「究極超人あ〜る」や「機動警察パトレイバー」、直近だと「白暮のクロニクル」も面白く完結したゆうきまさみの近刊。
冒険漫画家を目指す女子高生が担当編集者や、アドバイザー役である兄とのディスコミュニケーションから、全く興味のないBL系専門新人漫画家となってしまうコメディ作。
各話冒頭、ひねり出される新シチュエーションのBL漫画。(ゆうきまさみの線画に、様々な応援作家が着色しています)
しかし、描かれた漫画は「展開がおかしい」「全然気持ちがわからん」とイマイチな出来。砂上の楼閣で象牙の塔を描かされている根本問題に頭を抱えながらも、周囲のBL的実例に触れたり、構成上の問題を発見することで解決し、結果的に立派なBL作家として開花してしまいます。
単行本だけで追っていると、正直1〜3巻まで特にダレることもなく、面白く読み切ることができます。
問題は、作者自身も無理してBLネタをひねり出し、さらに作中作を改善するための漫画も入れた二重構造を毎回作る労力ゆえに、ネタ出しに苦戦して、これを長期連載は厳しいということで、できる限り頑張ったが、連載終了したことくらい (時々でもいいから続きを書いてほしいくらい)。
そういうわけで、特に瑕疵のない、非常に面白い作品だと思うのだけれど、どうでしょうか。

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でぃす×こみ (3) (ビッグコミックススペシャル) コミック – 2018/1/12
ゆうき まさみ
(著)
兄と妹の二人三脚凸凹漫画道、完結!
デビューから約1年、ついに初単行本の発売が決まったかおる。
単行本作業を進めるなかで、『でぃす×こみ』の原稿だけ修正しないかおるを手伝いにきた蘭丸や担当の八反田は疑問に思うが・・・・・・?
初単行本、高校3年生の夏休み、そして連載コンペ。
激動のなかで迎える兄弟二人三脚漫画家の結末は
笑い? 感動? それとも・・・・・・
【編集担当からのおすすめ情報】
ゆうきまさみがBLに取り組んだ今作!
新境地であることはもちろんですが、
毎回、冒頭BL漫画を着色する豪華ゲスト作家が本当にスペシャル!
最終巻のゲスト陣もお見逃しなく!!
デビューから約1年、ついに初単行本の発売が決まったかおる。
単行本作業を進めるなかで、『でぃす×こみ』の原稿だけ修正しないかおるを手伝いにきた蘭丸や担当の八反田は疑問に思うが・・・・・・?
初単行本、高校3年生の夏休み、そして連載コンペ。
激動のなかで迎える兄弟二人三脚漫画家の結末は
笑い? 感動? それとも・・・・・・
【編集担当からのおすすめ情報】
ゆうきまさみがBLに取り組んだ今作!
新境地であることはもちろんですが、
毎回、冒頭BL漫画を着色する豪華ゲスト作家が本当にスペシャル!
最終巻のゲスト陣もお見逃しなく!!
- 本の長さ148ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2018/1/12
- 寸法12.8 x 1.1 x 18.2 cm
- ISBN-104091897762
- ISBN-13978-4091897763
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年1月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
薄暮のクロニクルがラストがっかりだったのに対し、こちらは寧ろ尻上がりに調子が上がってきて面白いままできっちり完結しましたね
色々とあった問題もスッキリ解決してました。
一巻より二巻、二巻より三巻が面白く読めて幸せです。
色々とあった問題もスッキリ解決してました。
一巻より二巻、二巻より三巻が面白く読めて幸せです。
2018年3月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大変面白い作品で、ゆうきファンとしても、純粋な一冊としても楽しめた。
ゆうき先生の日常コメディって少なくて、『あ~る』や短編くらいか。
明るい作風に思えても『パトレイバー』や『バーディー』、『白暮』のようにシリアスが多い。
だから、本作のようなコメディがすごく嬉しかった。
ただ、終わり方が気になった。お兄ちゃんの将来、ライバル作家とのやり取り。
純粋に好きだからこそ、もっともっと続いて欲しかった。ということで、星四つです。
ゆうき先生の日常コメディって少なくて、『あ~る』や短編くらいか。
明るい作風に思えても『パトレイバー』や『バーディー』、『白暮』のようにシリアスが多い。
だから、本作のようなコメディがすごく嬉しかった。
ただ、終わり方が気になった。お兄ちゃんの将来、ライバル作家とのやり取り。
純粋に好きだからこそ、もっともっと続いて欲しかった。ということで、星四つです。
2018年1月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
“案ずるより産むがやすし”
まさにこの一言に尽きる一冊。
前1&2巻で広げたフロシキを一気に畳みにかかった感がある。
八反田さんに無茶ブりされた、弦太郎からも突っぱねられたかおるが、悪戦苦闘ほうほうの体で作品上げて幕。
と、言ったパターンが定着。回を追うごとにマンガ家としてのスキルの向上を感じさせる描写もあるかおるだが・・・。
如何せん、ヒトとしての成長する感じが希薄なかおるが主人公では遅かれ早かれ展開もどんずまりに?
そこを見越しての急展開と思えてならない。
まさにこの一言に尽きる一冊。
前1&2巻で広げたフロシキを一気に畳みにかかった感がある。
八反田さんに無茶ブりされた、弦太郎からも突っぱねられたかおるが、悪戦苦闘ほうほうの体で作品上げて幕。
と、言ったパターンが定着。回を追うごとにマンガ家としてのスキルの向上を感じさせる描写もあるかおるだが・・・。
如何せん、ヒトとしての成長する感じが希薄なかおるが主人公では遅かれ早かれ展開もどんずまりに?
そこを見越しての急展開と思えてならない。
2018年3月19日に日本でレビュー済み
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朴訥とした兄がいい味を出していると思います。周りの登場人物も特徴があって可愛い人達です。
2018年1月24日に日本でレビュー済み
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ついに秘密がバレました(笑)処罰が有りかと思ったら、お咎め無。相変わらずユルい(笑)。まぁ、そういう世界観が好きなんですが❤次作を楽しみに待ってます🎵
2018年1月20日に日本でレビュー済み
個人的にはやはり 、「兄が描いていたのが編集者にバレる」という、
最大の作品テーマを、クライマックスに持ってくるべきだったと思います。
少なくとも、兄と編集さんの間でだけは、その事を話し合って、
「妹はすでに自分を超えています」という流れのほうが、自然かなと…。
その上で、妹が一人立ちするエピソードを持ってこないと、
盛り上がりもなく、消化不良じゃないかなと思いました。
もしくは、兄妹の二人三脚作家として再スタートするとか、
もっと面白い終わり方はあったように思います。
最大の作品テーマを、クライマックスに持ってくるべきだったと思います。
少なくとも、兄と編集さんの間でだけは、その事を話し合って、
「妹はすでに自分を超えています」という流れのほうが、自然かなと…。
その上で、妹が一人立ちするエピソードを持ってこないと、
盛り上がりもなく、消化不良じゃないかなと思いました。
もしくは、兄妹の二人三脚作家として再スタートするとか、
もっと面白い終わり方はあったように思います。
2018年2月7日に日本でレビュー済み
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お兄さんのキャラの掘り下げとか、いろいろまだやれそうな気がするが、ここが潮時かな?ゆうき作品にしてはキャラが増えなかったし、作者も苦しんでいたのかな。そういうところも実験的で良かったけど。