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白暮のクロニクル (5) (ビッグコミックス) コミック – 2015/4/30

4.7 5つ星のうち4.7 272個の評価


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閉じ込められた山奥の館での、哀しき事件!

舞台は閉じ込められた山奥の館。
“曰くつき”のオキナガ療養施設―――光明苑。

オキナガの哀しき自殺。襲いかかる嵐。
現れた、12年に一度の殺人「羊殺し」の重要人物。
そして動く、あかりと魁と三角関係!?

―――――――――――――――――

不老不死の謎めく種族「オキナガ」。
全国に10万人ほど存在し、厚生労働省の管理下にある。
88歳にして少年のような風貌のオキナガ・雪村 魁と、
オキナガを管轄する厚労省“夜間衛生管理課”の新米公務員・伏木あかりの迷コンビ。

とあることから魁と大喧嘩になってしまったあかりは、
研修のため一週間長野の山奥にあるオキナガ療養施設・光明苑へ。
そこは、生活に貧窮したり問題行動を起こしたりしたオキナガが
収容される場所。
中には、特に集団行動に適さないオキナガを収容する“隔離棟”も……

魁が追い続ける連続殺人「羊殺し」に深く関係する、謎の眠れる美少年。
光明苑を襲う嵐、閉じ込められるあかりと魁。
これまであかりも知らなかった、オキナガの“本当の絶望”―――
そしてあかりの大学時代の先輩も現れ、あかりと魁の関係も進展が…!?


光明苑。魁の過去とも関係するここは、
絶望が影をひそめる、オキナガ達の楽園。そこで一体何が―――

過去・現在・そして”永遠の未来”が絡み合い生み出される謎。
ゆうきまさみ極上ミステリー第5集!



【編集担当からのおすすめ情報】
【担当編集からのおすすめ情報】
第5集の舞台は、東京を離れ長野県の山奥の館・光明苑。
“訳アリ”のオキナガ達たちが暮らすそこでの研修、
あかりはオキナガ達の生活、そして哀しみや絶望を知ることに…?

謎の眠れる美少年、そして流浪のオキナガ・希梨香も登場。
喧嘩真っ最中のあかりと魁に、更にあかりの大学時代の先輩も合流して
なんだか三角関係の予感も…?!

起きる事件は本格ミステリー、オキナガや纏わる人間達の
哀しみや切なさも絶妙な筆致で描かれる反面、
ゆうきまさみ氏のコメディ節も顕在!軽やかな掛け合い・人間関係の描き方も絶妙です。

読みやすい、だけど、奥が深い。そんな極上のミステリー。
昔ながらのファンの皆さま、そして新しい読者の皆様にも
“ゆうきまさみワールド”を楽しんでいただける1冊となっております!
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登録情報

  • 出版社 ‏ : ‎ 小学館 (2015/4/30)
  • 発売日 ‏ : ‎ 2015/4/30
  • 言語 ‏ : ‎ 日本語
  • コミック ‏ : ‎ 208ページ
  • ISBN-10 ‏ : ‎ 4091868797
  • ISBN-13 ‏ : ‎ 978-4091868794
  • 寸法 ‏ : ‎ 18 x 12.8 x 2.2 cm
  • カスタマーレビュー:
    4.7 5つ星のうち4.7 272個の評価

著者について

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ゆうき まさみ
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カスタマーレビュー

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上位レビュー、対象国: 日本

2024年3月23日に日本でレビュー済み
明らかに作者は単行本になった時に、一巻一巻で収まりが良いように話を作っているのがわかる。
オキナガにも色々いる、借金踏み倒す気満々の奴とか、自◯したい人とか
ドサクサにまぎれて建てたちょっと豪華な療養施設での不祥事という設定もありそうで面白い。
2015年5月1日に日本でレビュー済み
雪村魁との関係もギクシャクしたまま、あかりはお盆休みの一週間、長野にあるオキナガ療養施設、「光明苑」へ出張研修へ。
魁が戦後間もなく入所した武蔵野光明苑の移転先です。

ここで第3巻に出てきた少女、時任希梨香が再登場します。

この施設での1日目、この巻の冒頭の合コンで再会した医大時代の先輩・山田一太とまたも再会。
そして夜の入所者の集団検診の前に、これまた奇遇にも魁とも一緒になります。

