この物語は『ロボット物』としては「ベタベタ」な展開から始まります。
地球を襲う侵略者と戦う力。圧倒的な強さをもつ巨大ロボットを託された十五人の少年少女。
それぞれ守りたい物、信じる物がある、しかし巨大な力を自由にできる代償はあまりにも大きかった。それでも覚悟を決めるしかない。
個人的に鬼頭先生が描くいじめっ子の表情は凄いと思います。「私達は『面白いこと』をしてるだけで『悪いこと』は何もしてない」という表情が。
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ぼくらの (2) (IKKI COMIX) コミック – 2004/12/24
鬼頭 莫宏
(著)
▼第7話/小高勝(2)▼第8話/矢村大一(1)▼第9話/矢村大一(2)▼第10話/半井摩子(1)▼第11話/半井摩子(2)▼第12話/半井摩子(3)●主な登場人物/和久隆・加古功・矢村大一・小高勝・吉川寛治・門司邦彦・宇白順・切江洋介・半井摩子・往住愛子・町洋子・本田千鶴・古茂田孝美・阿野万記(学習交流自然学校に参加した生徒。14人とも中1)、宇白可奈(宇白順の妹。小4。ひとりだけゲームの契約をしていない)、ココペリ(謎の宇宙人。敵ロボットとの戦闘後、死亡。その後の戦いを子供達に託す)、コエムシ(正体不明の生物。ココペリのゲームについて何か知っているらしい)●あらすじ/敵ロボットとの初戦。1人目の操縦者・和久は辛くも勝利したものの、戦闘終了直後にロボット上から転落死した。そして迎えた2回目の戦い。新たな操縦者・小高は、自分の父親を戦闘の巻き添えで死なせてしまった。一代で財産を築き"選ばれた人間"であるはずの父が、呆気なく死んだことに動揺を隠せない小高だが、それでも敵の猛攻は容赦なく続く(第1話)。●本巻の特徴/宇宙人との契約で、ジアースと呼ばれるロボットを操縦することになった少年少女たち。戦いに負ければ地球は滅び、また「ジアースを操縦する者は必ず死ぬ」という事実も発覚したため、彼らには「勝って地球を守って死ぬ」以外の選択肢はなくなった。絶望的な状況の中、次なる操縦者に選ばれたのは…!?
- 本の長さ210ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2004/12/24
- ISBN-104091885039
- ISBN-13978-4091885036
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2004/12/24)
- 発売日 : 2004/12/24
- 言語 : 日本語
- コミック : 210ページ
- ISBN-10 : 4091885039
- ISBN-13 : 978-4091885036
- Amazon 売れ筋ランキング: - 199,835位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
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2004年12月26日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年11月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
子供たちが侵略者と戦うお話なのですが、
周りの人たちとのかかわり方、
命を懸けて戦うべきなのかの苦悩が
主人公が子供という事を忘れさせます。
同じ立場だったら私ならどうするのか考えさせられる内容でした。
周りの人たちとのかかわり方、
命を懸けて戦うべきなのかの苦悩が
主人公が子供という事を忘れさせます。
同じ立場だったら私ならどうするのか考えさせられる内容でした。
2006年12月16日に日本でレビュー済み
続きが気になるマンガだ。
--------以下ネタバレ-----------
何と、操縦者の命1つが戦闘1回分のエネルギー
という事が判明。
