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大江山花伝 (1) (小学館文庫 きA 1) 文庫 – 1997/5/16
木原 敏江
(著)
鬼と人との悲しい恋を描いた傑作ロマン。
今は昔、大江山に酒呑童子という鬼がいた。都を荒らし、姫をさらい、悪事のかぎりを尽くしたそうな。 さて、宮中より鬼退治を命じられたのは音に聞こえた勇将・渡辺綱。だが、勇躍して鬼の岩屋にのりこんだ綱が目にしたものは…。 鬼と人との悲しい恋を描いた表題作ほか、愛する人を殺された鬼の復讐物語「花伝ツァ」、室町の世を美しく舞う若き世阿弥の永遠の恋「夢幻花伝」など、傑作長編「夢の碑」番外編となる全4作。
今は昔、大江山に酒呑童子という鬼がいた。都を荒らし、姫をさらい、悪事のかぎりを尽くしたそうな。 さて、宮中より鬼退治を命じられたのは音に聞こえた勇将・渡辺綱。だが、勇躍して鬼の岩屋にのりこんだ綱が目にしたものは…。 鬼と人との悲しい恋を描いた表題作ほか、愛する人を殺された鬼の復讐物語「花伝ツァ」、室町の世を美しく舞う若き世阿弥の永遠の恋「夢幻花伝」など、傑作長編「夢の碑」番外編となる全4作。
- 本の長さ368ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日1997/5/16
- ISBN-104091911919
- ISBN-13978-4091911919
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商品の説明
出版社からのコメント
今は昔、大江山に酒呑童子という鬼がいた。都を荒らし、姫をさらい、悪事のかぎりを尽くしたそうな。さて、宮中より鬼退治を命じられたのは音に聞こえた勇将・渡辺綱。だが、勇躍して鬼の岩屋にのりこんだ綱が目にしたものは…。鬼と人との悲しい恋を描いた表題作ほか、愛する人を殺された鬼の復讐物語「花伝ツァ」、室町の世を美しく舞う若き世阿弥の永遠の恋「夢幻花伝」など、傑作長編「夢の碑」番外編となる全4作。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (1997/5/16)
- 発売日 : 1997/5/16
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 368ページ
- ISBN-10 : 4091911919
- ISBN-13 : 978-4091911919
- Amazon 売れ筋ランキング: - 358,748位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 440位小学館文庫コミック版
- - 1,993位小学館文庫
- - 201,469位コミック
- カスタマーレビュー:
著者について
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
少女漫画と侮ってはいけない。名作です。とても有名な昔話を元に漫画で、木原敏江先生が描いたオリジナル作品。やっぱり伝説系は面白いです。
2015年12月29日に日本でレビュー済み
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木原先生の20年ー25年前くらいの作品。木原先生の描く人物が彩りを最盛期に迎えた頃。話しは鬼との悲恋ストーリーだが、そのロマンスやせつなさが伝わってくる。木原先生は本当に時代ものから、外国モノとか博識な漫画家だな・・・と常に感心して読み行ってしまう。3作品の中では、「家伝ツァ」が一番気に入っている。木原先生の世界観にまた浸ってしまいました。
「夢の碑」の番外編であるが、番外編にしなくても「夢の碑」に入れても十分見ごたえある作品です。
「夢の碑」の番外編であるが、番外編にしなくても「夢の碑」に入れても十分見ごたえある作品です。
2018年5月17日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
とてもきれいな状態で 届いています。昭和61年 初版のもの。ありがとうございました。
2015年9月4日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
木原敏江さんは、私にとっては天才漫画家でありロマンチックな作家でもあります。高校時代ドキドキしながら、涙を零しながら読んだ本に再び出逢えて、本当に感激です。この漫画には木原先生の文学的教養と漫画家としての才能がぎっしり詰まっています。満足…どころではありません。古本屋に行く度に必ず探していたこの漫画家の傑作。まさかAmazonで手に入るとは!
