83年に雑誌連載されたもので、子供の頃かった
単行本を久しぶりに読もうと思ったら
本棚になくて文庫を買いなおしました
基地の町で暮らす男子高生たちの少女漫画です
主人公のトシは両親が離婚して母親もなくなって
水商売をしている姉のイクヨさんと暮らし
お金がよくてゲイバーでバイトをしています
ひょんなことで同じ学校に通う
悪徳サラ金業者の息子、深雪(みゆき)とかかわり
トシの幼馴染、秋男と3人仲良くなりますが
米兵相手に女の子を紹介したり
見つかって怖い人たちからリンチにあったり
今から読むと内容に違和感があったり
真面目な人だと受け入れにくいかもですが
きれいで急な河の上流と
よどんでいてもゆるやかで広い河の下流
どちらがいいか話すシーンがあって
明るく書かれていますが、それぞれ事情があって
それでもその中で、憎んだり
憎めきれなかったりしながら生きていて
海街diaryとも
吉祥天女ともBANANA FISHとも違う話で
あまり若い人には勧めませんが
子供の頃は連載の続きを待っていたのですが
今思えば、この終わり方だからこそいいですね
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河よりも長くゆるやかに (1) (小学館文庫 よA 5) 文庫 – 1994/11/17
吉田 秋生
(著)
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ニッポン高校生のシビアで熱い日々の始末記
女とみればヤリたがり、大麻ときけば吸いたがるニッポンの高校生トシ、深雪、秋男。けっこうシビアな現実を抱えてたりもするのだが、涙をこらえて脳天気なふりをしてみせるのさっ。ゲイバーでバイト、ドラッグ密売、スーパーでナンパと、りりしくしぶとくスケベに生きる3人組が今日も行く。
女とみればヤリたがり、大麻ときけば吸いたがるニッポンの高校生トシ、深雪、秋男。けっこうシビアな現実を抱えてたりもするのだが、涙をこらえて脳天気なふりをしてみせるのさっ。ゲイバーでバイト、ドラッグ密売、スーパーでナンパと、りりしくしぶとくスケベに生きる3人組が今日も行く。
- 本の長さ416ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日1994/11/17
- ISBN-10409191005X
- ISBN-13978-4091910059
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商品の説明
出版社からのコメント
女とみればヤリたがり、大麻ときけば吸いたがるニッポンの高校生トシ、深雪、秋男。けっこうシビアな現実を抱えてたりもするのだが、涙をこらえて脳天気なふりをしてみせるのさっ。ゲイバーでバイト、ドラッグ密売、スーパーでナンパと、りりしくしぶとくスケベに生きる3人組が今日も行く。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (1994/11/17)
- 発売日 : 1994/11/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 416ページ
- ISBN-10 : 409191005X
- ISBN-13 : 978-4091910059
- Amazon 売れ筋ランキング: - 215,617位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 235位小学館文庫コミック版
- - 1,155位小学館文庫
- - 135,776位コミック
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上位レビュー、対象国: 日本
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2020年5月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2018年3月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
「この河だって上流のほう行きゃきれーなんだよなあ…
それがまあこんなに汚れちゃって」
「でも海に近くなるじゃん 最初はさ きれいかもしれないけど
流れも急だし幅もせまいだろ でも海に近づくにつれて汚れは
するけどさ深くて広くてゆったりと流れるじゃないか」
「どっちがいい?」
「うん そうだな 俺はどっちかっていうと…」
この会話は本作のクライマックス、主人公季邦と悪友深雪が橋の上で河を眺めながら人生観を
語り合うのだが、「どっちがいい?」という深雪の問いに季邦の答えは留保されているが既に答え
は出ている。
評論家宇野常寛は吉田秋生自身が流れがゆるやかな下流を選択していることをこの場面と題名で
示し、喪失も敗北も成熟の一部でありそれが再生の物語であることを指摘している。
この時点で作品の空気がガラッと変わる。吉田の最初の転向だろう。
初期作品には必ずといっていいほど独特の死の匂いがあった。
80年代初期までは吉田も影響を受けたと自認しているようにアメリカンニューシネマを想起
させられる70年代の残り香がまだ漂っていた。それは決して『カリフォルニア物語』だけではない。
吉田作品でコンビを組む2人の若者のどちらかが死ぬことを列挙してもきりがないがたいがいに
して死ぬのは副主人公の方だ。しかもどちらかといえば無垢な方が死ぬ。
本作も80年代ながら初期は福生の米軍基地近辺の下町を舞台に閉塞感や疎外感や複雑な環境を
抱える男子高校生たちを中心としたしたたかな生き様を活写していた。
そしてクライマックス以降は初期の独特の死の匂いが忽然と消え、バブル期の香りが色濃く蔓延
している。
薄幸を体現する、季邦の姉の同僚が知らぬまに退場しただけでなく、季邦の行為の1つである
売春の斡旋を行わなくなり、いわゆる“高校生らしい健全さ”を見せ始めるのは一体何だろう?
