サンドラ、ナディア、ブランカなどのタイプが苦手
実生活では周りにいないタイプだけどサンドラは本当にウザい
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残酷な神が支配する (1) (小学館文庫 はA 31) 文庫 – 2004/10/15
萩尾 望都
(著)
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友達に恵まれ、ボランティアと勉強に励む幸せな生活を送っていたジェルミの日常は、ある男との出会いで一変する。母・サンドラの婚約者で大金持ちの英国紳士・グレッグ。ジェルミの苦痛に満ちた地獄の日々が始まった
- 本の長さ344ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2004/10/15
- ISBN-104091916112
- ISBN-13978-4091916112
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登録情報
- 出版社 : 小学館 (2004/10/15)
- 発売日 : 2004/10/15
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 344ページ
- ISBN-10 : 4091916112
- ISBN-13 : 978-4091916112
- Amazon 売れ筋ランキング: - 439,138位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 497位小学館文庫コミック版
- - 2,331位小学館文庫
- - 231,513位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2023年10月7日に日本でレビュー済み
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作品自体は本当に素晴らしく、それでいて読み手の感情を選ぶほどの強烈さがあります。そしてこの作品は非常に長く、目の覚めることのない悪夢のようです。実際連載されていた時には一体いつ話が閉じるのか絶望的な気持ちになるくらいの長い時をかけて紡がれていった物語です。
日本においては、男児に対する性的虐待と言うものは、発表当時の昔においては、ただのBLやネタだとしか思われていなかった。萩尾望都がそんな安い想いで筆を取ったとは思わないが、多くの読者はそのレベルだったのではないか。2023年の現代において、ジャニーズ及びジャニー喜多川の性加害に関するニュースや報道が明るみになるに従って、この物語の衝撃にようやく時代が追いついたような印象。この作品が発表された当時においては、アメリカにおいては認識された問題であったのかもしれないが、日本においてはここに表現されている感情というものが、いまいち現実感を持たずいたことも事実で、衝撃的な描写に驚くもの、そこに巻き込まれた人間たちの心の動きと言うのは、なんだか実感を伴わない、とんでもないどこか遠くの話にしか思えていなかった。読者の側においても、ようやく精神医学や発達に関する情報が比較的簡単に手に入るようになり、これらの精神構造について実感を伴った理解ができるようになった。丁寧な心理描写と調査によって裏付けられたこの物語が長い時を経て解決されておらず、強烈な問題意識をもっている事態を単純に喜ぶことができない複雑な思いも他方であります。
日本においては、男児に対する性的虐待と言うものは、発表当時の昔においては、ただのBLやネタだとしか思われていなかった。萩尾望都がそんな安い想いで筆を取ったとは思わないが、多くの読者はそのレベルだったのではないか。2023年の現代において、ジャニーズ及びジャニー喜多川の性加害に関するニュースや報道が明るみになるに従って、この物語の衝撃にようやく時代が追いついたような印象。この作品が発表された当時においては、アメリカにおいては認識された問題であったのかもしれないが、日本においてはここに表現されている感情というものが、いまいち現実感を持たずいたことも事実で、衝撃的な描写に驚くもの、そこに巻き込まれた人間たちの心の動きと言うのは、なんだか実感を伴わない、とんでもないどこか遠くの話にしか思えていなかった。読者の側においても、ようやく精神医学や発達に関する情報が比較的簡単に手に入るようになり、これらの精神構造について実感を伴った理解ができるようになった。丁寧な心理描写と調査によって裏付けられたこの物語が長い時を経て解決されておらず、強烈な問題意識をもっている事態を単純に喜ぶことができない複雑な思いも他方であります。
2017年8月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔少しだけ読んだ記憶があり、ボーイズラブの本だと思っていました。
無料を読んだら最後が気になってしまって有料の本を買ってしまい、まんまと出版社の戦略に負けてしまいました。
