普段あまり小説を読まない(なんとなく読みたい気持ちはある)なか、たまたま手に取った一冊。
あさのあつこさんの名前や代表作は知っているが、読むのは初めて。
人気で有名な方の作品なら……と内容を一切知らずに読み始めたが、あっという間に引き込まれて気が付いたら読み終わっていた。
美しく読みやすい文章に、性格も立場も様々でありながらそれぞれに魅力のある登場人物たち。ファンが多いのも納得。
上質なものに触れた満足感あり。世の中にはこんな素敵な本がたくさんあるんだろうな。もっとたくさん読まなくては。と読書に大変前向きな気持ちになりました。
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金色の野辺に唄う 単行本 – 2008/5/31
あさの あつこ
(著)
ダブルポイント 詳細
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山間の地を舞台に死生を描いた連作短編集
あさのあつこ氏初の連作短編集。「文芸ポスト」31~35号掲載の5編に、書下ろしの1編を加えて再構成する。
一人の老女の死、その前後数日を周囲の家族の視点から描く。
あさのあつこ氏初の連作短編集。「文芸ポスト」31~35号掲載の5編に、書下ろしの1編を加えて再構成する。
一人の老女の死、その前後数日を周囲の家族の視点から描く。
- 本の長さ224ページ
- 言語日本語
- 出版社小学館
- 発売日2008/5/31
- ISBN-104093797528
- ISBN-13978-4093797528
登録情報
- 出版社 : 小学館 (2008/5/31)
- 発売日 : 2008/5/31
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 224ページ
- ISBN-10 : 4093797528
- ISBN-13 : 978-4093797528
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,228,469位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 28,512位日本文学
- カスタマーレビュー:
著者について
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岡山県生まれ。大学在学中より児童文学を書き始める。
『ほたる館物語』で作家デビュー。『バッテリー』およびその続編で
野間児童文芸賞、日本児童文学者協会賞、小学館児童出版文化賞を受賞。
「ヴィヴァーチェ」シリーズ(角川書店)、「No.6」シリーズ(講談社)、
『ガールズ・ストーリー』(PHP研究所)、『木練柿』(光文社)他著作多数。
カスタマーレビュー
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5つのうち4.2つ
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2021年8月11日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
中古の割には、全然汚れがないし新品で良かったです。
本の中身もまだ途中ですが、言葉の表現が綺麗でどんどん読みたくなる小説です。
本の中身もまだ途中ですが、言葉の表現が綺麗でどんどん読みたくなる小説です。
2009年1月7日に日本でレビュー済み
松恵さんは誰にでも優しくあったかいおばあちゃん.
彼女の存在によって救われた人はたくさんいます。
今、その松恵さんが死の時を迎え、生前の彼女にかかわった4人の人が彼女との思い出を振り返ります。
季節感たっぷりで繊細で美しい物語。
この世にあった魂が少しずつ浄化されて天にかえっていく・・・・・
その静かで神々しい雰囲気が十分に感じられる味わいのある文章。
柿のオレンジ、竜胆のムラサキ、キーワードとなるアイテムの色の鮮やかさも印象深い。
冒頭と最後の松恵さんの心の描写が美しい。
私もこんな温かい光が差す、いい日和に穏やかな死を迎えられたら本望です。
彼女の存在によって救われた人はたくさんいます。
今、その松恵さんが死の時を迎え、生前の彼女にかかわった4人の人が彼女との思い出を振り返ります。
季節感たっぷりで繊細で美しい物語。
この世にあった魂が少しずつ浄化されて天にかえっていく・・・・・
その静かで神々しい雰囲気が十分に感じられる味わいのある文章。
柿のオレンジ、竜胆のムラサキ、キーワードとなるアイテムの色の鮮やかさも印象深い。
冒頭と最後の松恵さんの心の描写が美しい。
私もこんな温かい光が差す、いい日和に穏やかな死を迎えられたら本望です。
2011年8月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
何とも満ち足りた気分になりました。
この本を読んでいる間、珍しくヒグラシの音色がしていました。
昨夏の銀閣寺を思い出しました。
『金色の野辺に唄う』 2008年に出ていたのに、見逃していました。
青すぎるほどに青い空の下、金色に輝く稲穂に葬送の列が行く野辺送り・・・人々の頭上を舞う赤蜻蛉・・・遠くで聞こえる百舌の声。
小さな少女のわたしは、ほとんど口を聞いたこともないずいぶん年上の男に恋をしていました。初恋です。
その男の葬列を遠くから手を合わせて見送っていました。
装丁の画がこの作品に調和している出来栄えです。
天色の空に飛んでいるのは、赤蜻蛉はたまた柿の実はたまた焔・・・。
晩秋の美しい風景が目の前に展開されていきます。