そして本作は前触れもなく何の予告もなく唐突に終わる。
ラストはやはり喪失の物語である『ジュリエットの海』を取り入れているのか学校の文化祭での
パロディー劇の顛末で幕を下ろしている。
吉田は深雪を殺すのにしのびなかったのか、代用品として姉妹作『吉祥天女』で似通った
登場人物を殺している。吉田に殺される予定は深雪だったと断定できるのは『ジュリエットの海』
を取り入れたことだけでなく、初期のサブタイトルに元ネタから拾って題した「真夜中の
ゲイボーイ」の表紙で、ジョン・ボイドには季邦が、ダスティン・ホフマンに深雪が扮装している
ことが証明している。とはいっても深雪もほどほどにしたたかでそれほど無垢というわけでもない。
季邦も深雪も急流の流れを全身に浴びて太く短く生きれたにもかかわらず若くして清濁併呑し、
下流の流れに身を任せることを肯定している。
宇野の言うように成熟と喪失の結果、下流の流れを肯定したことについては同意見だが本作が
唐突に終わった理由は未だに分らない。
これからが本題になるが実は本作には返歌がある。
それは今年映画化された伝説的名作岡崎京子の『リバーズ・エッジ』だ。
「あたし達の住んでいる街には河が流れていて~」
は今さらいうまでもない冒頭のモノローグだが、続いて、「それはもう河口にほど近く広く
ゆっくりよどみ、臭い」も「河原のある地上げされたままの場所にはセイダカアワダチソウが
おいしげっていてよくネコの死骸が転がっていたりする」も
深くて広くて一見ユートピア化(岡田にはそう取れる)されたゆったり流れる河はいつも
ゆるやかではないことが示され、終盤では海に辿り着くことはないことも意味している。
河への比喩について当時吉田は80年代を岡田は90年代を象徴していると言ってしまえば
簡単なのだが、かなり根深いものがありどちらがどうだと言えるわけでもない。
そして『河よりも~』に幕を下ろした後、吉田は再び転向している(と宇野が主張する)。
もちろん直後ではない。岡崎の『リバーズ・エッジ』と似たような位置付けで今夏アニメ化される
吉田の代表作『BANANA FISH』で転向している。
『BANANA FISH』の主人公は深くゆるやかな下流に達することはなく急流の流れを全身に
浴びて死に急いでいくのだ。
双方の作品は1994年4月号と全く同時期に終了しているが吉田が『リバーズ・エッジ』の
連載開始から目を通している可能性はある。それなら当然あの冒頭のモノローグに目を通して
いるはずでこれは『河よりも~』への返歌だということも悟っているだろう。
“吉田はなぜ転向したのだろうか”と宇野もそれなりの仮説を立ててはいるがいまひとつ決め手が
ないし、筆者のこの返歌という仮説も吉田の転向の原因のひとつに過ぎないとも思っている。
ただでさえ知名度の差こそあれ『河よりも~』と『リバーズ・エッジ』の両方を読んでいる読者は
少なくない。逆にどちらかだけを読んでいる読者を探す方が難しいのではないかと錯覚すらする。
結局『河よりも~』は未完のまま終わり吉田は太く短い人生を泳ぐ主人公と伴走しながら上流に
戻り迷走し河の流れには戻らず今は"海"の街にいる。だから季邦も深雪も''海街"にはいないのだ。
未完の作品のままでさまよい続けながら。
それがまあこんなに汚れちゃって」
「でも海に近くなるじゃん 最初はさ きれいかもしれないけど
流れも急だし幅もせまいだろ でも海に近づくにつれて汚れは
するけどさ深くて広くてゆったりと流れるじゃないか」
「どっちがいい?」
「うん そうだな 俺はどっちかっていうと…」
この会話は本作のクライマックス、主人公季邦と悪友深雪が橋の上で河を眺めながら人生観を
語り合うのだが、「どっちがいい?」という深雪の問いに季邦の答えは留保されているが既に答え
は出ている。
評論家宇野常寛は吉田秋生自身が流れがゆるやかな下流を選択していることをこの場面と題名で
示し、喪失も敗北も成熟の一部でありそれが再生の物語であることを指摘している。
この時点で作品の空気がガラッと変わる。吉田の最初の転向だろう。
初期作品には必ずといっていいほど独特の死の匂いがあった。
80年代初期までは吉田も影響を受けたと自認しているようにアメリカンニューシネマを想起
させられる70年代の残り香がまだ漂っていた。それは決して『カリフォルニア物語』だけではない。
吉田作品でコンビを組む2人の若者のどちらかが死ぬことを列挙してもきりがないがたいがいに
して死ぬのは副主人公の方だ。しかもどちらかといえば無垢な方が死ぬ。
本作も80年代ながら初期は福生の米軍基地近辺の下町を舞台に閉塞感や疎外感や複雑な環境を
抱える男子高校生たちを中心としたしたたかな生き様を活写していた。
そしてクライマックス以降は初期の独特の死の匂いが忽然と消え、バブル期の香りが色濃く蔓延
している。
薄幸を体現する、季邦の姉の同僚が知らぬまに退場しただけでなく、季邦の行為の1つである
売春の斡旋を行わなくなり、いわゆる“高校生らしい健全さ”を見せ始めるのは一体何だろう?
