老眼鏡好き某有名作品の真似をして、伊達眼鏡をかけて登場した斯波さん。男性同士で「BLっぽい漫画」についてあれやこれや歓談。なにげに微笑ましい場面です。
後半は書店が舞台。書店と古書店・大型店と小型店。本を売る方法も本を愛する方法も、ひとそれぞれ、でも根底にあるものは皆同じ。配置や整頓の仕方、ポップに込められた熱意で、本を愛する客は、本を愛する書店に、自然に引き寄せられるものです。
「実在の漫画のことを描く漫画」ですが、漫画に限らず書籍そのものへの愛情にあふれています。
絶版マンガや稀少本に関する雑学が専門的で興味深い一方、誰でも名前だけは知っている人気漫画もしょっちゅう登場します。
「とにかくマンガが好き!」が合い言葉、ジャンルどころか国境まで超えてしまう(知らない言語もマンガなら読める!)垣根のない斯波さんのキャラクターが魅力です。
思わず落涙、の感動もありますが、ほとんどが目を細めてしまうようなほのぼのストーリーです。
・・・ああ、マンガ読みたい!!
(マンガ読みながら云うことじゃないですが)
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金魚屋古書店 (6) (IKKI COMIX) コミック – 2007/12/26
芳崎 せいむ
(著)
▼第36話/臨時休業▼第37話/乙女の謎▼第38話/1/24秒の記憶▼第39話/古本のお医者さん▼第40話/嗚呼(ああ)男意気▼第41話/本が好き(前編)▼第42話/本が好き(後編)▼オマケ漫画番外編▼巻末お役立ちコラム/金魚屋古書店雑記帳●主な登場人物/鏑木菜月(漫画専門の古本屋「金魚屋古書店」の店長代理。祖父・清太郎に代わって店を切り盛りする)、斯波尚顕(「金魚屋古書店」の店員かつ居候。古書店内地下のだだっ広い漫画書庫に住んでいる)●あらすじ/突然「金魚屋」を襲った大きな地震。偶然店を訪れていたあゆ、トメさん共々、菜月もケガこそなかったが、直後にかかってきた清太郎の電話から大変な事態が発覚する。ダンジョンの様子を心配する清太郎に促され、入り口を開けた菜月が目にしたのは、崩れ落ちた本で完全に埋めつくされた通路だった。愕然とした菜月は、急いで斯波に連絡するが…(第36話)。●本巻の特徴/書店でアルバイトを始めたキンコちゃん。でも「金魚屋」とは全く勝手が違うようで、大苦戦!? 実在の漫画を素材にした古書店物語、あなたの胸にも必ず響く全7編!!●その他の登場人物/小篠あゆ(金魚屋の常連。古漫画の売買で利ざやを稼ぐ「セドリ」を職業とする)、岡留高志(トメさん。「セドリ」を職業とするあゆの恋人)、キンコ(「金魚屋」常連の漫画大好き女子大生)
- 本の長さ202ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2007/12/26
- ISBN-104091883907
- ISBN-13978-4091883902
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2007/12/26)
- 発売日 : 2007/12/26
- 言語 : 日本語
- コミック : 202ページ
- ISBN-10 : 4091883907
- ISBN-13 : 978-4091883902
- Amazon 売れ筋ランキング: - 438,221位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年4月1日に日本でレビュー済み
漫画好きのための漫画ガイド漫画であるこのシリーズ
本巻から漫画ガイドの様相は減って、より広い読者でも楽しく読める(「楽しく読める」
漫画。。。なかなかありませんよね?)ようになりました
伝説のダンジョンの危機?、シリーズ初の殺傷事件?、本の外科医?、そして遂に
舞台は古書店から新刊書店へ!
とくにキンコちゃんが新刊書店に勤めるの巻では「本屋さんの秘密」を覗くことが
できて、次に本屋さんを訪れるのが楽しみになります
無駄にイケメン、無駄にかわいい女の子たちが繰り広げる無駄に平和なコミック
いやいや、無駄な平和なんてありゃしませんよね
本巻から漫画ガイドの様相は減って、より広い読者でも楽しく読める(「楽しく読める」
漫画。。。なかなかありませんよね?)ようになりました
伝説のダンジョンの危機?、シリーズ初の殺傷事件?、本の外科医?、そして遂に
舞台は古書店から新刊書店へ!
