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キーチVS 11 (ビッグコミックス) コミック – 2013/8/30

4.7 5つ星のうち4.7 188個の評価

シリーズ完結!!怒涛の最終巻!!

警察官・池辺に盗聴器をしかけられた波羅蜜多。結果 キーチがそこに隠れていることはバレてしまう。そして、ついに米軍が波羅蜜多のアジトを急襲!!だが、間一髪 キーチたちは富士の樹海へと逃走したのだった・・・次第に包囲網が狭まる中、キーチは最終的に、何を選び、何を失い、何を残すのか…大注目の最終巻!!


【編集担当からのおすすめ情報】
本作の子供編である前作「キーチ!!」から合わせると、合計20巻にのぼる長編問題作がついに大団円を迎えます。大人になるとは!?社会に生きるとは!?金を儲けるとは!?政治とは!?国家とは!?そして日本とは!?・・・カリスマに祭り上げられ、これらの問いに向き合い続けた一人の男の人生の結末を、どうぞご覧ください。
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2013/8/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2013/8/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 248ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4091853978
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4091853974
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 188個の評価

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新井 英樹
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カスタマーレビュー

星5つ中4.7つ
5つのうち4.7つ
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あらすじって誰が書いてるん?
5 星
あらすじって誰が書いてるん?
VSになってからあらすじがガンガンネタバレしてくるし、文脈のセンスもちょっとアレで興味深かったです。
フィードバックをお寄せいただきありがとうございます
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申し訳ありませんが、レビューを読み込めませんでした

上位レビュー、対象国: 日本

2023年3月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
本当に深い話で何度も読み直してようやく半分くらい理解できたかな?
と思える漫画です。
映画を見ているような、漫画の作りをしていてストーリーの練り込み用に舌を巻きます。
もっと評価されてもいい漫画だと思うし、実写化などもしてほしいです。
2022年10月29日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
泣くしかないやろ。悔しいぜ、俺も。

て、あと13語も書くことねえよ。
2023年11月6日に日本でレビュー済み
この漫画の主人公ほどファンタジックではないにせよ、私自身、多分世間一般の「普通の人達」と比べると幾分「不条理に対し沸き起こった怒りを正直に表明するスタンス」で生きてきた。

20代の頃は夜通しギター持って路上に立って色んな困ってる人達の話を毎晩延々聞いて、2時間だけ寝て仕事に行って、帰ってきて路上に立ってという生活をしながら「困ってるけど自力で行政と掛け合うエネルギーも残ってないし知識もない…」という人達の肩代わりをする形で行政や医療の現場の間に入るような事もしてきた。

私は一度も「自分の考えや行動が正義」だと思った事はないし、自分の行動言動全てを「自分の傲慢の発露」と10代の時から言い続けてきた。

けど結果的に一時期は超小規模なカリスマみたいな扱いをされて、キーチ同様「自分が思ってた理想と違った。あなたならもっと大きな懐で、我々弱者の為にもっと偉大な事を成し遂げてくれると思ってせっかくついてきたのに…」みたいな態度の多くの人々から失望の石をぶつけられた。

だからこそ「降りてから」のキーチの一貫した「別に政治家含め米国含め肩力含め、正直個人的に憎いって感情も無い。とにかくお前らがあーだこーだ文句いうから要人攫った。あとは『お前らが決めろ(その責任もお前ら自身で背負う覚悟をしろ)。俺の役目はあくまで「拳を振り上げること」であって、振り下ろす事じゃない。俺の存在意義はお前らにエンタメを提供する事では無い。政治、権力、金、そういうものに対して不満を並べるお前ら自身が、どう生きるかお前らの意志と覚悟で決めろ』っていう姿勢に非常に共感したし、自分自身散々「私を偶像崇拝の対象にするな。私を疑え」ってまんまキーチのような事を言ってたにも関わらず現実に折々偶像崇拝の対象にされては失望の言葉を投げ付けられての繰り返しみたいな人生で、その「リアルさ」と「これだけやっても結局無為なのか…(大衆は他力本願のスタンスを断固崩さないのか…)」という徒労感は僅かでもキーチのように「正しいとか間違ってるとかじゃなく、言い訳せずに、怠惰や臆病に流されずに、自分の筋を通して生きること」を実践した人間にしか共鳴出来ないと思う。

政治の書き方がどうだの反米思想がどうだの娯楽作品として云々言ってる人達は「そもそもこの漫画がどういう趣旨で綴られてるのか」を汲もうとする意思すら無い、作者からすれば「じゃあ読むなよ。お前らが求めるエンタメを提供するつもりで描いてねぇから」としか言いようがないただの虚無だと思う。

「世の中の構造」「大衆の堕落と虚ろ」がテーマのひとつではあるけど、それはキーチ個人にとっての「敵」ですらなくて、だから彼は「彼自身が重要と判断下場面で」掲げた拳を絶対に降ろさなかった。

私が思うに「田中あやと出会わなくても」彼は結局「拳を振り上げ、全国民に問いかけることだけをして、だけど振り下ろすかどうかは国民それぞれに委ね、自分自身は損得抜きに敗け戦に賭ける人生」のまま何も変わらなくて、その過程で偶然愛を知った事はむしろ彼の人生にとって惟一に等しい幸運だったと思う。

私自身もまた筋だの矜持だの面倒くさい事を宣い続けて「負け戦」を粛々とこなすだけの傍迷惑で目障りな傲慢人間だから、私にキーチの人生はある意味羨ましくもある。勝手に一人で勝利して親友に「誰やお前!」言われながら矜持も全う出来たわけだから。

