1988年連載開始の「浦沢直樹」作品。懐かしいです。
当時連載を読み単行本も購入していました。その後「MASTERキートン」「MONSTER]と立て続けに読んでました。手元に所蔵していた本がを手放してしまったのですが、再び読みたくなって全巻購入しました。
文庫サイズで場所も取らず保管も楽です。
「YAWARA」「HAPPY」等のスポコン系は食わず嫌いで読んでいないのですが、気が向いたらまた読んでみようかな。
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パイナップルARMY〔小学館文庫〕 (1) (小学館文庫 うB 1) 文庫 – 1995/11/17
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購入オプションとあわせ買い
戦闘インストラクター、ジェド豪士が活躍するヒューマンアクション!
▼第1話/インストラクタ-豪士▼第2話/偽りの英雄▼第3話/最後の真実▼第4話/十五年間の悪夢▼第5話/5人の軍隊 前編▼第6話/5人の軍隊 中編▼第7話/5人の軍隊 後編▼第8話/過去からの男▼第9話/火曜日の老兵▼第10話/5ドルのゲーム ●登場人物/ジェド・豪士(日系アメリカ人で元傭兵の戦闘インストラクタ-) ●あらすじ/ニュ-ヨ-クの街角で、ある1人の刑事が何者かにひき殺された。そしてまた、彼の遺族である娘たちも何者かによって付け狙われていた。姉妹たちは、自身の身を守るために民間軍事援助組織(CMA)の戦闘インストラクタ-であるジェド・豪士に護衛を依頼するが…(第1話)。無法の巣窟であった、ニュ-ヨ-クの地下鉄の 治安を守る“サブウェイ・コマンド”。だが、そのリ-ダ-は、地下鉄を麻薬取り引きの場としてマフィアに提供し、莫大なリベ-トを受け取っていた偽善者だった。彼を倒すべく立ち上がった一人の女刑事が、豪士に協力を依頼する。(第2話) ●本巻の特徴/本巻では、戦闘インストラクタ-としての仕事内容が明らかにされるとともに、豪士の最初の敵であるコ-ツのほか、過去に関わった重要人物が登場している。(第5、6、7話) ●主な登場人物/コ-ツ大佐(第5話)、ジャネット(第5、6、7話)、ジェフリ-伍長(第6、7話)、珍(第6、7話)、ハリデ-元准将(第7話)、トム・ローガン(第10話)
▼第1話/インストラクタ-豪士▼第2話/偽りの英雄▼第3話/最後の真実▼第4話/十五年間の悪夢▼第5話/5人の軍隊 前編▼第6話/5人の軍隊 中編▼第7話/5人の軍隊 後編▼第8話/過去からの男▼第9話/火曜日の老兵▼第10話/5ドルのゲーム ●登場人物/ジェド・豪士(日系アメリカ人で元傭兵の戦闘インストラクタ-) ●あらすじ/ニュ-ヨ-クの街角で、ある1人の刑事が何者かにひき殺された。そしてまた、彼の遺族である娘たちも何者かによって付け狙われていた。姉妹たちは、自身の身を守るために民間軍事援助組織(CMA)の戦闘インストラクタ-であるジェド・豪士に護衛を依頼するが…(第1話)。無法の巣窟であった、ニュ-ヨ-クの地下鉄の 治安を守る“サブウェイ・コマンド”。だが、そのリ-ダ-は、地下鉄を麻薬取り引きの場としてマフィアに提供し、莫大なリベ-トを受け取っていた偽善者だった。彼を倒すべく立ち上がった一人の女刑事が、豪士に協力を依頼する。(第2話) ●本巻の特徴/本巻では、戦闘インストラクタ-としての仕事内容が明らかにされるとともに、豪士の最初の敵であるコ-ツのほか、過去に関わった重要人物が登場している。(第5、6、7話) ●主な登場人物/コ-ツ大佐(第5話)、ジャネット(第5、6、7話)、ジェフリ-伍長(第6、7話)、珍(第6、7話)、ハリデ-元准将(第7話)、トム・ローガン(第10話)
- 本の長さ310ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日1995/11/17
