この本は漫画を探す本。出会う本。
私はこの本には数年前に出会いました。その時は立ち読みをして、名残惜しく別れました。読みたくなった時近所の本屋で買えばいいや…と。記憶の隅に置かれた本。でもなんだか気になる本。いきなり読みたくなった時には題名も著者もわからなくなっていました。覚えているのは内容だけ。ほんと金魚屋に行きたかったです。
漫画好きのための漫画だと思いました。
無料のKindleアプリをダウンロードして、スマートフォン、タブレット、またはコンピューターで今すぐKindle本を読むことができます。Kindleデバイスは必要ありません。
ウェブ版Kindleなら、お使いのブラウザですぐにお読みいただけます。
携帯電話のカメラを使用する - 以下のコードをスキャンし、Kindleアプリをダウンロードしてください。
金魚屋古書店出納帳 上 IKKI COMICS コミック – 2004/12/24
芳崎 せいむ
(著)
▼第1話/009(ジョー)の時代▼第2話/あの川べりで▼第3話/たいせつなこと▼第4話/共通言語▼第5話/「セドリ屋」さん▼第6話/さらば火星よ▼第7話/父の背中▼特別読み切り/古漫館物語▼巻末オマケ漫画/金魚屋日記〈本棚の巻〉●主な登場人物/鏑木菜月(漫画専門の古本屋「金魚屋古書店」の店長代理。祖父・清太郎に代わって店を切り盛りする)、斯波尚顕(「金魚屋古書店」の店員かつ居候。漫画の悪口にナーバス)●あらすじ/死んだ父が遺したマンガ本『サイボーグ009』を読んで、その主人公・島村ジョーを好きになってしまった中学生・江梨奈。「あと30年早く生まれて来ればよかった」と嘆く彼女がバスに乗っていると、偶然009のアニメ主題歌「誰がために」の着メロが流れてきた。その持ち主を追っていくと、見知らぬ古本のマンガ屋があって…(第1話)。●本巻の特徴/あなたのお探しの漫画、ここにあります! 本巻の主なお取り扱い作品は、「主人公は死ぬ? 死なない?…名作カッパ漫画。友達は信じてくれない…オールカラーの少女漫画誌。幻の名作はどこ?…60年前のSFファンタジー漫画。大人が読むモノ?…超A級スナイパーの漫画。
- 本の長さ212ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2004/12/24
- ISBN-104091885519
- ISBN-13978-4091885517
この商品をチェックした人はこんな商品もチェックしています
ページ 1 以下のうち 1 最初から観るページ 1 以下のうち 1
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2004/12/24)
- 発売日 : 2004/12/24
- 言語 : 日本語
- コミック : 212ページ
- ISBN-10 : 4091885519
- ISBN-13 : 978-4091885517
- Amazon 売れ筋ランキング: - 324,815位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
著者をフォローして、新作のアップデートや改善されたおすすめを入手してください。
著者の本をもっと発見したり、よく似た著者を見つけたり、著者のブログを読んだりしましょう
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
2014年1月4日に日本でレビュー済み
こんな古本屋なら、いくらAmazonが大きくなってもやっていけるだろう。理想の古本屋がここにある。
街の古本屋はAmazonではほとんどない、本との偶然の出会いを生み出す場所でもある。だから、初めて行く街の古本屋には立ち寄ってしまうんだろう。入ると、古本屋の匂いだけど、お店ごとに微妙に違う匂いが漂ってきて、ちょっとこわそうな見た目のお店の人が奥でテレビを見ている。
いつか、古本屋を開いてみたいと思うこともあるけど、それはまた別のお話。
金魚屋古書店は漫画専門の古本屋で、地下に果てしなく続く倉庫には尽きることのない在庫が並べられている。そして、かわいいボーイッシュな女性店員とハンパない知識量の目利きとくれば、週イチで通ってしまうでしょう。
古い、買うのが難しい価値の高いマンガのタイトルがたくさん出てくる。
こんな作品があると知るだけでも楽しめる。古本屋もやり方しだいでまだまだやっていけると思うんですよね。
【引用】
俺はなぜ、紙にコマ割って、絵描いて、文字打って、インクで刷って束ねて、片側止めて表紙をつめただけの物にこんなに人生を奪われているんだろう。世の中不条理だよなぁぁ。
きっとまた読んでみたいと思っていますよ。だってそれ、すごくおもしろいマンガだから…
大切な本を売っちゃうの?
「金魚屋」は漫画の古書店。でも、本を売るだけが商売ではありません。
【手に入れたきっかけ】
ブックオフで見かけ、タイトルに惹かれて購入!