戦闘が終わるたびに15人の子供の1人ずつの命が消えていく。
この事実が分かってからは
命が奪われることに選ばれた子供が主人公となって
その生活ぶりが明らかになる。
決して明るい子供の生活ではなく
暗い鬱積した子供たちの生活だ。
陰惨なストーリーにもかかわらず
画面に書き込みが少ないため
白っぽい印象が続くため
リアル感がうまく消えている。
だが、テーマは重い。
--------以下ネタバレ-----------
何と、操縦者の命1つが戦闘1回分のエネルギー
という事が判明。
戦闘が終わるたびに15人の子供の1人ずつの命が消えていく。
この事実が分かってからは
命が奪われることに選ばれた子供が主人公となって
その生活ぶりが明らかになる。
決して明るい子供の生活ではなく
暗い鬱積した子供たちの生活だ。
陰惨なストーリーにもかかわらず
画面に書き込みが少ないため
白っぽい印象が続くため
リアル感がうまく消えている。
だが、テーマは重い。
2004年12月24日に日本でレビュー済み
一巻の終盤で、人のことも考えなきゃというナカマの言葉に対し、それは自分の次にだろと返したコダマ。
しかしそれは(読者の察しの通り)全くの逆であったというギミックで幕を開ける第二巻。
命と引き換えに――
そして次なる死の啓示。
そこで預言者となるこの少年少女たちは、謂わば最大の悲壮を以って(非)日常を生活し、また目の前の敵と戦わなければならなくなるのだ。そしてこの得体の知れぬ巨大な怪物。それは非情にも少年少女たちに突きつけられた己の死という得体の知れぬ、しかし絶対的な存在に他ならない。そう、彼らの戦いとはつまり死との対峙なのである。
そんな一切の慈悲が入り込む余地のない状況下で、地球を守るという漠然とした使命と、各々が守りたい掛け替えのないもののために必死に戦う彼らの悲壮な姿に、私は終始胸を痛めた。
ともなるとこのコックピットでの構図がこれまたキツイ。操縦出来るのは声を受けたただ一人。周囲の同士には操縦者への直接的な干渉は認められず、それどころか仲間が死んでゆくのを指をくわえて見ていろというのだから何ともやるせない。そしてそれはつまり悲愴以外の何物でもない。
またこの漫画は各登場人物一人ずつにストーリーの焦点を当ていき、丁度その人物に感情移入してきたところでぷつりとそれを断つという非情な手口で読者を突き放す。つまり我々読者もまた相当やるせないのだ。悲しみという胸に残る異物感と共に悲愴極まりない物語を読み進めなければならないという悲壮。ここで、作中の主人公と我々読者の置かれた状況が、二つの“ひそう”の意の下にシンクロナイズされるのである。
これは『なるたる』以上に容赦ない。
しかしそれは(読者の察しの通り)全くの逆であったというギミックで幕を開ける第二巻。
命と引き換えに――
そして次なる死の啓示。
そこで預言者となるこの少年少女たちは、謂わば最大の悲壮を以って(非)日常を生活し、また目の前の敵と戦わなければならなくなるのだ。そしてこの得体の知れぬ巨大な怪物。それは非情にも少年少女たちに突きつけられた己の死という得体の知れぬ、しかし絶対的な存在に他ならない。そう、彼らの戦いとはつまり死との対峙なのである。
そんな一切の慈悲が入り込む余地のない状況下で、地球を守るという漠然とした使命と、各々が守りたい掛け替えのないもののために必死に戦う彼らの悲壮な姿に、私は終始胸を痛めた。
ともなるとこのコックピットでの構図がこれまたキツイ。操縦出来るのは声を受けたただ一人。周囲の同士には操縦者への直接的な干渉は認められず、それどころか仲間が死んでゆくのを指をくわえて見ていろというのだから何ともやるせない。そしてそれはつまり悲愴以外の何物でもない。
またこの漫画は各登場人物一人ずつにストーリーの焦点を当ていき、丁度その人物に感情移入してきたところでぷつりとそれを断つという非情な手口で読者を突き放す。つまり我々読者もまた相当やるせないのだ。悲しみという胸に残る異物感と共に悲愴極まりない物語を読み進めなければならないという悲壮。ここで、作中の主人公と我々読者の置かれた状況が、二つの“ひそう”の意の下にシンクロナイズされるのである。
