作者あとがきによると本作はさまざまな作品出来事が元ネタになっているとの事。
なるほどだから猥雑でおもしろくないのだとわかった。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
ありがとう 下 ビッグコミックス ワイド版 コミック – 1998/11/1
山本 直樹
(著)
▼第24話/連れ戻す▼第25話/部屋にこもる▼第26話/子供を殺して、自分も死ぬ▼第27話/妹は学校へ行く▼第28話/屋上にのぼる▼第29話/赤いクツを買う▼第30話/母は買物へ行く▼第31話/母が解放される▼第32話/説明を受ける▼第33話/彼らとともに眠る▼第34話/昌子が再びパニックに陥る▼第35話/お茶を飲む ▼第36話/メガネ男が再び空を飛ぶ▼第37話/彼らが貴子を訴える▼第38話/母が消える▼第39話/父が学校へ行く▼第40話/母は青空の下へ立つ▼第41話/人々がつめかける▼第42話/ムシ君が逃げ込む▼第43話/たてこもり続ける▼第44話/父が回想する▼第45話/再び会社の人が来る▼第46話/解散する▼最終話/人は死ぬ ●登場人物/鈴木貴子(鈴木家の次女。中学生)、鈴木昌子(鈴木家の長女。私立の女子高生。だが、登校拒否で学校を休んでいる)、鈴木一郎(貴子・昌子の父。会社では課長だったが、突然解雇され現在はファミリーレストラン「死んだ牛」店長) ●あらすじ/自分の猥せつな写真が雑誌に掲載された貴子は、学校で噂の的だった。クラスメイトのうるさい視線から逃れるように貴子は屋上にのぼる(第27話)。そこで貴子はムシ君に出会うのだった(第28話)。▼母のようすがおかしい。赤い靴を買ってきたかと思えば、花束を買ってみたり、化粧までするようになった。「男ができたんだ」とムシ君はいうのだが…(第29話)。母の奇行に疑いを持ち出した貴子はムシ君を連れ添って、母親の尾行を開始する(第30話)。母が勝手に定期預金を解約していたことを銀行の人に知らされた父と昌子。ちょうど、同じころ母を尾行中の貴子とムシ君は、彼女の意外な一面を知るのだった……(第31話)。 ●その他の登場キャラクター/角間(第24話)、ムシ君(第28~31、35話)
- 本の長さ448ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日1998/11/1
- ISBN-104091857728
- ISBN-13978-4091857729
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
商品の説明
出版社からのコメント
愛と平和、SEXと暴力……“家庭”こそが、第三次大戦の戦場だった。大反響を呼んだ20世紀最高最後のネオ・ホームドラマ。全面新装版登場!!
登録情報
- 出版社 : 小学館 (1998/11/1)
- 発売日 : 1998/11/1
- 言語 : 日本語
- コミック : 448ページ
- ISBN-10 : 4091857728
- ISBN-13 : 978-4091857729
- Amazon 売れ筋ランキング: - 344,023位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2016年4月12日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2004年5月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
下巻は上巻で見られたエロ描写は全くなく、徹頭徹尾家族の物語がつづられる。鈴木一郎は確かに古いタイプの父親だが、自分が抱える問題から逃げようとは決してしない。その意味では、家族の問題から目をそむけて逃げようとする凡百の父親とは訳が違う。現代社会においてその偏執さは確かに常軌を逸してはいるだろうが、そのひたむきさが、最後の場面できいてくる。「お父さんは出来るだけのことはやった。私は幸せだ」という最後の言葉が宗教的といえるまでの静謐さを伴って聞こえるのはそれ故だ。
この作品があれば村上龍の「最後の家族」はいらないと言っておこう。素晴らしい。
この作品があれば村上龍の「最後の家族」はいらないと言っておこう。素晴らしい。
2005年10月9日に日本でレビュー済み
昔、読んだときは、今よりずっと子供だったこともあり、1話目の衝撃的な内容を許せなくて、その後数回の後、読む事をヤメてしまいました。
最近、また読む機会があり、最後まできてやっとタイトルの意味がわかりました。読み終えた後は、小説を読んだ後のような読み応えを感じます。ただし、ラストはやっぱり漫画でないと味わえない、活字では不可能な仕掛けです。
線が細くて、登場する女の子もどこか幼さが残る絵柄で、全体的に「エロ」が溢れだしていて、また、冒頭のシーンは見るに耐えない場面ではありました。でも、最後まできたあとの、家族ってもしかしてこういう物なのかな~と控えめに考えさせられる読後感は、とても独特で、この作品からしか味わえない不思議な感想です。今では、読む事ができて良かったと思っています。
最近、また読む機会があり、最後まできてやっとタイトルの意味がわかりました。読み終えた後は、小説を読んだ後のような読み応えを感じます。ただし、ラストはやっぱり漫画でないと味わえない、活字では不可能な仕掛けです。