- ISBN-104091921116
- ISBN-13978-4091921116
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出版社からのコメント
傭兵として世界各地で戦ってきたジェド・豪士。戦闘インストラクターとなった今でも、彼の周りには戦いが絶えない…。単なる戦闘ものではなく、戦争が残した傷あとにも注目したヒューマン・アクション。
登録情報
- 出版社 : 小学館 (1995/11/17)
- 発売日 : 1995/11/17
- 言語 : 日本語
- 文庫 : 310ページ
- ISBN-10 : 4091921116
- ISBN-13 : 978-4091921116
- Amazon 売れ筋ランキング: - 59,815位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 40位小学館文庫コミック版
- - 354位小学館文庫
- - 65,584位コミック
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2016年1月14日に日本でレビュー済み
「見えざる敵」
フランスを舞台に、イスラムテロリストからどうやってパリ市民を守るのか。
豪士は基本的な心得しか教えません。
「レストランでは、窓際に座るな(テラス席など、もってのほか)」
「通勤経路は毎日変えろ」
「カーテンは閉めておけ」
単純だが、毎日毎日徹底せよ、と豪士は教えるのです。
「私はカフェのテラス席にいる( Je suis en terrasse )」よりも、ずっと共感出来るのです。
私には守る家族がいますから。
フランスを舞台に、イスラムテロリストからどうやってパリ市民を守るのか。
豪士は基本的な心得しか教えません。
「レストランでは、窓際に座るな(テラス席など、もってのほか)」
「通勤経路は毎日変えろ」
「カーテンは閉めておけ」
単純だが、毎日毎日徹底せよ、と豪士は教えるのです。
「私はカフェのテラス席にいる( Je suis en terrasse )」よりも、ずっと共感出来るのです。
私には守る家族がいますから。
2016年5月26日に日本でレビュー済み
いまさら、中古で全巻買わせていただきました
まあおもしろく読ませていただきましたが・・・
1巻でいきなりびっくりするパクリに出会ってしまいました
女の子たちに、戦闘のレクチャーをする部分ですが、
まるっきり、クィネルの小説、”燃える男”で、
主人公クリーシィーが訓練中に言った言葉のまんまです
いくらなんでも・・・・
こういうのをいきなり読まされるともう笑うしかなくなっちゃうんですよね
誰かが気づきますよ
プライドと羞恥心はどんな仕事で生きる人間にも必要だと思います
*原作者さんは、クィネルのクリーシーシリーズの世界観が好きだったのかな
それで、元傭兵を主人公にしたのかな
であれば、リスペクトということで、ありか
まあおもしろく読ませていただきましたが・・・
1巻でいきなりびっくりするパクリに出会ってしまいました
女の子たちに、戦闘のレクチャーをする部分ですが、
まるっきり、クィネルの小説、”燃える男”で、
主人公クリーシィーが訓練中に言った言葉のまんまです
いくらなんでも・・・・
こういうのをいきなり読まされるともう笑うしかなくなっちゃうんですよね
誰かが気づきますよ
プライドと羞恥心はどんな仕事で生きる人間にも必要だと思います
*原作者さんは、クィネルのクリーシーシリーズの世界観が好きだったのかな
それで、元傭兵を主人公にしたのかな
であれば、リスペクトということで、ありか
2016年12月24日に日本でレビュー済み
何回読んでもいい。
こちらとキートンは老後まで手元に置いておきたいです。
こちらとキートンは老後まで手元に置いておきたいです。
2014年7月25日に日本でレビュー済み