そして本作は前触れもなく何の予告もなく唐突に終わる。
ラストはやはり喪失の物語である『ジュリエットの海』を取り入れているのか学校の文化祭での
パロディー劇の顛末で幕を下ろしている。
吉田は深雪を殺すのにしのびなかったのか、代用品として姉妹作『吉祥天女』で似通った
登場人物を殺している。吉田に殺される予定は深雪だったと断定できるのは『ジュリエットの海』
を取り入れたことだけでなく、初期のサブタイトルに元ネタから拾って題した「真夜中の
ゲイボーイ」の表紙で、ジョン・ボイドには季邦が、ダスティン・ホフマンに深雪が扮装している
ことが証明している。とはいっても深雪もほどほどにしたたかでそれほど無垢というわけでもない。
季邦も深雪も急流の流れを全身に浴びて太く短く生きれたにもかかわらず若くして清濁併呑し、
下流の流れに身を任せることを肯定している。
宇野の言うように成熟と喪失の結果、下流の流れを肯定したことについては同意見だが本作が
唐突に終わった理由は未だに分らない。
これからが本題になるが実は本作には返歌がある。
それは今年映画化された伝説的名作岡崎京子の『リバーズ・エッジ』だ。
「あたし達の住んでいる街には河が流れていて~」
は今さらいうまでもない冒頭のモノローグだが、続いて、「それはもう河口にほど近く広く
ゆっくりよどみ、臭い」も「河原のある地上げされたままの場所にはセイダカアワダチソウが
おいしげっていてよくネコの死骸が転がっていたりする」も
深くて広くて一見ユートピア化(岡田にはそう取れる)されたゆったり流れる河はいつも
ゆるやかではないことが示され、終盤では海に辿り着くことはないことも意味している。
河への比喩について当時吉田は80年代を岡田は90年代を象徴していると言ってしまえば
簡単なのだが、かなり根深いものがありどちらがどうだと言えるわけでもない。
そして『河よりも~』に幕を下ろした後、吉田は再び転向している(と宇野が主張する)。
もちろん直後ではない。岡崎の『リバーズ・エッジ』と似たような位置付けで今夏アニメ化される
吉田の代表作『BANANA FISH』で転向している。
『BANANA FISH』の主人公は深くゆるやかな下流に達することはなく急流の流れを全身に
浴びて死に急いでいくのだ。
双方の作品は1994年4月号と全く同時期に終了しているが吉田が『リバーズ・エッジ』の
連載開始から目を通している可能性はある。それなら当然あの冒頭のモノローグに目を通して
いるはずでこれは『河よりも~』への返歌だということも悟っているだろう。
“吉田はなぜ転向したのだろうか”と宇野もそれなりの仮説を立ててはいるがいまひとつ決め手が
ないし、筆者のこの返歌という仮説も吉田の転向の原因のひとつに過ぎないとも思っている。
ただでさえ知名度の差こそあれ『河よりも~』と『リバーズ・エッジ』の両方を読んでいる読者は
少なくない。逆にどちらかだけを読んでいる読者を探す方が難しいのではないかと錯覚すらする。
結局『河よりも~』は未完のまま終わり吉田は太く短い人生を泳ぐ主人公と伴走しながら上流に
戻り迷走し河の流れには戻らず今は"海"の街にいる。だから季邦も深雪も''海街"にはいないのだ。
未完の作品のままでさまよい続けながら。
2017年11月21日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
高校の時に連載で読んでいた作品。
懐かしくて思わずポチッとな~~~
当時は都会の大人っぽい高校生の楽しい日常と言う風に受け止めていましたが、30年の時を経て(!!)改めて読んでみると、めちゃくちゃディープな話ではないですか。
最後が中途半端に終わった感じがして、続きをずーーっと待っていたのですが
こうして一気に読み終わると、
何かを完結させて終わるよりも
余韻を持たせていてこれでいいのでは思いました。
私の青春の1冊です。
懐かしくて思わずポチッとな~~~
当時は都会の大人っぽい高校生の楽しい日常と言う風に受け止めていましたが、30年の時を経て(!!)改めて読んでみると、めちゃくちゃディープな話ではないですか。
最後が中途半端に終わった感じがして、続きをずーーっと待っていたのですが
こうして一気に読み終わると、
何かを完結させて終わるよりも
余韻を持たせていてこれでいいのでは思いました。
私の青春の1冊です。
2013年5月23日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
個人的にとても好きな作品です。ちょっとHで健全ではない、ごく普通の少年達が魅力的!