どれほど鮮烈な訴えで世に問うても現実は「概ね」何も変わらない。
でも「何もひとつも変わらない」わけでもない。

某社長の息子が、キーチの生き様から幾らかの学びを得て、彼が死んでもそれを捨てずに自ら実践を貫いてるように。

そういう「些事」こそが作者の問う「尊厳って一体なんだろうね」って事なのだと感じたし、それはフィクションじゃない現実の世界でも全く同じだと思った。
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2020年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
思わず目を背けたくなるような、見て見ぬふりをしてやり過ごしたくなるような、過酷な現実を突きつける新井英樹の傑作です。

現代、日本という国が置かれている状況、八方塞がりで、将来は暗く閉ざされ、日々生きる気力を奪われる。もはや夢も希望も大昔に見せられた幻のようだ。
内閣総理大臣の首がすげ替わっても何も変わらない。世襲で傀儡の政権だ。本当に国民にはもう為す術が無いのではないでしょうか。

本作では、幼稚園児の頃から我々読者が成長を見守ってきた彼が、自身の心の内に在る正義に正直に従い、悪いことを許さない清廉な魂をもって世直しをしてきた、将来を嘱望されていた彼が、まさかこんな悲惨で最悪な末路を辿る人生になってしまうなんて、余りにも悲しすぎます。
彼を将来の総理大臣にすることを夢見ていた甲斐くんが可哀想です。彼に心酔し、信頼したことが間違いだったのでしょうか。
どこまでも不器用で直情的な男、キーチくんに、これとは別の選択肢、分岐点があったらと考えずにいられません。

結局、出る杭は打たれ、倒すべき敵は強大で、社会というのは複雑な構造で、既得権益によって特権階級は守られ、彼らを肥えさせるための搾取によって我々国民は虐げられ、死んでも誰にも見向きもされず、忘れ去られる。
もう、何やったって無駄なんじゃないか。架空の物語で、ここまで絶望を味わわされるなんて。作り話なら、もう少し夢を見せてくれたっていいじゃないか。本気でそんな弱音を吐きそうになる。世間で異世界転生チートが一世風靡するのは必然なんですね。現実が余りにも無慈悲で残酷だから。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2013年10月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
もしも、一つの物語が生命体だとするのならば
結末という死は必ずしも予測や蓋然性に忠実ではありえない。
だが今回はきっちり予測ができたし、結末にブレはなかった。

妙な言い方かもしれないが、作者は恐らくこの結末を最初から
分かりきっていただろうと僕は推測する。
テロリズムや革命という絶対値を持った行動が、
相対的価値尺度しか持たない社会でどういう結末をもたらすかを。

文明を受け入れて情報社会を知覚する社会人であればあるほど、
まともに考察すればするほどに
キーチが辿るであろう動かしがたい着地点が見えたはず。それは、「孤立」だ。
そこへの収束的アプローチとして、どれだけ放物線を豊かに描くか、
キーチというファクターの存在意義はここに終始した。

他のレビュワーが駆け足の展開だと指弾されているが、確かにそうだったかもしれない。
もっとも、より遅筆に描いていたとしても着地点が大きく変わったとは思えないが、
もしもこの”駆け足”が作為的になされたのだとしたら新井は、帯に書いてあった通り、
本当に3.11以降の日本に幻滅していたのだと思う。

この震災で多くの"極"が顕現してしまったのを我々は見た。

地方と都市、危険と安全、過去と現在、現在と未来、善と悪といった風に
あらゆるものがジャーナリズムによる相対化の餌食となった。
しかもそうなった今でさえも正邪に振り切れない民意に、
途方もない苛立ちや危機感を感じた人たちが、少なくとも
この漫画を愛する者の中にはいるはずだ。

信仰も民間伝承も哲学も持たずに快適な日常へと邁進する我々は、
ともすれば考えなくてはならない。
その我々は結果として絶対的価値観を持たない人種であることを。
そしてその我々は、
未だにあの忌わしきオウム真理教のイデオロギーを論破できないでいるという事実を。

相対的価値観しか持たないということは、すなわち魂の不在を意味する。
その我々は風が吹けば今日の非常識を明日、世論だと叫びうるだろう。
そしてつまりはキーチのような正しさを前にした時でさえも
素直に呼応する魂を持たないということだ。
本当にそれでいいのだろうかと作者は全力で問い掛けてきた。
我々はなにか震撼すべき事態をどこかで致命的に見落としてはいまいか、と。

そして最後までその”問い”の綻びを埋めるために内省は続けられ、
この漫画の役目は見事に果たされた。
終焉にあたって、栗田の孫と久我首相の二人の言葉がキーチの存在を
くっきりと敷衍してくれたし、腑にも落ちた。

よかった。
僕はこの作品が描く大きな怒りと愛に感動したと言える。
そういう感情を駆り立ててくれるタフな存在は漫画であれ、本であれ、
人物であれ稀有だし、またとない大作だったと思う。

何度も読み返すつもりだ。
77人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2019年11月19日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
最後の誘拐の段になってからは、終わり方がどうなるのかむしろ心配になってたのだけれど、うん…少なくとも米軍の弾で死んだ方が、日本の警察にやられるよりはまだマシだったかも…ね。
2013年9月7日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
まだ続くかと思いきや、
これにて完でした。
新井さんの作品は自分の何かを、毎回突き動かされている感じがします。
でも、まねしたら危険かな。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年7月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
wimの時のようには無理だったのかな?
今の世界の中の日本ではこれ以上の
表現は難しいだろう。
ちょっと期待してましたが。
でも
やはり敵は無関心で他人に優しく無い
人間と権力と見えない黒い強大な物。
キーチと甲斐には何とかそれをぶち倒して欲しかったなあ。
漫画なんだから。
大人なラストでも仕方ないかなとは思いました。
今の日本も「仕方ないさ。」です。
でもキーチは全巻持ってますが
やっぱりスカッとする漫画。
自分を通すから。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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