とまったりとしすぎた気だるさがある。←ここであきる読者が多い。
私はここにすごく人間臭さを感じるわけですが。人生毎日が破天荒なワケではないな、と。
浦沢の作品は、今日も世界の片隅でこんな風に生きてる人がいる。そういうマンガじゃないかと。
ヨハンの行動は
あくまで創りモノのエンターテイメントとして見るともの足りなさや、理由の無さに目についてしまう。
でもリアルな現実としてみると、人間なんて矛盾だらけで行動に理由をもたないコトが多いんじゃないかと。
ヨハンの殺しの理由なんて、同じ環境で育った人にしか理解できないんでしょうね。
謎を残したまま放棄した作品だなんて声もあったけど、私はこの答えは浦沢先生もわかってないんじゃないかと。
浦沢マンガはまず、主人公達が中心ではないというコト。
マンガにありがちな、世界の中心は私たち のご都合主義 がなく、
主人公達から始まるのではなく、あった「モノ」に巻き込まれてゆく。そのあった「モノ」が主人公という感じ。
テンマはただの駒だったのでは・・・。
そして凄くリアル。なにがって恐怖がリアルとかじゃなくて人生が。
マンガの中盤になると、毎日が銃撃戦なワケではなく、長々とまったりとしすぎた気だるさがある。←ここであきる読者が多い。
私はここにすごく人間臭さを感じるわけですが。人生毎日が破天荒なワケではないな、と。
浦沢の作品は、今日も世界の片隅でこんな風に生きてる人がいる。そういうマンガじゃないかと。
ヨハンの行動は
あくまで創りモノのエンターテイメントとして見るともの足りなさや、理由の無さに目についてしまう。
でもリアルな現実としてみると、人間なんて矛盾だらけで行動に理由をもたないコトが多いんじゃないかと。
ヨハンの殺しの理由なんて、同じ環境で育った人にしか理解できないんでしょうね。
2006年12月21日に日本でレビュー済み
ラスト十数ページ
自分は
「あぁ、浦沢先生よ
やっぱり最後はほのぼのと、締めてくれるんだね
今回のテーマはアレかな
『どんなに傷を負っても生きてる限り、歩かなきゃいけない』
とか、そんなとこかな」とか、思ってました
…自分は間違っていました
まさかあの十数ページで全てを破壊しつくすとは思いもしませんでした
ルンゲ警部も、グリマーさんも、何から何まで霞みました
ヨハンにはまだそんなものを寄せ付けない深い、深い『なにか』がありました
恐怖、不安、憎悪…
そんなものじゃ足りません
人間にしかないオドロオドロしい『なにか』
まさに『なまえのない怪物』がそこには存在したのでした
自分は
「あぁ、浦沢先生よ
やっぱり最後はほのぼのと、締めてくれるんだね
今回のテーマはアレかな
『どんなに傷を負っても生きてる限り、歩かなきゃいけない』
とか、そんなとこかな」とか、思ってました
…自分は間違っていました
まさかあの十数ページで全てを破壊しつくすとは思いもしませんでした
ルンゲ警部も、グリマーさんも、何から何まで霞みました
ヨハンにはまだそんなものを寄せ付けない深い、深い『なにか』がありました
恐怖、不安、憎悪…
そんなものじゃ足りません
人間にしかないオドロオドロしい『なにか』
まさに『なまえのない怪物』がそこには存在したのでした
2006年7月18日に日本でレビュー済み
絵は文句無くうまい。一つ一つのエピソードも、凄く完成度が高い。
最後までぐいぐい読ませる作者の力量も凄い。
でも、その力量が問題なのだ。
この作者は、自分のマスターした読者の興味を惹く手法とか、
涙腺を刺激する手法に味をしめて、延々読者を弄んでいるように思える。
誰かの発砲とか、意味深な言葉でお話を次週へ繋げる手法を、一体何回繰り返したのか。
最初は気にならないが、18巻目まで続くとだんだん辟易してくる。
(そして次回作においても、この癖はまったく治っていない)