とくにキンコちゃんが新刊書店に勤めるの巻では「本屋さんの秘密」を覗くことが
できて、次に本屋さんを訪れるのが楽しみになります
無駄にイケメン、無駄にかわいい女の子たちが繰り広げる無駄に平和なコミック
いやいや、無駄な平和なんてありゃしませんよね
2008年1月6日に日本でレビュー済み
私の妻は結婚前に書店に勤めていました。既に退職して10年になりますが未だに書店に勤務していた時のことを話したり、「○○書店の棚の並べ方は悪い」とか言うてます。
「金魚屋古書店」第6巻はまんが好きのキンコちゃんが書店にアルバイトに行くエピソードが含まれています。第1巻、2巻の頃は魅力ある漫画のエピソードを利用してストーリーを進めていくものが多かったのですが、次第にそれだけではなく漫画を含んだ周辺のエピソードが増えてきました。
古書店と天災、本のお医者さん、ボーイズラブ(BL)など、古い漫画も新しい漫画もジャンルも分け隔て無く「好き」と言えるこの漫画、いやー魅力的です。「まんが好きが好き!」と登場人物の口を借りて作者が言っているように聞こえますが、そんな作者がウチは結構好きですよ。
「金魚屋古書店」第6巻はまんが好きのキンコちゃんが書店にアルバイトに行くエピソードが含まれています。第1巻、2巻の頃は魅力ある漫画のエピソードを利用してストーリーを進めていくものが多かったのですが、次第にそれだけではなく漫画を含んだ周辺のエピソードが増えてきました。
古書店と天災、本のお医者さん、ボーイズラブ(BL)など、古い漫画も新しい漫画もジャンルも分け隔て無く「好き」と言えるこの漫画、いやー魅力的です。「まんが好きが好き!」と登場人物の口を借りて作者が言っているように聞こえますが、そんな作者がウチは結構好きですよ。
2008年1月18日に日本でレビュー済み
このシリーズの最新刊を読むと、いっつも、本のなかで紹介されたり鍵を握ったりしている漫画が読みたくなります。今回も、そういう漫画があったなあ。すぐには読めなくても、いつか読めたらいいなあと、読みたい気持ちにさせてくれて感謝です。
月刊『IKKI』2007年6月号〜12月号に掲載された作品を収録。「臨時休業」「乙女の謎」「1/24秒の記憶」「古本のお医者さん」「嗚呼(ああ)男意気」「本が好き(前編)」「本が好き(後編)」の七つの話+オマケ漫画番外編。
所々で、ある話と別の話がリンクしていたのも面白かったな。話をぽん、ぽんと、いくつかまたいでつながっている、そのつながり具合がまたいけてました。ちょっと記憶の残像が薄まったところに、「ありゃ? これは、あの話の後日談じゃないの」て感じで話の線がつながるんですよね。その辺が、ちょびっといい気持ちなんだわ〜(笑)
一番気に入った話は、「1/24秒の記憶」かなあ。あるひとコマに、はっ としたんですよ。映画『ニュー・シネマ・パラダイス』っぽい味わいもあったかしらん。ヴェンダースの映画のタイトルとかも、なつかしいなあって感じで、この話、よかったです。
それと、キンコちゃんが書店でアルバイトする話、「本が好き」の前・後編も面白かった。書店員のやりがいや苦労、醍醐味などがよく伝わってきて、興味深かったんだな。まんがバカの帝王・斯波(シバ)さんの台詞、「川と海と2つを比べてどっちがいいかなんて言えませんよねぇ」(川と海?)「そう 川が新刊書店 海が古書店かな」というのは、とりわけ、すとんと胸に落ちました。さすがシバさん、うまいこと言うなあて。
月刊『IKKI』2007年6月号〜12月号に掲載された作品を収録。「臨時休業」「乙女の謎」「1/24秒の記憶」「古本のお医者さん」「嗚呼(ああ)男意気」「本が好き(前編)」「本が好き(後編)」の七つの話+オマケ漫画番外編。
所々で、ある話と別の話がリンクしていたのも面白かったな。話をぽん、ぽんと、いくつかまたいでつながっている、そのつながり具合がまたいけてました。ちょっと記憶の残像が薄まったところに、「ありゃ? これは、あの話の後日談じゃないの」て感じで話の線がつながるんですよね。その辺が、ちょびっといい気持ちなんだわ〜(笑)
一番気に入った話は、「1/24秒の記憶」かなあ。あるひとコマに、はっ としたんですよ。映画『ニュー・シネマ・パラダイス』っぽい味わいもあったかしらん。ヴェンダースの映画のタイトルとかも、なつかしいなあって感じで、この話、よかったです。
それと、キンコちゃんが書店でアルバイトする話、「本が好き」の前・後編も面白かった。書店員のやりがいや苦労、醍醐味などがよく伝わってきて、興味深かったんだな。まんがバカの帝王・斯波(シバ)さんの台詞、「川と海と2つを比べてどっちがいいかなんて言えませんよねぇ」(川と海?)「そう 川が新刊書店 海が古書店かな」というのは、とりわけ、すとんと胸に落ちました。さすがシバさん、うまいこと言うなあて。
2008年1月16日に日本でレビュー済み
この第6巻は大変面白かった。今までは、話題を漫画周辺へと拡大させようとしても躊躇いがちであったように思え、前巻(第5巻)ではそれがうまく機能せず、行き詰まった感があった。しかし、今回は最初の話で古本屋に文字通り激震を食らわせ、最後には古本屋を飛び出して新刊本の書店にまで話が広がっていく。なんか吹っ切れた感じで、大変爽快感があった。復活ですね。