魁がこの光明苑を訪れた理由は、隔離棟で60年間眠り続ける「柘植章太」というオキナガに会うため。
この柘植章太との重要な過去、「羊殺し」との接点が明かされます。

2日目の朝に発見された入所者の「ヨゴ」さんの首吊り遺体(自殺です)
この巻ではこの施設に収容されたオキナガ達の入り組んだ事情、苦悩の一端が少し明かされます。
タイトル通り、自殺者や隔離棟の存在から垣間見える「絶望」であり、ある意味では税金ドロボーと呼ばれる「楽園」でもあり。

そして3日目の昼からのどしゃぶりの雨で物語は少しずつ暗転します。
といっても殺人といった大事件が起きるわけではなく、最終的にこの施設に隠されたある秘密が明らかに。

希梨香の立ち回り、どしゃぶりの雨の中でのあかりの行動力、一太先輩と魁を絡めた三角関係(?)、浴場での仲直り(?)、
連載時には無かった、描き足された203、204ページでの副所長の苦悩の言葉。
そして魁があかりの中に見た棗(なつめ)の面影。
地味と言えば地味なストーリーかもしれませんが、大いに見所満載の内容だと思います。

ラストの引き、終わり方も良しですね。
羊殺しに向けて物語は少しずつ動き始めました。
8人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年5月1日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
既刊でちょくちょく名称は出てた、オキナガ収容施設“光明苑”が舞台。
死なずに歳も取らないというのは当然良い事ばかりではなく、
在野に馴染めないオキナガ達が、ほとんど隔離施設のような場所でどうなっていくのか……
終わらない時間に苦しむ者 ・ 借金を踏み倒す者 ・ 生ポ体質の者と様々(笑)
この巻では少し重めな展開ですが、かわゆい希梨香ちゃんが再登場するのでプラマイゼロです。

一応ミステリー漫画なので今回も死人が出ますが、閉鎖空間の中での事件(?)で
剣呑な感じでなく前巻までとは毛色の違う展開です。こーゆーのもいいねー
今巻も変わらず面白いのですが、みんな大好き 久保園さんの出番が少な目なので★4つ。
うん。やはり後藤隊長や室戸さんのポジションは、久保園さんが担っていくに違いなかろう!
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年5月5日に日本でレビュー済み
私は単行本派でして、雑誌連載の方は読んでいません。 巻末ラストで「羊殺し」の目撃者(?)が60年の眠りから目覚めます。まさか実は見ていない・・・は無いでしょうし、次巻では遂に「羊殺し」事件も起きるようですし、物語は中盤に差し掛かったのかなと。 棗とあかりの関係をどういう形で雪村が知る事になるのか?またその時どんな反応をするのか? 悪事がバレて自殺した女刑事をスルーしていた警察は実は「羊殺し」の犯人までスルーしているのかも?いやそれはさすがに?! 次々疑問が湧いてきて要するに「続きが非常に気になります」 早く次巻を読みたい!
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2016年3月12日に日本でレビュー済み
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なんだか映画「シャッターアイランド」を彷彿とさせますね。
でも面白かったです。

気になったのは、流された雪村の心配が後回しになっていて、さすがにあかりが薄情に見えました。下手すると死んでるし、散々、一緒に仕事してるわけですから。
雪村は「ひどく気難しい性格」ということになっていますが、読んでいても、むしろ面倒見のいい性格にみえるから、なおさらあかりが突っかかるのが分からないんですよね。

揚げ足取りですけど、風呂のシーンでの雪村の背景のタイル、高さが不安定なような…
あと、好みの問題ですけど、シリアスなシーンはシリアスな描写に徹して欲しいかな、と。
緊迫してるのやら、ギャグなのやら、分からない場面があるんですよね。
雪村が流されるところとか、扱いが軽いような。流されるときの「あ~」とか。そりゃ主人公だから死ぬわけないですけど、話に今一つ気持ちが入り込めない…
1人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート
2015年6月21日に日本でレビュー済み
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前巻で意見の相違をあらわにした魁とあかりに、それぞれ過去の人物が現れる。
あかりは、学生時代の先輩。魁は、眠り続ける縁者。
文中で「素直」という言葉もあったが、二人ともあまり意に反した行動をとらないので、気になる過去の人物が出てきても、行動に変わるところはない。
長命者の「しんどい」行動が別の方向から見られ、それに常人の世界から関わることの難しさが、のんびりとしながらも時に深刻に書かれる。
要するに「今後共含め」社会に収まらない人たちの管理だから、規範の定め方も、その守り方も難しくなる。
ゆうきさんの筆致は、しんどいことはしんどいと言わせながらも「どのお仕事もしんどいよね」の範囲で書いているように思える。
しんどいことも書いているのに、あまり悲壮感はないのが好ましい。
3人のお客様がこれが役に立ったと考えています
レポート