また、物語が終わった時点で読者に丸投げした言葉の解釈が多すぎると思う。
解釈を任せるのはラストのあの場面だけで良かった筈で、
それ以外の部分ではもう少し言葉に具体性が欲しかった。
あれでは“ハッタリ漫画”と揶揄されても仕方が無い。
スケールの大きさはともかく、
完成度としてはマスターキートンとかの方が上かな。
もちろん、良い漫画だとは思うけれど。
最後までぐいぐい読ませる作者の力量も凄い。
でも、その力量が問題なのだ。
この作者は、自分のマスターした読者の興味を惹く手法とか、
涙腺を刺激する手法に味をしめて、延々読者を弄んでいるように思える。
誰かの発砲とか、意味深な言葉でお話を次週へ繋げる手法を、一体何回繰り返したのか。
最初は気にならないが、18巻目まで続くとだんだん辟易してくる。
(そして次回作においても、この癖はまったく治っていない)
また、物語が終わった時点で読者に丸投げした言葉の解釈が多すぎると思う。
解釈を任せるのはラストのあの場面だけで良かった筈で、
それ以外の部分ではもう少し言葉に具体性が欲しかった。
あれでは“ハッタリ漫画”と揶揄されても仕方が無い。
スケールの大きさはともかく、
完成度としてはマスターキートンとかの方が上かな。
もちろん、良い漫画だとは思うけれど。
2005年12月22日に日本でレビュー済み
この漫画の連載が終わって、全部の話が終結した今この漫画を読めて、本当に良かったなとしみじみ思います。
ひとつ思い残すことがあるとしたら、それは私の知識の無さでした。ベルリンの壁、チェコスロバキア、聞き慣れないドイツの歴史が背景となっているのに、予備知識が一切無かったのは本当に不覚だったと思います。勉強してもう一度、読み直します。
まあとにかく衝撃的でした。以下は私が勝手に深読みして考えたことなので、とにかく面白いーーーそして知識が必要!!ということだけは覚えておいてください。
さて、この物語はサイコサスペンスの王道をひた走っているように見えながら、その中で別の一面が見え隠れすることがあります。
人の温かさ、思いやりの心、『普通』であることの幸せ。そして、人の命を何よりも尊ぶこと。
私達はそういうものの大切さを、物語を読んでいく中で改めて思い知らされることになるわけです。
だからこそ、私達には理解できるはずなのです。ヨハンの『動機』を。
近年、ありえない事件が起こっています。親が子供を殺す、子供が親を殺す、同級生を殺す、無差別な殺戮を繰り返す・・・・・・・
人の中にいる『モンスター』がなぜ呼び覚まされるのか、その答えがこの本に隠されているような気がしてならないのです。
エンターテイメントとして読むも良し、もう少し深いところまでこの世界に浸ってみるも良し。どっちにしろ途中で読むのをやめることはできません。
ひとつ思い残すことがあるとしたら、それは私の知識の無さでした。ベルリンの壁、チェコスロバキア、聞き慣れないドイツの歴史が背景となっているのに、予備知識が一切無かったのは本当に不覚だったと思います。勉強してもう一度、読み直します。
まあとにかく衝撃的でした。以下は私が勝手に深読みして考えたことなので、とにかく面白いーーーそして知識が必要!!ということだけは覚えておいてください。
さて、この物語はサイコサスペンスの王道をひた走っているように見えながら、その中で別の一面が見え隠れすることがあります。
人の温かさ、思いやりの心、『普通』であることの幸せ。そして、人の命を何よりも尊ぶこと。
私達はそういうものの大切さを、物語を読んでいく中で改めて思い知らされることになるわけです。
だからこそ、私達には理解できるはずなのです。ヨハンの『動機』を。
