週刊誌ではなく、単行本になってから読む!という「まとめて読みたい」漫画バカなので週刊誌で毎週読む派ほどではない。そのヲタになり切れない漫画バカの言うことなのであまり参考にはならないかもしれないが、単行本派の漫画バカはコレを読め!である。
なにしろ戦前の漫画から戦後の傑作、近年の名作に至るまで漫画の歴史を縦横無尽に旅することができる。歴史が縦軸、現代の金魚屋の物語が横軸。楽しいったらありゃしない。男どもは妙にハンサムだが明らかに欠落していて、女どもは圧倒的に可愛いくて欠落した男どもを軽くイナシテみせる。その姿がタマラナクいいのだ。いくつかのエピソードでは思わず泣けるほどだ(「火星探検」のメッセージ・エピソードは傑作!)。この第4巻では、遂に「不細工でデブな」キャラが登場。
そうでなくても古い漫画本が増殖しまくる僕の部屋。「金魚屋」を読み始めてからますます・・・。それでも「まんだらけ」には行かないのが中途半端ヲタの粋ってもんだ!でも、「ビリー・パック」の漫画少年版全4巻は持ってるぞ!どうだ!?(あ、お嬢さん、興味ないすか?)
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金魚屋古書店 (4) (IKKI COMICS) コミック – 2006/11/30
芳崎 せいむ
(著)
▼第22話/悪魔の力▼第23話/早すぎた男▼第24話/続・共通言語▼第25話/美しい人▼第26話/金魚屋日記〈塩釜の巻〉▼第27話/おかしな2人▼第28話/明日来る人▼オマケ漫画/21世紀のおくりもの▼巻末お役立ちコラム/金魚屋古書店雑記帳
●主な登場人物/鏑木菜月(漫画専門の古本屋「金魚屋古書店」の店長代理。祖父・清太郎に代わって店を切り盛りする)、斯波尚顕(「金魚屋古書店」の店員かつ居候。古書店内地下のだだっ広い漫画書庫に住んでいる)
●あらすじ/ある日、金魚屋を訪れたひとりの青年。家庭教師先の少年のために「おもしろい漫画」を探しに来たと青年が言うと、斯波は「あるにはあるが、あなたには売れない」と、理由も述べずに彼を追い返してしまう。そんな斯波の接客態度をなじる菜月だったが、そこへ今度は、家庭教師からここに「おもしろい漫画」があると聞いてきた少年が現れて…(第22話)。
●本巻の特徴/金魚屋で漫画談義に興じるイケメン(?)たちを、一喝した小男とは? また、菜月の母が誰にも行き先を告げずに訪れた記念館とは? 一冊の漫画が紡ぐ人間模様を描く、最新弟4集!!
●主な登場人物/鏑木菜月(漫画専門の古本屋「金魚屋古書店」の店長代理。祖父・清太郎に代わって店を切り盛りする)、斯波尚顕(「金魚屋古書店」の店員かつ居候。古書店内地下のだだっ広い漫画書庫に住んでいる)
●あらすじ/ある日、金魚屋を訪れたひとりの青年。家庭教師先の少年のために「おもしろい漫画」を探しに来たと青年が言うと、斯波は「あるにはあるが、あなたには売れない」と、理由も述べずに彼を追い返してしまう。そんな斯波の接客態度をなじる菜月だったが、そこへ今度は、家庭教師からここに「おもしろい漫画」があると聞いてきた少年が現れて…(第22話)。
●本巻の特徴/金魚屋で漫画談義に興じるイケメン(?)たちを、一喝した小男とは? また、菜月の母が誰にも行き先を告げずに訪れた記念館とは? 一冊の漫画が紡ぐ人間模様を描く、最新弟4集!!
- 本の長さ189ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/11/30
- ISBN-10409188346X
- ISBN-13978-4091883469
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/11/30)
- 発売日 : 2006/11/30
- 言語 : 日本語
- コミック : 189ページ
- ISBN-10 : 409188346X
- ISBN-13 : 978-4091883469
- Amazon 売れ筋ランキング: - 431,557位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2006年12月14日に日本でレビュー済み
「漫画」というだけで軽く見られて、中身がないなんて思われることがあって。
「そうじゃない」と感じておじさん、おばさんになっても色々な漫画を読み続けているあなたに……「まんがばか」のあなたにこの「金魚屋古書店」をお薦めします。
4巻にもなると登場人物もそろそろ落ち着いてきて、ともすればマンネリ化してきそうなものですが、意外とそうならないものです。特定の漫画に密着した話から、漫画と漫画から得られた感情や生活、思想といった実にくすぐられて気持ちの良い場所でゆったりとしたストーリーが紡がれています。
「月刊イッキ」を買うつもりはないので、単行本がでるのが常に楽しみなシリーズです。
「そうじゃない」と感じておじさん、おばさんになっても色々な漫画を読み続けているあなたに……「まんがばか」のあなたにこの「金魚屋古書店」をお薦めします。
4巻にもなると登場人物もそろそろ落ち着いてきて、ともすればマンネリ化してきそうなものですが、意外とそうならないものです。特定の漫画に密着した話から、漫画と漫画から得られた感情や生活、思想といった実にくすぐられて気持ちの良い場所でゆったりとしたストーリーが紡がれています。
「月刊イッキ」を買うつもりはないので、単行本がでるのが常に楽しみなシリーズです。
2006年12月3日に日本でレビュー済み
久しぶりに出た4巻は、今までの3巻とは違う印象を受けました。特定の漫画を語ることを辞めて、むしろ漫画というものが密接にリンクしている幼年時代の思い出や、子供と大人のつながりなどを語ることによって、単なる漫画の情報を提供することに終始せず、漫画をきっかけにした人間の活動、想いなどの周辺を語ることが出来ていると想います。つまり、この4巻を読んで、そこで紹介されている漫画を読みたくなるというよりも、自分にとって大切な漫画をもう一度読みたくなるというような、そんな違いです。特に、最後の話は、漫画が出てくる必然性はあまりないのですが、それでも、人間に対する優しさや、昔を懐古するという点において、自然に漫画の存在が説得力をもって現れてきます。とても暖かい話です。そして、ふと思います。いま量産されている漫画のうち、どれだけのものが読み継がれていくものかと。