2014年8月1日に日本でレビュー済み
当時の彼女に渡されて読んだ、とても思い出深いマンガ。
ただふたつの点において、★5つとは出来ないのです。
・前半と後半で、画風がガラリと変わる点。
(内容も、画風とともにギャグ調に変化した気がする)
(私が愛するのは、後半部だ)
・「え、このエピソードで終わり?」という中絶感。
(続きが読みたくて読みたくて、悶絶していた時期があった)
タイトルは、主人公・トシが橋でつぶやくセリフ。
このタイトルへの当時(いまでも)の共感が、そのまま
親しみとなり、今も抱く、この作品への思いとなっていると思う。
深雪と順子のエピソードが、とても好き。
今でも(当方、男性)、女性となにげない会話をするとき
あのエピソードを思い出す。
(ふたりの恋が成就するのを、25年以上経た今でも、私は願っている)
ただふたつの点において、★5つとは出来ないのです。
・前半と後半で、画風がガラリと変わる点。
(内容も、画風とともにギャグ調に変化した気がする)
(私が愛するのは、後半部だ)
・「え、このエピソードで終わり?」という中絶感。
(続きが読みたくて読みたくて、悶絶していた時期があった)
タイトルは、主人公・トシが橋でつぶやくセリフ。
このタイトルへの当時(いまでも)の共感が、そのまま
親しみとなり、今も抱く、この作品への思いとなっていると思う。
深雪と順子のエピソードが、とても好き。
今でも(当方、男性)、女性となにげない会話をするとき
あのエピソードを思い出す。
(ふたりの恋が成就するのを、25年以上経た今でも、私は願っている)
2012年6月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
人生で最も好きな漫画のひとつ。これほどまでの傑作にはなかなか出会えません。
2015年6月14日に日本でレビュー済み
「カリフォルニア物語」は大学生の無聊を描いて秀逸だったが、これは高校生の物語。
「あんバタ」が最悪の罰ゲームになる感覚。
トシはDonald FagenのThe Nightflyに喜ぶ「Steely Danのファン(=ひねくれもの)」なのに、
フツーのお嬢様育ちの彼女にはユーミンの新譜をプレゼント。阿久悠の作詞家デビュー作、北原
ミレイの「懺悔の値打ちもない」や、戦後の悲しく切ないヒット曲「上海帰りのリル」を口ずさみ、
必要とあらば「たのきんトリオ」の真似もこなす'70年代-80年へ移ろう時期の、古いもの新しいもの、
相容れないものをたくさん抱えた高校生。
あざといと感じるところもないではないけど、同時代人として共感せざるを得ない小道具、細かな設定。
離婚、母との死別、腹違いの子、酒、タバコ、夜の街、米軍基地、オカマ、大麻etc, etc、
戦後の昭和から続いたオトナの不条理と陰を間近に被りながらも「悲しいほど能天気」な、
東京郊外の、ちょっぴりとんがった高校生ライフを通じて時代の移ろいを切り取った、人に
よってはリアルで酸っぱすぎる傑作(第29回小学館漫画賞)。
昭和の高校生の方がオトナだったかも。ぜひトシの音楽と一緒に。
「あんバタ」が最悪の罰ゲームになる感覚。
トシはDonald FagenのThe Nightflyに喜ぶ「Steely Danのファン(=ひねくれもの)」なのに、
フツーのお嬢様育ちの彼女にはユーミンの新譜をプレゼント。阿久悠の作詞家デビュー作、北原
ミレイの「懺悔の値打ちもない」や、戦後の悲しく切ないヒット曲「上海帰りのリル」を口ずさみ、
必要とあらば「たのきんトリオ」の真似もこなす'70年代-80年へ移ろう時期の、古いもの新しいもの、
相容れないものをたくさん抱えた高校生。
あざといと感じるところもないではないけど、同時代人として共感せざるを得ない小道具、細かな設定。
離婚、母との死別、腹違いの子、酒、タバコ、夜の街、米軍基地、オカマ、大麻etc, etc、
戦後の昭和から続いたオトナの不条理と陰を間近に被りながらも「悲しいほど能天気」な、
東京郊外の、ちょっぴりとんがった高校生ライフを通じて時代の移ろいを切り取った、人に
よってはリアルで酸っぱすぎる傑作(第29回小学館漫画賞)。
昭和の高校生の方がオトナだったかも。ぜひトシの音楽と一緒に。
2017年8月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
著者の昔の作品に興味をもち購入。荒っぽい内容ですがなかなか楽しめました。