これは『なるたる』以上に容赦ない。
2016年1月14日に日本でレビュー済み
全体的に淡々としており、何より台詞に真実味がない。
結局のところ、作者がいいたかったことは1巻に全て描かれており、それを11巻までリピートし続けているので途中で飽きる。
巻を追うごとに大人の台詞が説教臭く聞こえて仕方ないが、結局の所全ての発言がエゴからくるものだという現実を作者が暴き出していない辺り、本当にストーリーを練って作りだしているのか疑問である。
結局のところ、作者がいいたかったことは1巻に全て描かれており、それを11巻までリピートし続けているので途中で飽きる。
巻を追うごとに大人の台詞が説教臭く聞こえて仕方ないが、結局の所全ての発言がエゴからくるものだという現実を作者が暴き出していない辺り、本当にストーリーを練って作りだしているのか疑問である。
2007年6月29日に日本でレビュー済み
今現在連載が続いてるぼくらのの中で、今の所最も人気があるであろうダイチとナカマのエピソードが収録されている。
簡単にまとめると、悲しいからじゃなくて頑張ってるから感動できるそんな話だと思う。
簡単にまとめると、悲しいからじゃなくて頑張ってるから感動できるそんな話だと思う。
2005年4月9日に日本でレビュー済み
コダマの死で、戦闘後の死を受け入れるしかない現実を知る。
いつ戦闘になるかわからない不安と生への焦り。
自分の街が戦闘に巻き込まれ、身近な人が死ぬ恐怖。
自分の死が訪れるその時まで、自分がどう生きるのか。
何を守りたくて、何をしたくて、何を人に残したいのか。
それぞれの葛藤が読み手にも緊張を与える2巻でした。
読み終えたあと、戦闘直前まであった日常と、操縦者がいなくても続く日常がなんともやるせなかった。
いつ戦闘になるかわからない不安と生への焦り。
自分の街が戦闘に巻き込まれ、身近な人が死ぬ恐怖。
自分の死が訪れるその時まで、自分がどう生きるのか。
何を守りたくて、何をしたくて、何を人に残したいのか。
それぞれの葛藤が読み手にも緊張を与える2巻でした。
読み終えたあと、戦闘直前まであった日常と、操縦者がいなくても続く日常がなんともやるせなかった。
2005年1月31日に日本でレビュー済み
あのジョージ秋山氏の奇作かつ名作「ザ・ムーン」が鬼頭莫宏という作者のもつ才能によりここまで素晴らしくそして切なく昇華されるとは誰が予想しただろうか?
異形のロボット、ザ・ムーンは(ザ・アース)=ジアースに変化し
子供たちのサポートをする糞虫はコエムシに変化し
9人の子供達の意志により点灯しザ・ムーンが作動する9つのライトは、14個の少年少女達の生命に変わり戦闘が終わればそれが一つ消えて操縦者も死にゆくという実に残酷で悲劇的な物へと変化し
そして、あまりにも無情で切ない強烈なラストは、一人一人の少年少女達の生と死に強烈に変化し、痛く深く心を締め付ける
この作品のラストは希望か絶望か、それともどちらでもないのかは、まったく予想が付かないが、これまで4人の子供達が消えていったが、さらなる深く悲しい痛みとメッセージが胸に突き刺さってゆくのは間違いないだろう。
あと「人間一人一人の命は地球より重い」といった奴になんだか見せてやりたいもんだ。
異形のロボット、ザ・ムーンは(ザ・アース)=ジアースに変化し
子供たちのサポートをする糞虫はコエムシに変化し
9人の子供達の意志により点灯しザ・ムーンが作動する9つのライトは、14個の少年少女達の生命に変わり戦闘が終わればそれが一つ消えて操縦者も死にゆくという実に残酷で悲劇的な物へと変化し
そして、あまりにも無情で切ない強烈なラストは、一人一人の少年少女達の生と死に強烈に変化し、痛く深く心を締め付ける
この作品のラストは希望か絶望か、それともどちらでもないのかは、まったく予想が付かないが、これまで4人の子供達が消えていったが、さらなる深く悲しい痛みとメッセージが胸に突き刺さってゆくのは間違いないだろう。
あと「人間一人一人の命は地球より重い」といった奴になんだか見せてやりたいもんだ。