街の古本屋はAmazonではほとんどない、本との偶然の出会いを生み出す場所でもある。だから、初めて行く街の古本屋には立ち寄ってしまうんだろう。入ると、古本屋の匂いだけど、お店ごとに微妙に違う匂いが漂ってきて、ちょっとこわそうな見た目のお店の人が奥でテレビを見ている。
いつか、古本屋を開いてみたいと思うこともあるけど、それはまた別のお話。
金魚屋古書店は漫画専門の古本屋で、地下に果てしなく続く倉庫には尽きることのない在庫が並べられている。そして、かわいいボーイッシュな女性店員とハンパない知識量の目利きとくれば、週イチで通ってしまうでしょう。
古い、買うのが難しい価値の高いマンガのタイトルがたくさん出てくる。
こんな作品があると知るだけでも楽しめる。古本屋もやり方しだいでまだまだやっていけると思うんですよね。
【引用】
俺はなぜ、紙にコマ割って、絵描いて、文字打って、インクで刷って束ねて、片側止めて表紙をつめただけの物にこんなに人生を奪われているんだろう。世の中不条理だよなぁぁ。
きっとまた読んでみたいと思っていますよ。だってそれ、すごくおもしろいマンガだから…
大切な本を売っちゃうの?
「金魚屋」は漫画の古書店。でも、本を売るだけが商売ではありません。
【手に入れたきっかけ】
ブックオフで見かけ、タイトルに惹かれて購入!
2007年10月14日に日本でレビュー済み
今までありそうで無かった、『「漫画」がテーマの漫画』です。
なかなか興味深いテーマですね。
このテーマだけで単純におもしろいです。
『古書店』というだけあり、古〜いマンガを軸に話が進みますが、
まったくノー知識でも問題なく読めます。
各話、マンガの内容自体には深く踏み入りませんし、
骨董価値なども進行中にさりげなく分かりやすく説明してくれます。
もちろん原作をご存知であればさらに違った見方もできるでしょうが、
とりあえずは分からなくても安心です。
絵柄や見せ方は、少女漫画ライクな感じで、多少好みが分かれるでしょうが
違和感なく物語とマッチしています。
の〜んびりした金魚屋によく合った絵柄ですね。
登場人物は、各々個性的で魅力的です。
レギュラーメンバーはみな明るく仲良し。
ほのぼのした絵柄と相まって、とても和やかな雰囲気が◎です。
ストーリーは、ショート形式。
各話のつながりはそれほどなく、読みきり感覚で進んでいきます。
短いながらも話はしっかりしており、あっさり風味ながらも読み応えは十分です。
各話、すこし切ない部分を含みながら、最後にはスッキリ前を向いて終わる
とても爽やかな内容。
泣ける場面もあり、なんだかふいにキュンとさせられるイイ話の連続でした。
難点をあげるとすれば、その雰囲気のアッサリ感。
私のように、濃ゆ〜いドロドロした漫画が好きな方は
少々退屈してしまうかもしれません。
しかし、こういうサッパリした漫画も良いものですね。
表紙もとても爽やかで雰囲気がいいです。
爽やかな読み心地を与えてくれて、金魚屋のみんなに感謝です。
なかなか興味深いテーマですね。
このテーマだけで単純におもしろいです。
『古書店』というだけあり、古〜いマンガを軸に話が進みますが、
まったくノー知識でも問題なく読めます。
各話、マンガの内容自体には深く踏み入りませんし、
骨董価値なども進行中にさりげなく分かりやすく説明してくれます。
もちろん原作をご存知であればさらに違った見方もできるでしょうが、
とりあえずは分からなくても安心です。
絵柄や見せ方は、少女漫画ライクな感じで、多少好みが分かれるでしょうが
違和感なく物語とマッチしています。
の〜んびりした金魚屋によく合った絵柄ですね。
登場人物は、各々個性的で魅力的です。
レギュラーメンバーはみな明るく仲良し。
ほのぼのした絵柄と相まって、とても和やかな雰囲気が◎です。
ストーリーは、ショート形式。
各話のつながりはそれほどなく、読みきり感覚で進んでいきます。
短いながらも話はしっかりしており、あっさり風味ながらも読み応えは十分です。
各話、すこし切ない部分を含みながら、最後にはスッキリ前を向いて終わる
とても爽やかな内容。
泣ける場面もあり、なんだかふいにキュンとさせられるイイ話の連続でした。
難点をあげるとすれば、その雰囲気のアッサリ感。
私のように、濃ゆ〜いドロドロした漫画が好きな方は
少々退屈してしまうかもしれません。
しかし、こういうサッパリした漫画も良いものですね。
表紙もとても爽やかで雰囲気がいいです。
爽やかな読み心地を与えてくれて、金魚屋のみんなに感謝です。