大江山花伝の登場するもともとは優しかった鬼達。外国人との交流を長年続けてきた私には、木原先生の描写がフラッシュバックします。日本へ渡来してきた外国人の方達の事だったのかも…と。
大江山花伝の登場するもともとは優しかった鬼達。外国人との交流を長年続けてきた私には、木原先生の描写がフラッシュバックします。日本へ渡来してきた外国人の方達の事だったのかも…と。
2020年12月3日に日本でレビュー済み
大江山花伝・鬼の泉…酒呑童子一の家来・茨木童子(作品の中では子となっている。)をモデルに、鬼として生きる切なさを描く。結局茨木は鬼になりきれないんですよ。切ないなぁ。
花伝ツァ…雨月物語‘菊花の契’をベースにした人間・上月と鬼・花車の物語。人食い鬼である花車の捨てられた子犬の様な寂しんぼうがかわいい。私が初めて読んだ時に「え。男同士よね。」と戸惑った作品。思えばここから邪な心が芽生えたな。
夢幻花伝…能の大家・世阿弥の若かりし頃の恋を描く。足利義満公がいい感じで絡んでます(いいぞ〜と声援)。
木原氏の作品では能関連では「渕となりぬ」がありますが、この愛はこの頃から、いや、もっと前から?。奥が深い方だ…。
史実・古典文学の豊富な知識、それをアレンジする力、表現する力が素晴らしい。あたかもオリジナルの様に自然に受け取れるのも木原氏の実力の証拠でしょう。
花伝ツァ…雨月物語‘菊花の契’をベースにした人間・上月と鬼・花車の物語。人食い鬼である花車の捨てられた子犬の様な寂しんぼうがかわいい。私が初めて読んだ時に「え。男同士よね。」と戸惑った作品。思えばここから邪な心が芽生えたな。
夢幻花伝…能の大家・世阿弥の若かりし頃の恋を描く。足利義満公がいい感じで絡んでます(いいぞ〜と声援)。
木原氏の作品では能関連では「渕となりぬ」がありますが、この愛はこの頃から、いや、もっと前から?。奥が深い方だ…。
史実・古典文学の豊富な知識、それをアレンジする力、表現する力が素晴らしい。あたかもオリジナルの様に自然に受け取れるのも木原氏の実力の証拠でしょう。
2005年9月3日に日本でレビュー済み
この本には「大江山花伝・鬼の泉・花伝ツァ」という鬼と人間の情愛をベースに描いた物語と能の創始者世阿弥と足利義満を登場させた「夢幻花伝」が入っています。いずれもが悲恋でありますが、心理描写が素晴らしく、これを機に日本の古典や能楽に興味を持つ学生さんもいるのではないでしょうか。
「花伝ツァ」を読むと上田秋成の「雨月物語」を読みたくなったり、「夢幻花伝」で登場する「井筒」の恋歌は「伊勢物語」への興味をそそり、能も見てみようかと思ったり。
同性愛的ストーリーはさておき、良い意味で読者に多くの影響を与える漫画といえます。尚、同作者による長編「摩利と新吾(旧制高校を舞台としたバンカラ・友情・夢・涙の物語)」もおすすめです。
「花伝ツァ」を読むと上田秋成の「雨月物語」を読みたくなったり、「夢幻花伝」で登場する「井筒」の恋歌は「伊勢物語」への興味をそそり、能も見てみようかと思ったり。
同性愛的ストーリーはさておき、良い意味で読者に多くの影響を与える漫画といえます。尚、同作者による長編「摩利と新吾(旧制高校を舞台としたバンカラ・友情・夢・涙の物語)」もおすすめです。
2003年4月25日に日本でレビュー済み
表題「大江山花伝」他、木原氏がテーマとする鬼の一族の話もなかなか面白かったのですが、やはりおすすめは世阿弥バナシ「夢幻花伝」でしょう!
木原氏の能への傾倒ぶりが随所に窺える効果的な引用がツボです。
注目すべきは能の大成者・世阿弥と足利幕府三代将軍・義満との絡み!
お互いがお互いの大事を成すという共通の目標のもとに惹かれながら、美しく、かつ激しく対抗し合う近づき過ぎない微妙な距離感が非常にいい味を出してます。かなり人物の背景を咀嚼してないと、こういうふうには描けないと思います。さすがです。
二人の苛烈な関係に追い風を送るのが、幕府に抵抗する南朝の皇子・紗王と側近・武緒。世阿弥と義満をただ能の世界の幽玄夢幻に閉じ込めて終わらせないで、現実的に二人のお!かれる立場を再確認させるいいタイミングで登場します。
紗王の妹で世阿弥の筒井筒の君である亜火との悲しいエピソードも、ドラマチックで切ない‥‥。
様々な立場に生きる人々の懸命な生き方と関わった世阿弥が、これらの切なさや悲しみを乗り越えて、芸に昇華させる過程をきちんと描いたところに、この漫画の一番の見どころが集約されているといえるでしょう。
オリジナリティを押し出しながら、史実を踏襲し、しかもこれだけ読ませる歴史漫画って貴重だと思います。
木原氏の能への傾倒ぶりが随所に窺える効果的な引用がツボです。
注目すべきは能の大成者・世阿弥と足利幕府三代将軍・義満との絡み!
お互いがお互いの大事を成すという共通の目標のもとに惹かれながら、美しく、かつ激しく対抗し合う近づき過ぎない微妙な距離感が非常にいい味を出してます。かなり人物の背景を咀嚼してないと、こういうふうには描けないと思います。さすがです。
二人の苛烈な関係に追い風を送るのが、幕府に抵抗する南朝の皇子・紗王と側近・武緒。世阿弥と義満をただ能の世界の幽玄夢幻に閉じ込めて終わらせないで、現実的に二人のお!かれる立場を再確認させるいいタイミングで登場します。
紗王の妹で世阿弥の筒井筒の君である亜火との悲しいエピソードも、ドラマチックで切ない‥‥。
様々な立場に生きる人々の懸命な生き方と関わった世阿弥が、これらの切なさや悲しみを乗り越えて、芸に昇華させる過程をきちんと描いたところに、この漫画の一番の見どころが集約されているといえるでしょう。
オリジナリティを押し出しながら、史実を踏襲し、しかもこれだけ読ませる歴史漫画って貴重だと思います。