浦沢直樹作品はYAWARAやらHappy!のようなスポ根(と言っても結構裏世界の物語もありましたが)は読んでいたのですが、ハードボイルド物は浦沢作品抜きにしても疎くて、この作品も名前しか知らなかったです。
で、1巻冒頭の読み切りに掲載された巻の女姉妹たちが父の遺産200万ドルを守るために豪士に戦闘インストラクトを頼み、かよわい少女たちがマシンガンで武装するんですが、時代的に「セーラー服と機関銃」の影響があったのかもしれないんですが、このミスマッチさがなんとも言えない味を出していて、後のYAWARAの三つ葉女子短大のルーツと言っても過言ではありません。2巻でも娼婦達が諜報機関の口封じのために仲間を殺されてそこから自衛する話がありますが、なんというか浦沢作品というのは、ハードボイルドでも内面はちばあきお的な「ドン臭い素人がドタバタしながら成り上がる」描写が秀逸で、難解な歴史背景や軍事用語があっても読みやすくできる手腕が凄いと思います。ハードボイルドの中にもキャッチーなコミカルさがあるというか。そういうドタバタ劇を浦沢作品は女達でもやれることでキャッチーさが増してる気がします。ハードボイルドものって何となく男性至上漫画で女のキャラは美人しか出てこないイメージでしたが、浦沢作品はブスも分け隔てなく出てくるし、そういうブスも登場することによって女の社交性がリアルかつコミカルに描かれるし、そうして作品をより幅広くて芳醇なものにしてしまう手腕が凄い。
内容はハードボイルドだけど絵柄は劇画と言うより大友克洋っぽい細いドライな線で描かれていて、カラッとした印象があります。アクションシーンはコマ割りも小さくて坂口尚の石の花あたりに似た印象を持って、後のジャンプ漫画あたりと見比べるとしょぼい(でもデッサンや構図が下手という問題ではない)ですが、そういう時代だったのかもしれないしどっちにしろアクションが主役じゃない漫画だと思うし、って感じですかね。
で、1巻冒頭の読み切りに掲載された巻の女姉妹たちが父の遺産200万ドルを守るために豪士に戦闘インストラクトを頼み、かよわい少女たちがマシンガンで武装するんですが、時代的に「セーラー服と機関銃」の影響があったのかもしれないんですが、このミスマッチさがなんとも言えない味を出していて、後のYAWARAの三つ葉女子短大のルーツと言っても過言ではありません。2巻でも娼婦達が諜報機関の口封じのために仲間を殺されてそこから自衛する話がありますが、なんというか浦沢作品というのは、ハードボイルドでも内面はちばあきお的な「ドン臭い素人がドタバタしながら成り上がる」描写が秀逸で、難解な歴史背景や軍事用語があっても読みやすくできる手腕が凄いと思います。ハードボイルドの中にもキャッチーなコミカルさがあるというか。そういうドタバタ劇を浦沢作品は女達でもやれることでキャッチーさが増してる気がします。ハードボイルドものって何となく男性至上漫画で女のキャラは美人しか出てこないイメージでしたが、浦沢作品はブスも分け隔てなく出てくるし、そういうブスも登場することによって女の社交性がリアルかつコミカルに描かれるし、そうして作品をより幅広くて芳醇なものにしてしまう手腕が凄い。
内容はハードボイルドだけど絵柄は劇画と言うより大友克洋っぽい細いドライな線で描かれていて、カラッとした印象があります。アクションシーンはコマ割りも小さくて坂口尚の石の花あたりに似た印象を持って、後のジャンプ漫画あたりと見比べるとしょぼい(でもデッサンや構図が下手という問題ではない)ですが、そういう時代だったのかもしれないしどっちにしろアクションが主役じゃない漫画だと思うし、って感じですかね。
2013年4月3日に日本でレビュー済み
主人公のジェド・豪士はもちろん、脇役の傭兵のジャネットやライバルのコーツ大佐、フォルショー通りのお姉さんたちまで(笑)一人一人のキャラクターがはっきりしていてとっても面白い漫画です。読後感も爽快で、安心しておすすめできます。