文庫本の装丁よりも、こちらの装丁の方が遥かに作品に調和していると感じます。
キーワードは・・・
◆松恵の曾孫・東真(あずま) 焔のような庭の柿の実
◆松江の孫に嫁いだ元OL・美代子 天色の空、百舌の声、・・・「美代子さんは珠を持ってるんや」
◆近所の花屋店員・史明 耳奥に響いた美しい硬質の音、肉の甘露煮と白いご飯
◆松恵の娘・稀な美貌を授かり持った奈緒子 101本の竜胆、樟脳(楠)の匂い、いろとりどりの手毬が遊ぶ柄の晴れ着
昭和の匂いが満載です。
松恵さんは、夫が息をひきとるときに辛い言葉を聞かされました。
それが焔のように燃えています。
その焔が静かに燃焼して土の中に沁みていきます。
それにしても、満ち足りた心地よい気分に浸る本に出合えました。
この本を読んでいる間、珍しくヒグラシの音色がしていました。
昨夏の銀閣寺を思い出しました。
『金色の野辺に唄う』 2008年に出ていたのに、見逃していました。
青すぎるほどに青い空の下、金色に輝く稲穂に葬送の列が行く野辺送り・・・人々の頭上を舞う赤蜻蛉・・・遠くで聞こえる百舌の声。
小さな少女のわたしは、ほとんど口を聞いたこともないずいぶん年上の男に恋をしていました。初恋です。
その男の葬列を遠くから手を合わせて見送っていました。
装丁の画がこの作品に調和している出来栄えです。
天色の空に飛んでいるのは、赤蜻蛉はたまた柿の実はたまた焔・・・。
晩秋の美しい風景が目の前に展開されていきます。
文庫本の装丁よりも、こちらの装丁の方が遥かに作品に調和していると感じます。
キーワードは・・・
◆松恵の曾孫・東真(あずま) 焔のような庭の柿の実
◆松江の孫に嫁いだ元OL・美代子 天色の空、百舌の声、・・・「美代子さんは珠を持ってるんや」
◆近所の花屋店員・史明 耳奥に響いた美しい硬質の音、肉の甘露煮と白いご飯
◆松恵の娘・稀な美貌を授かり持った奈緒子 101本の竜胆、樟脳(楠)の匂い、いろとりどりの手毬が遊ぶ柄の晴れ着
昭和の匂いが満載です。
松恵さんは、夫が息をひきとるときに辛い言葉を聞かされました。
それが焔のように燃えています。
その焔が静かに燃焼して土の中に沁みていきます。
それにしても、満ち足りた心地よい気分に浸る本に出合えました。
2011年12月6日に日本でレビュー済み
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死する瞬間が始めの章。
金色の稲穂のさざめきが聞こえてくるような本だった
(下世話に風の谷のナウシカを思い出させる)。
おだやかでたおやかな人にも他人には窺い知れない心の闇があることを改めて小説という形で教えてくれた。
人は生きれば生きるほど見えない荷物を肩に背負って、そしてその重みで自らを地に足をつけさせて生きていくのだろうと思う。現状の自分を見極め、諦め、そこからの一歩を自力で進んでいくこと。それが大人になるということなのかも。
その一歩を手伝ってくれるのが金色の野辺なのだろうか。
私も心に珠のある人になりたい。そこにいるだけでいいと言われる人に。
金色の稲穂のさざめきが聞こえてくるような本だった
(下世話に風の谷のナウシカを思い出させる)。
おだやかでたおやかな人にも他人には窺い知れない心の闇があることを改めて小説という形で教えてくれた。
人は生きれば生きるほど見えない荷物を肩に背負って、そしてその重みで自らを地に足をつけさせて生きていくのだろうと思う。現状の自分を見極め、諦め、そこからの一歩を自力で進んでいくこと。それが大人になるということなのかも。
その一歩を手伝ってくれるのが金色の野辺なのだろうか。
私も心に珠のある人になりたい。そこにいるだけでいいと言われる人に。
2013年11月12日に日本でレビュー済み
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スポーツ物でなく、結構最後まで集中して読めた。中古本にしては、とてもきれいで、よかった。
2016年7月27日に日本でレビュー済み
主人公「東真」やとりまく人々の心の変化が情景描写によって繊細に描かれている作品です。情景が変化することで「東真」や「映子」などの言葉にはできない、しかし、強い想いの気持ちが分かります。
曾祖母の死に対面し、曾祖母から「庭の柿を描いて、共に焼いてくれ」と頼まれた東真。しかし東真には、同じ美術部の映子との事件から絵を描くことに距離を置いていた。曾祖母の願い、自分が持っていたプライド、映子との心のすれ違い……。
自分でも自分が分からないような想いを抱きながら悩み、歩く東真を後押しするように支えてくれる、見守ってくれる曾祖母のひ孫に対する思いは温かく、そして少し切なく感じます。
あさのあつこさんのすばらしい作品を「風の唄」だけでなく、「金色の野辺に唄う」全体で、ぜひ読んでもらいたいです。
曾祖母の死に対面し、曾祖母から「庭の柿を描いて、共に焼いてくれ」と頼まれた東真。しかし東真には、同じ美術部の映子との事件から絵を描くことに距離を置いていた。曾祖母の願い、自分が持っていたプライド、映子との心のすれ違い……。
自分でも自分が分からないような想いを抱きながら悩み、歩く東真を後押しするように支えてくれる、見守ってくれる曾祖母のひ孫に対する思いは温かく、そして少し切なく感じます。
あさのあつこさんのすばらしい作品を「風の唄」だけでなく、「金色の野辺に唄う」全体で、ぜひ読んでもらいたいです。
2013年7月3日に日本でレビュー済み
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同じ出来事にそれぞれの目を通して描かれる斬新さが実におもしろい。また、情景描写にすぐれ、人物がイメージしやすく、シンプルでいて奥行きが深い。