資料はよく調べてあると思います。よくこんな物まで、と感心するような私的なやり取りの記録は、興味深かったです。
でも、そこからの深い考察や洞察が無い。
誰でも引用された資料を読めば、そのくらいの事は想像がつく、という程度の浅い掘り下げ方で、登場人物の表面的な行動を追っているだけです。
ヒトラーという人物とその周辺の人々の内面をどのように洞察しているのか、と思って読んでみたのですが、その点、全く期待外れでした。
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ヒトラーの女スパイ 単行本 – 2006/9/28
FBIにも恐れられた「プリンセス」の秘史
プリンセス・シュテファニー・フォン・ホーエンローエ—ユダヤ人であるにもかかわらず、ヒトラーのスパイとして活躍した女。一般市民に生まれながらプリンセスの称号を得、人脈を駆使して、イギリス上層階級の親ナチス派に強く働きかけ、情報収集やナチスの対英外交に深くかかわった。ドイツだけでなく、イギリスのスパイとしても働いたとされるが、真相はいまだ謎に包まれている。本書は、FBI長官フーバーから「頭が良く狡猾で、1万人の男のスパイより危険な女スパイ」と恐れられながら歴史の渦に埋もれ、日本ではこれまであまり知られていなかった女性の貴重な記録である。
プリンセス・シュテファニー・フォン・ホーエンローエ—ユダヤ人であるにもかかわらず、ヒトラーのスパイとして活躍した女。一般市民に生まれながらプリンセスの称号を得、人脈を駆使して、イギリス上層階級の親ナチス派に強く働きかけ、情報収集やナチスの対英外交に深くかかわった。ドイツだけでなく、イギリスのスパイとしても働いたとされるが、真相はいまだ謎に包まれている。本書は、FBI長官フーバーから「頭が良く狡猾で、1万人の男のスパイより危険な女スパイ」と恐れられながら歴史の渦に埋もれ、日本ではこれまであまり知られていなかった女性の貴重な記録である。
- 本の長さ298ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2006/9/28
- ISBN-104093564914
- ISBN-13978-4093564915
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2006/9/28)
- 発売日 : 2006/9/28
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 298ページ
- ISBN-10 : 4093564914
- ISBN-13 : 978-4093564915
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,295,443位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 1,569位ドイツ文学研究
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2007年1月24日に日本でレビュー済み
この本は著者が脚色して書いた小説ではない。
書簡や事実を調査して構成した調査報告といったほうがいいかもしれない。視点も淡々としている。
むしろその姿勢によって、脚色のない書簡に現れるシュテファニー、ヴィーデマン、ヒトラーといった人物の感情がはっきり見えてくるのがおもしろい。
私はシュテファニーのことこの本を読むまで知らなかったが、当時の西欧では彼女はよく知られた存在であったことがうかがえる。
そして、彼女の英独間の交渉への関わりを追っていくと、大戦前にはイギリスにも新聞王のロザミア卿やウィンザー公など、ヒトラーの体制を支持する動きがあったことがわかる。
また、シュテファニーの前にはヒトラーの副官ヴィーデマンはじめ多くの男が登場する。しかも40歳を過ぎ、50、60歳になっても妻子ある男達が魅了されていく。
この側面だけをみても、いったいどのような人物であったのか、会って確かめてみたくなる気になる。
書簡や事実を調査して構成した調査報告といったほうがいいかもしれない。視点も淡々としている。
むしろその姿勢によって、脚色のない書簡に現れるシュテファニー、ヴィーデマン、ヒトラーといった人物の感情がはっきり見えてくるのがおもしろい。
私はシュテファニーのことこの本を読むまで知らなかったが、当時の西欧では彼女はよく知られた存在であったことがうかがえる。
そして、彼女の英独間の交渉への関わりを追っていくと、大戦前にはイギリスにも新聞王のロザミア卿やウィンザー公など、ヒトラーの体制を支持する動きがあったことがわかる。
また、シュテファニーの前にはヒトラーの副官ヴィーデマンはじめ多くの男が登場する。しかも40歳を過ぎ、50、60歳になっても妻子ある男達が魅了されていく。
この側面だけをみても、いったいどのような人物であったのか、会って確かめてみたくなる気になる。