良い話がたくさんあるのでなかなか選べませんが、「ドッグ・ウォッチ」には泣きましたねー。この作品は、犬ですらハードボイルドでカッコ良いのです。
良い話がたくさんあるのでなかなか選べませんが、「ドッグ・ウォッチ」には泣きましたねー。この作品は、犬ですらハードボイルドでカッコ良いのです。
2008年6月17日に日本でレビュー済み
「キートン」の原型として興味深い作品。
「キートン」が文系のプロなら「ジュド・豪士」は理系のプロと書くと分かりやすいか。
画はキートンほど洗練されておらず「ぎこちない印象」は拭えないものの、基本的には「キートン」同様1話完結の「ストーリー」で読ませる作品。そこに「歴史」「紛争」「軍隊」というキートンよりは狭い枠内に的を搾った専門知識の味付けがなされていて十二分に楽しめる作品に仕上がっている。
好きなエピソードは「聖者現る」。マフィアの幹部だった男が組織の追っ手から逃れて田舎の村に牧師として住み付き、希望を失い「生きる屍」と化していた村人と村を勇気付け甦らせていく話。
読後の満足感が何とも言えない。
「キートン」が文系のプロなら「ジュド・豪士」は理系のプロと書くと分かりやすいか。
画はキートンほど洗練されておらず「ぎこちない印象」は拭えないものの、基本的には「キートン」同様1話完結の「ストーリー」で読ませる作品。そこに「歴史」「紛争」「軍隊」というキートンよりは狭い枠内に的を搾った専門知識の味付けがなされていて十二分に楽しめる作品に仕上がっている。
好きなエピソードは「聖者現る」。マフィアの幹部だった男が組織の追っ手から逃れて田舎の村に牧師として住み付き、希望を失い「生きる屍」と化していた村人と村を勇気付け甦らせていく話。
読後の満足感が何とも言えない。
2007年7月22日に日本でレビュー済み
浦沢氏の記念すべき処女短編集。第一話の「インストラクター豪士」が「ビッグ・コミック」に掲載され、好評だったため、シリーズ物となったもの。元傭兵を主人公とするという着想外の設定の中、豪士を中心とするヒューマニズム、豪士の経験から来る戦闘シーンのサスペンスが絶妙なバランスを保っており、娯楽作品として最高のレベルを誇っている。
豪士は依頼人に対して厳しい。それは豪士自身が戦闘の中で何度も生死の境を潜って来て、命の尊さを身を持って知っているからである。依頼人の命を大切にしているからこそ、厳しく訓練するのである。そして、「オレは手を出さないぞ」と言う割には、必ず命を張って依頼人を助けるのである。戦闘のプロとしての冷徹な面と、生まれ持った人の良さ(ウサギのラビちゃんが良い例)とがバランス良く巧みに描かれ、読む者の目頭を熱くする。また、第一話から最終話「五人の軍隊」に至るまで、豪士を中心とする少人数の不利なメンバが強大な敵を打ち負かして行くという爽快感も味わえる。
浦沢氏はこの後も多くの佳作を発表しているが、私は本シリーズが一番好きである。本レビューを書く前、ちょっと見直しただけでも目頭が熱くなってしまった。浦沢氏が持つ漫画家としての資質を如何なく発揮した傑作処女短編集。
豪士は依頼人に対して厳しい。それは豪士自身が戦闘の中で何度も生死の境を潜って来て、命の尊さを身を持って知っているからである。依頼人の命を大切にしているからこそ、厳しく訓練するのである。そして、「オレは手を出さないぞ」と言う割には、必ず命を張って依頼人を助けるのである。戦闘のプロとしての冷徹な面と、生まれ持った人の良さ(ウサギのラビちゃんが良い例)とがバランス良く巧みに描かれ、読む者の目頭を熱くする。また、第一話から最終話「五人の軍隊」に至るまで、豪士を中心とする少人数の不利なメンバが強大な敵を打ち負かして行くという爽快感も味わえる。
浦沢氏はこの後も多くの佳作を発表しているが、私は本シリーズが一番好きである。本レビューを書く前、ちょっと見直しただけでも目頭が熱くなってしまった。浦沢氏が持つ漫画家としての資質を如何なく発揮した傑作処女短編集。