2005年9月3日に日本でレビュー済み
昔のマンガについてのマンガという感じ。
その知識はすごいものがある。読んだことのあるマンガ、名前だけは知っているマンガ、名前も知らないマンガ、色々と出ていました。
1話1話それぞれマンガに関するショートストーリーになっていますが、これはあまりうまくいってないように思えます。やるんだったら固定した登場人物で話を進めたほうがいいと思います。やけに感動を誘うようなストーリーも鼻につきますし・・・。
マンガを読みながらもマンガが読みたくなる本でした。
その知識はすごいものがある。読んだことのあるマンガ、名前だけは知っているマンガ、名前も知らないマンガ、色々と出ていました。
1話1話それぞれマンガに関するショートストーリーになっていますが、これはあまりうまくいってないように思えます。やるんだったら固定した登場人物で話を進めたほうがいいと思います。やけに感動を誘うようなストーリーも鼻につきますし・・・。
マンガを読みながらもマンガが読みたくなる本でした。
2006年11月12日に日本でレビュー済み
ただただマンガばか(褒めてます)の視点に驚くばかりです。ほんとに好きな人って情熱がハンパじゃないんだな、とマンガを貪って読む人たちの情熱をほほえましく読みました。
大作からマニアックなものまで、ありとあらゆるマンガが登場して、作者、年代、発刊状況の解説もついてて参考になるし、読んだことのない作品さえ読んだ人の気持ちになってしまったり、ストーリーの展開がマンガと密接。
マンガに造詣が深いとかただ愛読してたりとか、人それぞれの付き合い方があるけど、自分が歩いてきた道のどこかで読んだ作品が、その頃を思い起こさせるひとつのきっかけだったり思い出そのものだったり、この作品の描く世界の明るさが現実の世界とシンクロしてるところがマニアな作品とは違う情感があって、温かい気持ちになります。
マンガにどっぷり浸かると知らない世界がどんどん広がっていきそうで、そんな未踏の世界を垣間見せてくれた作品です。
金魚屋みたいな古書店あれば、行ってみたくなりました。
大作からマニアックなものまで、ありとあらゆるマンガが登場して、作者、年代、発刊状況の解説もついてて参考になるし、読んだことのない作品さえ読んだ人の気持ちになってしまったり、ストーリーの展開がマンガと密接。
マンガに造詣が深いとかただ愛読してたりとか、人それぞれの付き合い方があるけど、自分が歩いてきた道のどこかで読んだ作品が、その頃を思い起こさせるひとつのきっかけだったり思い出そのものだったり、この作品の描く世界の明るさが現実の世界とシンクロしてるところがマニアな作品とは違う情感があって、温かい気持ちになります。
マンガにどっぷり浸かると知らない世界がどんどん広がっていきそうで、そんな未踏の世界を垣間見せてくれた作品です。
金魚屋みたいな古書店あれば、行ってみたくなりました。
2005年2月27日に日本でレビュー済み
「もう少し早く生まれてくればよかった。そうすれば島村ジョーの時代をすごせたのに…。」と少女は言う。「もう少し早く」とは30年前という意味。同じく「サイボーグ009」のファンである少年はこう応える。「オレにはこれからが009の時代だ。」少女はジョーに恋心を抱くという読み方をしていたのに対して、少年は作品の「世界」が好きだったわけだ。少女は少し驚いて納得する。「そうか。でもそれって…すこし怖いね。」こんな会話はしっかりこの漫画を読みこなしていないと成立しない会話ではある。でも日本のどこかにはそんな「現代」の少年少女もきっといることだろう。
この作品群には、至る所にそんな「昔の漫画」への愛が溢れている。30年前、「少年マガジン」という雑誌の中で流れ星になった002と009にリアルタイムで涙した元少年にとって、この愛情は嬉しいかぎりだ。しかしそれだけではない。作品の創りがしっかりとしていて、一編一編にきちんとした人間ドラマが入っているところが素晴らしい。「あの川べりで」「さらば火星よ」「漫画の神様」が秀逸。
この作品群には、至る所にそんな「昔の漫画」への愛が溢れている。30年前、「少年マガジン」という雑誌の中で流れ星になった002と009にリアルタイムで涙した元少年にとって、この愛情は嬉しいかぎりだ。しかしそれだけではない。作品の創りがしっかりとしていて、一編一編にきちんとした人間ドラマが入っているところが素晴らしい。「あの川べりで」「さらば火星よ」「漫画の神様」が秀逸。