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模倣犯 (下) 単行本 – 2001/3/21
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公園のゴミ箱から発見された女性の右腕、それは史上最悪の犯罪者によって仕組まれた連続女性殺人事件のプロローグだった。比類なき知能犯に挑む、第一発見者の少年と、孫娘を殺された老人。そして被害者宅やテレビの生放送に向け、不敵な挑発を続ける犯人――。が、やがて事態は急転直下、交通事故死した男の自宅から、「殺人の記録」が発見される。事件は解決するかに見えたが、そこに、一連の凶行の真相を大胆に予想する人物が現れる。死んだ男の正体は? 少年と老人が辿り着いた意外な結末とは? 宮部みゆきが“犯罪の世紀”に放つ、渾身の最長編現代ミステリ。
- 本の長さ701ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2001/3/21
- ISBN-104093792658
- ISBN-13978-4093792653
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商品の説明
出版社からのコメント
内容(「MARC」データベースより)
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2001/3/21)
- 発売日 : 2001/3/21
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 701ページ
- ISBN-10 : 4093792658
- ISBN-13 : 978-4093792653
- Amazon 売れ筋ランキング: - 100,649位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 29,141位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
著者について
1960年生まれ。東京都出身。東京都立墨田川高校卒業。
法律事務所等に勤務の後、87年「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。
1992年 「龍は眠る」で第45回日本推理作家協会賞長編部門、 同年「本所深川ふしぎ草紙」で第13回吉川英治文学新人賞。1993年 「火車」で第6回山本周五郎賞。1997年 「蒲生邸事件」で第18回日本SF大賞。1999年 「理由」で第120回直木賞。2001年 「模倣犯」で毎日出版文化賞特別賞、第5回司馬遼太郎賞 、 第52回芸術選奨文部科学大臣賞文学部門をそれぞれ受賞。2007年 「名もなき毒」で第41回吉川英治文学賞受賞。2008年 英訳版『BRAVE STORY』でThe Batchelder Award 受賞。2022年 第70回菊池寛賞受賞。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
凄い構成力です。
元気が無い時には読み切れないので
コーヒーを横に置いて読み始めますね。
この作家の本は。
散々書かれているように、贅肉のある作品です。全く本筋に関係ない「街角インタビュー」や
「声優の対談記事」まで盛り込まれたのはいくらなんでもやりすぎかと(苦笑)
焦らされながらも寝不足になりながら読んでしまうのは、やはりお話として面白いからなので、
その点は大満足。
また、被害者や遺族に立ちはだかる、「基本法」制定以前の被害者締め出し状態、
加害者側の家族・親族が受けるリンチ、取材という名のメディアによるプライバシー
暴露合戦など、いくつかの社会的問題について著者が問題提起していた形跡が伺え、
感慨を覚えました。
この作品の最大の美点は、「犯罪者を分析するな」という姿勢にあると思います。
本書の中で、主犯「ピース」は成育歴こそさらっと書かれますが、彼の心に
魔物が棲むようになったのはなぜか、というような問いかけはしません。
実際向き合ってみれば、自尊心肥大症のちっぽけな人間にすぎないとすぐ分かるのに
快楽殺人・愉快犯・劇場型犯罪を起こす人間に、一般大衆は恐れを抱き、
黒いシルエットのなかに「悪魔」や「怪物」を発見しようとする悪癖が、
あるように思われます。
それは想像力のある人間としては仕方ない傾向かもしれませんが
それでも行き過ぎは不健全だと思わされました。犯人像を想像力で
肥大させて、喜ぶのはだれか?考えれば分かることなのに。
少しの不満としては、前述した贅肉の部分をそぎ落として、
「カズ」の名誉回復がどのようになされたかをしっかり描いてほしかった点が
あります。彼と妹こそ純然たる被害者なのですから、ちゃんと救済されてほしかった。
ミステリー小説なので、詳しく書くことを控えるが、犯人と直接対決する、TV局での場面は迫力がある。
ちょっと読み疲れます。
犯罪者側のやることは気味が悪く、また憎たらしい。読んでてそう感じさせるだけの筆致力は十二分ある。物語に入っていくのも割とすんなり入れたと思います。
しかし、あそこまで長いストーリーにした意味はよく分かりません。
もう少し適当に端折っても同じような話は書けたと思います。
その意味で、少しテンポの悪い部分があるように思います。
ちなみに模倣犯というタイトルの意味は、読んでる途中では余り考えない方がいいと思います。どうせ分からないので(笑)。
読み終わればもちろん分かりますが。
ところどころステレオタイプの人が出てくるのはミステリーだから仕方ありません。そんなことを批判していたら、ファンタジーの世界に入っていけないじゃありませんか。登場人物はかなり魅力的です。造けいがしっかりしてます(そのために長い)。
樋口めぐみを最後までわからずやの少女にしておいたのは、「お決まり」でなくて良かったです。高井由美子が結局は哀れな末路を辿るところも。色々な意味でこの小説には深さがあります。その辺りに気づくと、この小説の長さは気にならないでしょう。評価はもちろん最高点です。
宮部さんの小説には必ず救いがある。いつもそう感じていて
安心して読んでいたが、この作品にはそれがなかった。
「地に足を付けて、毎日丁寧に生きる。そうしてさえいれば
きっと悪いようにはならない。」
宮部作品の通奏低音のような、この約束がなかった。
そのことがつらかった。
宮部さんらしい丁寧な人物描写で、登場人物の息吹を感じさせる。
もっとも私の心に残ったのは、『由美子は商売屋の娘である。・・・』
で始まる一連の文章だった。
自営業者でありながらその経営状態を把握できなかった
ある家族への手厳しい指摘は爽快だった。
同時に、何の罪もない善良そのもの、助け合いながらつましく生きていた
高井家の人々がなめた苦しみが読後の私をさいなんでやまない。