こんな青春マンガがあるなんて知らなかった。苦味の効かせかたがよい。青春映画というとATG作品(「祭りの準備」とか「ヒポクラテスたち」とか)ばかり見ていた世代なので、これは素直によいと思った。
幼くして亡くなった誰かを巡る物語といっても「あの日見た花の名前を僕たちはまだ知らない」では不満なのだ。「あの花」は微温的だ。誰かを亡くすということは、当事者にとってそんな経験でない。
かけがえのない誰かを亡くしてしまう物語の作者が自ら死を選んでしまうなんて、ある意味、できすぎだが、そのことも作品の中に込められてしまう(結果として)ところが文芸作品の力だ。
京アニもこんな作品を原作に選んで新作をつくったら、本当の意味で”新たな挑戦”だと思う。
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SWWEEET 2 (BIC COMICS IKKI) コミック – 2006/8/30
青山 景
(著)
ススムと、双子の弟・ツトムと、幼なじみのさくら。無邪気に笑いあえたあの頃を、もう一度取り戻したい! IKKI新人賞出身の新鋭が描く、キュートでパラノイアックで最高にスウィートな最新型ラブコミック!!
- 本の長さ206ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/8/30
- ISBN-104091883354
- ISBN-13978-4091883353
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/8/30)
- 発売日 : 2006/8/30
- 言語 : 日本語
- コミック : 206ページ
- ISBN-10 : 4091883354
- ISBN-13 : 978-4091883353
- Amazon 売れ筋ランキング: - 350,510位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2015年3月8日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
3人の過去や、それを乗り越えてどう歩いて行くのかとにかく引き込まれてしまいました。最後はさくらとススム二人で歩いて行くのかな?面白かったです。
2012年2月22日に日本でレビュー済み
真相を追い求めて疑惑がどんどん浮上してその度に読者がころころ振り回される物語ってっ腐るほどあるが、このマンガは主人公二人の内面にちゃんとむきあっていて素敵だ。
主人公二人の感情も、理解しがたい種類のものではなく、「罪悪感」というひとつの柱を通しているので、真相が明らかになっていく過程で読者が置いていかれる事もない。
中編を書かせたらこれほどまでに輝く漫画家なのかとおもう。
超おすすめ。
主人公二人の感情も、理解しがたい種類のものではなく、「罪悪感」というひとつの柱を通しているので、真相が明らかになっていく過程で読者が置いていかれる事もない。
中編を書かせたらこれほどまでに輝く漫画家なのかとおもう。
超おすすめ。
2007年9月25日に日本でレビュー済み
衝撃のラストと呼ぶに相応しいストーリーでした。
まぁ種明かしの場面もそうなんですが、最終話です。
小説では決して書けない、漫画ならではのラスト3ページだったなぁと思います。
「ピコーン!」で作者の青山さんは舞城王太郎氏の小説を漫画化していますが、本作を読んでみても思うのですが、彼の作風と舞城氏のそれとは非常に似通っている気がします。
純文学的ストーリーを、イマドキのポップなノリで描く。
そんなキメラ的(それも猿と犬)な表現でないと表せられない世界観、雰囲気というのを両氏とも武器にしている気がするからです。
阿修羅ガールなんて、もろに青山さん向きな感じがします。
「空気造り」では漫画家中右にでるものはいない(と自分勝手におもいこんでいる)、冬目景(『イエスタデイをうたって』等)氏に続く、「第二の景」が、今後さらに飛躍し話題になる日もそう遠くはないだろうなぁ、なんてこれまた自分勝手に思うのです。
オススメです。
まぁ種明かしの場面もそうなんですが、最終話です。
小説では決して書けない、漫画ならではのラスト3ページだったなぁと思います。
「ピコーン!」で作者の青山さんは舞城王太郎氏の小説を漫画化していますが、本作を読んでみても思うのですが、彼の作風と舞城氏のそれとは非常に似通っている気がします。
純文学的ストーリーを、イマドキのポップなノリで描く。
そんなキメラ的(それも猿と犬)な表現でないと表せられない世界観、雰囲気というのを両氏とも武器にしている気がするからです。
阿修羅ガールなんて、もろに青山さん向きな感じがします。
「空気造り」では漫画家中右にでるものはいない(と自分勝手におもいこんでいる)、冬目景(『イエスタデイをうたって』等)氏に続く、「第二の景」が、今後さらに飛躍し話題になる日もそう遠くはないだろうなぁ、なんてこれまた自分勝手に思うのです。
オススメです。
2007年1月29日に日本でレビュー済み
1巻がすごくよかったので、すぐに続きを読んでしまいました。
謎が全て明かされるという点では、モヤモヤ感が無く、すごく好きなのですが、
その謎が、双子モチーフの作品ではよくあるテーマかと。ちょっと出すぎた感があると思います。
また、2巻でもいじめ描写がありますが、ちょっと不自然というか、あまりしっくりこなかった。
でも起承転結が面白くて、どんどん明かされる新事実が面白かった。
全2巻で表現するには大きなテーマなのに、それをやってのけた作者はすごい。
謎が全て明かされるという点では、モヤモヤ感が無く、すごく好きなのですが、
その謎が、双子モチーフの作品ではよくあるテーマかと。ちょっと出すぎた感があると思います。
また、2巻でもいじめ描写がありますが、ちょっと不自然というか、あまりしっくりこなかった。
でも起承転結が面白くて、どんどん明かされる新事実が面白かった。
全2巻で表現するには大きなテーマなのに、それをやってのけた作者はすごい。
2007年3月16日に日本でレビュー済み
ふつーに感動しましたよ。
マンガでこれをやってのけたのはすごい。絵のかわいさはフェイクだ。
行き当たりばったりの物語ではなく、しっかり計算されたプロットがありました。
最後まで読むことで、第1巻のいじめシーンの見方が意味が変わってくる。
映画にでもできるんじゃないでしょうか。
この手のミステリーらしい、“オチ”のある話は、
好き嫌いがあるみたいですが、私は好きです。
マンガでこれをやってのけたのはすごい。絵のかわいさはフェイクだ。
行き当たりばったりの物語ではなく、しっかり計算されたプロットがありました。
最後まで読むことで、第1巻のいじめシーンの見方が意味が変わってくる。
映画にでもできるんじゃないでしょうか。
この手のミステリーらしい、“オチ”のある話は、
好き嫌いがあるみたいですが、私は好きです。