線が細くて、登場する女の子もどこか幼さが残る絵柄で、全体的に「エロ」が溢れだしていて、また、冒頭のシーンは見るに耐えない場面ではありました。でも、最後まできたあとの、家族ってもしかしてこういう物なのかな~と控えめに考えさせられる読後感は、とても独特で、この作品からしか味わえない不思議な感想です。今では、読む事ができて良かったと思っています。
2018年1月23日に日本でレビュー済み
この作者が真面目な人なのはしっています
でもだからこそこの時代ってすごい傷ついてても傷ついてないふりをして強がるのがカッコいい風潮があったのかな
今見ると全然感情移入できないところがたくさんあります
とくに昌子がすごく傷ついてるのに泣かないのがおかしすぎます
父親が嫌だからといってレイプ犯のろくでなしにヤケクソで身を任せ愛はなく体の快感だけを教えられたのをどうでもいいことのように描いてるのがまずひとりの女性としてあり得ないです
というかこの設定だったら自分のことを玩具じゃなく人間として見てくれる虫くんという男の子に「男の人に玩具にされて私は本当はとても怖かった」とひとりの少女の素顔で泣くところまで描かないと人間描いてないです
飛ぶけどエヴァンゲリオンでやはり気弱だけど自分のために涙する男の子の前でクローンの少女がはじめて人間として微笑むシーンのほうが全然正直で好きです
あと狂っていてとてつもなく愚かだけど自分をとても愛していた父が最後に懺悔して旅立っていく
ときも
昌子が涙の一つも流さず父が安らかに旅立っていけるような言葉を送らないのも父娘の葛藤をずっと扱ってきた作品として変です
あそこがすごい名場面なだけにもったいないです
こういうわざとドライぶる描写がカッコいい時代だったんでしょうね
安い感情表現や涙がみたいんじゃなくて本当の人間描写が見たいんですよ
でもだからこそこの時代ってすごい傷ついてても傷ついてないふりをして強がるのがカッコいい風潮があったのかな
今見ると全然感情移入できないところがたくさんあります
とくに昌子がすごく傷ついてるのに泣かないのがおかしすぎます
父親が嫌だからといってレイプ犯のろくでなしにヤケクソで身を任せ愛はなく体の快感だけを教えられたのをどうでもいいことのように描いてるのがまずひとりの女性としてあり得ないです
というかこの設定だったら自分のことを玩具じゃなく人間として見てくれる虫くんという男の子に「男の人に玩具にされて私は本当はとても怖かった」とひとりの少女の素顔で泣くところまで描かないと人間描いてないです
飛ぶけどエヴァンゲリオンでやはり気弱だけど自分のために涙する男の子の前でクローンの少女がはじめて人間として微笑むシーンのほうが全然正直で好きです
あと狂っていてとてつもなく愚かだけど自分をとても愛していた父が最後に懺悔して旅立っていく
ときも
昌子が涙の一つも流さず父が安らかに旅立っていけるような言葉を送らないのも父娘の葛藤をずっと扱ってきた作品として変です
あそこがすごい名場面なだけにもったいないです
こういうわざとドライぶる描写がカッコいい時代だったんでしょうね
安い感情表現や涙がみたいんじゃなくて本当の人間描写が見たいんですよ
2009年12月25日に日本でレビュー済み
一話から胸が苦しくなる作品ですね・・・中盤以降の昌子(輪姦されたりヒドイ目にあった女子高生のお姉さん)の何気ない笑顔にホッとします。
チーマーの鬼畜っぷりや、いじめっ子の過激さを見るにつけ、「こんなキチ○イいねーだろ・・・」とつぶやきたくなりますが、考えてみたらもっと恐ろしい少年犯罪の例はいくらでもあるんですよね。
物語のラストでは救われます。
いい作品で読後感も悪くないのですが、私は疲れました(笑)
チーマーの鬼畜っぷりや、いじめっ子の過激さを見るにつけ、「こんなキチ○イいねーだろ・・・」とつぶやきたくなりますが、考えてみたらもっと恐ろしい少年犯罪の例はいくらでもあるんですよね。
物語のラストでは救われます。
いい作品で読後感も悪くないのですが、私は疲れました(笑)
2002年8月7日に日本でレビュー済み
この漫画は、痛い。いろんな問題がこれでもかと押し寄せる。
救いも罰もない話だ。正義の味方なんていない。
それでも最後まで読んだとき、こんなに晴れやかな気持ちになるのは
なぜだろう。読み終わったあと、空がきれいに見えた。
淡々とただ淡々と、しかし生きている。
10年経っても同じ気持ちで読める作品だと思います。
救いも罰もない話だ。正義の味方なんていない。
それでも最後まで読んだとき、こんなに晴れやかな気持ちになるのは
なぜだろう。読み終わったあと、空がきれいに見えた。
淡々とただ淡々と、しかし生きている。
10年経っても同じ気持ちで読める作品だと思います。
2000年11月6日に日本でレビュー済み
上巻から読んだ人にだけわかる、この漫画の本質があります。実際にちょっとだけをサラっと見たらただのHな漫画本です。でも・・・キチンと一言一句を読めばきっとわかってもらえると思います。この本が言いたい事の本質と、そしてそこから派生する「家族」と言う「赤の他人の集合体の意義」が。この本は「漫画」と言うよりも「書籍」であり、現在「家庭崩壊」「家族不仲」「一家離散」などの局面にある全国の『お父さん』に読んで欲しい書物です。