親の支配下にある虐待をうけていた子供の心の再生の物語です。
これがだいぶ前に出版されていたというのがすごいと思いました。
ドラマのように、すべて忘れて新しくい生きるというような綺麗な話でもないです。
自己肯定感のない子供が増えている日本で、今必要な本なのかもしれないと思いました。
虐待の傷って、どうやったら癒されるのかと思っていたのですが、この作品はひとつの形を提示はしています。
無料を読んだら最後が気になってしまって有料の本を買ってしまい、まんまと出版社の戦略に負けてしまいました。
親の支配下にある虐待をうけていた子供の心の再生の物語です。
これがだいぶ前に出版されていたというのがすごいと思いました。
ドラマのように、すべて忘れて新しくい生きるというような綺麗な話でもないです。
自己肯定感のない子供が増えている日本で、今必要な本なのかもしれないと思いました。
虐待の傷って、どうやったら癒されるのかと思っていたのですが、この作品はひとつの形を提示はしています。
2017年2月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
重いテーマを扱っているので、連載当時は怖くて手に取ることはなかった作品ですが、思い切って読んでみました。しかし、読み始めると手がとまりませんでした。じわじわと追い詰められ本を投げ出したくなるような辛い状況が続きますが、そこを読ませる作者の筆力には脱帽です。まだ読み始めたばかりですが、主人公のジェルミの幸せを祈らずにいられません。
2024年1月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
主人公があんまりに可哀想で、主人公以外の誰にも共感ができない。。
主人公以外、全員自分のことばかり
主人公以外、全員自分のことばかり
2021年8月18日に日本でレビュー済み
B5判型のコミックスとして本作に夢中になって読み耽ったのはおそらく20年くらい前のことです。
依存が強い母親と性的な虐待を行うその再婚相手との生活を変えようとした少年が、結果また別の苦しみの泥沼に嵌り、その中での人間関係から自分の人生を得ていく過程...とストーリーの骨子をざっと説明するとこのようになるでしょうか。救いや再生は簡単に現れません。あり得ないような無償の愛や献身も存在しない群像劇は単純に物語として非常に面白く、それだけでも嵌る価値があったし、今でもあるでしょう。
が、主人公が性的虐待を受け続ける最初の部分は、読み返すのも辛くなるような描写も多いです。重いテーマながら、ミステリ風の導入が興味をそそる展開は十分面白いので次を急ぎたくなるのですが、こうした描写にそれも諦めてしまう人が出てもおかしくないと思います。
それを我慢してでも読み進めることを勧めたい、とまでは申せませんが、辛い部分はざっと読み飛ばしてストーリーを追っていくこともできるのは漫画という形式のメリットでしょう。とりあえずは読んでから判断してほしいです。
依存が強い母親と性的な虐待を行うその再婚相手との生活を変えようとした少年が、結果また別の苦しみの泥沼に嵌り、その中での人間関係から自分の人生を得ていく過程...とストーリーの骨子をざっと説明するとこのようになるでしょうか。救いや再生は簡単に現れません。あり得ないような無償の愛や献身も存在しない群像劇は単純に物語として非常に面白く、それだけでも嵌る価値があったし、今でもあるでしょう。
が、主人公が性的虐待を受け続ける最初の部分は、読み返すのも辛くなるような描写も多いです。重いテーマながら、ミステリ風の導入が興味をそそる展開は十分面白いので次を急ぎたくなるのですが、こうした描写にそれも諦めてしまう人が出てもおかしくないと思います。
それを我慢してでも読み進めることを勧めたい、とまでは申せませんが、辛い部分はざっと読み飛ばしてストーリーを追っていくこともできるのは漫画という形式のメリットでしょう。とりあえずは読んでから判断してほしいです。
2022年11月29日に日本でレビュー済み
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男女二人の性交渉時の表現しがたい快楽と同時に極度の自己嫌悪を経験したならば、このような漫画は描けなかったと思います。子供にも読んでもらいたくなかったでしょう。残酷な神ではなくまだ未経験の人間ではないでしょうか。
2011年9月5日に日本でレビュー済み
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まだ1巻しか読んでないが凄惨です。主人公の気持ちを全く汲み取ろうとせず、真実を知ろうとしない弱い母親に腹が立ちます。親を思う主人公の気持ちは痛いほど理解できるが、案外とこちらが思うほど、親は子を思ってない場合があるので、そういう時は『親なんか捨てて自由に生きろ』と他の誰かが言ってあげるべきで。主人公も早く母親を切り捨てていればここまでにはならなかったでしょう。
やるせない作品。暗い気持ちになりますが引き込まれます。心理描写も丁寧です。
やるせない作品。暗い気持ちになりますが引き込まれます。心理描写も丁寧です。