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命 単行本 – 2000/6/1
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- 本の長さ231ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2000/6/1
- ISBN-104093792046
- ISBN-13978-4093792042
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商品の説明
出版社からのコメント
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 小学館; 初版、第10刷 (2000/6/1)
- 発売日 : 2000/6/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 231ページ
- ISBN-10 : 4093792046
- ISBN-13 : 978-4093792042
- Amazon 売れ筋ランキング: - 491,855位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- カスタマーレビュー:
著者について
劇作家・小説家。1968年、茨城県土浦市生まれ。神奈川県横浜市育ち。
高校中退後、ミュージカル劇団「東京キッドブラザース」に入団。女優、演出助手を経て、1987年に演劇ユニット「青春五月党」を結成。1993年、『魚の祭』で第37回岸田國士戯曲賞を最年少で受賞。1994年、初の小説作品「石に泳ぐ魚」を文芸誌「新潮」に発表。1996年、『フルハウス』で第18回野間文芸新人賞、第24回泉鏡花文学賞を受賞。1997年、「家族シネマ」で第116回芥川賞を受賞。1999年、『ゴールドラッシュ』で第3回木山捷平文学賞を受賞。2001 年、『命』で第7回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム賞作品賞を受賞。
2012年3月16日より福島県南相馬市の臨時災害放送局「南相馬ひばりエフエム」にて「柳美里のふたりとひとり」をスタートさせる。番組は2018年3月の閉局まで続き、約600人の地元住民の話を放送する。
2015年4月、福島県南相馬市原町区に転居。2017年7月、同市小高区に転居。
2018年4月、自宅一部を改装し本屋「フルハウス」を開業。9月、青春五月党復活公演vol.1「静物画」、10月、復活公演vol.2「町の形見」を小高にて上演。2019年「ある晴れた日に」を上演。
2020年3月、ブックカフェ「フルハウス」としてリニューアルオープン。
2020年、『Tokyo Ueno Station(JR上野駅公園口)』で全米図書賞(翻訳部門)を受賞。
2022年、第5回バークレー日本賞を受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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と、同時に、これからも永く読み継がれるべき、日本文学の至宝の一つでもあります。
いま、文壇に、これだけの作品を紡ぐことのできる作家が、柳美里のほかに何人いるでしょうか。
とにかく、先入観と偏見を取っ払って、読んでみてください。
貴方の心に、深く刻まれる作品になるはずです!
だからと言って、この一冊を読んだだけでは、東さんという方や別れた男性の人となりはそれ程伝わってきませんでした。このお二人がどのような人であるか、非常に興味はあるのに、それを推し量るのに十分なエピソードがないように感じました(特に別れた男性については強烈な話しは書いてありますが、だからと言って著者の一方的な話しなので実際のところはよくわかりません。芥川の「藪の中」を例に出すまでもなく、双方の話を聞かないと実態なんてよくわからないでしょ)。
とは言え、筆者の文章はとても上手で最後まで全く飽きることなく読了することができました。私は筆者のような「無頼派」といわれるような方の本は大好きです。ただこの本はその筆者のイメージにもずいぶんと助けられているように思いました。
ただ最後の最後までは「期待していたほどではない」と感じながら読み進めていたのですが、あとがきで「この<物語>を書くことで、生きていく決意を固めたかった」という文章を読み、何だか納得してしまいました。そうかこの本は読者に向けて書かれたというより、自分の気持ちに整理をつけるために書かれた本だったのか。
そう思っても決して嫌な気持ちはしませんでした。むしろこのまま続編、続々編を読み進めて行きたいと思っております。筆者に対しての情報量が増えれば増えるだけ、筆者への共感も強くなっていくような気がしています。
生きることを描いた実話。
正直、いまでも柳美里さんは好きな作家ではないが、
この本だけは正直に良いと思った。
私記のわりにストーリーの展開が激しすぎる感があるが、
それだけ作者の感情の揺れ幅が感じられた。
生き方や死に方。
この本で書かれていることが全てではないが、
これから生きていくための参考書として、
1人の生涯を受け入れてみる良い機会になった。
死ぬ魂と生まれる魂が柳美里に絡まりながら、最後には一つになる、そんなイメージです。3人は短い時間だが確かに家族でした。
柳美里は妊娠で思いもかけずにたくさんの人と繋がり、癌を患った東も人と繋がりながら闘い続けた。出産することで強制的に守るべき弱い生命と繋がらざるをえず、そこに強い不安をかかえる彼女は「らしい」と言えばそうだけども、出産後の母としての日常をこなそうとする姿はあまりに平凡で違和感を覚えるくらいです。彼女をそんな平凡な母にするほどの圧倒的な存在感が、その「命」の輝きを物語っているのかもしれません。
この文章はあまりに正直なので嫌悪感を持つ人は多いと思いますが、男女の恋愛なんてこんなもんじゃないかなとも思いました。自分が考えないようにしている負の感情が他人の文章で発表されている、そんな気分にもなります。出産前後の彼女の「平凡」さはとても愛らしく感じました。
悩みながらの出産を考えている方、その方の周りの人にぜひ一度読んでもらいたいです。
ただ、嫌悪感が強かったら、無理に読まなくてもいいと思います。
先生独特の鋭く繊細な感性で書かれる命とは、どういうものなのか?
本を読み初めると、定番とも言うべき相手方の男性と恋愛感情の応酬が始まります。
しかし、どこまで読み進めていっても、なかなかお腹の中の赤ちゃんの話が出てこず、
「ちょっとこれは違うのではないか」と思い始めました。
「僕はあなたの話が聞きたいのではありません。あなたの赤ちゃんの話が聞きたくてこの本を買ったのですが・・・。」という感じです。
タイトルと本の内容の乖離が甚だしいので、★1評価とさせていただきます。
この本は、「生と死」を考えさせられる物語ではあるが、それよりも「生きる」ことを考えさせられるものであった。ただ「生きる」のではなく、どう「生きる」かを考えるだけででこんなにも自分の人生が変わって感じられるものなのかと思った。何かを変えなくても、日々「生きているということ」をちょっとかんがえるだけでいいのだ。
人生の折り返し点にさしかかろうとしている私は、若い柳さんに「考えよう」と呼びかけられた気がした。