近年、ありえない事件が起こっています。親が子供を殺す、子供が親を殺す、同級生を殺す、無差別な殺戮を繰り返す・・・・・・・
人の中にいる『モンスター』がなぜ呼び覚まされるのか、その答えがこの本に隠されているような気がしてならないのです。
エンターテイメントとして読むも良し、もう少し深いところまでこの世界に浸ってみるも良し。どっちにしろ途中で読むのをやめることはできません。
2005年2月3日に日本でレビュー済み
「Monster」最終巻。南ドイツの小村ルーエンハイムで道路を寸断してしまうほどの豪雨と洪水のさなか物語は展開します。篠つく雨は一向に勢いを弱めず、陰鬱さを増すばかり。本書を手にする私の耳には道路や屋根に激しく打ちつける大きな雨音が確かに響き続けました。
さて最終章で「手が離された」のはヨハンとニナのうちどちらなのか、それはこの最終章だけでは判断できません。しかし、この最終巻の途中(第7章の冒頭)でニナがこの場面を回顧する様子がカギとなります。
すると第8章でニナがヨハンを翻意させるためにこう語る言葉の意味が見えてきます。
「あたしはあなたを許す。世界中にあたしたち二人だけになっても、あなたを許す。」
ここでニナが指しているのは、ヨハンがこれまで多くの命を奪ってきたことを許すということではもちろんありません。ニナがヨハンを許せないと思う感情は、もっとずっと以前、プラハの<三匹のカエル>で「彼女が手を離したあの瞬間」に生まれていたのです。
いかんせん、浦沢直樹はこの謎解きの過程を必要以上にぼかしすぎたのではないかと思います。どちらの手が離されたのかを正確に把握できず、大きな戸惑いを感じている読者が少なからずいるはずです。浦沢直樹は謎を未解決のまま放り投げてしまったと誤解している読者も中にはいるのではないでしょうか。
手を離されたのがニナなのかヨハンなのか、そしてニナが何を許そうとしているのか、それをここで明確に書くのは残念ながら投稿規約に違反します。ですから私もこのようにぼかして書かざるをえないということをどうかご理解ください。
しかしこれだけはいえます。ヨハンはニナに許しを乞うために生きてきた。ニナが決して許してはくれないということを知りつつ。
宿命を背負わされた幼い兄妹の人生を思うと、深い底なしの悲しみが胸に差し込みます。
さて最終章で「手が離された」のはヨハンとニナのうちどちらなのか、それはこの最終章だけでは判断できません。しかし、この最終巻の途中(第7章の冒頭)でニナがこの場面を回顧する様子がカギとなります。
すると第8章でニナがヨハンを翻意させるためにこう語る言葉の意味が見えてきます。
「あたしはあなたを許す。世界中にあたしたち二人だけになっても、あなたを許す。」
ここでニナが指しているのは、ヨハンがこれまで多くの命を奪ってきたことを許すということではもちろんありません。ニナがヨハンを許せないと思う感情は、もっとずっと以前、プラハの<三匹のカエル>で「彼女が手を離したあの瞬間」に生まれていたのです。
いかんせん、浦沢直樹はこの謎解きの過程を必要以上にぼかしすぎたのではないかと思います。どちらの手が離されたのかを正確に把握できず、大きな戸惑いを感じている読者が少なからずいるはずです。浦沢直樹は謎を未解決のまま放り投げてしまったと誤解している読者も中にはいるのではないでしょうか。
手を離されたのがニナなのかヨハンなのか、そしてニナが何を許そうとしているのか、それをここで明確に書くのは残念ながら投稿規約に違反します。ですから私もこのようにぼかして書かざるをえないということをどうかご理解ください。
しかしこれだけはいえます。ヨハンはニナに許しを乞うために生きてきた。ニナが決して許してはくれないということを知りつつ。
宿命を背負わされた幼い兄妹の人生を思うと、深い底なしの悲しみが胸に差し込みます。