小山さん、雄渾のロマン「雄飛」の第9巻が刊行されました。
以下ネタバレがありますから未読の人は、注意して下さい！！！
実質的、精神的大垣組二代目となった雄飛ですが、憎悪の対象である峻堂を倒すためには、自分の足元を固めることが肝要と気づき、
港湾事業、運送、興行と地道に努力し、次第に周囲の信用を得るようになり、
マスコミ、興行界、されには警察などにもシンパを増やしていきます。
一方、峻堂は、相変らずのやり口で、女に目がなく、遂にノイローゼ気味の歌手を自殺に追い込みます。
偽装工作した峻堂ですが、警察がこの死に不信を持ち捜査を開始します。
しかし、このまま峻堂がやられっぱなしのはずがなく・・・・・。
「雄飛」に関して、「ミュージアム」の監督大友啓史さんが推薦のコメントを寄せられているようです。
満州からの過酷な引き揚げ、ボクシング、ロマンス、友情、もちろんやくざ同士の抗争もありますから、
本作は、考えてみると、非常に映像向きの題材です。
ひょっとすると「あずみ」以来の映画化、ということも期待できるのではないか、と考えてしまいますが・・・・・。
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